『知らなくていいコト』での小林薫 (乃十阿徹役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
小林薫 (乃十阿徹役) は 「2020年1月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
ずっと無口な役でしたが、目線の演技に味があり素敵です。守りたいものを守る強い意志、歳をとって少し背中が曲がり気味なのも憂いがあります。変わらない表情なのに、最終回では温かみも感じられます。身体、動作、無のオーラの演技が深かったです。
この役、本当にセリフが少なかった。 だからこそ役者の持っている本質とか演技力が問われる役だったと思う。 相手の顔を見ないし、あまりはっきり喋らない。 相手を見てちゃんと話したのって、燃えるゴミをどうやって出すのかってことくらいだったように思う。 凄いと思ったのは、25年間刑務所の中にいて世間から隠れるように暮らしている姿と、それ以前の大学教授だった時のインテリチックな雰囲気との落差を見事に演じ分けていたこと。 眼鏡をかけて洋楽書を読む姿はまさに大学教授って感じだった。 ゴミの出し方を聞く時、部屋に流れていた「ダニーボーイ」がまたいい感じに小林薫の役者としての奥深さを引き立たせていた。 コンビニのサンドイッチの袋の開け方が分からずに不思議そうにしている姿には、3歳の息子をかばって自分の将来を全て捨てた男の虚しさが胸に迫ってきて、観ていて 何だか切なくなった。 主人公のケイトのことも娘と認めず、全部墓場まで持っていく覚悟を決めた意思の強さとか人としての誠実さがセリフの少ない演技から滲みで出た。 脚本家の大石静さんがこの役が小林薫に決まって「こんな凄い人がつかまるとは思っていなかった」、だから当初の予定よりもこの役の出番が多くなったそうで、脚本家にそうさせる小林薫って本当に凄い。 そういえば同クールの他局ドラマでは、痴呆症になった父親を演じてた。 同じ父親役だけどまた全然違ってて、いや本当に小林薫って凄いとしか言えない。 小林薫がこの役をやってくれたことで、このドラマがより一層奥深いものになったと思う。
殺人を犯しながら、淡々と、それでいて、何か心の中に重い感情が秘められているのがとても伝わってきます。ケイトが訪ねてきたとき、ホースで水をかけるシーンには、悟られたくない、そして、ケイトを巻き込みたくないという想いが、無言の中に感じられたのは、小林薫さんの演技力の素晴らしさがあってこそですね。
小林さん演じる乃十阿はセリフ少なく物静かですが、コンビニのサンドイッチの食べ方が分からかったり、きっと世間から身も心も隔離して苦労してきたんだという事が伝わってきました。尾高にゴミの出し方を聞いたりと、きっと本来は優しい人なんだと感じました。無言の演技で、私達が色々想像をさせてくれる役者さんだと思います。
ケイトに水をかけた時とは違い、憑きものが落ちたような穏やかな表情をしているのが印象的で、尾高の「あの時とは状況が変わってる」という台詞に説得力がありました。フェイスラインもほっそりして疲労が滲み出ていて、何日も籠城していたというリアリティが感じられたのも良かったです。互いに距離感を測りかねているような、ケイトとの他人行儀な敬語の会話が何とも切なかったです。
一人きりでただ立ちつくしているだけでも十分絵になる存在感はさすがです。ケイトと対面した時すら表情をほとんど変えず、何を考えているのか分からない怖さと周りの人間すべてを拒絶するような近寄りがたい雰囲気が漂っていて、台詞がほとんどなくても出番が少なくても毎回強烈なインパクトを残していると思います。
しぶい!お年を召されてさらに深みが増したのか、体から漂う疲れた哀愁がたまらなくセクシーです。 きっと冤罪で捕まったであろう話の流れの中にも、彼の読み取れない怪しい雰囲気が、「いや、もしかしたら犯人かも…」という気持ちにさせてしまう危うさが出せてしまうのがさすがです。
昔から憧れの俳優さんです。歳を重ねても、その歳のかっこよさや色気があって渋くて素敵です。千葉の人里離れたさびれた中古自転車屋の主人がとても良く似合います。寡黙で訳ありな感じがにじみ出ています。声も魅力的です。
ずっと無口な役でしたが、目線の演技に味があり素敵です。守りたいものを守る強い意志、歳をとって少し背中が曲がり気味なのも憂いがあります。変わらない表情なのに、最終回では温かみも感じられます。身体、動作、無のオーラの演技が深かったです。
この役、本当にセリフが少なかった。
だからこそ役者の持っている本質とか演技力が問われる役だったと思う。
相手の顔を見ないし、あまりはっきり喋らない。
相手を見てちゃんと話したのって、燃えるゴミをどうやって出すのかってことくらいだったように思う。
凄いと思ったのは、25年間刑務所の中にいて世間から隠れるように暮らしている姿と、それ以前の大学教授だった時のインテリチックな雰囲気との落差を見事に演じ分けていたこと。
眼鏡をかけて洋楽書を読む姿はまさに大学教授って感じだった。
ゴミの出し方を聞く時、部屋に流れていた「ダニーボーイ」がまたいい感じに小林薫の役者としての奥深さを引き立たせていた。
コンビニのサンドイッチの袋の開け方が分からずに不思議そうにしている姿には、3歳の息子をかばって自分の将来を全て捨てた男の虚しさが胸に迫ってきて、観ていて
何だか切なくなった。
主人公のケイトのことも娘と認めず、全部墓場まで持っていく覚悟を決めた意思の強さとか人としての誠実さがセリフの少ない演技から滲みで出た。
脚本家の大石静さんがこの役が小林薫に決まって「こんな凄い人がつかまるとは思っていなかった」、だから当初の予定よりもこの役の出番が多くなったそうで、脚本家にそうさせる小林薫って本当に凄い。
そういえば同クールの他局ドラマでは、痴呆症になった父親を演じてた。
同じ父親役だけどまた全然違ってて、いや本当に小林薫って凄いとしか言えない。
小林薫がこの役をやってくれたことで、このドラマがより一層奥深いものになったと思う。
殺人を犯しながら、淡々と、それでいて、何か心の中に重い感情が秘められているのがとても伝わってきます。ケイトが訪ねてきたとき、ホースで水をかけるシーンには、悟られたくない、そして、ケイトを巻き込みたくないという想いが、無言の中に感じられたのは、小林薫さんの演技力の素晴らしさがあってこそですね。
小林さん演じる乃十阿はセリフ少なく物静かですが、コンビニのサンドイッチの食べ方が分からかったり、きっと世間から身も心も隔離して苦労してきたんだという事が伝わってきました。尾高にゴミの出し方を聞いたりと、きっと本来は優しい人なんだと感じました。無言の演技で、私達が色々想像をさせてくれる役者さんだと思います。
ケイトに水をかけた時とは違い、憑きものが落ちたような穏やかな表情をしているのが印象的で、尾高の「あの時とは状況が変わってる」という台詞に説得力がありました。フェイスラインもほっそりして疲労が滲み出ていて、何日も籠城していたというリアリティが感じられたのも良かったです。互いに距離感を測りかねているような、ケイトとの他人行儀な敬語の会話が何とも切なかったです。
一人きりでただ立ちつくしているだけでも十分絵になる存在感はさすがです。ケイトと対面した時すら表情をほとんど変えず、何を考えているのか分からない怖さと周りの人間すべてを拒絶するような近寄りがたい雰囲気が漂っていて、台詞がほとんどなくても出番が少なくても毎回強烈なインパクトを残していると思います。
しぶい!お年を召されてさらに深みが増したのか、体から漂う疲れた哀愁がたまらなくセクシーです。
きっと冤罪で捕まったであろう話の流れの中にも、彼の読み取れない怪しい雰囲気が、「いや、もしかしたら犯人かも…」という気持ちにさせてしまう危うさが出せてしまうのがさすがです。
昔から憧れの俳優さんです。歳を重ねても、その歳のかっこよさや色気があって渋くて素敵です。千葉の人里離れたさびれた中古自転車屋の主人がとても良く似合います。寡黙で訳ありな感じがにじみ出ています。声も魅力的です。