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脚本・ストーリー 3.7 /5.0(73.4%) | - 位 /1087件中 |
キャスト 4.3 /5.0(86.6%) | - 位 /1087件中 |
演出 3.3 /5.0(66.6%) | - 位 /1086件中 |
音楽 3.3 /5.0(66.6%) | - 位 /1087件中 |
感動 3.7 /5.0(73.4%) | - 位 /1082件中 |
笑い 2.0 /5.0(40%) | - 位 /1082件中 |
スリル・興奮 3.7 /5.0(73.4%) | - 位 /1079件中 |
脚本・ストーリー 3.7 /5.0(73.4%) | - 位 /1087件中 |
キャスト 4.3 /5.0(86.6%) | - 位 /1087件中 |
演出 3.3 /5.0(66.6%) | - 位 /1086件中 |
音楽 3.3 /5.0(66.6%) | - 位 /1087件中 |
感動 3.7 /5.0(73.4%) | - 位 /1082件中 |
笑い 2.0 /5.0(40%) | - 位 /1082件中 |
スリル・興奮 3.7 /5.0(73.4%) | - 位 /1079件中 |
正直なところ、まともに興味を持ったことのない政治の世界を、マスコミの角度から斬り込んでいて、勧善懲悪のドラマが好きな私には、本当に魅力的な題材でした。大企業と政治家が絡んだこの内容は、昭和バブルを知る者にはリクルート事件を彷彿とさせたに違いありません。そして、その実際の事件でもあったように、事実を知るものは自らの命を絶つという決断を迫られた経緯がよく描かれていて、この年にして初めて、政治と企業の癒着という意味を知りました。それにしても、虚しいのは、国というレベルで物を考える時、政治家というのは、その政党を維持し、安定した社会を守るためならどんな汚い手でも使う、ということでした。もちろん許されることではありませんが、今自分が住む国は、よく第1党が変わり、その度に社会が大きく変わるので、この物語の政治家がいうことも、正直なところ、私はこれの答えがいまだにわからず、考えさせられる課題となりました。
5話で松岡の父親と近藤のつながりが明らかになってせっかく盛り上がってきていたのに、最終回が駆け足な作りで無理やりまとめた感満載だったのが勿体なかったです。特に阿久津の扱いが雑過ぎ。彼の熱心だった記者時代やどうして事件をもみ消したのかなど、当時の葛藤をもっと丁寧に描かないと、松岡に証拠を託して自殺するという展開に説得力が生まれないし、近藤の真の恐ろしさも際立ちません。尻すぼみというか大袈裟に煽ったわりにあっさり終わったなという印象です。
あらかじめ脚本があるかのような定例会見や記者同士の「合わせ」など、政治部の暗黙の了解も細かく丁寧に描かれていますし、酒井の取材相手が殺害されるなど政治面だけでなくサスペンス要素もあって見ごたえがあります。登場人物も多く、思わぬところで繋がっていたりするので、しっかり見ていないと色々見逃してストーリーに置いていかれそうです。