美食探偵 明智五郎

とうとう途中で終わってしまった…でも、途中で終わったとはいえ、あの最後の二人が黒バックの前で語り合うシーンがものすごくよかった。明智とマリアのキスシーンで終わってもおかしくない状態だったのを、あえて二人のシーンを作って苺の心をさらにゆさぶった明智。ゆるせないほど魅力的すぎる。もうすこし先まで撮ってあると思っていたのに…。このままシーズン2を作って欲しい。全員の演技力の高さがこのドラマの魅力でもあった、舞台風にソーシャルディスタンスをとったドラマでもいいから、続きが観てみたい！

この手のドラマは1話完結型のドラマかと先入観を持っていました。しかし1話からキャストが全て繋がっていて予想外でした。正直今回の話ではテレビ上子どもが殺されることはないだろうなと思ってしまい、でしょうね。と言った感想でした。回避方法も予想通りというか、これまでの話に比べると少し忖度を感じました。まぁしょうがないとは思いますが…。いじめのやり方も現実味がないなと感じました。現代のいじめはもっと陰湿で表では分からないことも多いと思います。

2学期から兼木が担任になってから始まったにしてはいじめの仕方が徹底されていて、生徒に向かって兼木が｢余計なことを言うな｣と睨んだときにマリア以上にヤバイ奴だと感じました！この時代にまだアレルギーを好き嫌いと言うなんて他の先生たちや保護者にバレたら仕事を失うばかりか命を奪う可能性さえあるのに、支配欲を満たしたいための言動なのか理由はわからなかったけど兼木の人間性にはゾッとするばかりでした。
兼木のインパクトが強かったからか、マリアが考えたクラスメイトと兼木をまとめて殺すという作戦が荒く見えました。
どう実行するのかと思ったら伊藤と茜が登場したのでマリアは自分の手で殺したいんじゃなかったのかと疑問に感じました。明智たちが事件を止められたことでマリアにやる気がないことがわかったのですが、明智たちがはそれに気づかず喜んでいたので心配になりました。それにマリアの計画を防いだことで兼木だけでなく小春のクラスメイトも反省しないという結果にモヤっとしました。
集団殺人がうまくいったらとは欠片も思わないけど、兼木のしていたことが明るみに出て小春へのいじめがなくなるという結末が見たかったです。

食物アレルギーの話は、私の息子も持っているので他人事ではないと思いながら見ていました。
いじめをする子どももさることながら、アレルギーをわがままと言ってしまう教師がありえないです。さすがに今の教育現場ではいないと思いますが。
それにしてもこの小学校はセキュリティ甘過ぎじゃないですか？いちごちゃんもさらっと校内に入ってるし、給食タイムに不審者が入り込みすぎなのに気づかれないとはダメだと思います。小春ちゃんのお母さんは義母と娘のブルースの前妻さんでしたね。絶対意識したキャスティングだと感じました。
今回は上遠野さんのお父さんぶりがかっこよかったです。

マリアと明智の禁断の愛ばかりに目がいっていたが、今回はふたりを見守る苺の表情がとても気になった。前回まではどちらかというと他人事のようにふるまっていた「一号」だったのに、今回は急に明智の事を本当に心配し、大事に思っている様子が見られた。最後のシーンで「君のことも、僕が守る」と言われた苺の、ショックをうけたような表情がとてもよかった。ただ単に嬉しいのではなくて、マリアの事を思ったり、どこまでが明智の本心なのか推し量ったりといった複雑な感情を上手に表現していたなと…お芝居うまいな小芝さん。それにしても、中村倫也は知れば知るほどカッコ良く見えてくる不思議な俳優。

前回の猟奇的な感じから一変し、今回はクスッとした笑いの小ネタが沢山入っていましたね。
上遠野の土佐弁も満載でしたし(笑)
担任が、生徒の食物アレルギーに対してあの対応だと、今の時代は大クレームものだと思いますが・・
でも、担任がいじっていたら、生徒が真似する事ってありそうですね。
そしてマリアファミリーが（伊藤もと林檎）また登場・・
明智ってなんでマリアに惹かれているのか理解できないんですが。
でも、ラストで苺に「君の事も僕が守る」って言っていたのには胸キュンでした！

マリアと関わった人は彼女の虜となってしまうのか。今回の彼女のターゲットは上遠野の娘・小春。彼女の境遇を利用して大量殺人をもくろんだかに見えたマリアでしたが、苺や桃子の活躍で失敗に終わります。マリアとしては結果はどちらでも良かったようで自信を失っていた明智が立ち直るように仕向けたものでした。マリアファミリーと明智の助手との対決はこのドラマの見所となっていきそうです。娘の事でかなり目立つ活躍を見せた上遠野。これまでのコミカル一辺倒な役柄だけではなく熱血漢としての側面を見せてくれました。明智と共にマリアを追い詰めていく役割を担って欲しいと感じます。

今回は未遂で良かったー。給食に毒を混ぜるなんてちょっとテセウスの船みたいでドキドキしたよー。でもあのイジメは許せなかったなー。あれは殺人行為だもんね。あれを見て見ぬふりをした、というか率先して食べさせようとしたなら先生は捕まってもおかしくないと思う。それを食べなかったってだけで被害は出てないからって事件にならないなら日本は終わってると思う。セクハラやパワハラってあるけど、子供に向けられたハラスメントはたちが悪い。子供じゃどうにも逃げられないもんね。あの先生にもっと罰があっても良かったと思う。

部屋の暗い雰囲気の中で行われている殺人隠蔽工作が怖すぎました。途中のシーンでゴミ箱に何かを捨ててドンって音を立てて落ちるシーンや冷蔵庫の中を開けると人の肉がいっぱい出てくるシーンがありましたが、グロテスクでその肉を切ったシーンが勝手に想像させられて気持ち悪くなりました。みどりさんがだんだん壊れていくところやシェフが淡々と隠蔽をこなすところも狂気的で、この日曜１０時半によくある怖い感じがとてつもなく出ていました。

漫画も読んでいますが明智五郎やマリアの再現度が高く、毎回コメディ要素も入っていて楽しんでいます。
ストーリー単体はよくある殺人ストーリーなのですが毎回出てくる美食ネタも面白くほかのサスペンスと一線を画していると思います。
仲里依紗さんの演技は安定感ありますね、ちょいわる（？）主婦役がうまい・・！
緊迫感のある要素とコメディ要素がうまい具合に合わさって良くできたドラマだと思いました。
五郎とマリアの関係がなんだかシャーロックホームズとアイリーンアドラーの関係みたいでこの先が気になります。
（てか原作は絶対意識してるはず！）

キッチンハラスメントという言葉を初めて聞いて納得！
こんなお姑さん、こんな旦那さんいるいる～というのが見始めてすぐの感想です。
仲里依紗扮する主婦みどりに思わず感情移入しまくりでした。

おしゃれなキッチンにそぐわない、何度も送られてくる大量の真っ黒料理は本当に受け取り拒否レベルです。
みどりはえらい！
マザコン夫、最低…
どうしてこんなマザコンハラスメント男と結婚してしまったのか、としみじみ思いました。

内容的に、武田真治とマリアに結び付けている感じも、まぁ自然だったし、すぐに夫を殺してしまうシーンや解体シーンはグロかったです…
毎回苺ちゃんがほっとするし、役に立つし最高！
中村倫也が好きで見ていますが、ほかのキャストも内容も期待を裏切らなくて面白いです！

食べることは、生きること、愛がそこにはあり、人間の人生の大事な部分であるということを改めて感じさせられるのがこのドラマ。食から、憎しみや悲しみが生まれやすいのが、共感できるんです。
サスペンスだけど、登場人物の振舞いや言動がコミカルで楽しませてもらえて、胸を打つシーンもあり、そうやって和やかに、時にはハートフルに話が進んでいくドラマかと思っていたところだったのですが…。がらっと展開が変わり、シリアスで暗いストーリーでした。主婦とシェフが人間を解体していくシーンが描かれました。残酷でした。スパイスの効いた回でしたね。怖かったです。気持ちが悪かったです。嫌悪感は覚えましたが、だからドラマが嫌いになったとか面白くなかったとは感じませんでした。
最後、明智五郎が珍しく声を荒げ、マリアに感情を露わにしました。マリアと自分が作り出てしまっている殺人が続いていき、明智五郎に苦悩が見えてきました。2人の決着はどうなるのか…。苺との関係も気になります。

てっきりゆる系ドラマでいくものだと思っていたら、けっこうグロな展開になって驚いた。
しかも昨今、こういう展開の時でもドラマの中でさらっと流す方向になっているのに、
ドラマ中ずーっとソレをやっていたので意外でした。

武田真治が久々にまともな役で見た気がします。
前回だけのゲストだと思っていたのに今回も続けて出て来て、この部分も意外でした。
サイコパスの小池栄子に心酔する男の役で、元々の武田真治の雰囲気に合っていました。

この今の騒動の中涼しい顔で来週もオンエアできるこのドラマはすごい！！新作が軒並み見れない中でありがたい。だけど今回のラストは誰も救えなくて残念だった。自由になりたい！そこが彼女の目的ならば何も旦那さんを殺さなくても他の手があったよね？でも先に殺されたのは実は彼女の方で、もう心はスカスカだったとしたら、旦那を殺すことが目的だったかもしれない。でもその結果が自由になることでもなく自らをズタズタにする自殺なら誰も救えない。悲しかった。

原作漫画の雰囲気が好きで作品を見始めましたが、ドラマ版は良い意味で別物の空気感があって面白い。探偵ものとしてはご都合主義のシーンや苦笑いしてしまうシーンも多いので、まるで深夜枠のドラマを観ているかのような気分になるのですが、突然超リアルなグロシーンがあったりする、そのギャップがすごい。小池栄子さん演じるマリアさまが、第一話から回を重ねるごとにどんどん魔性性とキャラクターとしてのぶっ飛び感が増してくるのも面白い。

毎回、「食」が動機になり、手段にもなるのが、新鮮だなと思っています。犯人の動機も、方法も見抜いた上であえて糾弾しなかったのは、明智五郎が食を愛していて、犯人もまた命をかけて食を愛しているからこそ、復讐をとがめる気にはならなかったのかなと思いました。つまらない理由で簡単に食事を侮辱して平気でいたグルメ大名の方が、殺されても仕方ない人間として、食を愛する者同士、わかる部分があったんじゃないかな感じました。

夫婦の歪みながらも存在する確かな愛、そしてすれ違いの思いによる不和を扱った上で展開する猟奇的殺人事件を扱った衝撃展開でした。放送時間内で次々に話が進んで全く退屈しませんでした。パソコン越しに話しかけてくる謎の女が不気味で、人間を解体に長けるシェフの凶行も恐ろしいものでした。狂った言動を見せる中、殺された夫と明智との友情の物語が挿話そして入り、これには感動してほろりと泣ける要素もありました。スリルサスペンスと人間ドラマが交錯するよい作品だと思います。

今回のキッチンハラスメント殺人事件はこれまでと一転して、サスペンス色が強く見ごたえがあった！何より凄かったのは役者陣の演技力の高さ。ラストシーンの中村倫也の苦悩にゆがむ一人舞台も凄かったし、元気だけがとびぬけているような苺の心情の変化をとても切なく演じた小芝の技量にもびっくり。みどりとマリアの殺人を犯した後の気持ちの持ちようが全く違うのも小池と仲の演技合戦とも取れて…なんだろう。コメディドラマの色が強いと思っていたのに、ぐいぐい演技に惹き込まれて笑いもせずに観終わってしまった。見なきゃ損だ美食探偵！

仲里依紗さんはこういう役柄がとてもお上手ですね。闇を感じる役が。確かに旦那のおかあさんから大量にお惣菜が届いたらすごい嫌だけど、殺すほどではないんじゃなかろうか…。そして武田真治さんがまた登場してお手伝いしてるし！一度人を殺してしまうと何でもありになってしまうんでしょうか。そもそも前回彼を捕まえておけばこんなことにはならなかったのではないでしょうか…。旦那は今は嫌なやつかもしれませんでしたが、高校生時代の明智さんの友情はなんだかよかったですね。おかあさんも悲しむでしょうね…。れいぞう子さんは死んでしまったということなんでしょうか。。

2話、3話は笑いの部分がちょっと滑っているかな、という感じでしたが、
4話は良いバランスになっていたと思います。

内容的には、これを映像で表現していまうの？と言うような衝撃的な部分がありましたが、
敢えてそれを映像化する製作者側の意気込みを感じました。
その衝撃的な部分を今回はあまり盛りすぎない笑いで上手く逃していたと思います。

中村倫也を始め、しっかりとした演技力をもったレギュラー俳優に加え、ゲスト俳優もいつも素晴らしいです。

明智とマリア、そこに苺も加わって今後どんな展開になって行くのか楽しみです。

今までと違って、今回は『猟奇的』な感じを受けました。
いつも楽しみにしている『美食』の部分がほぼ出なかったですね（美味しそうな煮物は出ましたが）
「れいぞう子」さんを演じた仲里依紗さんが、死体を解体する時に最初は気持ち悪くて吐いていたのに、慣れて恍惚の表情になっていったのが怖かったです。
しかもラストで、マンションの粉砕機（？）に飛び込むのって本当にゾッとしましたよ。
先週の伊藤シェフ、「マリアファミリー」として今後も出そうですね。
明智はマリアに「惹かれて」いましたが、今回は「（気持ちが）引いた」のでは？って思いました。

最初にキーとなる人物の話から始まり、そこから物語が始まっていくというのが面白かったです。悪役である小池栄子さん演じるマリアがどうしてこうなってしまったのかが最初からわかっていて、そしてマリアを殺人鬼として見出してしまった中村倫也さん演じる明智五郎の後悔が念頭にあるからこそ、感情移入して見れるドラマです。
マリアは普通はやらないような殺し方を考案していて、武田真治さん演じる伊藤が実行した殺し方はとても斬新であり、シェフだからこそ、その殺し方を選んだというのがなんとも皮肉であり面白味が増してました。
探偵組のかけ合い、刑事組のかけ合いのコメディ、明智五郎とマリアの攻防、面白さと切なさが上手く組み合わさったドラマです。

絶対チープなドラマだろうと思っていたのですが、思ってたよりちょっと濃い内容に印象が良くなっている。
中村倫也と小池栄子がいい味出してるというのは間違いないが、
今回のゲストの武田真治もなかなか良かった。役にぴったり。
プライドの高いフランス料理シェフとしてもさることならが、
修業時代のギャルソンの時の初々しさも良かった。御年47歳でこの笑顔はエライ。
むしろその頃の小池栄子はまだ目覚めていない設定なのだから、もう少し薄味な演技でも良かった。

今回も殺人の実行犯は判明しますが、証拠がないので逮捕されないなんて、毎度、ラストには納得できません。マリアはラスボスなので逮捕されないほうがいいですが、シェフの伊藤は捕まってほしかったです。ただ、いつもスッキリしないラストなのに、私がこのドラマにハマっているのは、マリアの考える殺人計画が芸術的でおもしろいからです。ストーリーがありマジックを見ているかのようです。本当にそんな方法で殺せるのかは微妙だし、証拠が残らない殺害方法だとも思えませんが、そのような細かい所にあまりこだわってはいけないドラマのような気がしています。シェフとギャルソンがカッコいいので、実在するお店なら、絶対に人気店になるのにな、と思いました。

パンを口に押し込んで窒息死させるって随分乱暴で効率の悪い殺し方だし、自分が焼いたパンを凶器にするって料理人としてどうなんだろう。何度もぐるめ大名に悪評を書かれてそれが原因でお店の経営が上手くいっていないのならまだ分かりますが、彼がレビューを書いたのは1回だけだし、お店が上手くいっていないのは近くに安い立ち飲みフレンチが出来た影響の方が大きいのだし、ちょっと短絡的過ぎる気がしました。13年前のマリアと店長の出会いシーンも唐突な感じがしたし、今回は全体的に展開が雑な印象を受けました。

今回もフランス料理が美味しそうでした。シェフの殺人動機があまりも短絡的でマリアさんにそそのかされても本当にそれだけで殺してしまうかな、と思ってしまいました。お店で人が死んだ、という噂のほうが致命的だと思います。しかもパンで窒息するなんてお年寄りのもちじゃあるまいし…。そんな殺人計画を持ち出したマリアさんもひどい。事件を疑わない警察もどうかと思います。つっこみどころ満載ですが、エプロン姿の明智さんはかわいくてよかったです。

普通の探偵モノとしてみるとアラ探しがしたくなってしまうが…漫画原作のコメディとしてみると本当に楽しい！　犯人見つけても捕まえたりしないし、罪を追求したりもしない推理だけを楽しむ？探偵がいてもいいな。倫理的にどうこうではないところも面白い。中村倫也のなりきりぶり素晴らしい！役者の力量もあってどんどん役柄に惹かれていく。第三話も話のメインは推理、きちんと謎解きされているし、その方法もわかりやすくて楽しめた。それと現代東京のグルメ事情への問題提起もされていたのも抑えが効いていていい。素人グルメ評論家は本当に迷惑。

うーん。中村倫也と小池栄子の空気感のみ！のドラマ。ただこれが気になって止める気にならない。
小芝風花がとりわけ悪いというわけではないんだけど、
ただの賑やかしになってしまって、役柄としての旨味がないように思う。
移動お弁当やさんにしては書き入れ時のお昼に明智をかまっている場合じゃないだろう！というのが
リアリティに欠けているしなあ。
北村有起哉も面白い役が出来る人なんだけど、今のところは広島弁のコワモテ飾りにしかすぎなくて、
見せ所がないなー。
もう少し脚本を詰めて欲しい。

今回の事件の背景って、今のSNSの時代にぴったりだな、って思ってしまいました。
「口コミサイトなんて信じない」って思いながらも、やっぱり星が多い方が「美味しいのかも」って感じてしまいますよね。
しかも今の不景気だと、老舗のお高いお店よりも立ち食いスタイルの店で十分だと思う人も沢山いそうで・・
シェフの伊藤の悩みって、ドラマながら実際にもありそうです。
ただ、殺しのテクが「パンを詰まらせる」って単純すぎかと。
しかも2重のワイングラスはあまり意味がないのでは？って思いました。

とてもセクシーなマグダラのマリアと明智五郎の妙な惹かれ合いが絶妙です！
小林苺の意外なほどの料理スキルによって事件が解決されていくのが面白いです。
桃子の食べっぷりも最高で、たくさんの個性的なキャラクターが作る世界観が最高です！
個人的には上遠野さんの個性的な刑事キャラが大好きです。
マグダラのマリアが事件を起こしていることを明智は分かっているのに、証拠がなく、捕まえることができないもどかしさ…
明智がどうやってマグダラのマリアを捕まえるのか、目が離せないですね。

美味しそうな料理で始まるところがいい。それを美味しそうに食べる桃子がとてもよい！
桃子の登場場面がちょっと多くなって、癒された。苺のよき理解者で親友にこんな子がいてよかったって思える愛されキャラで、桃子が出てくるとホッとする。
茜役の志田未来委の演技が際立ってて、ほんとにうまいんだなあと感心。そして10代の頃も再現して演技してたけど、全く違和感がなくてすごいと思った。方言や田舎臭さをわざとらしくなく演技してたのもすごい。

ジャムの調理時間から凶器となったリンゴの種類をあぶり出してそこから犯人を導き出すという展開が食を扱ったミステリーならではで面白かったです。苺も大活躍で助手らしさが増していて、料理人ならではの視点で助言する姿が頼もしかったです。ゲストの志田さんの演技もさすがでした。方言も上手だし、涙ながらの独白シーンは圧巻で、茜の悔しさや切なさが伝わってきて胸がキュッと締め付けられました。

明智さんがフレンチトーストをひとくち苺ちゃんにあげるところが萌えました。なんだかんだで優しいですね！美味しいものをちゃんと食べさせてあげてますし。実家ごはんも美味しそうでした。青森までその場で車で行くのはなかなかびっくりでした。お友達もパワフルですね。りんごがとても美味しそうでした。志田未来さんの彼氏に復讐する女ぶりがよかったです。普通な女ほどこわいですね。東京の女にほだされてしまった男は本当にバカだなと思いますが、殺すまではかわいそうです。しかもマリアさんに捕まらない、とまで言われていたのに…。おじいちゃんもかわいそうでした。

明智を手に入れるために全人類を殺害すると言うマグダラのマリアの愛に対し、「あなたを救いたい」と言った明智の言葉が印象的でした。
この言葉が平凡な主婦だったマリアを殺人鬼に変貌させてしまったことへの償いなのか、マリアへの愛なのか。
そして今回美しすぎるマグダラのマリアの手に堕ちた古川茜役の志田未来さんの演技が素晴らしく引きこまれてしまいました。
亡くなった母が作り方を教えてくれたリンゴのジャムをもう大切だと思ってくれなくなった恋人への怒りや悲しみをビシビシと感じました。

今回は、苺ちゃんが大活躍だな、と思いました。
明智に頼まれてホテルの潜入捜査をしたり、リンゴジャムに適した林檎の品種を知っていたり、と。
（個人的には、苺ちゃんと桃子ちゃんがガンガン食べながら、くっちゃべっているシーンが好きです）
林檎こと茜は、もしかしたら浮気した彼氏はリンゴジャムに飽きていたから食べないかも、と少し期待していたんじゃないかと感じました。
茜のおじいちゃんが茜に「おじいちゃんがいるから大丈夫だ」って抱きしめたのが切なかったです。

美食探偵というだけあって、食べ物絡みのくだりが多く「どういう設定？」と思いながら序盤は見ていました。
かと思うといきなりミステリアスな展開になってきて「あれ？こういう感じのドラマ？」という見ていて忙しく感情が変化させられるドラマです。
明智五郎とマリアだけがメインキャストならシリアスな雰囲気に呑まれてしまうと思いますが、苺ちゃんがいることでコミカルな部分も程よく保たれているので怖さと安心感のバランスが絶妙です。
またそれぞれのキャラが確立されていて楽しませてくれます。

同じ枠ではこないだまでは横浜流星さんで今度は中村倫也さん、新しいイケメン枠なのか？明日から仕事ーって暗い気持ちもイケメンで癒されて嬉しい。でもさちょっと作りが仮面ライダーのようでファンタジーなんだよね。それがいいのか悪いのかは別だけど、物語に入っていけるかなとちょっと心配。小芝風花ちゃんはこの上なくうるさくて邪魔だし、小池栄子さんはモナリザに似た妖怪みたいだし。イケメンも相手役がいいからキュンキュンするところもあるじゃん。そこは期待できなそうで残念。

主演俳優が好きだし、ミステリーやサスペンスも好きだしとても期待してただけに、めちゃくちゃ面白いとは言えずちょっと残念。単純な事件解決ドラマじゃなかったから、今後のストーリー展開を見て面白いドラマかが決まってくると思う。
謎の美女と明智との出会い、苺が明智の助手になったきっかけなどは分かりやすく、まあまあ面白い始まりだった。気軽に見られる雰囲気のドラマなのがいい。
美味しいものが出てくるとなんかホッとするし癒される。

中村倫也さんのちょっとナルシストな感じがよかったです。美食家とはいえ、毎回お弁当のランチなんてかわいいですね。高級なものじゃなくても美味しいといえるのはなんだか好感が持てました。小池栄子さんの変貌はなかなかぞっとします。元々殺人を犯したことがあったような感じですね。すぐに捕まりそうなものですが、そうではないのでしょうか。正直なところキャストは地味だなと思ってましたが、結構見ごたえありました。いちごちゃんかわいかったです。

予告映像で小池栄子が崖から身を投げるシーンが映っていたので、一話完結の話かと思いきや、実は生きていてモリアーティー教授のような役(明智小五郎シリーズは読んでないのでそちらでも同じような役柄があるのかもしれないが…)になって、裏で暗躍するのだと知ってがぜん興味がわいた。ラストシーンの宇多田ヒカルの新曲とのマッチングも素晴らしかった。そこまでずっとコメディ要素が強くて、正直次の回を見るかどうか考えてしまったのだが、小池栄子のマリアへの変貌にグッときたので次も観たくなった。ドラマを見直したら、中村倫也の演技にも隙がなくて、突っ込めないほど変人役をみごとに演じていて、苺や刑事たちのドタバタをものともしないのも面白い。

プロモーションに力を入れていたので、楽しみにしていたのですが、普通でした。マリアのキャラが強すぎるのもありますが、明智と上遠野のやり取りや小林との絡みもコミカルなのかシリアスなのかどっちつかずな感じが個人的には残念でした。ストーリーも特別変わった点もなく、美食探偵 明智五郎という割には推理が弱いなとも思いました。キャスティングとしてはおもしろいし、崖のシーンなんかもドキドキはありましたが、普通のドラマだと思います。

初回なので明智とマグダラのマリアとの因縁の序章を描く感じで、ちょっと駆け足気味の展開でしたが、シリアスさとコミカルさのバランスが良くて面白かったです。血しぶきが飛ぶシーンなんて地上波のドラマで久々に見ました。周りの色を落として血の赤が際立つように撮影されていたり、色鮮やかなインスタ映えしそうなお弁当など映像へのこだわりも感じられました。マリアがどんなふうに明智と関わってくるのか今後の展開がとても楽しみです。

登場人物紹介といった要素が強かった初回ですが、メインである明智五郎の変わり者ぶりやそれに振り回される苺の不憫さが目立ちました。美食探偵という風変わりな設定から食にはかなりこだわっているのが特徴でした。弁当からディナーまで様々な料理が登場し映像を彩っていたのはかなり印象に残ります。事件捜査にも重要な手がかりとなっていくようなので食材は注意してみないといけないと感じますね。基本はコミカルな展開ですが事件となると血が派手に流れるなど惨たらしい描写には驚きです。血もそうですが林檎を強調するなど赤にこだわっているのがこのドラマの趣向なのでしょう。

今回は初回なので、この先の伏線がありましたね。
明智五郎って御曹司でグルメなのに『ちくわの磯辺揚げ』が好きって面白いです（確かに美味しいです！）。
平凡な主婦が、夫から裏切られたと思い込んで急に別人の様になったのが、小池栄子さんの演技力でより際立ってました。
そして苺ちゃんが出てくるシーンはコメディータッチで、サスペンスの部分とちょうどいいバランスで良いですね。
ただ『美食』と付いているので、できればもう少し料理が沢山出てくると良いな、と思いました。