虎に翼

2024年7月期 2024年4月期
総合評価: 4.36 / 5.0 (回答者数53人) 79 位 / 1054件中
※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.4 /5.0(87.6%) 101/1055件中
キャスト 4.5 /5.0(90.4%) 171/1055件中
演出 4.4 /5.0(87.6%) 96/1054件中
音楽 4.4 /5.0(88.4%) 59/1055件中
感動 4.4 /5.0(88%) 34/1050件中
笑い 3.8 /5.0(75.4%) 164/1050件中
スリル・興奮 4.3 /5.0(85.4%) 76/1047件中
246コメント
196 | 2024-08-11 11:59:59

優未がお父さんのことを知りたくてお守りの中を見てしまった気持ちわかる気がする。お父さんからの手紙を見つけて、お父さんの気持ちを知ったからこそ航一にお父さんに大事にされていたと自信をもって言えたんだと思う。改めて優三の思いを知ったから、寅子は優三だけを愛していたいと思ったのだろうけれど、なりたい自分と今の自分の心は別物だ。歳に似合わずとても生真面目な二人が線を踏み越えて、蓋を外して、永遠を誓わないだらしのない愛を欲している。そんなことがあってもいいと思うし、この2人を見ているとなんだか微笑ましい。

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195 | 2024-08-09 13:31:36

人の命が永遠じゃないように、人の心も永遠ではないし、こうでなければいけないという思い込みは正義でもルールでもない。良いとか悪いとかを判断するのは、他人への迷惑行為かどうかであって、本人たちだけで決められる問題は本人たちが良いならそれで良い。だから警察は民事不介入なんだよね。優三と航一とでは性格も雰囲気も違うけど、それだけ寅子も変化してきたということ。きっと祝福だけではないのかもしれない。それでも手をつなげる相手がいることは悪い事じゃない。優未も含めて幸せになって欲しいですね。

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194 | 2024-08-09 00:44:30

優三さーん!なんて置き土産を残してくれたんだ。何にしても鈍い寅子の行く末までちゃんと見据えてのメッセージが心に沁みました。ここで優三さんに泣かされるとは思ってなくて朝から泣いちゃうところでした。友情結婚で始まった2人だけどちゃんと愛が育ち、いい夫婦だったのにね。優三さんの大きな愛に触れ背中を押された寅子はこれからどうするのでしょう。恋をすっ飛ばして愛した人はいるけれど、恋は初めてかもしれない寅子。優三さんの言葉はどう響くのか楽しみです。

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193 | 2024-08-08 13:42:42

いやあ、優三の手紙、泣かせますねえ。ホントに名前通り、どんな時も優しい人でした。優未にも間違いなくそれが伝わっている。帰っては来られなかったけど、良き夫で良き父だと褒めてあげたい。そして花江。やっぱり寅子は花江といる時が、一番地が出るというか、リラックスしている感じが伝わってきます。掛け合いの間も絶妙で、わかっている感をひしひしと感じますね。航一の方は涼子さまがフォローしてくれたし、これで確実に2人の距離が縮む筈。誰だって幸せは何度掴んでも構わない。そんな当たり前を逃したら、罰が当たります。

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192 | 2024-08-07 13:57:25

美佐江は東大合格か。この頃のアプレ犯罪、そして東大ということで「光クラブ事件」とつなげる見方もあるようだけど、年代がちょっとズレているし、大物感が出過ぎかな。地方でこの程度の秀才とかカリスマとかなんて全国レベルになれば腐るほどいるわけで、むしろ東大でもまれて挫折して、つまらない犯罪で捕まり、寅子と再会する方が個人的には納得感がある。その寅子だけど航一の好意に薄々気が付いてはいるんだね。どっちも不器用だな。そして久しぶりに花江の登場。今や何だか頼りになる感じがする。彼女の登場で航一との関係が少し変わるかな?

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191 | 2024-08-06 21:22:49

口では話し合いましょうと懐の大きなところを見せていたのに娘が現れた途端、みさえの視線から隠すようにゆみをそばに引き寄せた寅子。人を殺したらいけない理由が分からないなんて言ってるサイコパスに一瞬たりとも娘を記憶させるか!と本能的に動いてしまうのも母親なら仕方ないと思う。傷ついた娘の代わりに寅子を訴えるのはご立派だが、そんなエネルギーがあるなら娘に全力を注いでほしいよね。こういう親はエネルギーの使い所を間違えているんだよなー。

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190 | 2024-08-06 16:01:05

どうして人を殺してはいけないか…か。戦争からまだ10年も経ってない設定だから、価値観が180度変わったことで生まれた疑問なのだろうか。傷つけようとしている相手は、きっと誰かの大切な人で、傷つけてしまったらもう元には戻らない。美佐江にはどうしても失いたいものとか守りたいものとかないのだろうか。自分が恵まれていることを自覚し、法も理解し、でも根本には納得していない。あんな物騒な話をしたあとだから、思わず優未を守る行動をとってしまっても責められない。目を潤ませながら悩む寅子は、いったいどんなどんな答えを導き出すのだろう。

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189 | 2024-08-06 13:57:16

美佐江の言動って今で言えばただの厨二病に近い。こういう善悪の彼岸みたいなこと言うことで、なんだか深い本質的なことを考えている気になっているだけ。実際はその答えを求めているわけじゃなく、自分たちの破壊的な行動に後付けの理屈をつけて、言い訳にしている。寅子は過剰反応しすぎかな。というか、子どものこの程度の問いに当惑していちゃダメ。やり方や言い分の差はあるけど、世代の違いにざらざらした異物感みたいなものを感じることはある。でもそれは自分たちも上の世代に与えてきたものなんだよね。だから迎合せず、事実のみで判断するしかないと思う。

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188 | 2024-08-05 21:51:24

小うるさいクソババアと差別主義者のクソ小僧には笑ってしまいました。こうやって生きられたらストレスはたまらないんだろうなー。寅子のその場の瞬発力、見習いたいですよねー。小橋がいなくなったと思ったら入倉‥めんどくさいキャラはどこにでもいるものです。航一が訪ねてきた後にすぐあの兄弟が来たのは驚きました。さすが田舎!というべきか?雪が降っているような日にも外の様子に気づくなんて怖すぎです。怖すぎと言えばみさえ。今も同じような犯罪があるけど、その先駆けでしょうか。

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187 | | 2024-08-05 15:13:37

くそ小僧ってなんだ!っていうのは横に置いておいて、入倉に寄り添う寅子を微笑みながら見ている航一。それを見てニコニコしている涼子が少し意味ありげで。なぜか佐田家へやってきた航一と、それを見かけて押しかけてきた弁護士兄弟。そこはドタバタで少し息抜きできると思ったら、ラストで爆弾投げ込まれたような心境。今度は売春をそそのかしていたとかそんな感じなのか。どこまでも闇が深そうで。それにしても優未ちゃんが可愛くて、寅子の要素も花江の要素も、そしてたまに優三の要素も見えて、みんなに愛されて育っている感じが本当に嬉しい。

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186 | 2024-08-05 13:41:26

案外、子どもの方がいろいろ敏感だったったりするものだしね。だから優未はあえて家族の写真を見せたのでしょう。それに対して杉田兄弟は男女の機微がわかっていない。まあ、もてなさそうだしねえ。そこは仕方ないかな。でも航一は少しずつぎょりを縮めようとしていくのでしょう。鈍感な寅子がいつ気が付くのか、なかなか前途多難っぽいです。そして美佐江ですが、おそらくは首謀者なんでしょうね。どうせ大した理由もないんだろうけど。

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185 | | 2024-08-05 00:33:11

航一の過去は思ったよりずっと重たくてそりゃ押しつぶされそうになるだろう。何も知らされず巻き込まれるより自分に何かできたかもしれないという立場の方がずっと辛い。目の前で繰り広げられていく惨事をあれもこれも自分のせいだと感じて、ずっとずっと苦しかったでしょう。航一の思慮深い性格からすると誰にも話さずにいようとしたけれど、寅子を知るにつれこの人なら話してもいいかもしれないと思ったからあの告白だったと思うのが自然かな。

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184 | 2024-08-04 13:38:07

航一の告白は他人事とは思えず、とても苦しい気持ちで聞いた。航一に限らずたくさんの人が開戦前から不利であることを知っていた。それでも止められなかったことを仕方ないと割り切れる人もいるだろうけれど、ずっと口には出さずとも苦しんでいた人は実際に居ただろう。その苦しみはその人だけが負うべきものではないはずで、寅子が言うように誰しもが少しずつでも負うべきものなのだろう。あの戦争からずいぶんと時間が経ってしまった。実際に戦争を体験した人の話を直接聞いたことがある人も減っているだろう。だからこそ、こういうことを真剣に考えさせてくれる時が、たとえドラマきっかけであったとしても1年に1度くらいあっていいのだろうと思った。

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183 | | 2024-08-02 13:52:11

航一の話は実話ですね。たとえば猪瀬直樹さんの「昭和16年夏の敗戦」という著書に詳しく書かれています。興味のある方は是非読んで欲しいです。日露戦争の時は「七博士意見書」で東京帝大などの学者が戦争を煽ったし、太平洋戦争では航一が言ったように総力戦研究所の意見を無視して戦争に突入した。結局、戦争をしたい連中は自分たちに都合の良い理由を選択するというのが歴史の教訓だ。たとえ航一が天皇でも総理大臣でも止められなかっただろう。ならば杉田兄の「誰のせいなのか」という問いの答えは戦争推進派のせいかというと、そう単純でもない。日露戦争の時は多数の国民が戦争を支持し、政府はその流れに押された。太平洋戦争にもそういう側面があったことは否定できない。だから寅子の言う通り、誰もが少しずつ責任がある。その答えが正解なのだと思う。

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182 | 2024-08-01 19:53:23

寅子と香子の会話を聞いていた小野の質問は本当に切実というか心の叫びというか、聞いていて辛かった。好きになった人がたまたまその人だったというだけという答えはとてもシンプルだけれど、それ以上でもそれ以下でもないのだろう。小野はそれを聞いてどう動くのだろうか。事件の容疑も晴れて無罪が確定した時の弁護士兄弟の晴れやかな顔が、古い人間だからといって悪人ではないことを象徴しているような気がする。まだ戦後10年。新しい時代について行けない人はたくさんいる。そのことに対して航一のごめんなさいが何を意味するのか。大きな何か辛いことが待っている気がする。

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181 | 2024-08-01 13:32:17

誰も間違ったことは言っていない。入倉の言うように戦争を知らない世代に戦争責任うんぬん言われても困る。でもそのくせもっと遥か昔の織田信長はどうという話を平気でする。杉田兄の言うように10年やそこらで忘れろと言われても気持ちがついていかない人もいる。今も阪神淡路大震災や東日本震災を経験した人は決してそれを忘れないけど、経験しなかった人はとっくに過去の出来事だ。ようするに絆とか簡単に言うけど、当事者の感情はそう簡単に共有できない。だからこそ多くを知り、学び、想像し、理解することを放棄してはダメなんだと思う。航一の「ごめんなさい」の理由はなんなのだろう?戦争に関わっているようだし、彼は参謀本部にいたとか、何か戦争を推進することに加担していたのだろうか?

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180 | 2024-07-31 14:27:38

困っている子を助けることは普通だと言う優未。この姿見たら優三さん喜ぶんだろうなとふと思う。このところ差別のオンパレードで見ていて心が苦しい。言葉の違いがこれほど事件に都合よく起こるとは本当に上手くできた話だ。この翻訳間違いが意図的でないと思いたいのだけれどどうだろうか。慣用句になると意味が異なるのは良くあることだけれど、大切なことすら反論することを諦めてしまうというのはどれほど普段辛い立場に居たかということなのだろう。その辛さに直面することを引き受けたヒャンちゃんも、それをわかっていながら頼めた寅子も、どちらもそれがどれほどのことかわかっているからだろうし、どちらもすごいなと思った。

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179 | 2024-07-31 13:47:03

取り調べや裁判での誤訳は今でも課題なのになかなか改善されない問題です。通訳人が思想的にバイアスをかける場合もあり得るし、少数言語だとそもそも裁判の通訳をするほどの技量に欠ける場合もある。実際に通訳のせいでニュアンスが伝わらず、検察側と弁護側と双方からニュアンスの違う訳文が出されることだってある。歴史的にも日米和親条約の誤訳で明治維新につながった一面もあるし、ポツダム宣言に対し、鈴木貫太郎首相が「黙殺する」としたのを「ノーコメント」ではなく「完全に無視する」とアメリカ側は訳したことで、原爆投下に至る流れになった。とにかく言葉は大事。言葉無くして相互理解なんてない。でも言葉は理解の入口であって、出口ではない。それをこの裁判に関わる人たちは理解して欲しいですね。

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178 | 2024-07-30 21:59:10

なんでも朝鮮人のせいにしちゃう差別って今でもいろんなところで見るし感じる。自分じゃない誰かのせいにしたい気持ちの表れなのかな。自分じゃない性別とか自分じゃない国籍とか、なんでも自分と切り離して理解できない存在にしてしまいたいというのもあるのだろう。その都度はて?と思う人はいても、みんなの意識を変えるに至っていないのは最早本能なのでは?と思えなくもない。ここでも雨垂れになっている寅子。ご苦労様です。

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177 | 2024-07-30 18:28:50

差別や嫌がらせの多くは、している側が正しいと思い込んでいる。大概の人間は自分の認識が間違っているとか、自分がバカだとかは思わない。自分こそ正しい情報を得て、正しい理解をしていると思っている。でもね、だからこそ「正義」なんかに基づいてはダメ。諍いの多くはそれぞれの「正義」に基づいて起こるわけで、それを解決するために国民の社会規範として憲法がある。まずはそこにある「社会的人権の尊重」「法の下の平等」というものに立ち返らないとね。航一が関東大震災時のデマとその結果による虐殺の話をしていたけど、その時はどさくさに紛れるように大杉栄ら思想家も殺された。ヘイトは状況によって実際に人を殺す理由になる。それを忘れてはいけないと思う。

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176 | 2024-07-29 13:39:50

入倉は客観的な数字の話、統計的な話のつもりようでいるけど、そこに落とし穴がある。ちょうど今、優生保護法に関わる裁判が多数起こされているけど、この元になったものに優生学というのがある。その理屈の根拠のひとつとして、犯罪者の家系には犯罪者が多いという「統計」があった。でも今は統計学的に言って相関であって因果ではないと否定されている。相関としてその傾向はある。でも因果を調べれば犯罪者は貧困や教育の問題と因果があり、環境要因でそうなっている。でもそれを優生学は民族やその一家の遺伝的傾向だと曲解した。その原因は根底に差別意識があったから。この話も入倉たちが言うような朝鮮人が問題なのではない。この個人の問題。そもそも政治問題と法律の問題は別。戦争中でさえ杉原千畝のように政治と法と人道とを分けて考えられる人がいたのにねえ。

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175 | | 2024-07-29 13:09:06

航一の「ごめんなさい」の意味はなんだろう。心の中に大きなものを抱えていそうで。それにしても田舎のうわさは大変だなと思う。良いうわさも悪いうわさも大きくなってしまう。美佐江の家のことも考えれば、彼女が闇を抱えていても表に出てこないことはあり得る。そして放火事件。朝鮮の人たちに対する根強い偏見や差別は確かにあった。同和教育を受けて帰ってきた日に祖母に言われた言葉は今でも覚えている。本音と建て前。昭和の後半でもそうだった。あの時代なら裁判官の中にも差別的な考えを差別と感じずに持っている人もいたかもしれないと思ってしまう。寅子の先入観なく何にでもフラットに考えられる力はある意味すごいなと思う。

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174 | | 2024-07-28 22:20:11

拠り所は多い方がいいって話、自分の経験と合わせてすごく共感しました。一人っ子の息子が幼稚園に入った時、毎朝泣き自分も心が折れそうでしたが一人っ子な分頼れる人をたくさん作らねばと思った記憶があります。稲さんにも心遣いができる寅子はさすがです。休憩時間と思われる涼子様と玉ちゃんと稲さんの穏やかな時間はとても幸せそうで良かったです。玉ちゃんのように目に見える傷を負った人もいる一方で目に見えない心の傷を抱えた人もまだまだいる戦後。大変だったんだなーとつくづく思います。

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173 | 2024-07-26 13:47:58

涼子さまと玉ちゃんは一件落着ですね。まあ生まれついたものはなかなか抜けるものではないけど、大事なのは意識の問題。そこが通い合えば自由文だと思う。驚いたのは杉田兄の号泣です。空襲で亡くなった方は全国で約40万人ともいわれているし、しかも長岡の空襲は終戦直線だからね。何にせよ哀しみっていつまでという期限はないし、大きな悲劇に見舞われた人にとって簡単に色あせたりはしない。それは寅子自身もそうだし、どうやら航一もそうらしい。玉ちゃんみたいに生きてさえいれば、やり直しは出来るけどね。生と死、その対比がよく出ていたと思います。

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172 | 2024-07-25 13:34:26

涼子さまと玉ちゃんがすれ違っていた心のうちを明かし合い、おさまるべきところにおさまりました。もとより憎しみ合っていたわけではなく、立場の違いはあれ、共に寄り添い合ってきたのだから、改めて向かい合うきっかけが必要だっただけ。だから余計なことは言わずに場だけを設けた寅子の判断は正解だったと思います。優未のこともこれでいいのでは?彼女は同年齢の中でちょっと大人なんでしょう。この時代から高度経済成長期は、いわゆる鍵っ子も多かったし、子どもは案外ひとりの時間に成長することもあります。個人的に今はちょっと過保護すぎかなと思うけど。

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171 | 2024-07-24 21:52:41

たまちゃんの気持ちは分かるけど涼子様だってたまちゃんがいるからやっていけるってところもあると思うよ。だから2人が本音で話し合えたらいいね。みさえのうちに秘めたドス黒いものの原因はなんだろうか。戦争で生きるか死ぬかに怯えないでいい生活、戦中を生きた人ならこれが幸せじゃなくてなにが幸せなんだ!と思うだろうけど、時代時代で不満はあるもんだよね。みさえちゃんを見ているとゆみの将来にも不安が出てくる。もう少しゆみとの時間をとってほしいな。

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170 | 2024-07-24 13:31:07

玉ちゃんの気持ちは気持ちとして、まだ涼子さまに遠慮があるように思う。一度ゆっくり二人で話し合うのが一番だね。人の思いは伝えなければ伝わらない。びっくりしたのは美佐江です。彼女はいわゆる「アプレゲール」なのかな。そして不良グルーブは「愚連隊」って奴に近い。戦後すぐの社会現象としてだけでなく、今の若者にはある種のアプレゲール的なものがあるし、愚連隊も半グレと似たところがある。もしかしたら脚本家にはそういう意識があるのかもしれない。要注目ですね。

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169 | 2024-07-23 13:21:44

玉ちゃんが何を言いたいのかは想像がつく。涼子さまの負担になっている自分が嫌なのだろう。そしてそれを涼子さま本人に言っても返ってくるのは間違いなく優しい言葉だ。華族だったから、ノブレスオブリージュを知っているというのもあるだろうけど、それ以上に玉ちゃんに対する涼子さまの素直な気持ちだろう。玉ちゃんもそれは気が付いているに違いない。だからこそ余計に玉ちゃんは辛いのだと思う。打算だったらもっと簡単な話なのにね。良い着地点があればいいのだけど。

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168 | 2024-07-23 00:50:33

涼子様と玉ちゃんとの感動の再会。きょんちゃんとの再会は複雑だったし、どうなることやらとハラハラしていましたが穏便に再開できたようで嬉しかったです。ここで新憲法の身分を失くすという事柄が涼子様に降りかかるわけで、うまくできているなと感心しました。涼子様の接客も人柄が出るような温かみがあって素敵、そして塾で教えているのは玉ちゃん!涼子様に近づきたくて始めた英語がこんなにも上手くなっているとは感動です。

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167 | 2024-07-22 13:31:04

涼子さまも玉ちゃんも、とりあえず生きていて良かったです。玉ちゃんの雰囲気からすると、涼子さまに車椅子を押させるなんてと思ってそうだけど、涼子さまはちゃんと本当の意味で気高いからね。そんなこと気にしてないと思う。まあ貴族が廃止されたといっても、うまくやった人たちはいまだに名家としてお金持ちだけど、騙されたり没落したり涼子さまのように苦労した人も多い。とりあえずは再会してよかった。優未の友だち問題は放っておけばいいのに。どこでどのタイミングで本当の友だちとであるかなんてわからない。無理することはないと思うんだけど。

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166 | | 2024-07-21 23:51:17

高瀬さんの処分はすごく愛があって良かったと思います。今後ずっとはいない人に波風を立てないでと思うのは当たり前のことです。それも寅子は分かりながら、それでも自分がいなくなった後でも高瀬さんが生きやすいように道を整えてくれたのでしょう。人のことだとよく見えるんだけどねー。そこは人間らしいとでも言っておきましょう。そして頻繁に来る星さんですが、あの頻度で合ってるのかな?寅子だから会いにきているわけじゃないよね?来週は涼子様との再会。胸が躍ります。

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165 | 2024-07-19 17:52:56

必ずしも穏便だという方法が、人の尊厳を守るものとは限らない。いつかそれこそが大きなトラブルを招く可能性もある。その意味で寅子の判断は良かったと思います。杉田兄の理解は得られなかったかもしれないけど、雄三郎は一皮むけたようだし、100パーセントの理解は得られなくても、次の時代を担う人の役に立ったならいい。優未との関係もパーフェクトじゃないけど、そもそもパーフェクトな家族なんてないしね。問題は航一との関係かな。航一は不器用というか、人の機微に疎すぎる。でもそれは寅子も似たところがあると思う。

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164 | 2024-07-19 14:30:51

高瀬さんは寅子の口から説明を聞いて、自分の予想と概ね一緒でとても嬉しそうだった。ひどい相手と同じ次元に落ちないように、自分がいなくなった後もしたいようにできるように、借りを作らなくてもいいように思っての処分。それをちゃんと受け止め感謝を口にできる高瀬は晴れ晴れとしているように見えた。優未との関係も高瀬のくれたキャラメルがきっかけに、また半歩かもしれないけれど近づいた。おいしいものを一緒に食べることは喜びの時間を共有することでもある。こういう小さなことの積み重ねがきっと大事なんだろうな。

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163 | 2024-07-18 18:00:34

聖徳太子じゃないけど、和を以て貴しとなす、という気持ちはわからなくはない。でもそれと迎合主義とは一緒じゃないからね。田舎では、江戸時代の五人組による連帯責任のイメージが抜けないまま、近代になってしまった。まあ田舎に限らず、日本は和魂洋才とか言って、支配構造とか社会システムは封建時代を踏襲していることって多いからね。特に法に携わる者たちは公に対してケジメが必要。寅子の真意が伝わるかわからないけど、田舎のそういうシステムは人を囲い込んで外に出さない五人組的なもの。新しい人を受け入れたり、入ってきてもらうものじゃない。それが過疎化の原因のひとつだったと思うんだけど。

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162 | 2024-07-18 11:10:23

航一は自分から距離を取るタイプだが、寅子は足掻きながらも詰めるタイプだと分析し、頑張って足掻いてくださいとエールを送った。今、寅子に必要な最小限の言葉を贈ることができる人だ。頑張れば何かが変わると信じて頑張って折れてしまっている高瀬に仕事ぶりを評価し、その仕事に見合わないトラブルは処分する。最後に高瀬の見せた表情は不安か、それとも喜びか。処分と言えば不安が大きそうな気もするが、しがらみなく仕事のみでの処分はある意味呪縛からの解放とも取れる。優未との関係も少しずつ近づけるといいな。

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161 | 2024-07-17 21:09:21

優三さんのことを話すことがゆみのスンを取り払うチャンスだったのにもったいないと思ったけど、寅子の中にもまだまだ飲み込めていない部分があったのですね。でもゆみが学校へと家を出た後にグズグズする寅子もゆみの前でスンでいたのだと思います。お父さんのことを話してくれないとゆみは知る術がありません。優三さんがいなくて泣けるのはこの2人しかいないのだから、時には一緒に泣きながら話してもいいと思います。2人が素で向き合うことができるといいですね。

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160 | 2024-07-17 18:34:12

寅子がうまく優三のことを優未に話せないのと、雄三郎が兄のことをでイライラしてしまうのと、きっと根源は同じなのだろう。つまりまだ二人共、失った人について、きちっと整理できていないということ。たとえば近しい人だったのに亡くなって、お葬式ではまったく泣けなかったのに、ふとした瞬間に泣けてくるなんてことが実際にもあるけど、そういうのは結局、心の整理がついていないんだと思う。心を整理する時間は人それぞれ。死ぬまで無理な人もいるし、自分でも薄情だなと思うほどあっさり納得できたりもする。それは亡くなった人との関係の深さとは違うベクトルのものだから、周囲がどうこう言うことではない。それぞれがそれぞれのタイミングで整理できるといいですね。

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159 | 2024-07-17 11:51:16

どんどん美化されていく亡き兄といつまでも比較し喝を入れているつもりの周囲の人々。本人はまだ思い出にできるほど口に出して語れる程心の中が整理されていない。だから寅子からの声掛けも突っぱね、鬱陶しく感じてしまう。航一は言葉数は少ないけれど厳選した言葉のみを発する。そこにはたくさんの思いやりみたいなのも感じるし、洞察力の確かさなども感じる。寅子の優三への思いもまだ言葉にできる段階にない。それは打算から始まった故のたくさんの後悔があるからでもあるのだろう。けれど優未は父の情報を欲しがっている。きっとそれが親子の絆を取り戻す鍵になるのだろうと思う。

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158 | 2024-07-17 07:24:01

土地によって人との距離感って違うなと思う。東京から出たこと無い寅子にとって戸惑うことが多いだろう。優しいというのと優しさの押し売りは当然違うし、弁護士兄弟は後者であることは明白。自分たちの利益のために寅子に取り入ろうとしているのが見え見えだ。山の境界でもめるのは昔からある話。地元の有力者に逆らえないのも良くある話。それをどこへ着地させるのだろう。優しさの押し売りを優未に断るのは無理筋。相手が弁護士だけに余計にやりにくそうである。

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157 | 2024-07-16 23:36:31

寅子の転勤も大変ですね。郷に入れば郷に従えって言葉もあるけれど田舎はしがらみが強そうで怖いです。おかずとか毎日届けてもらって大丈夫なのかな。裁判官という職業を考えたら安易に乗っからない方がいいけど。ちゃんとお手伝いさんを雇うか家族に来てもらうかして自分の家庭だけでもつっこまれないようにした方が賢明だと思うけどね。ゆみのスンもなかなか取れません。花江の言っていた寅ちゃんにしかできないことって何だろうね。

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156 | 2024-07-16 18:39:49

田舎のしがらみを舐めちゃいけない。いまだに何でそんなこと知ってるのとか、そんなつながりがあったのとか、本当に驚くほど密接な監視&協力社会を築いているからね。田舎社会は良い面と悪い面が常に表裏一体になっている。航一はそれの悪い面にしっかり気が付いていたからの無言だったのだろう。ただ全部が悪いって訳でもないのだろうし、正すべきところは正し、良いところは受け入れることで視野が拡がることもあると思います。寅子にはそうなって欲しい。

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155 | | 2024-07-14 15:01:09

人間調子に乗って周りが見えなくなることだってあるさ。猪突猛進の寅子だもの、その可能性は十分見えていた。家族写真で自分ばかりが満面の笑みだったのが痛い現実だね。だけどみんなの痛い意見を真摯に受け取り、そこからちゃんとやり直せるのも寅子だと信じている。ゆみちゃんとの新潟での生活は不安でいっぱい、しかも次週が女やもめにとかなんとかなんが心配。しっかりゆみちゃんとの関係ができるまでは恋愛モードに行かないでほしい。

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154 | 2024-07-13 11:19:12

寅子は収まるべきところに収まったのかな。日本は中央集権で何でも最先端は東京にあると思っているけど、バブルの時だって東京とそれ以外では温度差が違ったし、富が集中していた東京よりも地方の方がそのほころびを早くに感じていたと思う。コロナの時も似た感じがあった。だから寅子の新潟転勤もきっと東京では見えなかったものが見えると思う。まあそれよりも再婚ムーブが強そうだけどね。でもせっかく地方に転勤するのだから、地に足のついた司法の物語も欲しいかな。それとよねさん、ぜひ再挑戦をして欲しい。

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153 | 2024-07-12 07:25:29

みんなが「スン」としていることに遅ればせながら気づいた寅子。遅くても気づいて認められるのは大事だ。そういう視点がなかっただけだとも言えるから。亡き兄が「言った方がいい」と言っていたのも思い出される。この家は戦前から公平平等だった。まだ幼い優未にまで丁寧な言葉で話をし、きちんと頭を下げれる寅子はすごいなと思う。こういう姿勢に「すべての人に平等」というのが現れている気がする。言葉では言っていても態度を伴っている人は稀だ。だからこそみんな少しずつ無理をしてきてしまった。優未もお母さんが大好きだからこそ「いい子のフリ」をしているのだ。桂場の大きな愛で決まった転勤だけれど、優未との新たな関係が築けるといいなと思う。

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152 | 2024-07-11 22:23:35

ゆみちゃんの反応がリアルだったなー。即答の「はい!」はいい子の呪いが解けてない証拠、それが分かったから寅子も困った顔をしていたもんね。直人たちみたいにあれが嫌だここが嫌いって言えたら良かったんだけど、実母だからこそ言えないところもあるし信頼関係もできていないのかもしれないと思うと根は深い。愛情が足りてないからわがままを言うことも躊躇っちゃうのかも。そんな2人で新潟かー。お手伝いさんを頼むくらいなら家族全員で行った方がいいと思うけどね。

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151 | 2024-07-11 17:51:57

行き違いを解決しようするには、まず互いに向かい合うことが大事。素直に家族と向き合った寅子は、ここからまた始められる。起こってしまったことだから、行き違いだった思いが100%解消されるわけではないけど、愛情とか信頼は積み重ねられてこそ成長する。それにしても花江は人として素晴らしい。あそこで寅子が決めなければいけないと言えるのは、親として大人として正しい。寅子から失われつつあった本当の責任感というものを、しっかりと取り戻せるアシストをした。本当に寅子にとって、家族であり、親友でもある彼女がいてくれて良かったよね。

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150 | 2024-07-10 15:03:37

寅子の思い違いは、まず弱者の代弁者として民法に関わったけど、そもそも法はあまねく平等を説いているわけで、別に弱者の「味方」というわけではないのに、どこか「味方」のようなシンボルになってしまっていることを自覚していないこと。また寅子は自分の感覚が一般的に正しいと勘違いし過ぎている。電話なんかの話でもわかるけど、多くの庶民の家庭に電話が普及したのは昭和40年代半ば。この時代に「電話してくれれば」なんて言えるのはごく一部のお金持ちの話だ。まあ娘のテスト点数の改ざんに気付けなかったのは、そこまで疑い深くなるよりは良いと思うけどね。

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149 | 2024-07-09 21:50:13

女性だから当然女性の味方と思われがちだけれど、寅子は手に入れた平等な視点で見ている。有名人だからこそ当たりは強くなるだろうことは想像に難くない。ただ、寅子の口から「相手に寄り添う」という言葉が出てきたのには驚いた。このところの寅子の状態からは遠い言葉だ。花江が寅子の出ているラジオの音を消し、少し笑顔が固いのが辛い。いろいろ抱え込んでいるのは上手く回ればと思えばこそ。でもその気持ちが寅子には届いていない。転勤を機に全面対決。ちゃんとお互いの気持ちが伝わってスッキリできるといいな。

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148 | 2024-07-09 21:30:35

先週の予告から花江ちゃんが泣いて怒る場面を知っていたけど、自分のためにじゃなくてゆみのために泣いたんだね。そこでこちらまでウルっとしてしまった。普段から寅ちゃんに甘えたい気持ちを抑えているゆみを、褒められたくていい子にしているゆみを、たくさん知っているからこその涙だったのでしょう。優しいおばさんがいてよかったね。私の子だから連れて行きますは立派だけどその先の生活が見えていない寅子。子供を所有物のように言うのも不快だった。

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147 | 2024-07-09 14:10:07

正直、育児休暇をとった旦那くらいしか面倒をみていないのに、自分の子だからと言ってしまうような寅子は、花江にきつく言われ、泣かれても仕方がない。本当に何も見えてないというか、見ようともしていない。こういう視野狭窄って、かつて24時間働けますかとか言っていた時代の親父にありがちで、定年になってから熟年離婚されるパターンの人のものだ。本人の意思確認なしの転勤も当時はよくあったなあ。昭和回顧が流行りだけど、経験した身から言わせてもらうなら、ロクな時代じゃなかった。ぜんぜん今の方がいい。何にしても寅子はこのままで良い筈がない。目覚めろ、寅子。

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