光る君へ

2024年4月期 2024年1月期
総合評価: 3.18 / 5.0 (回答者数44人) 733 位 / 999件中
※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 3.2 /5.0(64.4%) 706/1000件中
キャスト 3.7 /5.0(74%) 675/1000件中
演出 3.4 /5.0(67.4%) 656/999件中
音楽 3.2 /5.0(63.4%) 679/1000件中
感動 3.1 /5.0(62.2%) 498/995件中
笑い 2.2 /5.0(44.2%) 760/995件中
スリル・興奮 3.3 /5.0(66.6%) 410/992件中
46コメント
46 | | 2024-04-24 22:00:44

道隆のこの世の春っぷりがおめでたい。同じ人間なのに庶民にしか蔓延しない病気なんてあるわけがない。こういう人は自分たちの身内に火の粉が降りかからないと腰をあげないんだろうな。天皇もお飾りで道隆たちにチヤホヤされていいようにされているのが分からないのだろうか。自分たちさえ良ければの精神が辛い。そんな中荒れ狂っていた道兼が正気を取り戻したのが救い。今までの汚れ仕事とは違う心意気が見えて良かった。道長の献身的な看病は胸キュンだったね。

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45 | | 2024-04-16 23:10:47

まひろとさわの女子旅はなんだか楽しそうで時代が変われどこんなことをしていたのかと思うと親近感が湧きます。ただ為時は働いていないんじゃなかったか?まひろたちがどうやって暮らしていたのかが謎すぎる。食べることには自給自足でなんとかしたとしても新しい着物を作ったりはできたのか?何年も同じ着物で高貴な人の家へは行けないよね?なんか現実味がないな。そして一条天皇が美少年から美男子に成長!!鎌倉殿の金剛並の成長っぷりに驚いた笑。

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44 | | 2024-04-15 14:10:55

藤原道綱の母と紫式部の邂逅ですか。清少納言ともそうだけど、そんなに簡単に後の有名人と知り合うのはご都合主義かな。いずれにしても道綱の母は兼家の妻だし、まひろからすれば母を殺した男と愛した男の母親とライバルだった人。実際にはあんな手放しで会えたことを喜べる相手なのでしょうか。もう少し複雑な感情があってもよさそうな気がします。また「蜻蛉日記」を読めばわかるけど、性格にはだいぶ難のある人だと思うし。石山寺は後に紫式部が「源氏物語」を書き始めた地ともいわれるし、それと繋がる印象的なエピソードが欲しかったという脚本家の意図はわかるので、まあ良しとしましょう。

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43 | | 2024-04-13 15:08:17

お互いに思う世のために別々の道へ進むと信念というか覚悟を持って別れたはずなのに、まだ何者でもないから余計にすれ違った時に苦しいのだろう。兼家が亡くなり、道隆の独裁となっても道長は検非違使に関する上奏をしていたこと少しホッとした。道長が上から、まひろが下から世を変えるというのはまだまだ道は険しい。文字を教える教わる意味を理解できない人にどう伝えるか、下々がいて初めて上の人が安泰だということをどう理解させるか。どちらも難しい問題だけれど、先達がいて稀に見る日本の識字率だったのだと思うとまひろのやろうとしていたことの凄さを思う。

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42 | | 2024-04-08 21:16:31

父が亡くなり重しが無くなって三兄弟の素が見えてきた。誠実そうに見えた長男は父が存命中の時は出来の良い皆に寛容ないい人を演じていて虎視眈々と自分の世になるまで待っていたのだろう。多分あれもやりたいこれもやりたいと思いを積もらせていた。そこに入る隙がない次男は荒れ放題、まぁそうなる気持ちも分かるけどね。三男はその様子を冷静に見ているってところかな。でも周りだって同じようなものだろう。心のどこかで三兄弟が揉めて自爆してくれないかななんて願ってるかも。優雅に見えて腹の中は分からない。人の世はいつでもストレスフルだね。

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41 | | 2024-04-08 19:39:56

兼家が亡くなり、道隆が専横的になりましたか。まあいろいろ押し込められてきた面があるし、道兼とは違う意味で父という重石が無くなり、反動が出るのもわからなくはないところです。ある意味で道隆が一番父親に似ているのかもしれませんね。実際の道隆は軽口が多くて、大酒飲み、どちらかといえば奔放な人だったようですが。気になったのはやはり紫式部と清少納言の対比の仕方。封建時代の価値観や女性運動への反発から、紫式部は人格も柔らかく、清少納言は高慢みたいな評価を、頭の固い国文学者が下した頃のまま、半世紀くらい前の人物論そのままというのは令和の時代なのに芸が無いかな。

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40 | | 2024-04-02 12:27:51

まひろと道長の恋に酔いしれていたらいつのまにか何年も経っていた笑。もう倫子との子供が生まれてるし笑。そして時が止まっているのがまひろの父の為時だよねー。この時代生活保護とかセイフティーネットがないのに何年もどうやって暮らしていたのかとても知りたい。まひろもいいとこの子だったら道長の隣に座れたかもと思うとわびしい、この時代の親ガチャは凄まじい威力を持っているんだな。それでも卑下することなく悲嘆するとこもないまひろは素晴らしいね。

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39 | | 2024-03-28 21:47:28

まさか大河ドラマでキュンキュンする日が来るとは思わなかった。言いたい言葉を飲み込むまひろと言ってほしい言葉を待って諦める道長のすれ違いが切ない。前回の逢瀬以来2人とも真剣にこれからのことを考えたのだろう。何かの言葉が先だったり後だったりすれば2人はまた違った関係になっていたかと思うとまた切ない。まひろは道長の妻になるのが倫子だと知った時から妾の話は断るつもりだったと思う。倫子の性格を知ればやっぱり嫌だろうな。

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38 | | 2024-03-26 14:20:07

道長は反動というか少し衝動的に行動する人のように見える。妻になることを拒否されて即縁談を進めて欲しいと父に頼みに行ったり、お幸せに!と言われて即倫子のもとへ行ったり。ある意味行動力があるとも言えるし、判断が早いともいえるのだけれど、どこかの段階で後悔が一気に来そうで。「妾でも良いと言ってくれ」と心の中の声が聞こえていたけれど、それは相手次第だと思うんだよね。どれだけ没落しても、女子会にいらっしゃいと笑顔で言ってくれる倫子さまと男を共有するなんて、さすがに一夫多妻の自由恋愛の時代でも無理な相談というものだよ。

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37 | | 2024-03-25 16:07:16

兼家と庚申待というなら、娘の超子の話が出てこないとおかしいし、超子が亡くなってから兼家一門は庚申待をしなかったとされています。おそらく脚本家がわざわざ庚申待を出してきたのは、そもそも庚申待は人の体にいるとされる三尸という蟲が、庚申の日にその人が眠っている間に身体から抜け出し、天帝にその人の悪事を伝えに行くといわれていて、蟲が身体から出ないよう一晩中起きているというもの。つまりこの夜に様々な悪事が浮き彫りになるという比喩のつもりだったのでしょう。でもまひろと道長のことは別に罪ではないし、どうせなら兼家が庚申待をしなかったということをリアリストとして描いた方が面白かった気がします。

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36 | | 2024-03-23 11:56:08

ここまで十分にこの時代の結婚観や背景が示されているのでまひろを思っていろいろ提案してくれる道長の気持ちがよくわかる。道長とまひろの家の格の違いも、その時代上に行くためにはいい家の娘を妻にしないといけないのもよく表現されていたからね。まひろは十分分かっているはずなのに妾では嫌だと言う。これは気持ちの問題かなら、妾でも十分な暮らしができるし道長のそばにいられるけど、1番ではない。より深い愛情の表れだと思った。ただそれですれ違ってしまうのはあまりにも惜しい。切ないね。

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35 | | 2024-03-19 15:06:57

花山天皇が退位してしまったら、また為時は仕事がなくなる。それどころか摂政になった兼家のもとを自分から去ったのだから、兼家が亡くなりでもしない限り無役のままであることは決定してしまった。まひろが兼家に会いに行ったのには驚いたが、兼家がまひろに会ったのにはもっと驚いた。何か思うところがあって会ったのだろう。まひろと道長との関係ももどかしい。道長が権力を求めて出世するためには、当然まひろを北の方にするわけにはいかない。それはまひろの思い出もあった筈。でも妾では嫌だと言う。お前が言ったことなのにって、そりゃなるよね。でも、妾が嫌な気持ちも当然わかる。志と本音の乖離がつらい。

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34 | | 2024-03-18 10:23:01

猟官運動に娘が動いて、本人は愛人とこもるって、ダメ親父もいいところ。間者になるのを断った時点で、遅かれ早かれこういう日が来る可能性があることを理解しておかないとね。それとまひろは道長の言う通り、何を求めているのかわからない。道兼のことはあっても、道長を感情のまま受け入れたのに、二人で逃げるのはダメ、妾はダメって、まさか現代人みたいに私だけ愛してというのではないだろうに。まあ史実や道長を光源氏のモデルとするのだろうと考えれば、何となくこうなるのだろうけど、心情をもう少し明らかにして欲しい。

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33 | | 2024-03-18 08:13:44

道長が腹を立てるのももっとも。まひろは一体何を勘違いしてるんだろ。二人で都を離れて遠くへ行くのは嫌だし、だからといって妾になるのも嫌。正妻になりたいっていうのは、二人の身分違いを考えれば当たり前すぎることでしょうに。聡明なはずの女性でも、こと恋愛に関しては愚かなわがままで自滅してしまうこともあるってことかな。

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32 | | 2024-03-16 14:21:13

大河にはなかなか珍しい素敵なラブシーンでした。こんなにもお互いを思い通じ合っているのに月夜はこんなにも綺麗に輝いているのに、抱き合えるのは人知れないこんな廃屋。それが2人の結ばれるには程遠い境遇を表していると思うと切なかったです。でもきっと2人の中では最高の夜になり、この日があったから生きていける心の支えになるのでしょう。ストレートな表現がない恋文。好きを表現する言葉の数々がとても素敵で教養の高さを思い知りました。

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31 | | 2024-03-12 19:49:12

雅で優雅で豊かで美しくて艶やかで。道長とまひろのやり取りを見ているとそんな形容詞が次々と頭をよぎる。文を従者が持って訪れ、その返信を持って主人のところへ戻る。長々と書くのではなく和歌や漢詩に想いを乗せて運ばれる。当然教養が必要で、そういえばまひろが代筆してたなと懐かしく思う。今より短い人生だっただろうに、なんと豊かで濃密な時間の過ごし方をしていたのだろうと一種の憧れすら持ってしまう。自由を求めた直秀はもういないし、宮中では陰謀がめぐらされていて。まひろの言葉が道長の腹をくくらせただろうか。謀略の中の道長は今までとは違って表情が引き締まって見えた。

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30 | | 2024-03-11 11:54:42

なるほど、道長と紫式部はそういう関係になってしまいましたか。そこはそういう説を唱える人もいるし、ドラマとしてもありかなとも思います。二人の文のやりとりが、普通なら男性が使う漢文を紫式部、かなによる和歌を道長というところは、メタファーとしても面白いし、よく考えられた演出でした。さて花山院の出家ですが、序盤の見どころのひとつだと思っていたのですが、想像していたよりも案外あっさり進みました。もう少し緊迫感のある演出が欲しかったかな。清明の有名なシーンをこのドラマの内容に落とし込んでもよかったかな。

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29 | | 2024-03-07 20:39:05

直秀は今後も影となり日向となり道長とまひろのそばで力になってくれると思っていたからこんな早い退場に驚いてしまった。まぁ散楽とはいえずっと国家権力を笑い物にして、その上盗みまで働いていたのだから天罰が下ることも仕方ないのかもしれない。ここで殺されると知った時から殺されるまでどんなに怖くて悔しかっただろう。ぎゅっと握った手の中に土が詰まっていたところで泣いてしまった。きっと遠い国で散楽のみんなと幸せに暮らしていると信じている。

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28 | | 2024-03-05 15:21:05

やはり道兼はわざと自分を打ち据え為時の同情を買い、花山天皇に取り入ったのか。嫌な予感はしていたが。ならば為時邸へ来たのは何もかも分かっていてかもしれないと思うと恐ろしさに震える。何度も今まで映り込んでいた鳥かごの行く末が鳥辺野とはこれまた容赦ない恐ろしさで。貴族の横暴を嫌悪していた道長がいざ権力を使おうとした時に使いこなせなかったとも言えるし、まひろを助けるので精いっぱいだったとも思える。盗賊は辻で大いに批判していた右大臣家へ入ったわけで、兼家が何もかもわかって裏で手を回していてもおかしくないのだから。

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27 | | 2024-03-04 10:45:26

よくわからなかったのが、なぜ検非違使はわざわざ直秀たちを殺したのかということ。わざわざ鳥辺野に送ったということは放免すると同時に殺す気だったわけです。たとえ検非違使が力を持ち始めていた時代だとしても、道長は上級貴族の氏族であり、彼からの心づけまでもらったうえで、その意を無視するようなメリットがどこにあったのか?正直よくわかりません。まあ糾弾しようにも、道長が盗賊をかばったことも明らかになるのはまずいから、大っぴらにはやれない。もやもやしたまま藪の中とならないで欲しいところです。

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26 | | 2024-03-04 08:28:22

意識不明だと思っていた父親が、寝たふりをしていただけだとわかった瞬間の詮子の悲鳴に、見ているこっちが仰天。あの時代の、天皇に入内するような上流貴族の女性が、あんな風に大口開けて絶叫するのでしょうか。それに、登場人物の言葉遣いが当時のもの(?)と現代のものとごちゃまぜで、なんともちぐはぐで興ざめする。親しみやすさを強調した演出なのかもしれないけれど、どこをとってもどっちつかずで中途半端感が否めないドラマという印象。

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25 | | 2024-02-28 19:13:31

こうして人は大人になっていくのかと感慨深いものがあった。家に宿敵である道兼がやってきた時、昔のまひろなら飛びついたかもしれないし人殺しと叫んだかもしれない。自分の中にある煮えたぎるような思いは語らず琵琶の音に込めた。あんなに悲しげに弾く琵琶を知らない。足を踏んだ方は覚えていないとはよく言ったものでいつもより数倍爽やかになついてきた道兼に憎悪するけれど、まひろはこれからどうするのだろう。いつか母の仇が取れたらいいけど。難しいのだろうか。

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24 | | 2024-02-28 17:00:24

直秀は打毬を一緒にするだけでなく、道長の屋敷にまで行ってしまった。道長が腕の傷のことを聞いたのに、はぐらかし屋敷の間取りを丁寧に聞き見て歩き…道長が疑っている時点でやめておけばよかったのに捕まってしまって。直秀はどうなるのだろう。兼家が倒れ、右大臣家がピンチかと思ったのだけれど、道兼の動きはまさか兼家の差し金?父と不仲だと印象付けて花山天皇に近づく策ではないのか?だとしても、まさか為時の家にまで来るとは驚いたし、まひろの琵琶には悲しみしか感じなかった。

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23 | | 2024-02-26 11:47:09

この時代、いかに下級貴族とはいえ、貴族の若い女性がほいほいと男に顔を見せるのかというのは疑問だけど、母親を殺した男の前で琵琶を弾くというのは、後に琵琶法師が平家物語を語ったり、耳なし芳一の話を思い出したりするので、因縁めいた雰囲気が出ていたと思います。巫女による口寄せですが、これも後に鳥羽法皇が近衛天皇の死について口寄せを行ったという話などを原型にしてのフィクションでしょうが、当時の習俗として面白いシーンだったと思います。清明のまじないで動きを止めるのはやりすぎだと思いますが。

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22 | 2024-02-24 21:21:59

戦国時代とは違って絵本の世界でしか見なかった平安時代を目の当たりにして、貴族たちは雅な暮らしだし一般の民はいつの時代も変わらず苦しそう。
鈴を転がすように笑う華やかな女子たちがいたり、文学に勤しむイケ男たちがいたり、これが平安時代かぁ、と感動する一方でいつの時代も変わらぬ出世争い、しかもそれが呪詛などという凶々しいもの頼りだったりして、信じられない世界だけどこれが平安時代。
楽しませてもらってます。

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21 | | 2024-02-24 02:26:03

ガールズトークがあるようにボーイズトークもあるわけで、赤裸々に語られた本音はまひろには耳が痛いことだろう。道長が同調したようには聞こえないけれど、道長との家の格は別格だし、なにより想いがあるから尚更聞くのが辛い。お父さんが権力に挟まれて好きでもない仕事をするのは辞めてもいいんじゃないの?なんてお気楽な顔してたけど、それを許せば自分は嫁の行きてが無くなるということだ。呑気な親子だと思ったけどそうは言ってられなくなるだろうね。

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20 | | 2024-02-20 20:47:14

道長から距離を置くために考えた散楽のお話が当たって、きっとまひろは嬉しかっただろうと思う。でもそのことで右大臣家からの襲撃にあって、で結局道長に助けてもらって。縁があるというのはこう言うことなんだろうね。距離を置こうと思って行動しても逆に近づいてしまう。右大臣家をこき下ろした台本なのに見て見たかったと言われて、余計に心動いてしまっただろうし。でも打毬終わりに猫を追いかけて聞こえてきてしまった心無い声。決して道長が発したわけでも同調したわけでもないけれど、そういう世界だとは悟っただろう。文を燃している姿は可哀想だった。

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19 | | 2024-02-19 10:43:57

男どもがあれこれ女性について語り合うところは、まさに似たような場面が「源氏物語」の中にありましたね。それを想起させる面白いシーンでした。打毬ですが、ポロみたいな競技ですね。これは役者さんたちが頑張っていると思います。馬に乗りながら杖を振るって毬を打つのは、相当に練習しないと形にならないと思いますし、作法なのか、それぞれ打った後の形がほぼ同じでした。そして穢れについてようやく触れていましたが、まひろの母を自らの手で殺害した道兼の行為が、いかに蛮勇か、もっと前に説明していた方が良かったと思います。

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18 | | 2024-02-17 06:57:13

みんなで和歌を詠み合う優雅なひととき。豪華絢爛な衣装とイケメン揃い、すごく絵になるし素敵だけど和歌に興味がない人には昔の古典の授業なみにつまらないだろう。特に今の若い人たちはパッとわかりやすいものじゃないと目を引かないし、よく見たり聞いたりしないと内容が分からないものはすぐ飽きてしまう。登場人物の日常会話がものすごく砕けているのも違和感でチグハグ度が増す。どの層をターゲットにしているのか分からない。

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17 | | 2024-02-15 16:47:07

病で弱っている妹に自分の昇進を帝にとりなして欲しいと言う兄。帝のお気に入りの一派と既存の一派の若者たちの取り合い。戦のなかった時代だからこその戦いがあったのだと感じる。漢詩の会というのはあのような感じだったのだととても興味を持って見た。即興で作るというのは知力もセンスも瞬発力も必要だし凄いと思った。道長の詩はなんともせつない。百人一首で知っている方があの場に4人もいるというのが競技かるたをかじった身には心躍る。点と点だった方々がドラマの中でどんどん繋がっていく。切なかったり恐ろしかったりするけれど、楽しくて仕方ない。

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16 | | 2024-02-13 11:38:33

清少納言の登場ですが、当然ながら紫式部との出会いの場面はフィクションだし、よく言われている清少納言の出しゃばりで知識をひけらかす感じを強調する内容でした。白楽天の名を出したのも、あえて「枕草子」の「香炉峰の雪」のエピソードにひっかけたものなのでしょうね。でも出しゃばりで知識をひけらかすというよりは、貴族として品がないというか、下品な感じがするのは演出なのでしょうか?藤原道隆は摂関家、若手を呼んでの漢詩の会を行うにしても、紫式部の父である藤原為時は最高位が正五位下、清少納言の父の清原元輔は従五位上だから共に下級貴族だし、娘まで行くのは不自然だし、あの清少納言の出しゃばりぶりは才気とは取られない時代だと思うけど。

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15 | | 2024-02-08 21:02:23

狂ってやがる。次男が人を殺してそれを一族のためと揉み消した父。次男を問い詰めたらお前が苛立たせたせいだと言う。そんなわけあるか!そしてその喧嘩を見ていた父が微笑ましいとでもいいだけな顔で良い良いと見ている。やっぱ狂ってるでしょ。時代の違いとかそんなので済まされる話じゃない。まひろは今でも自分が走り出したせいだと悔やんでいるのに、この差はどうなんだ。人より偉いという意識を持つと正義は自分にあると勘違いするのかもしれない。

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14 | | 2024-02-06 15:55:36

まひろは自分のせいで母が亡くなったとずっとずっと自分を責めていたのだろう。母の敵である道兼を恨むといいながら、自分を許せない気持ちもずっと続く。道長にはまひろが言ったことが正しいという確信があった。泣き続けるまひろをその場に残してまでそれを道兼にぶつけたのはどういう激情だったのだろう。飄々としている道長の奥に眠る熱い気持ちを兼家は喜んでいたけれど。道兼がそもそも…と言い出したことから、道長も自分を責める気持ちを持ってしまったような気がする。詮子の裏の手はおそらく道長に関係することだろうし、いよいよ道長も争いとは無関係でいられなくなるのだろう。

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13 | | 2024-02-05 11:05:47

当時の馬は基本的に軍馬だから摂関家くらいしか持てないもの。道長は摂関家だし、「打毬」にも興じていたから、馬を持っているのは良いとして、ただそれを普通の乗馬として使うのはどうなのだろう?それだと相当な問題児として目立った筈で、兄に隠れた地味な存在ではなくなると思う。兼家が兄に食いかかる血気溢れる道長を見て、そういう面があったのかと喜ぶシーンがあったけど、馬に乗って駆けまわるだけでも、当時としては十分にヤンチャじゃないかな。兄の殺傷といい、貴族の中の貴族というべき摂関家が武家に見えてしまうのは、どうなのでしょうね。もっと貴族らしい権謀術数が見たいので、花山天皇の出家までの経緯を楽しみにしたいところです。

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12 | | 2024-01-29 19:07:18

花山天皇がいよいよ即位されて、詮子の産んだ皇子が東宮になることになった。円融天皇は詮子が自分に毒を盛ったと思っているようだが、すでに詮子を遠ざけていたのだから疑うべきは違うと思うのだが。ただ、当たらずとも遠からずではある。自分の娘すら手ごまとしか思っていない兼家はもちろん恐ろしいのだけれど、すぐさま何があったのか察知して父にすり寄る道隆も同じ穴だなと思う。三郎が母の敵の弟であると思いかけず知ってしまったまひろ。自分の気持ちをどう整理するのか、三郎との関係をどうするのか気になる。

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11 | | 2024-01-29 12:40:25

月夜に舞を踊る場面は本当に奉納という言葉がぴったり。本当に映像が美しく日本にはこんなに美しく雅やかな時代があったのだと世界中に知ってもらいたいぐらい。その優雅な舞の最中にまひろが因縁の道兼を見つけ、その隣にいるのが三郎で道兼の弟だという衝撃の事実を知る。ドラマチックでいい。個人的には花山天皇もツボ。傍若無人ぶりが話題だが女性に対する目は案外優しく乱暴な感じがしないのがいい。女と遊ぶことができない女を遊ぶと噂のあの人にも見てほしいと思った。

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10 | | 2024-01-29 10:36:24

舞のシーンは少し能のような幽玄な雰囲気があって、なかなか美しかったなと思います。ただ時代考証的な意味で引っかかるところもあります。当時はまだロウソクもない時代ですし、照明は明るくありません。舞台はともかく見ている者たちの方はかなり暗かった筈です。そして舞台を明るくすればするほど、舞台上から見ている者を認識するのは難しかったと思います。こういうステージに立ったことがある人なら理解されることでしょう。演出として舞台上から母の仇と、会いたいと思っていた人が兄弟だと認識するのは劇的ではありますが、どうせならこの時代らしく、明かるさではなく闇を利用した演出を考えてほしかったです。また詮子はちょっとヒステリック過ぎるかな。

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9 | ys | 2024-01-28 21:13:55

物語の一つ一つの素材をしっかり丁寧に処理していると思います。
視聴率を気にしすぎて奇をてらったり、物語の流れを逸脱するような極端な演出や解釈もない。
また大河ドラマだから高尚な作品にしようと力み過ぎてるような所もない。
作り手の方が自身の実力と実績に自信を持っていると感じる。

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8 | | 2024-01-26 09:10:05

血生臭い時代を多く切り取ってきた大河だから見る人にとってはどう見ていいのか分からないかもしれないけど私はこんな時代もあったのかと雰囲気が違ってとても面白いです。大義名分を声高に叫んで殺し合い潔く死ぬ激情型ではなく、こちらの世界ではどれだけ優雅に魅せられるかのセレブな世界。いいと思う尺度がまるで違う。優雅な女子会も男性たちが勉学に励むのも知的で爽やか。むかーし昔も世の中の上に立つ人は勉強していたんだななんて思うのも面白いです。

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7 | | 2024-01-16 20:39:49

どうしても女性が主役の大河だと世の中の流れを説明する時には主人公でありながら人生が脇に追いやられてしまうように感じることがあり女性の立場の低さを感じる。大河は歴史の教科書的な役割があるのかもしれないけど、いつかは思い切ってその人からだけの視点でその人が主役のドラマが見て見たい気がする。さてさて今回もたくさんのキャラが出てきて渋滞してます。花山天皇はぶっ飛んでるし、道兼は目が血走っていて暴走が怖いし、詮子の切なさもあった。代筆屋ももっと見て見たかったな。

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6 | | 2024-01-15 21:14:28

母の死のことでまひろと為時は確執があるまま成長してしまったのか。力ある雇い主の息子が犯人と言うことで、口外できず病死としたことは、あのプライド高い為時にしては常識的な判断だと言える。東宮にどんな扱いをされようと指南を続け、兼家にも報告を欠かさないあたり、この仕事にかけているのかも知れない。代筆をしている時のまひろは生き生きとしていて、相手を思うことで違う人生を楽しんでいるかのようだ。母ちやはを手にかけた道兼は次は天皇に毒を盛る。一度道を踏み外したら特権階級の人間だとしても清い道には戻れないということなのだろう。それにしても計算高い兼家が恐ろしい。

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5 | | 2024-01-15 18:04:25

誰が誰なのか覚えるだけで大変です。おそらくは平安朝ドラマの新機軸として、あえてらしくない演出、音楽、編集をしているのだろうと思います。その思惑と伝わってきます。でもそれは単に衣装などはそのままにして現代劇にするというだけのことで、よくあるシェークスピアを現代風にアレンジしたりするパターンよりも消極的なアプローチだし、かつて黒澤明が「マクベス」を日本に置き換かえた「蜘蛛巣城」のような大胆さも欠けています。どうせならもっと冒険してはどうかと思う。たとえばあれだけ早口でセリフを言うから平安朝の雰囲気のもつリズムと違和感があるわけで、でもあえてゆっくりというのは当たり前過ぎるから、セリフを意識的に七五調っぽい感じにするとか。そうすれば大事なポイントになるセリフで、そのリズムの崩せば印象を強めることができる。何にせよもっと大胆な脚本や演出を期待したい。

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4 | | 2024-01-10 16:16:36

道兼の悪辣ぶりしか印象に残らなかった第一回目のストーリー。やたらと弟の三郎をイジメる狭量なギスギスしたつまらない男かと思ってたら、道端でまひろの母親を殺してしまうなんて。もっとはんなりした内容のドラマだと思ってたからショックだったわ。返り血をあびた道兼の顔なんてホラーそのものだし。この人、いつまで登場するんだろ。次週以降見るかどうか悩む。

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3 | | みちる | 2024-01-09 10:07:33

衣装や小道具が素敵だと思いました。脚本が大石静さんなだけあって、これからの物語展開がすごく楽しみです。藤原道兼役の玉置さんの気迫の演技には目を奪われました。表情の変化が豊かで、道兼をよく表現していると思いました。そして、まひろと三郎の出会いは嘘をつきながらも微笑ましかったです。

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2 | | 2024-01-08 13:48:11

女性が主人公となる大河ドラマは、史実としてわからない部分があまりにも多く、かなりの部分をフィクションで補うことになります。だからこそ世界観とか、歴史観とか、全体を俯瞰するテーマと、女性としての問題意識みたいなものをどう取り入れるかが問題になります。藤原道兼は「大鏡」には冷酷な人と書かれてはいるものの、穢れが禁忌であった時代に、関白を出す家の者が自ら殺生をするのはどうなのでしょう?藤原彰子に仕えた女房が殺害された事件では、黒幕として藤原道雅の名が出てきますが、実行犯は別の僧侶。結局真相はうやむやになった点は似ていますけど、当時の穢れの思想は相当に重要なもの。そこが公家と武家を分かつものでもあります。そういう時代観は大事にして欲しいです。まあここからとは言うものの、最初からこれだと首を傾げます。

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1 | | 2024-01-08 12:53:03

藤原さんばかりで頭がついていくか心配ですがそれはおいおいとして、煌びやかな衣装にすっかり魅了され優雅なひとときを過ごしました。道長とまひろの出会いも甘酸っぱく素敵でした。お父さんの不遇というかなんというか今の時代の言葉で表せば5年も働いてないのに不倫して別宅を持っているというありさま。平安時代ではこれが許されていたなんて夢がありますね笑。お母さんが健気で泣ける、と思っていたらまさかの事態に!!もう美人のお母さんが退場だなんて!道兼許さぬ!!

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