俺の話は長い

第２回目も安定の面白さでした。これは今期一番面白いドラマなんじゃないかと思えるくらいです。ゆるゆるな空気感の中に、想像の斜め上をいく満の屁理屈が絶妙にマッチして良いんですよね。昔ながらの正統派ホームドラマ風な仕上がりも大好きです。あと、コーヒー、ビール、焼きそば…いつも美味しそうだなって食欲そそられてます。春海ちゃんは失恋してたんですね、青春だな。それにしてもその陸って男一癖も二癖もありそうでなんだか心配です。満、春海をちゃんと守ってあげるんだよって思っちゃいました。

とにかく登場人物との何気ない会話が中心のストーリー。ハラハラするシーンなどほぼありません。それぞれが持つ漠然とした悩みを何となくの会話で少しずつほぐしていくのが何故か面白く感じます。毎日言い争いはしていますが険悪ではなくほのぼのとしているのがよいところだと感じます。毎朝5時にコーヒーを母に入れてあげるという設定はコーヒーにこだわりを未だに持っているのだなと思いました。しかしラストで段ボール6箱分のコーヒー関連の品を全部売ってしまいこれは予想外でした。コーヒーから次はどこへ向かうのでしょうね。

失礼ながら、予想の何倍も面白い。ドラマなのに、サザエさんみたいに２部構成になっているのも面白い。春海の不登校問題を、あっさり解決させないのもリアルでいい。満が朝コーヒーをもう淹れないと宣言した件も、光司の助言でまた元通りかと思ったら、そうでもなく大事なコーヒーの道具まで売ることにしてしまった。どうなるのかなと、ますます興味が湧いていた。結構、心に刺さる言葉を姉の綾子も、満も、口にしているが、どちらも溜め込まないでポンポン言い合っているのがいい。明るく見れるので、楽だ。満はニートだけれど、自分の芯がしっかりしているというか、そのままの自分を認めているようなところがいい。だから、春海は満には心を開けるのかなあと思う。家族にとって、悩みの種かもしれないけれど、そういう存在がいるだけで、なんとなく頼もしい気もする。

ニートで一見クズの満が、春海の気持ちを一番理解し、変に励ましすぎないのが良いです。綾子に夜運転代わると言ったのは、1000円が欲しかったのではなく、春海を海へ連れて行かせたかったからなんじゃないかな？
親でも友達でもない、斜めの関係の人って大切だと感じました。
それにしても、満はあれだけ弁が立つのだから、交渉する仕事なんかにつけば、成功しそう。今のままじゃ能力の無駄遣い感が半端ない。でもそこが面白いんでしょうね。

生田斗真と小池栄子の兄弟の間の取り方が絶妙に面白くて、二人ともお芝居がうまいので笑いながら楽しく見ることができます。
兄弟だからこそ、お互いのやり方が分かるから、そのやりとりが面白くて、とても良いです。生田斗真のメリハリがしっかりして、グダグタしているところと、何かを想っているところがこっちの想像させる時間があって面白いです。
言い合いのシーンは、どこを切り取っても面白くて、天才たちの集まりなのかなと思うほどのスムーズさと、落とし方のうまさに脱帽です。

見ていて、クスッと笑うシーンが満載で、やみつきになりそうなドラマです。
それぞれの登場人物の個性豊かなこと。
「こんな人いるよな～」とか「家族ってこうだよな～」とか共感しながら見れるので、より一層夢中になれます。
生田斗真さんのうんちくをダラダラ言うシーン、めんどくさーい！と思いながらもはまります。
小池栄子さん演じる気が強い姉とのバトルがいいですよね。
30歳を過ぎても働かず、うんちくばっかり言ってる息子が我が家にいたら、正直笑っていられませんが、ドラマだからおもしろいです。

うん。ほんとに長い。長い話は説教系だと勝手に思っていたが蓋を開けたらニートの屁理屈だった。人生にはつまずくこともあるし、立ち止まることももちろんあるけれどあんなに高級肉をただで食べておきながら屁理屈言うのも大概にしてほしい。すき焼きは嫌いだと言いながら誰よりも多く肉を食べるとか、ほんと憎たらしい。唯一姪っ子ちゃんと自転車で走るシーンがなんだか新鮮でかわいらしかった。ニートの弟と不登校の姪っ子。何か分かり合えることがあるといいね。

一癖も二癖もある人たちばかり。
主人公の生田斗真さんの、難癖(？)が的を射てるような的はずれなような。毎回、問題提起とぬるっと解決？すっきり？するのが面白い。主人公の姉小池栄子さん家族が期間限定同居で、家族みんなの問題がどう解決していくのか、それぞれモヤモヤ抱えてそう。
1ストーリー、1すっきり。なんだかぽわーっと暖かくなるお話で。次はどんな問題？どんな風に解決？とドキドキする。
ステップファミリーの話も盛り込んでるし、今時だな～って感じ。

第１話とても面白かったです。すき焼きって何回言うねん！！と突っ込みたくなるくらいで笑えました。実力派の俳優さんが勢揃いだけあって絶妙な間の取り方や掛け合いには「さすがだな～」と唸らせられます。小池栄子さんは面白いですね。ズケズケ系のお姉ちゃんが最高です。再々婚という設定が意外性があって興味が湧きます。生田くんも本領発揮って感じで最高です。でもかなり拗らせてますね～！！お母さんとの関係性も見どころなのかな。

とにかくあっという間の1時間でした。
タイトルからして、もっと屁理屈をだらだらと言うのかと思っていたのですが、全くそんなことはなく、逆に満の持論を聞き入っちゃいました。姪の春海にも子供扱いをせず、だけどおじさんとしてなんとかアドバイスしたり、ときには姪と言い合ったりする姿も印象的でした。きっと満は屁理屈ばかりだけどなんだか憎めないキャラなんだなと思いました。個人的には綾子との姉弟喧嘩がすごく自然で2人の言葉のやりとりがおもしろくて好きです。

いくら実家とはいえ、満は、たいして手伝いもしないで、高級肉や高い寿司ネタばかりパクパク食べながら理屈こねて、面白いけどムカつきます。綾子につい同調してしまいます。捨てられないコーヒーの荷物を、甲子園の土に例えるのは、笑ってしまいました。その発想があるなら、物書きとか出来そう。でもさすがの満も、春海には敵わず、すき焼きのうんちくで言い負かされたところは、そうきたかっと感心しました。満も完全にクズではなく、たまに優しいところがあり、憎めないです。

期待通り、３０分ずつに区切れて見やすいし、内容もとてもおもしろかったです。
ほとんどずっと笑ってましたが、ときどき満のいうことに納得してしまう自分がいるのは、意外で新しい発見でした。意外といえば、春海も意外で、満に負けてないある意味強い中学生の彼女が、とてもよかったです。
今回は１では春海と満の自転車のシーン、２では春海が母綾子に思いのたけをぶつけたシーンがよかったです。

派手な演出は一切なし。とにかく登場人物の会話を中心にしてドラマを進めていく。台詞はそうとう練りこんで工夫したのでしょう。登場人物のやり取りが特別変わっているわけでもないのになぜか面白く感じてしまいました。ホームドラマ的な感じも薄く、深夜ドラマみたいですが何故だか心に染みてくる内容に惹き付けられました。どうでもいい話のようでそれが次のシーンにうまくつながっていく。見事な名人芸とも言うべき流れがすばらしいと感じます。今期の日テレのドラマの中ではあまり力が入っているようには思えないドラマですが、他とは違った面白さはしっかりとあります。

まず主人公のキャラを定着させるためかすき焼きのくだりが長くてそれだけで生田斗真が嫌いになりそうだった。こんな弟がいたら首締めちゃうかもしれないと思うほどの嫌悪感。思わず小池栄子を応援してしまう。そんな中ホワンとしている原田美枝子お母さんがいい味出してますよねー。こんなにホワンとしてないとあの兄弟は育てられないわーと妙に納得。姪っ子ちゃんもなかなか口達者だから同居が始まっての化学反応に期待している。

短い日常の話を1時間に二話の構成は珍しいと思いますが、大きな事件が起こるわけでも無い普通の日常のドラマなので、それでちょうど良いなと思いました。ストーリーに盛り上がりがない代わりにそれぞれの役柄のキャラクターがはっきりしていて面白かったです。主役の滿はかなり面倒くさい性格のこじらせちゃってるニートですが、生田斗真さんが意外にも合っているなと思いました。小池栄子さんの勝気なお姉さんと安田顕さんの気弱な旦那さんが最高にぴったりでした。サザエさん的なドラマで安心して見られそうです。

30分×２話というドラマは今まで見たことが無いです。時間がないときは30分で見切れるので、いいかな…とは思いますが、何となく物足りなさを感じました。
ストーリーは家族のあるあるな感じで、あんな弟がいなくて良かった。と思うのと同時に、生田斗真が好きなので複雑です。
ドラマというよりは短い舞台を見ている感じでした。
ちなみに我が家は、このドラマと全く同じ家族構成で、私は姉。姉役の小池栄子のセリフにうなづきが止まりませんでした。

初回から面白かったです！
まるでアニメの様な30分２本立て。ヘリクツな主人公は今までも沢山いましたがまさかのニート。しかも生田斗真！もったいない～
またこの主役（満）が口が達者で、ガンガンと口答えなどで言い返してくるんですが、見ていて正直イラっとした所に姉の綾子（小池栄子）がガツンと言ってくれてスカッとします！
満は、姪で不登校の晴海や綾子の再婚相手の光司に優しくて、もしかして弱者には良い人なのかな、とも思いました。
コメディーに入ったホームドラマって感じです。