※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 3.2 /5.0(64.2%) | 744位 /1088件中 |
キャスト 3.7 /5.0(74.2%) | 689位 /1088件中 |
演出 3.4 /5.0(67.2%) | 682位 /1087件中 |
音楽 3.5 /5.0(70%) | 516位 /1088件中 |
感動 3.3 /5.0(65.8%) | 409位 /1083件中 |
笑い 2.9 /5.0(58.6%) | 496位 /1083件中 |
スリル・興奮 2.5 /5.0(50%) | 865位 /1080件中 |
脚本・ストーリー 3.2 /5.0(64.2%) | 744位 /1088件中 |
キャスト 3.7 /5.0(74.2%) | 689位 /1088件中 |
演出 3.4 /5.0(67.2%) | 682位 /1087件中 |
音楽 3.5 /5.0(70%) | 516位 /1088件中 |
感動 3.3 /5.0(65.8%) | 409位 /1083件中 |
笑い 2.9 /5.0(58.6%) | 496位 /1083件中 |
スリル・興奮 2.5 /5.0(50%) | 865位 /1080件中 |
余りにくだらなすぎて半分でリタイヤした
山里さんと若林さんのたりない2人を知らないので最後まで盛り上がりには欠けたと思う。若林さんがライブ終わりに倒れたくだりを数回見ているが結局は過呼吸だったってところはびっくりした。でもまだ生きて活躍している人を題材にするっていうのはものすごく挑戦だったと思う。自分の弱いところや隠したいところも全て曝け出したお二人もすごいし、それを演じ切った高橋くんと森本くんも凄かった。演者一人一人緻密な似せ方が秀逸。情熱は確かにあったと思う。
今回は若林におばあちゃんの死、お父さんの死、谷さんの死と悲しいことが続きました。今のドラマには珍しく結構ちゃんと死というものを扱っていてすごく良かった。谷さんのように突然亡くなる方もいるけれど、大半がお父さんのように家族とすごす悲しくて温かな日々があるんですよね。死にたくないくらい幸せっていいですね。病室に通う家族も素敵。少しずつ死に向かう道を家族と泣き笑いしながら歩いていく。人間って案外簡単には死なないのです。そこから合う人に会うという悟りを開いた若林。なんかじんわりくるいい回でした。
よく〝じゃない方〟なんて言われたりしますが、キャッチーな静ちゃんや春日さんがもてはやされて山ちゃんも若林さんも悩み鬱々とした日々があったのですね。山ちゃんがここまで引っ張ってきてくれたから私からコンビを解消することはないと言った静ちゃんも立派ですが、もがいてもがいて自分の地位を確立していった山ちゃんも立派です。いよいよ山ちゃんと若林さんの番組がスタートしました。満を持してってところなのでしょうが、残念ながらその番組を知りませんでした。なので盛り上がりには欠けました。
モデルとなる人物がこれだけ近いって逆に難しいよね。M-1のネタなんてまだたくさんの人が覚えている今、それを長い尺で完璧に見せるところがすごい。南海キャンディーズもオードリーも演じる役者さんが完璧にネタをやっているのがすごい。あまりにも完璧でその頃のことを思い出すほど。それにしてもオードリーのネタが2年越しだったのには驚いた。先輩が言っていたようにぴったりとハマる時期っていうのがあるのかもしれない。お笑いって深いんだなー。
ここら辺の南海キャンディーズの話は聞いたことがあるのでそこまで驚きはなかったけれど、山ちゃんの売れたい欲へのストイックさはすごいなと思います。もちろん相方としたら迷惑だし山ちゃんをいつも窺うようなしずちゃんはかわいそうだし、そもそも俺は天才の横にいる普通の人でいいってあの覚悟はどこに行った?って思うけどね。若林の方は春日に救われた面がたくさんあるんだなと今更ながらに知りました。若林が闇雲に引っ張ってそれを全肯定してくれる春日がいる。最高じゃないか。
いつ売れるのか売れ方も分からない中でもがくのは並大抵ではないだろう。目標とするM1を見て南海キャンディーズに圧倒されて自分の未熟さに心許なくなり、春日に進退を聞いた若林。春日は相変わらずのんびりで大らかさは若林を救ってきたけれど、それは時にはジレンマを引き起こす。辞めたいか?と聞いてものらりくらり、それまで俺が決めないといけないのか!とジタバタする若林は子供が拗らせているようでもあるけれど、なんだか気持ちは分からなくもない。誰かにもう辞めていいよと言われたい。辞めたことを誰かのせいにして楽になりたいんだよね。そこで辞めていたら今はない。そう思うと決められないよね。成功するって分かっている今ならわかるけど難しいな。
あれだけ自分自分!って思ってきた山ちゃんが自らその階段を下り、自分は天才の隣にいる人でいいっていうのはすごく良かったなー。そしてそれを聞いて山ちゃんは天才だと思っているというしずちゃんもすごく良かった。それにしてもボケとツッコミならボケの方が面白くていいポジションなんて思ったことなかったからびっくりした。しずちゃんだって錦鯉のまさのりさんだってそれをちゃんと回してくれるツッコミがいて成り立つのだろう。むしろツッコミの方が好きだけどなー。
海の幸のトマトソースパスタに思わず涙ぐんでしまいました。谷さんは前田健さんなんですね。素敵なオマージュです。みんな死んじゃえ!とか何もかもうまくいってなくて不幸だと思っている若林は1人にしたらほんとに死んでしまいそうですが、もがいている中でもちゃんと見てくれている人はいてセイフティーネットになっているんだなと感動。春日さんの動じない力やどう考えても幸せという心の安定した人が近くにいて良かったです。コンビって不思議な縁だなと改めて感じました。
足軽エンペラーというコンビもガチンコに出ていたことも知らなかったので面白かったです。ガチンコは当時見ていたのですが、尖った人しか出てない印象だったのでキレるコンビは需要があっただろうなと思いました。ただコンビ間は最悪、あれは愛のあるしごきというものなんでしょうか?山里のレベルに達していないからということなんでしょうか?部活動で起こる罵詈雑言や体罰にも通じるものが感じられました。相手を責めていれば自分の弱さから目を背けられるというのが真実でしょう。それを分かっていても繰り返すというのが人間らしいけど、キレた相方にお巡りさんも目を瞑ったところが個人的に好きでした。
最初からずっと春日とコンビを組んでる若林に比べて、山ちゃんはまたしてもコンビ解散。ほとんど同じ流れで相方を怒らせてしまうのはキツいよね。和男くんのキレ方は相当溜まりに溜まった怒りでヤバかったな。でもピン芸人としてステージに立たざるを得なかった山ちゃんは、さすがに猛省したのでは。「イタリア人」のままだったら、その後のお笑い人生は無かっただろうからね。それにしても若林も山ちゃんも、両親に影響されてクセが強くなった感もあるけど、芸人としての歩みをきちんと家族に報告していて、反対されたりしながらもちゃんと応援してもらってるなぁと思う。
やっぱり盛り上がらない。2人は人気者かもしれないけど、その成り立ちをどのくらいの人が興味あるのかっていうところだよね。確かに若林さんと山里さんは同じお笑い芸人なのに地道に春日さんと2人で芸を磨いてきた若林さんと王道の学校に通って芸人を目指してきたアプローチの違いなどいろんな方法があるんだなーと興味深くはあるけれどお笑い芸人になりたい人以外言ってしまえばどうでもいい話なんだよね。そしてゴールが見えないのも盛り上がらないところだと思う。しずちゃんが登場してきたからあと一回は見てみようかな。
面白くなりそうなのに面白くない、そんな感じ。これならzipでやってた錦鯉のドラマの方が面白かったかも。元々そこまで面白いエピソードがなかったんじゃないのってぐらい小さいネタをかき集めてどうにかストーリーにしている印象が否めない。ただいるよねって思うキャラの書き方が上手だと思う。若林の理不尽なお父さんやそのお父さんが暴れた時のおばあちゃんの反応とか、山里のお父さんのような貫禄十分の先輩とか。脚本家さんは小ネタをいい話に仕上げる腕はあると思う。ただそれをどこに導いていくのか、いつ面白くなるのか、心配だ。
先に言ってたナレーションの通り劇的に面白くもなければサクセスストーリーでもない。特色は出したもののごくごく普通に悩める、まだ何者でもない若林と山ちゃんの話。なんだー面白くないじゃんと思いながら見ていたけど、山ちゃんが好きな子に振り向いてほしくて一生懸命考えているうちに好きな子が他の子とカップルが成立してしまった時の渾身の喋りとか若者の報われなくても一生懸命なところにグッと来た。変な方向に一生懸命なのもなんかいいよね。知らず知らずのうちに春日とペア感を出してくるあたりもエモかったな。