私をもらって

結局常務を嵌めたのは田島ってことで合ってるのかな？田島の高笑いでそう感じはしたが、真相に辿り着けないまま追憶編が終わって良かったの？次は恋路編ってなってたから、てっきりハッピーエンドで終わると思っていたのに変な薬を点滴に入れられちゃって苦しんでるし意味わからん。このままじゃ確実に死んでしまうのにこの先どうするの？なつみを守るだけじゃなくて自分の体の方も見てなきゃいけなかったのね。なんだかややこしい終わり方でつまらなかった。

常務には婚約者がいた。しかも今の昏睡状態から目が覚めたらなつみのことは思い出せなくなっている。そしたら目が覚めたら王子様は元々のお姫様のところに行って結婚？めでたしめでたし？え？そしたら今命がけで戦っているなつみってなんなの？使い捨てなの？って思ったらなつみのモチベーションがダダ下がりなの分かるわ。こっちは命を狙われてるんだからね。そんなの知った時点で下りるわ。なつみも甘いと言うかお人好しと言うか‥好きにして。

専務を事故に見せかけて殺そうとした人たちが社内にいるっていう緊張感がまるでない。殺しをやるって相当なことよ？それがバレかけてるとしたら全力で潰しにくるのが当たり前じゃないの？それなのに呑気なもんでまるで警戒心がない。お仕事ドラマにしたいのかサスペンスにしたいのか、はたまた幽霊との恋愛ものにしたいのか軸がブレブレだから話も定まらない。話数がある韓国ドラマを無理やり日本サイズにするとこうなるってやつかもね。

いやいやバッチリ敵に顔も見られ社内の情報から個人情報が筒抜けなのにこの余裕は訳がわかりません。相手方が引いてくれたから良かったものの、あれからすぐに自宅に殺し屋が送り込まれていても何の不思議でもない状況で専務を甘く見つめている時間などあるわけがない。あの場で殺されなかったのが奇跡でしょう。葬儀場を出たところから家までどうやって帰ったのかも不明。サスペンスを途中でラブストーリーに変えてしまうところについていけない。

自分で了承したものの派遣でしか働いたことがないなつみには大企業で働くことも、そこでスパイみたいなことをすることも荷が重すぎるよ。会社に行きたくなーい！って気持ちも分かる。しかも自分には記憶がないほぼ初対面の幽霊とはいえ男性との二人暮らし、気が休まる時間がないのは辛い。自分の命も危うい中で好きな人のためとか絶対的な理由がないと動けなくなるだろう。恋人のような時間を過ごしたことを少しでも思い出せばいいけどね。

うん、萩原が怪しいって初めから思ってたよ。専務が生きている時から後ろでニヤってしてたもんね。身内中の身内に裏切られるなんて人望なさすぎじゃない？同族経営に不満があったとかなのかな？なつみは証拠をつかむためにかなり危ない橋を渡らされているようで気の毒になる。いざという時守れないのだからもう少し考えてあげたらいいのに、このままじゃ殺されちゃうかもしれないじゃん。幽霊との同居生活の方はとても面白い。でも自分ならお風呂とか警戒しちゃうな。

韓国のドラマには全然興味がないので余計な知識を入れる事なくとても楽しめた。正直に言うと一条さんが殺されそうになった原因にはあまり興味がないけれど、なつみが昏睡状態の時に一条さんと何か恋愛的なものがあったようでそこが気になる。なつみが無と言っていた時間の中に甘い思い出があって、それが思い出せないなんて切ない。ま、そんな要素がなければ生き返る順番は譲らないよね。思い出せないのならもう一度好きになってもらえばいい！がんばれ！一条さん。