虎に翼

2024年7月期 2024年4月期
総合評価: 4.39 / 5.0 (回答者数56人) 73 位 / 1057件中
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脚本・ストーリー 4.4 /5.0(88.4%) 86/1058件中
キャスト 4.5 /5.0(90.8%) 162/1058件中
演出 4.4 /5.0(88.4%) 90/1057件中
音楽 4.5 /5.0(89%) 56/1058件中
感動 4.4 /5.0(88.8%) 31/1053件中
笑い 3.8 /5.0(76.8%) 149/1053件中
スリル・興奮 4.3 /5.0(86.2%) 72/1050件中
267コメント
17 | 2024-04-16 13:52:48

昔、明治生まれのばあさんが、女性だからと暴言を吐く男に「母親に同じ言葉を言えるのか」と罵声を浴びせていたのを思い出した。どんなに偉そうな男も結局は女から産まれるだよね。さて寅子たちに突っかかる男子学生も気に入らないなら来なきゃいいのに、自分たちの優位性をひけらかしたいのだろう。モテないよ、そういう奴ら。もちろん世相もある。大正デモクラシーの頃は案外自由だったと聞く。寅子の時代は満州建国とか、5.15事件とか、太平洋戦争に向って転がり落ちる頃だし、戦争が近づくと脳筋がはびこるようになる。だからひ弱な学生もより弱い女子学生を下に見ようとする。本当にくだらない時代だと思います。

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16 | | 2024-04-16 00:16:34

花江ちゃんのやるせない気持ちは分かるような気がしました。結婚して一年、好きな人に嫁いだとはいえ完全同居の世帯で今よりずっと手間がかかる家事を姑と2人でやるなんてしんどい、結婚なんてそうキラキラしたもんじゃないと気づく頃ですよね。まして自分のためだけに動ける寅子がそばにいたら、やっかみたくもなるでしょう。花江ちゃんは何事も用意周到にしたたかにやってきたタイプだから余計こんなはずじゃなかったともやもやした気分になるんじゃないかな。隣の芝は青い‥それだけなのにね。

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15 | 2024-04-15 14:12:16

まだ女性の法曹関係者が生まれていない以上、先が見えないし、退学者が増えるのはある程度仕方がない。困ったものなのは、それが当人たち以外、それほど深刻に感じていないこと。胡坐をかく男たちも受け入れる女たちも、無知というよりデモクラシーとか平等なんて、学問上か文学上の言葉で、骨身に染みついていなかったからね。まあそれは現代の世の中でも言えることかもしれないけど。花江ちゃんは嫁姑問題というよりも、つい愚痴が口をついた感じでしょうか。はるさんはそれくらい気にしないと思いたいんだけど。

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14 | | 2024-04-14 11:39:52

このドラマが盛り上がっているのは見ている人それぞれが大なり小なり格差を抱えているからなんだろうなと思います。そこに甘んじず「はて?」とちゃんと疑問を持ちおかしいと声を上げる。それって結構エネルギーがいることでめんどくさかったりするのです。そんな寅ちゃんの姿を見て自分も頑張ろうと思う人が続出してるのかな。裁判はとてもよい結末になったけど、最後の旦那の言葉がお前だけ幸せになるなんて許さないでしたね。自分といることが不幸だって自分で認めていることを気づいているのか?とおかしかったです。

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13 | | 2024-04-12 14:59:26

裁判官が持論を展開するのではなく、法の主旨に基づいて、法を執行しようとするのは間違ってはいない。いかに封建的なものの見方が強くても、児島惟謙みたいに法の精神を貫く人はいたわけだし、まさに穂高先生の言う通り、小さな積み重ねが世の中を変えていく。まあ若者や性急な人はドラスティックに物事を変えようとしたり、変わった方がいいと思いがちだけど、そもそも民主主義は有権者の一票一票の積み重ねの結果だし、理解を深め、議会で話し合うプロセスが必要だから、時間がかかる。だから過ちが少ないシステムだと言える。ましてや過ちがあってはならない司法の世界は、積み重ねが必要。それぞれ彼女たちが焦る気持ちもわかるけど、そこがわかっていくといいね。

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12 | | 2024-04-12 11:44:37

ブギウギと同じ時代なのにまるっきり違って見えて、視点が変わればこうも変わるのかと驚く。貧富の差、育ちの差は今以上だし、それに加え女性が思うように生きていくのは難しい時代。法そのものが女にとっては縁遠いことだったからこそ、たくさんの諦めと涙があったのだろう。裁判官の自由な心にのみ委ねるしかない何とも心もとない立場。それが女だった。男女の不平等さが今週はこれでもかと描かれていた気がするが、来週はそれに育ちの問題も加わってきそう。穂高先生の優しいまなざしが唯一の救いだ。なんとも見ていて心躍らないのは、これから先もずいぶん長く女の権利が認められない時代が続くことを知っているからだろうか。

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11 | 2024-04-11 17:38:57

この時代に法律を学ぼうというのだから、単に頭が良いというだけでなく、それぞれ思うところがあるわけで、それをよねのように表に出すか否かの問題。でもこの実際に法廷を見学するというのは良かったですね。彼女たちが学ぶだけではない。裁判官も弁護士も、衆人の目に晒されるというのは、さまざまなプレッシャーになり、己の言動だけでなく信念も問われることになる。さて裁判官はこの状況の中で、どんな判決を下すのか、興味深いものになりました。

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10 | 2024-04-10 14:30:03

穂高の提案はいわゆる模擬裁判のようなものですね。民法はもちろん憲法含めたあらゆる法律に目を通し、特に明治民法の問題点を明らかにして欲しいです。何せ現在も民法は改正はあっても、基本は変わっていないわけだしね。それにしても今からみると本当に理不尽な法律だけど、戦前まではそれがまかり通っていたんだものね。まあ悪法もまた法なりと言うし、法を作るのは法律家じゃないけど、常に法律家自身が法の問題点を自覚しておかないとね。

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9 | 2024-04-09 23:13:37

なかなか個性が強い同級生が多いですね。それほど変わり者じゃなければあの頃司法を目指す女子がいなかったのか?なんて風にはしてほしくないけど、みんなそれなりに肩に力が入っていて緊張感があります。でもなんとなくより集まった4人が天気の話とかで盛り上がらないランチ。なんだか新学期あるあるのようで面白いです。ここで出会った友は一生の友になるのかな?きっとあの男装の子とも仲良くなっちゃうんだろうなと期待しています。

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8 | 2024-04-09 19:18:47

この頃から裁判の傍聴マニアは本当にいたのですかね?まあ裁判にはある意味でエンタメ的要素があるのは、今も昔も変わらないと言えるけど。もちろん寅子たちはそんなお気楽な話じゃなく、いかに裁判で女性の権利が不当に扱われているのかを目の当たりにするのでしょう。知識だけでなく現実を知るという意味でも、実際の現場を見るのは大事なこと。よねの態度が良いか悪いかは別として、きっと寅子には大きな刺激になるのではないでしょうか。

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7 | 2024-04-08 19:40:31

問題は男性に負けないよう男勝りの女傑になることが、男性中心社会の壁、ガラスの天井を突き破れるのかどうかだと思います。個人的にはちょっと懐疑的です。男勝りでは男には勝てません。差別と区別は違うからね。泣いている先輩に厳しい言葉をかけるよりも、多くの女性はそういう場面で傷つき、涙を流すことを肯定した上で、それを理解しない男性社会に立ち向かう方が賢明だと思います。女性の当たり前を忘れて、女性の権利を主張しても、きっとどこかで前に進めなくなると思う。それに対して寅子がどんなアプローチをするのか気になります。

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6 | | 2024-04-06 10:03:06

はるの子供を思う気持ちが決して決めつけだったり自分のためだったりじゃないことがよーく分かりました。寅子だって頭の固い親だとは思っていても尊敬できる愛に溢れた親だってこともちゃんと認識している。桂場の意見に触発されて2人の本当の気持ちが見えたのが良かったです。触発されながらもでもやっぱりお見合いをした方がいいって前置きするのも親心。その日に買ってもらった六法全書は寅子の一生の宝物になったことでしょう。

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5 | 2024-04-05 17:46:43

この母にして、この子ありというところですね。でも事実、桂場みたいに比較できないことを並べて、正しいことのように話す論法を使う人間は今の世の中でも多い。相関しかないのに因果関係があり、証明されたかのようなことを言う人もね。前者は論理学、後者は統計学だから、そして前者はあくまで推論だし、後者は相応のデータを提出すべき話。一方、はるの理屈は親として筋が通っている。次元が違う話だとしても、そもそもそうしたのは桂場だからね。覚悟を見せた寅子の奮闘に期待しましょう。

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4 | 2024-04-04 22:01:04

先生は私の言葉を遮らなかったって言葉にドキッとした親は多いんじゃないかと思いました。自分がやった方が早いからと手を出してしまったり、言わすことを待たずに言ってしまったり少なからず経験があります。よかれと思ってるんですけどねー、反省しました。法の下の平等ですが逆に言えば憲法に書かないと実現しないほど難しいことなんですよね。絶対的に力で敵わない男の人と対等になるにはそれだけ人間が成長して平和な世の中にならないと難しい。そう考えれば人間はちゃんと進化してるんだなと思います。

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3 | | 2024-04-04 17:36:01

おや、珍しく主人公の幼少期はやらないパターンなのでしょうか。それとも途中で挟むのかな。ともあれ何ごとも最初のひとりというのは大変です。実力だけでなく、人との出会いや運も必要になります。特に賢い女性を目の仇にしたり、女性だと頼りにならないと言う人は、いつの時代にもいますからね。戦前は女性に参政権がなかった。つまり法の下で平等ではなかったということ。どう理由を付けようと、それは差別以外の何ものでもない。このドラマでも話していたけど、戦前の女性は結婚すると準禁治産者であり、父や母、配偶者の了承を得ずにどんな権利も行使できなかった。それは言い換えれば家の奴隷。そんな中で最初のひとりになる強気女性の姿を楽しみにしたいです。

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2 | | ゆき | 2024-04-04 15:05:30

女性応援なのは良いが、明治の法律は男性にも制限、徴兵の義務を命令した。「男は好き勝手に生きられる」訳では無く、女性に全てを強いて何もしないで生きていた訳では無い。
物語の数年後、戦争が勃発して男性は強制的に戦場におくられ死んでいく。学徒動員では、男子学生だけが強制的に動員される。ともこのように、法律に疑問を持っても反論も何も出来ない。
女性が主人公の物語だから、その事がどのように描かれるのか気になる。

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1 | | 2024-04-04 07:31:18

ブギウギの熱気冷めやらぬ中まだ次の物語には入れないと思っていましたが、そんなところにスルッと入ってくる寅子ちゃん。はて?と首を傾げるところがかわいくて見入ってしまいます。主人公が自分達と感覚が近いところも魅力ですね。それなのに時代が違うとこれだけ生きづらいのかと思うのも新鮮で面白い。寅子ちゃんならその壁をドンと体当たりしたりコソッと抜け道を探したりしながら越えていきそう。その姿に勇気づけられそうで今からめっちゃ期待しています。

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