『光る君へ』での岸谷五朗 (藤原為時役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
岸谷五朗 (藤原為時役) は 「2024年4月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
暇を申し出るいとに、これまでの感謝を伝えて「行く当てなどないであろう」「この家はお前の家である」と優しく寄り添って引き留める姿が為時の温かい人柄を感じさせて良かったです。そもそも誰のせいでこんなことになってるんだっていう、自身の甲斐性の無さや先の読めなさをあまり自覚してない感じも為時らしい。いとの泣き顔を見て思わず吹き出してしまう遠慮の無さも、家族らしい心の距離の近さが感じられて良かったと思います。
茫然とした表情や力ない声、トボトボした情けない歩き方が、全てを失ったショックの大きさを物語っていて、為時の先の読めなさや良くも悪くも正直で世渡り下手な学者バカっぷりが伝わってきました。つくづくこの時代に向いていない人なんだなあ。この家を守るためにどうすれば良いかしっかり考え、まひろの結婚相手探しを始める頼もしい宣孝との対比も良かったです。
父に虐げられる道兼をかわいそうにと思ったのは本当の気持ちなのだろう。心情的には理解できないが、素直なリアクションからそう見えた。でもそのくらいの人物じゃないと花山天皇に支えることも道兼の近くにいることもできないような気もして辻褄は合う。よく考えられていると思う。
道兼とまひろが鉢合わせないように気を遣ったり、道兼が帰ったあと、わざわざまひろの部屋まで行って謝ったり、娘を政治の道具として扱う上流貴族とは違う、現代の感覚に近い親子愛が感じられるところが良いですね。まひろを一人の人間としてちゃんと見ていて、幸せになって欲しいと心から願う深い愛情が伝わってきます。天皇に取り入るための策であろう道兼の折檻話にも胸を痛めた様子で同情していたり、互いに探り合って足を引っ張り合う政治の世界には全く向いていない、真っすぐで心優しい人柄が感じられたのも良かったと思います。
今までの岸谷さんのイメージとは違うのだけれど、とても実直で不器用な感じを上手く出されているなと思う。まひろに対する愛情もあって。道長と出会って戻って来たまひろを見た時の表情が忘れられない。
これは勝手な主観なので申し訳ないんだけど、岸谷さんってごつすぎて平安貴族っていうイメージじゃないなあと思ってしまいます。もちろん実際の平安貴族はどうだったのかわからないけど、少なくとも今より小柄で、身体を動かす習慣のない貴族が多かったのは確か。別にフィクションだし、それに完全に合わせる必要はないんだけど、岸谷さんのようなでかい、ごつい、浅黒いという人は、ちょっと例外的な感じがしてしまいます。芝居もちょっと強すぎ、というか力みすぎかな。どうあれ貴族なんだし、対面的にはもっとたおやかさがあった方がいいように思います。
暇を申し出るいとに、これまでの感謝を伝えて「行く当てなどないであろう」「この家はお前の家である」と優しく寄り添って引き留める姿が為時の温かい人柄を感じさせて良かったです。そもそも誰のせいでこんなことになってるんだっていう、自身の甲斐性の無さや先の読めなさをあまり自覚してない感じも為時らしい。いとの泣き顔を見て思わず吹き出してしまう遠慮の無さも、家族らしい心の距離の近さが感じられて良かったと思います。
茫然とした表情や力ない声、トボトボした情けない歩き方が、全てを失ったショックの大きさを物語っていて、為時の先の読めなさや良くも悪くも正直で世渡り下手な学者バカっぷりが伝わってきました。つくづくこの時代に向いていない人なんだなあ。この家を守るためにどうすれば良いかしっかり考え、まひろの結婚相手探しを始める頼もしい宣孝との対比も良かったです。
父に虐げられる道兼をかわいそうにと思ったのは本当の気持ちなのだろう。心情的には理解できないが、素直なリアクションからそう見えた。でもそのくらいの人物じゃないと花山天皇に支えることも道兼の近くにいることもできないような気もして辻褄は合う。よく考えられていると思う。
道兼とまひろが鉢合わせないように気を遣ったり、道兼が帰ったあと、わざわざまひろの部屋まで行って謝ったり、娘を政治の道具として扱う上流貴族とは違う、現代の感覚に近い親子愛が感じられるところが良いですね。まひろを一人の人間としてちゃんと見ていて、幸せになって欲しいと心から願う深い愛情が伝わってきます。天皇に取り入るための策であろう道兼の折檻話にも胸を痛めた様子で同情していたり、互いに探り合って足を引っ張り合う政治の世界には全く向いていない、真っすぐで心優しい人柄が感じられたのも良かったと思います。
今までの岸谷さんのイメージとは違うのだけれど、とても実直で不器用な感じを上手く出されているなと思う。まひろに対する愛情もあって。道長と出会って戻って来たまひろを見た時の表情が忘れられない。
これは勝手な主観なので申し訳ないんだけど、岸谷さんってごつすぎて平安貴族っていうイメージじゃないなあと思ってしまいます。もちろん実際の平安貴族はどうだったのかわからないけど、少なくとも今より小柄で、身体を動かす習慣のない貴族が多かったのは確か。別にフィクションだし、それに完全に合わせる必要はないんだけど、岸谷さんのようなでかい、ごつい、浅黒いという人は、ちょっと例外的な感じがしてしまいます。芝居もちょっと強すぎ、というか力みすぎかな。どうあれ貴族なんだし、対面的にはもっとたおやかさがあった方がいいように思います。