アンナチュラル

大倉さん大好き☆毛利さんは人間臭くて本当に好き！実在しててほしい（笑）

口はあんまりよくないけど、根は優しいのがちょいちょい出るから東海林がつぶやいたように疲れたときに聞くと好きになっちゃいそうというのがすごくよくわかりました。刑事なのに「事件にしたくない」発言もやる気があるのかないのかちょっと可愛らしく思えます。

最終回、高瀬を取り調べるシーンが印象的でした。よくドラマである怒鳴ったり椅子を蹴ったりという感情むきだしのものではなく、低く落ち着いた声で淡々と静かに問い詰める姿が逆に怖くて迫力があり、高瀬への怒りを必死で抑えているように感じられました。普段はいまいちパッとしない3枚目的な雰囲気があるので、余計にそのギャップがカッコ良く見えました。

昔の映画「ピンポン」で井浦新さんと共演していた大倉さん。相変わらず芝居が上手だと思いました。今回の役はちょっとコミカルな刑事さんですが、真剣な顔も、優しい顔も、困った顔もちゃんと演技していて、その度に笑ったり、ホロッときたり、気を引き締めたりしています。真剣な役もコミカルな役も出来る役者さんだと思います。

9話はいつものやる気なさそうな雰囲気が一切なく、終始刑事として緊張感のある姿を見せていたのがカッコ良かったです。冷静で落ち着いた口調でゆっくりと事件について話す姿が、連続殺人と決めてかかっているUDIメンバーに慎重さを促しているように感じられたのも良かったです。

事情聴取見逃してあげるシーンから、もう胸キュンで。今後、東海林さんと毛利さんのキュンキャンシーンを見たいと妄想してヤバいです。大倉さんカッコいいと思ったことないのに、カッコ良くみえて仕方ないです。

事故で片付けたいのに、事件性の高い結果が次々と出てきて「事件になっちゃうだろ！」と部下に当たるなど、いつも面倒くさそうでダルそうで、演じ方によっては結構イヤなキャラにもなりそうですが、大倉さんの持つ適当そうでゆるい雰囲気と独特の話し方のおかげで、何故か憎めない愛嬌のある良いキャラになっていると思います。

6話のラストでミコトたちに「たまたま通りかかっただけですよね」と事情聴取を見逃してあげるシーンが素敵で、東海林と一緒に私までときめいてしまいました。さりげない言い方に疲れきっているミコトと東海林を気遣ってあげる優しさが感じられ、普段の何でも面倒臭そうな態度とのギャップがカッコ良かったです。

刑事という職種ながら、どこか適当で抜けている役柄が、大倉さんらしいと感じました。
完全にやる気がないわけではないし、でもどこか空回るという絶妙な緩さは、大倉さんだからこそ演じられるものだと感じています。

出てきた時の存在感があります。割と3枚目の役が多いので今回はどんな役なのだろうかと思ってしまい、ついつい目がいってしまいます。
真面目なのに面白味があるのか、何かを期待してみてしまっているのか、黙っていても面白く見えてしまうのが不思議です。
ドラマ内にちょっと出てくるだけでもインパクとのある人だと思います。

このドラマで初めて知った俳優さんですが、名脇役だと思いました。中堂さんにひどい口をきかれて頭にきているけれども、刑事という立場上我慢している、という心の葛藤がよく伝わってきます。バディを組む後輩に時々八つ当たりのような態度を取るところも、面白いです。

自殺で片付けたい・面倒はごめんだという気持ちが表情や態度にあからさまに表れていますが、やり過ぎ一歩手前くらいのバランスの良い芝居でコント演技のようにならないのがさすがです。死因究明がテーマなのでどうしてもドラマ内容が重くなりがちですが、大倉さんの独特の喋り方や演技がほど良い軽さを加えてくれるので観やすくなっていると思います。