『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』での小芝風花 (花の井(五代目瀬川)役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
小芝風花 (花の井(五代目瀬川)役) は 「2025年4月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
蔦重と添い寝をするシーンは花魁だった頃の色っぽさはなくかわいいという表現の方が合っていて瀬川の素が見えてとても良かった。検校に最後の挨拶をする場面では目の見えない検校に少しでも自分の気持ちを伝えようと言葉を尽くして一生懸命伝えていた。偽物の夫婦ではないしっかりとした愛がこちらにも伝ってジーンとした。
検校に根っからの女郎などと蔑まれたことを言われても声色を変えることもせず、怯むことも自分を蔑むこともせずちゃんと向き合ういい度胸を持っている瀬川をもっと好きになった。どんなことも受け止め自分なりの誠実を貫くところがかっこいい。どんなところでも咲ける強い根っこが見える。
覚悟を決めて心の内を検校にさらすところ、廓言葉も声色も表情もすべてがうまくはまっていて、これが真なんだよねと苦しくなった。続く短刀を自分に向けるシーンまでの流れがすごくて鳥肌たった。
蔦重と話している声はとても楽しそうで気心知れた友達とテンポよく会話が続く。そして検校と話す時は勘のいい旦那様のことを考えて座敷に入る時から笑顔を作っていく。そりゃあの会話を聞いてしまったらお淑やかな妻の声では不安になるよなーと思った。使い分けが素晴らしい。
花魁道中綺麗でしたー!!上から写す絵にもしっかり映る綺麗な八の字、真っ直ぐ見据えるキリッとした中にある華やかな顔、凛としたブレない背中、どこからどう見ても綺麗で見惚れました。最後に呟いた「おさらばえぇ」にはたくさんの思い出が詰まっているようで素敵でした。蔦重とすれ違う時、目が合わなかったのがまた良かったなー。
蔦重との掴み合うような形で意思を確認し合うところが2人らしかったしとても良かったけれど、この後の茨の道を想像させました。のらりくらりと身請けを交わすところから冷たい仕打ちに絶望するまで表情に釘付け。一生残る短い恋が切なかったです。
瀬川になってからの花魁道中は気合が入ってるなーと思ったけど顔がキツすぎてもったいないなと思った。色気の方は仕草や声のトーンでだいぶカバーできてきた。役を自分のものにしたと思う。蔦重への想いがところどころに出てきて切ないね。
外から見た吉原なら、もっと違う人選もあったかもだけれど、中から見た吉原の花魁。 とても上手くやっておられるんじゃないかと思う。 蔦重との会話の時と、長谷川との時、源内との時、それぞれ表情も立ち姿も違っていて流石だなと思った。 実際にあの時代の花魁って、栄養状態とか年齢とかも考えたら、これくらいの色気でちょうどかもしれないと思う。
花魁といっても、この頃の吉原は太夫も格子といった高位の者はいなくなり、いわゆる散茶が最上位。かつての元禄とかの時代とは違います。岡場所よりも格が高いとはいえ、人気は気風の良い深川の辰巳芸者に移っています。なので蔦重の時代には、元禄の頃のようなきらびやかな花魁道中は存在しません。そういうことを考えるとこの花の井くらいでちょうど良い感じではないかと思います。 演じる小芝さんですが、苦界に生きるものとしての醒めた視線と、真逆の蔦重にかける献身に近い行動とのアンバランスさが、不安定な身分や生活や感情がよく現れていると思います。遊女イコール色気というのは単純すぎる図式。これくらいで十分なのではないでしょうか。好演していると思います。
幼さの残る俳優ではあるけれど演技は並々ならぬ気迫と切れを感じさせる。 低めの声色を使い分けているのも美しい。 これを糧に役者としての幅を広げていってほしい。
重三郎と一緒の時はそんなに気にならないけど、源内とのシーンは年齢差もあるからか、小柄さと童顔が際立ってしまって、せっかく花の井の格好良さや源内の切ない想いが描かれる重要な場面だったのに残念でした。低く艶のある声は粋で色気も感じられて素敵だから余計に勿体ないなって思ってしまいます。
めちゃくちゃ頑張ってると思う。歩き方も練習したみたいだしとても艶やかで凛としていて綺麗だった。だけどなー色気とか元々持っているものが花魁の格ではないんだよなー。誰もが一目置くようなでっかいオーラがないとつとまらないと思う。
小芝風花は好きだけど花魁役はまだ無理かなぁ。品も華も深みもなくて、他のキャストが上手いだけに余計に足りないものが目立ってしまう。他の役の方が良かったな。
低く作られた芯のある声音や江戸っ子らしい粋な語り口、誘うような微笑み、たおやかな所作、見た目の幼さや可愛らしさを細やかな役作りと演技でしっかりカバーしているのがさすが。艶やかで美しい花魁で、微笑み一つで平蔵の心を掴む説得力がありました。重三郎とのテンポの良いやりとりも息ぴったりで、幼馴染らしい仲の良さや遠慮のいらない関係性が伝わってきて良かったと思います。
蔦重と添い寝をするシーンは花魁だった頃の色っぽさはなくかわいいという表現の方が合っていて瀬川の素が見えてとても良かった。検校に最後の挨拶をする場面では目の見えない検校に少しでも自分の気持ちを伝えようと言葉を尽くして一生懸命伝えていた。偽物の夫婦ではないしっかりとした愛がこちらにも伝ってジーンとした。
検校に根っからの女郎などと蔑まれたことを言われても声色を変えることもせず、怯むことも自分を蔑むこともせずちゃんと向き合ういい度胸を持っている瀬川をもっと好きになった。どんなことも受け止め自分なりの誠実を貫くところがかっこいい。どんなところでも咲ける強い根っこが見える。
覚悟を決めて心の内を検校にさらすところ、廓言葉も声色も表情もすべてがうまくはまっていて、これが真なんだよねと苦しくなった。続く短刀を自分に向けるシーンまでの流れがすごくて鳥肌たった。
蔦重と話している声はとても楽しそうで気心知れた友達とテンポよく会話が続く。そして検校と話す時は勘のいい旦那様のことを考えて座敷に入る時から笑顔を作っていく。そりゃあの会話を聞いてしまったらお淑やかな妻の声では不安になるよなーと思った。使い分けが素晴らしい。
花魁道中綺麗でしたー!!上から写す絵にもしっかり映る綺麗な八の字、真っ直ぐ見据えるキリッとした中にある華やかな顔、凛としたブレない背中、どこからどう見ても綺麗で見惚れました。最後に呟いた「おさらばえぇ」にはたくさんの思い出が詰まっているようで素敵でした。蔦重とすれ違う時、目が合わなかったのがまた良かったなー。
蔦重との掴み合うような形で意思を確認し合うところが2人らしかったしとても良かったけれど、この後の茨の道を想像させました。のらりくらりと身請けを交わすところから冷たい仕打ちに絶望するまで表情に釘付け。一生残る短い恋が切なかったです。
瀬川になってからの花魁道中は気合が入ってるなーと思ったけど顔がキツすぎてもったいないなと思った。色気の方は仕草や声のトーンでだいぶカバーできてきた。役を自分のものにしたと思う。蔦重への想いがところどころに出てきて切ないね。
外から見た吉原なら、もっと違う人選もあったかもだけれど、中から見た吉原の花魁。
とても上手くやっておられるんじゃないかと思う。
蔦重との会話の時と、長谷川との時、源内との時、それぞれ表情も立ち姿も違っていて流石だなと思った。
実際にあの時代の花魁って、栄養状態とか年齢とかも考えたら、これくらいの色気でちょうどかもしれないと思う。
花魁といっても、この頃の吉原は太夫も格子といった高位の者はいなくなり、いわゆる散茶が最上位。かつての元禄とかの時代とは違います。岡場所よりも格が高いとはいえ、人気は気風の良い深川の辰巳芸者に移っています。なので蔦重の時代には、元禄の頃のようなきらびやかな花魁道中は存在しません。そういうことを考えるとこの花の井くらいでちょうど良い感じではないかと思います。
演じる小芝さんですが、苦界に生きるものとしての醒めた視線と、真逆の蔦重にかける献身に近い行動とのアンバランスさが、不安定な身分や生活や感情がよく現れていると思います。遊女イコール色気というのは単純すぎる図式。これくらいで十分なのではないでしょうか。好演していると思います。
幼さの残る俳優ではあるけれど演技は並々ならぬ気迫と切れを感じさせる。
低めの声色を使い分けているのも美しい。
これを糧に役者としての幅を広げていってほしい。
重三郎と一緒の時はそんなに気にならないけど、源内とのシーンは年齢差もあるからか、小柄さと童顔が際立ってしまって、せっかく花の井の格好良さや源内の切ない想いが描かれる重要な場面だったのに残念でした。低く艶のある声は粋で色気も感じられて素敵だから余計に勿体ないなって思ってしまいます。
めちゃくちゃ頑張ってると思う。歩き方も練習したみたいだしとても艶やかで凛としていて綺麗だった。だけどなー色気とか元々持っているものが花魁の格ではないんだよなー。誰もが一目置くようなでっかいオーラがないとつとまらないと思う。
小芝風花は好きだけど花魁役はまだ無理かなぁ。品も華も深みもなくて、他のキャストが上手いだけに余計に足りないものが目立ってしまう。他の役の方が良かったな。
低く作られた芯のある声音や江戸っ子らしい粋な語り口、誘うような微笑み、たおやかな所作、見た目の幼さや可愛らしさを細やかな役作りと演技でしっかりカバーしているのがさすが。艶やかで美しい花魁で、微笑み一つで平蔵の心を掴む説得力がありました。重三郎とのテンポの良いやりとりも息ぴったりで、幼馴染らしい仲の良さや遠慮のいらない関係性が伝わってきて良かったと思います。