虎に翼

2024年7月期 2024年4月期
総合評価: 4.21 / 5.0 (回答者数39人) 136 位 / 1032件中
※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.2 /5.0(84.8%) 166/1033件中
キャスト 4.4 /5.0(88%) 225/1033件中
演出 4.2 /5.0(84.2%) 163/1032件中
音楽 4.3 /5.0(85.8%) 91/1033件中
感動 4.3 /5.0(85.2%) 51/1028件中
笑い 3.6 /5.0(72.2%) 203/1028件中
スリル・興奮 4.1 /5.0(82.6%) 106/1025件中
172コメント
172 | 2024-07-25 13:34:26

涼子さまと玉ちゃんがすれ違っていた心のうちを明かし合い、おさまるべきところにおさまりました。もとより憎しみ合っていたわけではなく、立場の違いはあれ、共に寄り添い合ってきたのだから、改めて向かい合うきっかけが必要だっただけ。だから余計なことは言わずに場だけを設けた寅子の判断は正解だったと思います。優未のこともこれでいいのでは?彼女は同年齢の中でちょっと大人なんでしょう。この時代から高度経済成長期は、いわゆる鍵っ子も多かったし、子どもは案外ひとりの時間に成長することもあります。個人的に今はちょっと過保護すぎかなと思うけど。

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171 | 2024-07-24 21:52:41

たまちゃんの気持ちは分かるけど涼子様だってたまちゃんがいるからやっていけるってところもあると思うよ。だから2人が本音で話し合えたらいいね。みさえのうちに秘めたドス黒いものの原因はなんだろうか。戦争で生きるか死ぬかに怯えないでいい生活、戦中を生きた人ならこれが幸せじゃなくてなにが幸せなんだ!と思うだろうけど、時代時代で不満はあるもんだよね。みさえちゃんを見ているとゆみの将来にも不安が出てくる。もう少しゆみとの時間をとってほしいな。

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170 | 2024-07-24 13:31:07

玉ちゃんの気持ちは気持ちとして、まだ涼子さまに遠慮があるように思う。一度ゆっくり二人で話し合うのが一番だね。人の思いは伝えなければ伝わらない。びっくりしたのは美佐江です。彼女はいわゆる「アプレゲール」なのかな。そして不良グルーブは「愚連隊」って奴に近い。戦後すぐの社会現象としてだけでなく、今の若者にはある種のアプレゲール的なものがあるし、愚連隊も半グレと似たところがある。もしかしたら脚本家にはそういう意識があるのかもしれない。要注目ですね。

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169 | 2024-07-23 13:21:44

玉ちゃんが何を言いたいのかは想像がつく。涼子さまの負担になっている自分が嫌なのだろう。そしてそれを涼子さま本人に言っても返ってくるのは間違いなく優しい言葉だ。華族だったから、ノブレスオブリージュを知っているというのもあるだろうけど、それ以上に玉ちゃんに対する涼子さまの素直な気持ちだろう。玉ちゃんもそれは気が付いているに違いない。だからこそ余計に玉ちゃんは辛いのだと思う。打算だったらもっと簡単な話なのにね。良い着地点があればいいのだけど。

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168 | 2024-07-23 00:50:33

涼子様と玉ちゃんとの感動の再会。きょんちゃんとの再会は複雑だったし、どうなることやらとハラハラしていましたが穏便に再開できたようで嬉しかったです。ここで新憲法の身分を失くすという事柄が涼子様に降りかかるわけで、うまくできているなと感心しました。涼子様の接客も人柄が出るような温かみがあって素敵、そして塾で教えているのは玉ちゃん!涼子様に近づきたくて始めた英語がこんなにも上手くなっているとは感動です。

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167 | 2024-07-22 13:31:04

涼子さまも玉ちゃんも、とりあえず生きていて良かったです。玉ちゃんの雰囲気からすると、涼子さまに車椅子を押させるなんてと思ってそうだけど、涼子さまはちゃんと本当の意味で気高いからね。そんなこと気にしてないと思う。まあ貴族が廃止されたといっても、うまくやった人たちはいまだに名家としてお金持ちだけど、騙されたり没落したり涼子さまのように苦労した人も多い。とりあえずは再会してよかった。優未の友だち問題は放っておけばいいのに。どこでどのタイミングで本当の友だちとであるかなんてわからない。無理することはないと思うんだけど。

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166 | | 2024-07-21 23:51:17

高瀬さんの処分はすごく愛があって良かったと思います。今後ずっとはいない人に波風を立てないでと思うのは当たり前のことです。それも寅子は分かりながら、それでも自分がいなくなった後でも高瀬さんが生きやすいように道を整えてくれたのでしょう。人のことだとよく見えるんだけどねー。そこは人間らしいとでも言っておきましょう。そして頻繁に来る星さんですが、あの頻度で合ってるのかな?寅子だから会いにきているわけじゃないよね?来週は涼子様との再会。胸が躍ります。

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165 | 2024-07-19 17:52:56

必ずしも穏便だという方法が、人の尊厳を守るものとは限らない。いつかそれこそが大きなトラブルを招く可能性もある。その意味で寅子の判断は良かったと思います。杉田兄の理解は得られなかったかもしれないけど、雄三郎は一皮むけたようだし、100パーセントの理解は得られなくても、次の時代を担う人の役に立ったならいい。優未との関係もパーフェクトじゃないけど、そもそもパーフェクトな家族なんてないしね。問題は航一との関係かな。航一は不器用というか、人の機微に疎すぎる。でもそれは寅子も似たところがあると思う。

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164 | 2024-07-19 14:30:51

高瀬さんは寅子の口から説明を聞いて、自分の予想と概ね一緒でとても嬉しそうだった。ひどい相手と同じ次元に落ちないように、自分がいなくなった後もしたいようにできるように、借りを作らなくてもいいように思っての処分。それをちゃんと受け止め感謝を口にできる高瀬は晴れ晴れとしているように見えた。優未との関係も高瀬のくれたキャラメルがきっかけに、また半歩かもしれないけれど近づいた。おいしいものを一緒に食べることは喜びの時間を共有することでもある。こういう小さなことの積み重ねがきっと大事なんだろうな。

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163 | 2024-07-18 18:00:34

聖徳太子じゃないけど、和を以て貴しとなす、という気持ちはわからなくはない。でもそれと迎合主義とは一緒じゃないからね。田舎では、江戸時代の五人組による連帯責任のイメージが抜けないまま、近代になってしまった。まあ田舎に限らず、日本は和魂洋才とか言って、支配構造とか社会システムは封建時代を踏襲していることって多いからね。特に法に携わる者たちは公に対してケジメが必要。寅子の真意が伝わるかわからないけど、田舎のそういうシステムは人を囲い込んで外に出さない五人組的なもの。新しい人を受け入れたり、入ってきてもらうものじゃない。それが過疎化の原因のひとつだったと思うんだけど。

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162 | 2024-07-18 11:10:23

航一は自分から距離を取るタイプだが、寅子は足掻きながらも詰めるタイプだと分析し、頑張って足掻いてくださいとエールを送った。今、寅子に必要な最小限の言葉を贈ることができる人だ。頑張れば何かが変わると信じて頑張って折れてしまっている高瀬に仕事ぶりを評価し、その仕事に見合わないトラブルは処分する。最後に高瀬の見せた表情は不安か、それとも喜びか。処分と言えば不安が大きそうな気もするが、しがらみなく仕事のみでの処分はある意味呪縛からの解放とも取れる。優未との関係も少しずつ近づけるといいな。

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161 | 2024-07-17 21:09:21

優三さんのことを話すことがゆみのスンを取り払うチャンスだったのにもったいないと思ったけど、寅子の中にもまだまだ飲み込めていない部分があったのですね。でもゆみが学校へと家を出た後にグズグズする寅子もゆみの前でスンでいたのだと思います。お父さんのことを話してくれないとゆみは知る術がありません。優三さんがいなくて泣けるのはこの2人しかいないのだから、時には一緒に泣きながら話してもいいと思います。2人が素で向き合うことができるといいですね。

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160 | 2024-07-17 18:34:12

寅子がうまく優三のことを優未に話せないのと、雄三郎が兄のことをでイライラしてしまうのと、きっと根源は同じなのだろう。つまりまだ二人共、失った人について、きちっと整理できていないということ。たとえば近しい人だったのに亡くなって、お葬式ではまったく泣けなかったのに、ふとした瞬間に泣けてくるなんてことが実際にもあるけど、そういうのは結局、心の整理がついていないんだと思う。心を整理する時間は人それぞれ。死ぬまで無理な人もいるし、自分でも薄情だなと思うほどあっさり納得できたりもする。それは亡くなった人との関係の深さとは違うベクトルのものだから、周囲がどうこう言うことではない。それぞれがそれぞれのタイミングで整理できるといいですね。

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159 | 2024-07-17 11:51:16

どんどん美化されていく亡き兄といつまでも比較し喝を入れているつもりの周囲の人々。本人はまだ思い出にできるほど口に出して語れる程心の中が整理されていない。だから寅子からの声掛けも突っぱね、鬱陶しく感じてしまう。航一は言葉数は少ないけれど厳選した言葉のみを発する。そこにはたくさんの思いやりみたいなのも感じるし、洞察力の確かさなども感じる。寅子の優三への思いもまだ言葉にできる段階にない。それは打算から始まった故のたくさんの後悔があるからでもあるのだろう。けれど優未は父の情報を欲しがっている。きっとそれが親子の絆を取り戻す鍵になるのだろうと思う。

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158 | 2024-07-17 07:24:01

土地によって人との距離感って違うなと思う。東京から出たこと無い寅子にとって戸惑うことが多いだろう。優しいというのと優しさの押し売りは当然違うし、弁護士兄弟は後者であることは明白。自分たちの利益のために寅子に取り入ろうとしているのが見え見えだ。山の境界でもめるのは昔からある話。地元の有力者に逆らえないのも良くある話。それをどこへ着地させるのだろう。優しさの押し売りを優未に断るのは無理筋。相手が弁護士だけに余計にやりにくそうである。

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157 | 2024-07-16 23:36:31

寅子の転勤も大変ですね。郷に入れば郷に従えって言葉もあるけれど田舎はしがらみが強そうで怖いです。おかずとか毎日届けてもらって大丈夫なのかな。裁判官という職業を考えたら安易に乗っからない方がいいけど。ちゃんとお手伝いさんを雇うか家族に来てもらうかして自分の家庭だけでもつっこまれないようにした方が賢明だと思うけどね。ゆみのスンもなかなか取れません。花江の言っていた寅ちゃんにしかできないことって何だろうね。

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156 | 2024-07-16 18:39:49

田舎のしがらみを舐めちゃいけない。いまだに何でそんなこと知ってるのとか、そんなつながりがあったのとか、本当に驚くほど密接な監視&協力社会を築いているからね。田舎社会は良い面と悪い面が常に表裏一体になっている。航一はそれの悪い面にしっかり気が付いていたからの無言だったのだろう。ただ全部が悪いって訳でもないのだろうし、正すべきところは正し、良いところは受け入れることで視野が拡がることもあると思います。寅子にはそうなって欲しい。

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155 | | 2024-07-14 15:01:09

人間調子に乗って周りが見えなくなることだってあるさ。猪突猛進の寅子だもの、その可能性は十分見えていた。家族写真で自分ばかりが満面の笑みだったのが痛い現実だね。だけどみんなの痛い意見を真摯に受け取り、そこからちゃんとやり直せるのも寅子だと信じている。ゆみちゃんとの新潟での生活は不安でいっぱい、しかも次週が女やもめにとかなんとかなんが心配。しっかりゆみちゃんとの関係ができるまでは恋愛モードに行かないでほしい。

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154 | 2024-07-13 11:19:12

寅子は収まるべきところに収まったのかな。日本は中央集権で何でも最先端は東京にあると思っているけど、バブルの時だって東京とそれ以外では温度差が違ったし、富が集中していた東京よりも地方の方がそのほころびを早くに感じていたと思う。コロナの時も似た感じがあった。だから寅子の新潟転勤もきっと東京では見えなかったものが見えると思う。まあそれよりも再婚ムーブが強そうだけどね。でもせっかく地方に転勤するのだから、地に足のついた司法の物語も欲しいかな。それとよねさん、ぜひ再挑戦をして欲しい。

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153 | 2024-07-12 07:25:29

みんなが「スン」としていることに遅ればせながら気づいた寅子。遅くても気づいて認められるのは大事だ。そういう視点がなかっただけだとも言えるから。亡き兄が「言った方がいい」と言っていたのも思い出される。この家は戦前から公平平等だった。まだ幼い優未にまで丁寧な言葉で話をし、きちんと頭を下げれる寅子はすごいなと思う。こういう姿勢に「すべての人に平等」というのが現れている気がする。言葉では言っていても態度を伴っている人は稀だ。だからこそみんな少しずつ無理をしてきてしまった。優未もお母さんが大好きだからこそ「いい子のフリ」をしているのだ。桂場の大きな愛で決まった転勤だけれど、優未との新たな関係が築けるといいなと思う。

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152 | 2024-07-11 22:23:35

ゆみちゃんの反応がリアルだったなー。即答の「はい!」はいい子の呪いが解けてない証拠、それが分かったから寅子も困った顔をしていたもんね。直人たちみたいにあれが嫌だここが嫌いって言えたら良かったんだけど、実母だからこそ言えないところもあるし信頼関係もできていないのかもしれないと思うと根は深い。愛情が足りてないからわがままを言うことも躊躇っちゃうのかも。そんな2人で新潟かー。お手伝いさんを頼むくらいなら家族全員で行った方がいいと思うけどね。

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151 | 2024-07-11 17:51:57

行き違いを解決しようするには、まず互いに向かい合うことが大事。素直に家族と向き合った寅子は、ここからまた始められる。起こってしまったことだから、行き違いだった思いが100%解消されるわけではないけど、愛情とか信頼は積み重ねられてこそ成長する。それにしても花江は人として素晴らしい。あそこで寅子が決めなければいけないと言えるのは、親として大人として正しい。寅子から失われつつあった本当の責任感というものを、しっかりと取り戻せるアシストをした。本当に寅子にとって、家族であり、親友でもある彼女がいてくれて良かったよね。

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150 | 2024-07-10 15:03:37

寅子の思い違いは、まず弱者の代弁者として民法に関わったけど、そもそも法はあまねく平等を説いているわけで、別に弱者の「味方」というわけではないのに、どこか「味方」のようなシンボルになってしまっていることを自覚していないこと。また寅子は自分の感覚が一般的に正しいと勘違いし過ぎている。電話なんかの話でもわかるけど、多くの庶民の家庭に電話が普及したのは昭和40年代半ば。この時代に「電話してくれれば」なんて言えるのはごく一部のお金持ちの話だ。まあ娘のテスト点数の改ざんに気付けなかったのは、そこまで疑い深くなるよりは良いと思うけどね。

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149 | 2024-07-09 21:50:13

女性だから当然女性の味方と思われがちだけれど、寅子は手に入れた平等な視点で見ている。有名人だからこそ当たりは強くなるだろうことは想像に難くない。ただ、寅子の口から「相手に寄り添う」という言葉が出てきたのには驚いた。このところの寅子の状態からは遠い言葉だ。花江が寅子の出ているラジオの音を消し、少し笑顔が固いのが辛い。いろいろ抱え込んでいるのは上手く回ればと思えばこそ。でもその気持ちが寅子には届いていない。転勤を機に全面対決。ちゃんとお互いの気持ちが伝わってスッキリできるといいな。

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148 | 2024-07-09 21:30:35

先週の予告から花江ちゃんが泣いて怒る場面を知っていたけど、自分のためにじゃなくてゆみのために泣いたんだね。そこでこちらまでウルっとしてしまった。普段から寅ちゃんに甘えたい気持ちを抑えているゆみを、褒められたくていい子にしているゆみを、たくさん知っているからこその涙だったのでしょう。優しいおばさんがいてよかったね。私の子だから連れて行きますは立派だけどその先の生活が見えていない寅子。子供を所有物のように言うのも不快だった。

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147 | 2024-07-09 14:10:07

正直、育児休暇をとった旦那くらいしか面倒をみていないのに、自分の子だからと言ってしまうような寅子は、花江にきつく言われ、泣かれても仕方がない。本当に何も見えてないというか、見ようともしていない。こういう視野狭窄って、かつて24時間働けますかとか言っていた時代の親父にありがちで、定年になってから熟年離婚されるパターンの人のものだ。本人の意思確認なしの転勤も当時はよくあったなあ。昭和回顧が流行りだけど、経験した身から言わせてもらうなら、ロクな時代じゃなかった。ぜんぜん今の方がいい。何にしても寅子はこのままで良い筈がない。目覚めろ、寅子。

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146 | 2024-07-09 00:48:28

地位も名誉もほしいままに、おだてられて木に登っていることにも気づかない寅子は哀れというほかない。ただ一生懸命職務にあたり仕事をしてきただけなのに気づくと家の中に居場所がなくなっているお父さんのよう。花江ちゃんにもワンピース買ってあげたらよかったのに。人への感謝の気持ちはどこに行ったのか。家にお金を入れてるばかりじゃだめなんだよなー。あの時代で先頭を走らされている寅子のプレッシャーも相当なはずだとは思うけど、ちゃんと家族を大切にしないとえらい目にあいそうだ。

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145 | | 2024-07-08 21:53:58

社会に求められる「女性」に当てはまることを拒否してきた寅子が、求められるままに新しい時代の「女性」を違和感なく演じてしまっている。きっとそれが元々の寅子から見たらとてもマシな世界であることも一つだと思うけれど、時代を切り拓いていっているという高揚感と、周りから持ち上げられる優越感で寅子独特のセンサーが鈍くなっているということもあるだろう。猪爪家において、花江は母を、寅子は父を分担していると言ってしまえば、今の状況は不思議ではないのだけれど、優未はやっぱり寂しいし窮屈だろうな。久しぶりの記者さんは寅子の状況が分かったみたいだし、どんな記事を書くのだろうか。

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144 | 2024-07-08 14:04:02

寅子は随分と偉そうだね。たかがアメリカにちょっと見に行っただけのことで、まだ自分自身では何かを成したと言えるほどの実績は残していないのに、まるで大御所のような話しぶりだ。そして家でも子どもたちや花江の態度は、昭和の家庭で父親に対する典型的なものだね。つまり古い因習にとらわれた父親像を寅子が担っている。本来ならそういう父親から子どもたちや女性を自由にしてあげる立場にいる筈なのに。この時代、社会で活躍しようという女性の多くが、男勝りというより男そのものになっていったから、逆に女性の地位が上がらなかった面があったと思うんだよね。もしそこに焦点を当てるという展開なら見事な切り口だと思う。

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143 | ゆき | 2024-07-07 12:50:10

女性を「石を穿つ雨だれ」と言われ激怒するのも、分からなくもないが、あの時代、男性は強制的に徴兵されて死んでいった。「男性より女性のほうが大変」という主張ばかりで辟易する。

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142 | | 2024-07-07 10:39:30

本当に死んだ人には申し訳ないけれど寅子の家族で亡くなるメンバーが違って優三、直道が生きていたら寅子は花江の立場で甘んじていただろうか。絶対不満だったろうから今の立場の方が良かったはず。寅子は一家の大黒柱として私はやってるの!と言いたげだけど楽しくて仕方ない部分もあるだろう。お父さんだって仕事ばかりじゃ愛想を尽かされるって分からないのだろうか。寅子がお父さんで花江がお母さんって思いすぎはよくない。ゆみちゃんが心配だ。

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141 | 2024-07-05 13:58:21

やはりこのところの寅子はちょっと傲慢だ。「はて」と何にでも疑問を抱いていた頃の、まさに穂高が言う疑いを持つことができていない。別に寅子は女性の、あるいは弱者の代弁者じゃない。寅子は寅子だ。同じく穂高は自分の生涯を語っているのであって、国の司法を代弁しているわけではない。この時点で寅子の自我は代弁者として自己肥大化している。まさにそこを自ら疑わなければいけない。自分自身の在り方を。寅子は家では花江が支えてくれ、外では先人が支えてくれ、今の自分があることを忘れている。もう一度、冷静に自分は慢心していないか問いかけて欲しい。若さが愚かさに変わる境目は案外そういうところにあるのだと思う。本当に穂高が伝えたかったことは「はて」の精神を忘れるなということだったのでは?

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140 | 2024-07-04 21:25:15

桂場がせっかく気を利かせて仲を取り持とうとしたのに、とんでもない祝賀会になってしまった。そもそも穂高教授のスピーチは暗くて、あの場には相応しくないとまで思ってしまった。あの抑圧された時代に旗を振って多くの女性たちに名もなき雨だれの道を進ませたんなら、やはり最後まで理想を語って貫いてほしかったと思う。自分は失敗したみたいなスピーチされたら、それを信じて法曹界へ飛び込んだ自分たちは何だったんだという、悔しさというか虚しさというか、寅子じゃなくてもそんな風に思っちゃうんじゃないかな。女性の若さが今以上に大切にされた時代だからこそ、それが怒りにまで達したのだろう。でもやっぱり二人は和解してほしいなと思ってしまう。

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139 | 2024-07-04 21:24:34

寅子の怒りが分からないのは私が鈍いからなのか?穂高先生が自分を雨粒だと言ったのは謙遜からではないのか?穂高先生がいたから女子部ができて寅子たちは勉強ができたのではなかったのか。試験に受かる受からないは自分たちのせいだし、寅子が妊娠を機に辞めたのも自分で決断したからでしょう。妊娠を穂高先生が先に公表したっていつかは分かることだし根に持つことじゃない。そんなに悪いことしたかな?意見が違う時も話し合うことができる相手だしね。寅子はどうしてほしかったの?

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138 | 2024-07-04 14:01:55

正直、穂高に対する寅子の気持ちがよく理解できません。確かに以前、穂高が寅子にした提案には首を傾げるところがありました。でもあれは差別意識からではなくあくまでも善意です。同じ提案をされて、ありがたいと思う人も確実にいるでしょう。ただ寅子は違った、それだけのこと。それは寅子自身の問題です。もしかしたら年を取り、理想を語らなくなった穂高にいらだっているのかもしれませんが、自分よりずっと年齢を重ねた人たちが抱く達観や諦念を敗北と取るか、名誉の戦傷と取るかは、人それぞれ。寅子の女性を代表するかのような、同期を代表するかのような言葉は、傲慢だし、敬意に欠けている。それは穂高に対してだけではなく、死んだ花岡や道半ばで挫折するしかなかった梅子やヒャンちゃんに対しても、言えることだと思う。

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137 | 2024-07-04 07:31:10

航一は「なるほど」しか言わない人かと思ったけれど、口数が少ないだけで芯のある人物のようだ。腹を立てることにも意味があると言った時の梅子の顔が、その時の2人の雰囲気の良さを語っているようで。先頭を走る人物にも理解者は必要だよなと思うし、寅子にはそれが揃っているようにも見える。航一はそこへ加わるんだなと思わせるシーンだった。優未はお母さんが言っていること、やっていることを理解はしているのだろうけれど、やっぱり寂しいよね。優未たちの未来のために頑張っているわけだけど、私とはキラキラしないはきついな。尊属殺の判決の解説。とても分かりやすかった。ああいう会話に入れるようになったら、優未との関係も変わってくるんだろうね。

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136 | 2024-07-03 15:04:58

尊属殺か。ドラマ中の事件は実際に1950年にあったもの。福岡地裁では、尊属殺を規定した刑法200条が憲法14条に反しているとして傷害致死罪としたけど、最高裁が刑法200条を合憲として差し戻した。結局1995年まで刑法200条は残っていたからね。わかりやすいのは子による親殺しだけど、明らかに儒教の影響を感じる。立法を行えるのは国会だから、法曹界の認識はもちろんだけど、国会議員そしてそれを選ぶ国民ひとりひとりの認識が試されるのだなと思います。

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135 | 2024-07-02 14:35:07

寅子は共著者として、優三の代わりに夢を叶えることができて良かったですね。きっと優三もあの世で喜んでくれるでしょう。そして星さんの序文も良かったです。店内でそれを聞いて拍手をしてくれたのは、ほぼ女性たちであり、社会的弱者となりやすい人たちでした。その人たちを守る盾となりうるものが新しい民法だという象徴的な場面でした。星を演じた平田満さんは、出演場面こそ少なかったですが、温厚そうでいて、人生の機微も感じさせ、印象に残る役であり、芝居でしたね。

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134 | 2024-07-01 22:27:51

有名人のひと言の影響力って、いつの時代もすごい。小橋の言う、半人前なのに目立つことへの風当たりはどんどん強くなるんじゃないかと思う。寅子の様子を見ていると父を思い出す。当時の男性的な働き方をしているのだと思う。ただ、優未が時々見せる寂しそうな顔が後々の問題になりそうだ心配だ。

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133 | 2024-07-01 14:09:45

寅子、すっかり有名人ですね。それにしても昭和らしい無茶な働き方だ。今の世だったら、どこもかしこもブラックと言われるだろう。才能も知識も知恵も、まずは体力がないと話にならない時代だったもんな。実体験で60日ちょっと休みなし、毎日9時から21時過ぎまで働いた時もあった。その合間に車で700キロ日帰り営業をしたし。ひとりで今の二人分働いていたんだから、人口減少だけじゃなく、そりゃあ人手不足にもなるよ。それはいいとして、寅子のモデルとなった人物の経歴からすると、星は先々の再婚相手だろうか?それにしては前途多難な出会いだなあ。まあ恋愛なんてそんなもんだけど。

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132 | | 2024-06-30 10:31:14

多岐川の呼び出しに寅子が去って、梅子と花江の2人になってしまった設定は上手いなと思った。家中心の生活をしてきた先輩である梅子との会話で、花江の幸せがはっきりとし、そして素直に子どもたちに伝える。きちんと人間関係を描かれてきたからこそなるほどと思えた。花江の手抜きはそれほど手抜きでないかもしれない。それでも手伝ってもらえるという安心感は大きいだろう。またニコニコ笑顔の花江が戻ってきて嬉しい。そして梅子のおにぎりがヒャンちゃんにも届いた。かつての仲間が集う日が来るかもと期待を持ってしまう。

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131 | | 2024-06-29 10:43:21

花江ちゃん、どんだけ直道が好きなんだよーと涙が出る。戦争さえなければ2人の幸せが続いていたかと思うとやるせないですね。急激に変わる世の中で戦前ならば全財産を継げた長男が大暴れするのも分かる気がします。それと同様に平等と言われて戸惑う女性たちもいたでしょう。その中で交通整理をする寅子たちの役割は重要ですね。男女平等は家の中でも、です。花江ちゃんが1人でなんでもやらなくていい。手抜きと言ったけど、みんなが担うことは手抜きじゃない。いい変化ですね。

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130 | 2024-06-28 14:05:50

茨田と寅子のやりとりがよかったですね。違う分野だけど、自分の歩みたい道を先頭を切って進む二人らしい邂逅でした。そして花江。彼女もまた形は違うけど、しっかり自分の道を歩こうとしていました。手抜きなんてむしろ当然。経験っていうのはイコール手の抜き方とか加減を覚えるということでもあるんだしね。直道と夢で会えてよかった。ナレーションでは「愛のコンサート」をきっかけに、と言っていたけど、むしろ梅子の踏ん切りが、いろいろ空気を変えた感じがします。梅子にはこれから楽しんで生きて欲しいです。

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129 | 2024-06-27 22:27:06

女子部でもみんなの潤滑油となってうまくやっていた梅子さんの人生が失敗だったはずはない!と思うけれど家の中ではどうだったのか。夫に冷たくあしらわれ子供は姑に取り上げられた挙句夫の介護要員になる。徹太は祖母の面倒も母がいれば大丈夫とたかを括っていただろうし、次男もどんなにわがままを言っても母がなんとかしてくれると思っていただろう。でも彼ももう大人だ。手を離すのもいいだろう。財産くらいもらいなよとも思うけど、そこがかっこいいんだよね。

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128 | 2024-06-27 19:47:37

梅子が夫から見下され、いい加減に扱われているのを見て育った息子たち。3人は、母をはけ口に生きてきた部分があるのだろう。あたりが優しく上手く立ち回れてしまう梅子だからこそ、家に利用されてきたのかもしれない。母の反乱を見て息子たちが団結し和解したのは良かったけれど、そこに梅子がいないのは悲しい。それでも優秀な梅子だから、ここから自由に羽ばたくのだろうと思うとそこは楽しみだ。寅子は一番身近にいる人のこともう少し考えて欲しいなと思っていたら今日は一緒に甘味処へ。少しは気分転換になっただろうか。

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127 | | 2024-06-27 13:57:05

ブラボー!なんと茨田りつ子降臨!いやあ、まだ半年前なのに懐かしさを感じる。こういうコラボは楽しいですよね。もっとやってください、NHKさん。さて梅子ですが、何だかんだいっても、最後までどこかで信じていたんだよね、家族のことを。でも血のつながりなどと言っても所詮は他人。個の自由すべて捨てて一緒に生きなきゃいけないということはない。それにしても三男くん、「すべて奪ってごめんなさい」などとほざく奴が良い人な筈はない。別に悪い女にほれちゃいけないわけじゃないが、それを周囲にも理解してもらおうなんて思っちゃいけない。傲慢だよ。それがわからないところがまだ子どもなんだよね。

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126 | 2024-06-26 21:11:05

田舎だと今でも家長制の影響が強くてうんざりしますからね。個人的にも末子なのに長男ということで、都合よく「一番年下」と「長男だから」という方便を使われて、良い思い出はひとつもない。いろいろ面倒を背負わされるわりに、遺産相続となると、みんな最少の負担で最大の利益を得ようとするし、まさにエコノミックアニマルだなつくづく実感させられます。梅子だけじゃなく、多くの日本人が都合よく使われる家長制に振り回されている。この国の伝統とか言うけど、実際はそうじゃないしね。それにしても花江さんが何か心配。彼女は本当に頑張っているから、悪い展開でなければいいけど。

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125 | 2024-06-26 00:32:00

梅子さんとの再会、怖い顔で寅子の存在を無視してからの泣き笑いの再会に胸が熱くなりました。出会い方は最悪ですが心強い同期がたくさんいるのだから梅子さんにいい未来が待っていると信じたい。愛人は早々に消えたけれど怖いのはここから。血縁者の争いは醜くて嫌なものです。長男と次男と梅子さんが親子として分かりあう日は来ないだろうなと思うと悲しいです。愛のコンサートですが、ここで福来スズ子の名前が!!こういうリンク大好きです。実現はしないだろうけど出演したような演出も見たいなと思いました。

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124 | 2024-06-25 15:09:20

梅子が寅子と2人になったとたんに何とも言えない笑顔で少し嬉しい。みんなと一緒に話していれば、あの頃と違いは内容なのに、時間も置かれた立場もまるっきり違ってしまった。それでも、梅子には轟もよねもついていて心丈夫だろうと思う。妾の目論見は崩れたように見えるけれど、これからだという梅子の言葉が重たい。弁護士でありながら旧法の恩恵を受けようとする長男&姑との争いが待っているということなのだろう。愛のコンサートの企画ではコロンコロンやスズ子の名前が。同じ時代の前作の影がチラチラ見えるのは、時代の両面を見ているようで楽しい。

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123 | 2024-06-25 13:55:34

梅子は苦労したんだね。まあでも介護要員の妻って、今もない話じゃないからね。ある意味で現代的な問題とも言える。しかし梅子の長男も次男もクソだねえ。特に長男は弁護士なのに。でも弁護士なんて、依頼人の利益を最大にする人であって、公平にあるべき形を探る人ではない。道徳の最低限でしかない法を、都合よく振り回す輩とも言える。だからこそより人間的であり、人間しらなければならないのだと思う。その点を轟たちはちゃんとしっている。寅子も法は等しく人のためにあることを示して欲しい。

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