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脚本・ストーリー 3.4 /5.0(67.4%) | 679位 /1088件中 |
キャスト 3.8 /5.0(75.6%) | 658位 /1088件中 |
演出 3.4 /5.0(68.4%) | 657位 /1087件中 |
音楽 3.5 /5.0(70.8%) | 500位 /1088件中 |
感動 3.3 /5.0(66.8%) | 379位 /1083件中 |
笑い 2.5 /5.0(50.2%) | 694位 /1083件中 |
スリル・興奮 2.9 /5.0(58.8%) | 686位 /1080件中 |
ラストの22年をすっ飛ばし。
るいの少女時代10年をすっ飛ばし。
後付けでラジオ英会話を17年間聞いていた。
ジョーは30年間無職。
脚本の藤本有紀氏が当初に計画したのはラジオ英会話と安子編(終盤の展開を除く)と、るい編の序盤(大阪クリーニング時代)だけだったのかもしれない。安子編終盤からの脚本の崩れ方を見ると、るい編後半とひなた編はNHKからの依頼で、百年・京都・時代劇・ハリウッドなどは藤本氏の構想になかったのでは?
安子編の最後とジョーの仕事については藤本氏の当初の構想が急に否定された痕跡のように思える。
当初の構想から急な変更を強いられたて話が作れず、スカスカを埋めるために歴代朝ドラや時代劇を持ち込み、脇役の脱線話や、視聴者が知りたい顛末をあえて描かずに引っ張り通して破綻したように見える。あの時代劇批判は作者のNHKへの恨み節かと思った。
劇中劇のようなものだったんだ。ひなたが書いたラジオ英会話のテキストのためのストーリー。それをずっと見ていたのだ。最初から?それとも途中から入り込んだのだろうか?それすらわからないほど見事なお話だった。ナレーションまで含めて登場人物というのも珍しい。ひなたが書いたお話だから、少し端折った部分もあったりなんかして。ビリーは本当に大事な役柄でしたね。最後の鍵をわざと落とすシーンと、ひなたが誘うセリフがとても良かった。
怒涛の伏線回収という最終回でした。たちばなの名前が残り、しかもそれがあの子どもだったのは感慨深いものがありました。また桃太郎が大月の跡を継ぎ、奥さんも奇縁ともいうべき出会いによって巡り合いました。世代を越えた縁の結びつきがテーマだったのだと思いますが、地域社会が狭い時代ならともかく、現代社会だとほぼ奇跡の連続ですよね。そのためか登場人物は概ねハッピーエンド。気持ちがいいともいえますが、ちょっとやりすぎという感じも残りました。全体として大急ぎで3代記を描いたせいか、どこかダイジェスト版を見ている感じがしました。人生の面白いところをつまみ食いしたようで、深みには欠ける作品だなと思いました。また3代記とはいえ、結局のところ中心はるいだったように思います。
半年間どのキャストにも思い入れができ、その後もたくさん知れてとても嬉しかった最終回。あのおはぎの少年がとうとう再建できなかったたちばなを知らないところで引き継いでいたこともきちんと知れて良かったし、100才の安子も、相変わらずケチャップをこぼしちゃうジョーさんと変わらず微笑んでいるるいも、ビリーと何か始まりそうなひなたも良かった。ただ駆け足すぎたなー。ドラマにも音楽のようにリズムが大事だと思うから。最後に詰め込み過ぎてガチャガチャしちゃったことだけが残念だったかな。
ごちゃごちゃで何が言いたいかわからない。
無理矢理回収してるのが見え見えで、こんなのに付き合わされたくない。
控え室にいたるいちゃんは前髪を下ろしていたと思うけど、ステージに出てきたるいちゃんはおでこを出していた。まるで安子に私はここよ!って言っているみたいに。るいちゃんの傷はるいちゃんだけの目印となり忌み嫌う対象ではなくなったことが嬉しかった。年老いた安子とるいちゃんの再会にも泣けたけれど、そこに挟んだ幼いるいちゃんと若い安子ちゃんの和解に号泣。二人の時が動き出したのを感じた演出が見事だった。あと15分で全部収まるのだろうか。明日は1時間でも2時間でもやってほしい。
アニーをおんぶしてあれだけ歩ける脚力があるなら、その前におばあさんに追いつけよ、ひなた。そう言いたくなるのはご愛敬として、とりあえず母娘の再会はよかったですね。失った日々は戻らないけれど、失ったものだけが人生ではない。ジョーも昔の自分と共演するトミーの粋なはからいもあったし、ある意味でるいに生かされた彼だからこそ、生んでくれてありがとうと言いたくなるのもわかります。やはり「あんこ」からのアニーだったんですね。そしていよいよクライマックスです。
ひなたの呼びかけで逃げたことから考えると、アニーはひなたが孫かもしれないと感じていたと思われます。大月の回転焼きの餡子の味、そしてひなたがラジオ講座を聞いていることなどが引っかかっていたのでしょう。だからこそラジオ講座で独白し、運と縁に賭けてみた。でもいざとなると逃げてしまう気持ちもわかりますね。それにしてもおばあさんに走力で負けているひなたってどうなの?と首を傾げてしまうところはご愛敬でしょうか。さて母娘の再会はあるのでしょうか?
えーーー、あと2回しかないのになんで全力疾走のシーンにこんなに使われなきゃいけないの?あれがコンパクトに収まればたちばなの謎ももっと深く知れただろうし、るいちゃんとイチコの会話も楽しめたのではないか?半日で岡山から関空を行ったり来たりして爆走のひなた、70代の祖母に追いつけないって情けない。どうしてもあの神社で親子をやり直したいってことなのかな。みんなが浮き足立ったままのステージなんて面白くもなんともない。ジョーにとっても思い出の場所なんだからかき回さないでほしい。
やはりアニーは安子その人だったのですね。アニーの独白を聞いているるいのシーンは、深津絵里さんの素晴らしい演技に引き込まれました。疑いから確信に変わっていくるいの心の変化がしっかりと伝わってきて、長回しの演出も生きています。なんとかアニーにるいの歌を聞いて欲しいですね。そして再会の喜びの中、ジョーが再びトランペットを吹けるようになれば、いろいろなことが一遍に吹き飛んでしまう感じがします。そんなエンディングがみたいです。
アニーさんが安子さんだと判明しました!そうなのか?そうじゃないのか?とヤキモキしましたがこれでスッキリ。るいちゃんへの嘘偽りない気持ちをラジオを通してっていうのが良かったね。変に肩入れせずに素直な気持ちが聞けたのはるいちゃんにとって良かったと思う。最後の日本と決めていたからこそ出た話だったかも。それを聞いている奇跡。どうにか間に合ってほしい。
そしてオープニングに出てきたNHKの人もまた縁があった人でしたね。袖振り合うも‥って言葉があるけど、こういう縁もあるのかもしれない。
クリスマスコンサートを前にるいは竹村さんと、ジョーは木暮さんと再会ができました!2人は号泣していたけれどずっと見てきた人たちも懐かしくて嬉しい瞬間だったのではないでしょうか。あんなにお世話になったのに竹村さんご夫婦と関係は切れてしまったのだろうかとヤキモキしていたのが一気に解消されスッキリしました。勇さん、木暮さん、竹村さん、健一さんがひとつのテーブルで話をしているなんて夢のようです。きっと噛み合っているようで噛み合ってない会話なんだろうな。微笑ましいわ。
冒頭から先を暗示するシーンがありました。るいとジョーがいるのは定一さんの店でしょうか。ひなたはアメリカと行き来しているようです。するとるいたちは岡山に住み、ひなたはアニーとの縁で日米を股に掛ける仕事をするようになっているのかもしれませんね。やはりフェスがクライマックスなのでしょう。そして和子さんが元気そうでなによりでした。視聴者として気になっていたので。アニーのラジオを耳にしたるいがどんな反応をするのか、気になるところです。
雪衣が亡くなりました。安子の代わりにるいに話すことになったけれども、心にあった澱みたいなものを吐き出せたのはよかったのではないでしょうか。雪衣からすれば、千吉がるいが一番可愛いと感じていたのは、戦死した稔への思いがあったからだと頭ではわかっていても、心では許せなかったのでしょう。そこが千吉のお葬式でのそっけなさにつなかっていたわけですね。でもるいに対しての言葉は大人として最低です。そして彼女が歌うことへの提案といい、フェスティバルのコンサートにすべてが集約していくようです。
「サムライ・ベースボール」はまさかのSF大作だったのですねえ。まあハリウッドらしい感じはするけど、時代劇復活には程遠いかな。前回だったか足袋の話が出た時に、雉真とつながりそうだと思ったのですが、案の定でした。フェスティバル出演の件は、るいの言葉を聞いたトミーが何か仕組みそうな感じがします。安子にとっても思い出の場所ですし、そこに関係するみんなが集まるエンディングを想像してしまいます。とにかくジョー、頑張れと言いたいです。
ひなたフラれたじゃん!!って思わず声が出てしまった(笑)まぁ10年前に別れた恋人に文ちゃんのような出会ってよかったっていう感情はあっても、また付き合いたいって思うってなかなかないのが現実だと思う。それにしてもひなたって35でしょ?苦し紛れに言った今は仕事が楽しいってセリフに感心されるって二度傷つくじゃん(笑)でも文ちゃんを見送ったひなたはさっぱりしたいい表情をしていた。結婚だけが全てじゃないけど、まだあの頃は35で独身は肩身が狭かったと思うけどね。
さすがにひなたと五十嵐が再びつきあうようになることはありませんでしたね。個人的にはその方が良いと思うし正解だと思います。環境が人を変えるし、出会いも変える。それならば新しい出会いの方が、今の自分には合っていると考えるのが自然でしょう。また虚無蔵の言う通り、アニーの礼法は戦前の日本人のそれだし、しっかり漢字も読める。やはり安子本人としか思えませんね。大月の餡子を口にしたアニーがどんな行動をとるのかが、次の焦点になるでしょう。
文ちゃん独身かなー。文ちゃんが出てきてからそればかり気になってます(笑)普通に10年とか過ぎちゃったけど2人ともが独身で再会したらまた昔のような恋愛感情をもつってありえないと思わない?待てても3年かと。文ちゃんの恩返しとばかり虚無蔵さんの前へと立ちはだかりました。ハリウッドデビューする虚無蔵さんを見てみたいな。アニーのことや文ちゃんのこと、まだ出てこない安子のことなど盛りだくさんになってきちゃったけど全部回収できるのだろうか。
アニーが虚無蔵にラブコールしていたとは。それってアニーが初代桃剣と虚無蔵のあの映画を観ていたことになるし、さすがにアメリカで観たというのは苦しいでしょう。つまりアニーがかつて日本にいた証拠になるし、彼女の正体が「あの人」だというのがいよいよ鮮明になってきました。ここからの焦点はどこでみんながつながりを知るのかというところでしようか。あとはひなたと五十嵐が元の鞘に収まるのかどうかです。まだどちらも共に独身かどうかの確認はしていないので、そこがきっかけになるような気がします。
10年ひと昔どころか、時代の速度はふた昔くらいに感じるものだし、五十嵐もいろいろと変わっているし、それはひなたも同様でしょう。再会が運命なのかどうかわかりませんが、悪い再会でなかったことはよかったのではないでしょうか。そしてアニーはやはり安子かもしれませんね。岡山というキーワードがでてきたし、「安」はアンとも読める。それなら愛称はアニーでおかしくない。電話は誰にかけているのでしょうか。映画つながりで今は亡き算太かもしれませんね。いずれにしてもいよいよクライマックスに近づいてきた感じがします。
驚きの五十嵐再登場です。家業を継いでいた筈なのにハリウッド?まだよくわかりませんが、ひなたのお相手は結局五十嵐ということになるのでしょうか。それ以上に気になるのはアニー・ヒラカワです。神棚をじっと見ていたり、甘味を楽しんでいたり、日本が初めてというのはどこか嘘臭い。ヒラカワはラジオ講座の平川先生を思い出させるし、芸能関係者ならば名前はビジネス用のものである可能性もあるので、もしかしたら安子本人である可能性もありますね。そうでなくても最終盤でのキーパーソンになるのは間違いないでしょう。
るいとジョーがアメリカに向いました。でも撮影所にハリウッドの人たちが来るというのが気になります。これはすれ違いのフラグでしょうか。一恵と榊原もトラブルメイカーのすみれさん登場でヤバい雰囲気です。ノストラダムスの大予言は1999年にはもうほとんどネタでした。まさに恐怖の大王はすみれさんレベルが相応しいかもしれません。しかし朝ドラの男どもはダメな奴が多いものですが、このドラマは特にそういう男が多い気がします。しっかりしろ榊原と言いたくなりますね。
桃太郎が岡山の勇さんちに住まわせてもらって大学生になるなんて!!そこが今日1番嬉しかったところです。30年経って交流が復活して会ったこともなかった勇おじさんと桃太郎が仲良く野球の話をしたりする。こんなこともあるのが人生、それをこの朝ドラは100年の物語にしているから見られるわけで深いなーとしみじみ見ていました。千吉さんもるいちゃんへの治療費に貯めていたお金が、桃太郎くんの進学費用になるなんて喜んでいると思います。
ジョーのデビューはなんだかほっとしましたね。トミーと同じステージで演奏できた喜びはきっと特別だったろうと思います。ひなたは今度こそ英語が続いているようです。母親とあずきを煮ながら昔話をして、一緒に英語を学ぶ。その姿はかつての安子とるいと似ています。少しずつですが、家族のいろいろなものが良い方向へと進んでいるようです。でも好事魔多しと言いますから、ここで落とし穴がなければいいのですが。いずれにせよ、るいは安子のことを受け入れる土台が出来たように思います。
トミー再登場。相変わらず斜に構えているけど良い奴ですね。ジョーの決意は素晴らしい。そしてその決意がるいのためだとちゃんと理解している。とはいえトミーはプロだから簡単に妥協はしてくれないでしょう。それを知っているからこそトミーもすぐにとは言わない。男同士の友情とプライドが両立しているところが良かったです。何とかジョー自身の力でるいとアメリカに行けたら良いですね。完全にひなた編というよりるい編に戻った感じですが、とても良い話でした。
今は見なくなりましたが終戦の日にサイレンを聞きながら黙祷をする大人を子供の頃見たような気がします。とても幻想的で温かい15分を過ごさせてもらいました。終戦の日に稔さんと安子ちゃんの思い出深い神社でジョーさんとるいちゃんが参拝していたのもご縁でしょうね。そこに表れてくれたお父さん。お父さんというには若すぎて、それがまた悲しかった。やっぱり岡山に帰ってきてよかったね。個人的にはきぬちゃんのその後も気になるところ。京都に帰る前に寄ってみてくれないかな。
世代によって、国によって、地域によって、あるいは人によっても違いはありますが、特別な日が過去と今をつないでくれる時間になることありますね。だからこそ人は記念日を作るのかも知れないと思います。安子たちが暮らした家、共に歩いた神社の境内など、長く残されてきたものには時代を越えて何かを伝える力があります。だから古いものも大事しなければならないのだと思います。るいが母を訪ねてアメリカに行きたいと口にしました。お金は雉真が出せばいい。それで多くのことが救われると思います。
懐かしい人たちとの縁が続いています。定一さんの息子は世良さんの2役でした。思いが継がれる店というのは良いものですね。安子の真実をもっとも知っているのはるい自身の筈です。彼女自身が覚えていない言葉が、母を支えていた何かを壊してしまった。そのことをいつか思い出すのかもしれないけれど、その前に母親の愛が偽物ではなかったことは気づいて欲しいです。展開的にるいの部屋から、ひなたが何かを見つけそうな気がしますが、どうなるのでしょう?
ひなたちゃんがヒロインだったはすが今日はるいに戻った印象。岡山で出迎えるのは虹郎さんかと思いきや勇さんも雪依さんも目黒さんと多岐川さんに変わってました。赤螺の奥さんが松原さんに変わった時も違和感がなくキャスティングがうまいなと感心します。ただるいちゃんが大阪に行く頃には雪依さんは舅の葬式の前にも朝ドラを見ちゃうような人だったと思うので今回の感じは違和感があるかな。あんな風におかえりと言える人ならるいちゃんも30年も音信不通ってことはなかったんじゃないかな。
るいがついに雪衣から母親のことについていろいろ聞くことになりました。そもそもはるいの思い込みだし、その原因を作ったのは算太。安子には何ひとつ責任はない。ただ最後にプツンと心の糸が切れてしまったのを責められる人は誰もいないことが明らかになった時、るいは自分を責めるのでしょうか。きっとジョーがいれば大丈夫だと思いますが。雪衣は役者が岡田結実さんから多岐川裕美さんに変わり、随分と印象が変わりました。年をとったこともあるだろうし、当事者のひとりとして思うことがあったのかもしれませんが、千吉が亡くなった時の雪衣を思い出すと、そうそう人間が改心したりするのだろうかと疑いたくなってしまいますね。
算太は先が長くないのですね。だからせめてもの詫びが言いたいのかも知れませんが、その度胸がないようです。別に算太のように逃げ続ける人生を否定はしないけど、尻ぬぐいまですべて人任せにするのはいただけない。せめて先に生きる者の役割として、自分ができることくらいはきれいにして死にたいなと、年寄りになると思うものです。立つ鳥跡を濁さずと言いますし、算太もたちばなの餡子を再び口に出来た感謝をこめて、るいに真実を語る時がきたのではないでしょうか。
あの時は逃げたけど今度は自分から訪ねてきた算太。だけどるいの質問には答えない。イライラしました。これじゃただ算太の気が済むように、死ぬ前の思い出作りではないかと。その部分は明日に期待かな。ただるいが子供たちに親類がいないって伝えていたのは理解できるけど、せめて準親戚として大阪のクリーニング屋の夫婦の名前がひなたの口から上がるくらいの関係にしておいてほしかった。あんなにお世話になったのに京都に来てから一度も名前が上がらないのは残念。るいたちが情が薄い人間に見える。
ジョーの切ない見せ場でした。夢を追いかけ、破れたことのあるものならば、誰しもジョーのように「それでも人生は続いていく」と思ったことがあるでしょう。そしてかつて求めていたものがどんどん遠くになって行き、まさに「さよならを言ってる」ように感じることもあると思います。こういう痛みは、その時どんなに幸せであっても、やっぱり無くならないものなのでしょうね。そして三度、算太の登場です。算太だけにクリスマスというオチまでつけていますが、ようやくるいに会う気になったようです。るいにとっても大事な出会いになりそうです。
桃太郎の反応はただの八つ当たりですね。ずっと小夜子に憧れを抱いていて失恋したとか、野球でレギュラーを外されたとか、それはただの言い訳で、ただ上手くいかないことが気に入らないだけです。でも結婚相手は世界でひとりだけ、野球のレギュラーも9人。そこに選ばれるのは特別なことです。特別がいつも起こる、そんな都合の良い人生などありはしません。家庭内のピンチに、ジョーがトランペットを手にしました。吹けるように戻ったのでしょうか?たとえ吹けなかったとしても、再び手にすることに意味があると思います。
ひなたにしてはまあまあ頑張った方かもしれないですが、3ヶ月程度の英会話教室でそんなにペラペラしゃべれるようにはならないと、20台後半ならば容易に想像できるようにならないと、結婚どころではないかなと思ってしまいます。るいもラジオ英会話講座を聞き続けているからと答えて、母親と聞いていたことは口にしませんでしたが、時代も時代だったし、母親にだっていろいろあったのだろうと、もう割り切れてもいい年齢と経験を重ねていると思います。ドラマとはいえ、二人ともちょっと年齢のわりに幼さを抱えているなと感じます。
あんまり先読みしない私はてっきり五十嵐と紆余曲折あっても結婚するんだと思っていた。結婚しないとすれば後が詰まっている朝ドラの中で五十嵐の存在が大きすぎたと思うんだよね。それに時間を費やすくらいならもっといろんな細かな伏線回収に時間を使ってほしかったな。英会話はマンツーマンで教えてもらってもあの程度のひなたと、ながら英語でペラペラ喋れちゃうるいちゃんの違いはなんなのだろう。やっぱり安子ちゃんの子守唄と小さい頃英語が好きだったことが関係しているんだろうか。小さい頃の教育って大事なのかもと思った。
正直、五十嵐の気持ちはよくわかりません。自分が好きで続けていた仕事であれば、どんなに小さな役でもそれなりに楽しい筈です。なので結局は時代劇俳優になりたかったのではなく、単に「大物俳優」になりたかっただけではないのかと言いたくなります。だから好きなことが「出来なくなった」ジョーとは違います。そこは脚本家さんがちょっと雑です。ともあれ優しいジョーは、五十嵐に苦言ではなく、いたわりの言葉をかけました。ほとんど何も出来ないジョーだけど、そういうところがるいに愛されるところなのでしょうね。
ジョーもるいも親としてすごいなと思いました。長い恋の末の失恋をした娘に、今ならまだ間に合う!と背中を押すわけでもなく変な助言をするわけでもなくそっと寄り添い歌を唄う。
その恋の相手にはお父さんが自分の過去と重ねそっと寄り添う。夢にも恋にも敗れた五十嵐には沁みただろう。お母さんのうたと自分の名前のルーツを聞いたひなたの目に光が戻った。たくさんの愛情を受けて育った子は強い!トミーが出てきたことで過去と繋がりかけるのか?伏線回収にワクワクしてきました。
五十嵐がやらかしてしまいましたね。どんな世界だって夢を叶えたと言えるほどの結果を残せる人はごく僅か。だからといって成功者に絡むのは本当に失礼だし、その挙句にきれいごとを並べてひなたと距離を取るのも最悪です。自己憐憫って結局は自己愛にすぎないですからね。虚無蔵さんが出てくるのか、あるいは同じように挫折を経験しているジョーが出てくるのか、わかりませんが、いずれにしても五十嵐はあんなにひなたに愛されていることだけで幸せ者だと理解しなければ、ただのバカです。
すみれさんが金屏風の前で笑顔いっぱいの結婚会見!テレビに出た2人揃っての会見の様子もテロップも昔のワイドショーそのままですごく懐かしかったです。ちょいちょい挟んでくる野球ネタも好きな人には懐かしすぎる話題ですよね。8年前子供騙しのショーに一流の作法は要らないって噛みつきながらもやったことが今につながり自分の代表作にもなったすみれさん。8年前から同じ場所から一歩も動けない五十嵐。頑なすぎて時代に取り残されている感じがある。もう若くはない、方向転換が必要かもね。
自分のことしか考えられなくなる時期っていうのは確かにあるし、五十嵐の気持ちもわからないではないけれど、悔しさを向ける方向を間違えている。こういうのはこじらせると大切なものを失ってしまうと、虚無蔵は言いたいのでしょうが、五十嵐には伝わっていないようです。彼はもっと等身大の自分を見つめ直すべきですね。そしてなんとすみれさんが結婚しました。榊原は肩を落としていますが、なにやら一恵ちゃんが気にしている様子。まさかとは思いますが、みんな恋の季節なのでしょうか。
桃太郎も恋する年齢になったのですね。しかも相手は小夜子ちゃん。まあ年上の聡明なお姉さんに憧れる時期というのはあるし、つい身近な姉と比べてしまいがちな対象だから、彼の気持ちはわかります。「茂雄記念日」は笑えました。「サラダ記念日」が流行った時、確かにそんな本歌取りみたいなことをする人がいました。いずれにせよほろ苦い恋の経験も人生においては大切です。一方、五十嵐はなかなかこじらせていますね。30歳くらいって夢をどうするのか悩む時期です。ただ一番大事なものは見失わないで欲しいなと思います。
ひなたも27歳ということで、演じる川栄さんのメイクも少し年齢なりの良い感じに変わったし、振る舞いや言葉遣いも変化して落ち着きが出てきました。五十嵐は相変わらず大部屋のままだし、何となく年齢が30歳に近づいてくると、男も女もこのままでいいのかと考え始める時期でもあります。人生の難しい時期に差し掛かり、ふたりはどんな決断をしていくのでしょうか。それにしてもジョーといい、五十嵐といい、この母娘は生活力のない男性に惚れますね。素晴らしいのは多少貧乏でも不幸じゃないと本人たちが理解し合っているところでしょう。
あんなツンデレ中のツンデレの五十嵐に寂しいじゃないかよ!なんて言ってもらえるのなら、たまには仕事に精を出してみるもんですね(笑)ただ毎日すみれさんのからみ酒に付き合うのはしんどいよね。お仕事でお腹タプタプなのにそれ以上飲めってやばいです。でもすみれさんの内臓鍛えなさいよーには不覚にも笑ってしまいました。でも泣いちゃうこともあるけどメンタルはばっちり鍛えられてきていますね。未成年とは思えない酔っ払いの捌き方が見事です。社会人が板についてきたね。
すみれさんは本当に面倒くさい人ですねえ。昔売れたプライドうんぬんというよりも、単に怠惰なだけに思えてきました。それでもすみれをも黙らせる一子はさすがといったところでしょう。ひなたが気になって稽古に身が入らない五十嵐ですが、ついに告白したようなものですよね、あれは。膝から崩れたひなたですが、ひなたはどう考えても「おぼこ」だし、余計に意識してしまいそうです。どこまで素直に自分の気持ちに気が付くのか見ものですね。
なんというニアミスの連続!!ハラハラしました。まさか京都であかにしとたちばなじゃなくて大月が目と鼻の先にあるなんて算太だって想像できなかったでしょう。ケチ右衛門と算太がすれ違ったのにドキドキ。またるいちゃんと算太のニアミスにドキドキ。るいちゃんは随分大人になったから振り向いても面影なかったかな?でもるいちゃんが覚えているとすれば算太さんの顔はわかったろうね。ひなたちゃんがおっちゃんじゃなくて算太さんって呼んでたらまた変わったんじゃないかな。でも合わす顔がない算太は逃げた。逃げ足だけは衰えていなそうだ。
算太はまたも逃げましたね。まったくこの人には呆れるしかありません。必ずしも逃げる事が悪いことだとは思いませんが、彼の場合はダメでしょう。果たして算太は自分のしでかしたことが、何を引き起こしたのか、向き合う日が来るのでしょうか。五十嵐はとりあえず役がもらえてよかったです。一応、役名があるわけだから、エンドロールにも名前が出るし、それは何よりの励みになる事でしょう。ひなたはまたもやすみれさんと関わるようです。やる前からいろいろとトラブりそうなのが目に見えますね。
今日は朝から虚無蔵さんとモモケンさんの殺陣に痺れました。五十嵐くんとの殺陣を見て居ても立っても居られなかったんでしょうね。もう父はいないけど、すぐそばで感じたいって気持ちが溢れていました。20年経ってお褒めの言葉をもらった虚無蔵さん、振り返った顔からケンが消えていて見事。自分からオーディションに参加するという行動を起こしたからこそ手に入れられた賛辞にこちらも胸がいっぱいになりました。二人ともかっこよかったな。
算太ですが「ようやく」とか言うんだったら、お前も過去の問題に整理をつけろよと言いたくなりますね。桃剣だけでなく、虚無蔵もまた縛られていたということになりますが、少なくとも桃剣父子の問題に振り回されたのは虚無蔵であって、それと大部屋俳優だからというのは関係ありません。俳優である前に人間としてどうなのか、しっかり桃剣も話すべきです。こういう決着の付け方はまるで階級社会のようで正直なところ気分がよくないです。その桃剣がひなたに話っていうのは何でしょう?女優にスカウトとかはやめて欲しいのですが。
桃剣もいろいろと抱えていそうですね。五十嵐と虚無蔵の殺陣ということになりましたが、虚無蔵は桃剣に何か伝えたいことがあってオーディションに参加したのでしょうから、どんな殺陣になるのか興味深いですね。ひなたも五十嵐のために、ようやく家業の回転焼きが焼けるようになりました。まあ家業云々よりも、友情か愛情かわからないけど、そういうもので変わるっていうのが、リアルな感じはします。とりあえず五十嵐にはがんばって欲しいけど、本郷奏多さんの殺陣はもう少しどうにかして欲しいですね。