THIS IS US 2

第2話もグッとくるものがありました。ケイトと父ジャックの関係はとてもいいですね。ジャックの愛が本当に上手く伝わってるんだなと感じます。それに比べて何故母とはあんなにも上手く行かないのか…。コンプレックスの塊であるケイトは美しい母に気後れしちゃったのが始まりなのかな。母の言動の全てをプレッシャーに感じたりして、もどかしいです。母レベッカももう少しケイトの気持ちを汲めたらな。トビーが良い仕事してましたよ、本当に。９０年代のアルコール依存に苦しんでいるジャックを見るのはしんどいですね。家族の仲もギスギスしてるようで、昔の暖かい雰囲気を知っているだけに辛いなと思います。

第1話、グッとこの世界に引き込まれて毎回涙が出てきちゃいます。3人の37歳の誕生日でしたね。そういえば、シーズン1の第1回目も誕生日で始まりました。今回はランダルがソワソワして落ち着かない様子でしたが、少し元気になっているようでホッとしました。妻のベスとはいいコンビですね。大好きな夫婦です。ケヴィンとトビーの子供染みた喧嘩にはため息が出そうですが、それだけケイトを愛しているんですよね。それにしてもトビーは素敵なキャラだと思います。ギャグが冴えてる。そして今回、最後の方でチラッと悲しいシーンが映りました。ジャックの死に直面した日の事のようで…。泣き叫ぶレベッカに涙が出ました。

里子として迎え入れたデジャの物語だったから、主要キャラ三人の話がいいなと思ったけど、それでも面白かった。デジャの母親にも母親なりの頑張りがあって、でもまだ若いばっかりにお酒や男の誘惑には勝てなかったのは残念。それでもデジャと母親の関係は良好だし、暴力をふるうような知らない男に預けられるよりはずっとマシのように思うけど、アメリカも児童福祉に関してはまだまだなんだなと。ランダル家族と幸せにデジャはこれから暮らせたらいいなと思う。母親がデジャを置いてどこへ行くことにしたのかも気になった。

海外ドラマは当たりはずれが大きくて、評判が良いドラマでも自分にはおもしろくないこともあるけれど、このドラマは評判どおりのおもしろさでした。
いろいろ行き違いのあった三人の兄弟が、その奥さんやフィアンセも巻き込んで、思っていたことを言い合って仲良くなっていくのが良かったです。
アメリカのドラマだと、本音を言い合う場面のものの言い方がきつくて見ていて辛くなることもあるけれど、このドラマではその場面でもユーモアがあるので、安心感がありました。

このドラマ、シーズンワンから全部見てます。アメリカで人気があり高視聴率だと聞き、日本人にはどうかなと思い見始めましたが、国、人種、文化は違えど家族や恋人との日常で起こりうるドラマに対して湧いてくる感情や思いは同じで、なんの違和感もなく共感、感動しなが毎回視聴できます。ストーリーがたった一人の主役の視点で描かれているのではなく、様々な役柄の視点、それぞれの関わり方を通してストーリーが進んでいくところが面白いです。