パパとムスメの7日間

パパとムスメの七日間ってそういう意味だったの！！と意外なタイトル回収にびっくり。だけどお守りを持った2人が危険な目に遭った時お互いを守りたくていれ違うなんて素敵だなと思いました。思春期の娘とお父さんの関係は微妙かもしれないけど、形は変わってもお互いに思いやる気持ちがあったってことですもんね。健太くんと小梅も晴れてカップルになれたし、言うことなし！！ただ一つ思うのはお母さんは蚊帳の外だったってこと。それはちょっと寂しいかなと思った。

パパと娘が入れ違っているのはもう見慣れたかなー後は戻るだけだなと消化試合の気分でいたらまさかまさかの健太先輩と小梅のお父さんが入れ違ってしまった。これは予想外だったので面白かったけど、今までは女の子とお父さんだったから分かりやすかったのに男の子とお父さんはちょっと分かりづらくて混乱してしまった。健太先輩とはいえ知らない家に帰らなきゃいけないお父さんも心細いだろうし、お母さんと一緒の寝室で寝る健太先輩もなかなか大変だよね。なんかいろいろ想像して笑ってしまった。

ずっと憧れていた健太先輩といい感じになっているのにその場面にはいられないし、自分の知らないところで振られそうになっているし小梅ちゃんにとっては泣きたいことばかりだよね。お父さんの嫉妬も分かるけれど淡い初恋を邪魔する権利はない。もう少し小梅ちゃんのイメージを壊さないようにうまくやってあげられないかなとヤキモキした。やったことない仕事だけど女子高生ながらどうやったらコスメが売れるかなど、お父さんの代わりに仕事に取り組んでいる小梅ちゃんは立派じゃないか。

おじさんしゃべり丸出しの小梅をみんながすんなり受け入れているのがおかしい。ずっと一緒に過ごしてきた親友もキャラ変を受け入れているし、健太くんはゲームでの小梅と一緒にいる小梅の違いを感じているのに前からの小梅との違いには疎い。そこに引っかかっていたら話が前に進まないからそうなっているのだろうけど、それならもうちょっとうまくごまかす方を優先したほうがいいような気がする。そしてその小梅を中のおじさんごと愛してしまっている健太くん、トラウマにならないといいね（笑）

これは喜劇なのか？悲劇なのか？まず2人とも人格が入れ違っちゃっているのに早く受け入れすぎ。そしてなぜか戻れると思っているのも謎。お父さんが高校生のテストに四苦八苦しているのはリアルだけど、お父さんの会社の方は問題なく進む違和感。まぁでも本筋は娘の初恋だからそこは眼を瞑る。小梅と先輩の恋はほんとの小梅を置いてけぼりのまま動き出してしまった。初デートの盆栽も小梅だったらうまくいったかと思えば難しい。お父さんだからうまくいくとなったら小梅はもっと傷つくだろうな。