海のはじまり

小さい海ちゃんにはお母さんの思い出が必要でそれで生きているみたいなところがあるのは仕方ないし、それに付き合うのは夏くんの仕事。そうなると弥生ちゃんがお母さんにって話はなくて良かった。2人で水季水季って言われるのはしんどいもんね。冒頭のシーンを見ていると例え水季が同じ運命になってもやっぱり夏くんには産むことを伝えて一緒に育てた方が良かったと思う。水季は大好きな人の子供を産めて夏くんは赤ちゃんの頃から海と一緒にいられて、海は両親の愛情の中で育つ。こんな単純明快な幸せがあったのにここまでややこしくするって意味不明だわ。

夏は2人で生きていこうと強く決意したから2人で！が強調されてしまった。そこで海ちゃんはママをいなかったことにされたって悲しくなっちゃったんだね。ママは見えないけどきっといるって言って、もう弥生ちゃんもいないんだかは2人で思い切り水季に想いを馳せたらいい。で、小1でお留守番。学童とか入れたらいいじゃんって思うよね。あと夏くんはパパだからいいんだけどスキンシップ多すぎ。この世にはあのくらいの子が対象って人がごまんといることを忘れないでほしい。夏くんはとりあえず西園寺さんちに修行に行こう！

夏から失恋からの切り替え早くない？夏の中の弥生ってそんなものだったの？シングルパパの検索しながら弥生がいたらなーなんて考えてそう。案外冷たいのね。そして自分が転校した時の話を母親にする場面って当てつけなの？自分はあの時嫌だったから海にはさせたくないって？独りよがりすぎるよね。そしてまた出てくる、水季の母。そんなに嫌なら初めから夏と関わらなきゃ良かっただけの話でしょ。それを奪うとか‥。弥生さんの見ていた幸せを奪ったことは気にしないくせに勝手だよね。

ここまでくると家族愛とか親子愛の話ではなく、もはや教訓話になってしまった。人は皆かかわって生きているもの。自分一人の思い入れで行動していると、いざという時これだけ周りに負担を強いてしまうのだから皆気を付けよう、という水季を反面教師にした教訓話
有村架純と大竹しのぶの演技力の高さだけが救い

夏も弥生もこの件がなかったら結婚して新しい家族を作っていったのだろうと考えたらやりきれない。好きなのに別れなきゃいけない苦しさが伝わって水季はこれを見てどう思っているのだろうと考えた。夏くんを一生縛り付けられたことに満足するのか、こんなことになってごめんと思うのか。血って何よりも1番なのかな？弥生と別れたと聞いた海は自分を責めるだろう。水季はいったい誰を幸せにしたのだろう。今更夏は海を離せない。弥生は絶対幸せになって欲しいと思った。

出演者さんたちは良いけど、内容の重さがきつい。私は重いストーリーもの結構好きですが、このドラマのきつさは、みんながみんな優しすぎの人間で出来すぎだから見ていて苦しい。ここまでみんな他人の気持ち優先みたいなのは現実味ないかも。悲しいけど。夏のお父さんは最低だけど人間味があってある意味ほっとした。世の中良い人だけじゃないから。

今回は目黒さんが静養のため特別編と言ってはいましたが、間に合わせの感じが全くなく世界観も変わらずすごいなと思いました。元々スピンオフでも決まっていたんじゃないかと思うほど。でもこの回があったからこそ夏への津野くんの苦々しい思いも理解できたのであってよかったです。あれだけ好きを伝えて線を引く水季ってあざといなと思うし残酷だなと思うけど、夢中になりやすい自分をよく知っているからという見方もできて共感できる部分もありました。水季は沼らせ女子だな。

此処では結構評価悪いみたいですが
個々の感想なので､そういう取り方もあるんだって
･･･
結構 台詞廻しがスローなので間延びしてるような
感じがするんだろうけどけど 結構 丁寧に作られていると
感じる｡
色んな事を背負って生きてる･･･生きてきた･･･それを
胸に抱えてきた｡ それを各出演者も丁寧に演じてる感じがして
結構 自分的には悪くないドラマです｡

夏はずっと連絡を取って来なかった親に何を期待していたのだろう。孫の顔を見せたくなったとか？このドラマって基本的に誰かの気持ちを無視してるんだよね。夏だってどうなるか分からない父との対面に海を連れていくとか、これからどうしたいとかあったであろう弥生との間にほぼ話し合いはなく父親になることを決めるとか。海が怖い目に遭わないだろうかとか、弥生の考えていた未来はどんなものだったろうかとか考えない。なんか恐ろしく冷たいドラマなんだよなー。

キャストは良かった。
でも女性の気持ちがわかってないドラマだった。

いろいろモヤモヤするセリフが多い中で水季の言った無理しないでねって言われても無理しなきゃ2人とも死んじゃうって言葉はスッと入ってきた。優しさでその言葉をかけてしまいがちだけど、無理しなくていいように手を差し伸べてくれる人はそのうち何人いるだろうか。一生懸命子育てしてきた水季の一端を知れて良かった。病気を知り海のことが1番と腹を括ったのはすごいけど何の連絡もなしに夏くんに会いに行くのはどうなの？1人でも来られるようにこっそり練習するの、怖いんですけど。

結局産んだもん勝ちなのか？って思ってしまう。中絶は人殺し、命は尊い。それで結果海が生まれて夏は知らない間に父親になっていた。私が弥生ならふざけんなよって怒ると思う。夏とのこれからの人生を元カノによって大きな変更や覚悟を求められるんだよ。それなのに誰も弥生に寄り添ってくれないのって酷くない？いろいろ怒って考えて、それから海を受け入れる段階に入るんじゃないの？それなのにみんながみんな普通に受け入れすぎると思う。海を拒絶なんてできないだろうという基本が厚かましいと思う。それから朱音もすぐに夏を信用しすぎ。つい最近まで知らなかった相手によく女の子を託そうと思うわ。神経が鈍いのかな。

全体的に間延びしているし、周りの人たちの反応も薄っぺらい。元カノにも今カノにも誠意ある対応がほとんどない主人公が、なんか良い人みたいに描かれていて違和感ハンパない。
親子愛、家族愛をテーマにしたかったのかもしれないが、もう少し現実味のある要素が必要だと思う

このドラマを見るといろんなとこにザラザラとした傷を残すからいろんなことを考えてしまう。みずきも親に反発しながらも最期は娘を託した。夏も母親に厳しいことを言われながらも受け入れてもらい海を紹介できた。でも弥生は？きっと今回のことも親には庇ってもらうことも背中を押してもらうこともできないだろう。弥生は弾かれる側なのだ。そして津野くんも。一番みずきと海の近くにいたのに朱音に丁重に扱われることもなく忘れ去られる、弾かれる側。そうじゃない側の人たちもちゃんと描くからいろんなところがチクチクと痛む。報われてほしいと思ってしまうんだよなー。

1週間の夏休み海と過ごしたいという夏にここに住んだら？って怖すぎない。みずきが生きていて夫婦ならありえるけど夏からしたら赤の他人の家だよね。絶対嫌だ。それをしれっと言うところが信じられない。要するに夏は朱音のお眼鏡にかなったってことよね。そして今まで近くにいた津野くんはお眼鏡にかなわなかったってそれだけでしょ。津野くんは付き合ってもいなかったみたいだからしかたないけど、夏がどうしようもない男ならそんな言葉はかけない。朱音の黒い下心が見えるのが最高に気持ち悪い。

弥生に対する夏くんの気持ちが見えないんだよなー。順調に愛を育んでいた彼女をこんなことに巻き込んでしまった罪悪感とかを一切感じないのよ。2人で海ちゃんと遊んだのも弥生が行きたいって言ったかもしれないけどどう接していいか分からない小学女児と2人きりよりも弥生がいた方が断然助かるし、そういう気持ちは無かったかな？朱音にきつい言葉をかけられた時も僕が連れてきてしまってとかフォローを入れるべきでしょ。弥生が不憫すぎるよ。

お父さんに会いたい？とかまだ幼い子供に聞かないでよ。幼いながらにいろいろ気を使っちゃうんだよ。会いたいって言えばお母さんはどう思うかとかさ。南雲家の目的はなんなの？海が会いたいって言うからとか海ちゃんを前面に出し過ぎなのよ。夏くんがいい人だからいいものを大人がなんの打ち合わせもなしに海ちゃんを前に立たせることはどれだけのストレスを与えることになるのか誰も考えないのかね。本当のところはなんでも朱音次第でどうにでもできるんだからね。かわいい海ちゃんの糸を引いてるのはおばあちゃんだと思うよ。

素敵な話になっているしこの分なら海ちゃんはどこへ引き取られても不幸にはならないだろうなと安心して見ることができたけど、別れた恋人が自分の子供を1人で産んで育てていたっていうのは男性から見てどうなのだろう。ある種ホラーじゃない？男の人は妊娠も出産もしないで親になれるって朱音が言っていたけどだからこそ起こるホラーだよ。夏はあの時十分誠実だったと思うよ。みずきは一生夏に言わないで関わらないつもりだったのだろうか。みずきは今何を思っているのだろう。