※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 3.6 /5.0(71.2%) | 544位 /885件中 |
キャスト 3.8 /5.0(75.6%) | 608位 /885件中 |
演出 3.3 /5.0(66.6%) | 641位 /884件中 |
音楽 3.6 /5.0(71.2%) | 448位 /885件中 |
感動 3.3 /5.0(66.6%) | 344位 /882件中 |
笑い 2.9 /5.0(57.8%) | 467位 /881件中 |
スリル・興奮 3.0 /5.0(60%) | 541位 /879件中 |
脚本・ストーリー 3.6 /5.0(71.2%) | 544位 /885件中 |
キャスト 3.8 /5.0(75.6%) | 608位 /885件中 |
演出 3.3 /5.0(66.6%) | 641位 /884件中 |
音楽 3.6 /5.0(71.2%) | 448位 /885件中 |
感動 3.3 /5.0(66.6%) | 344位 /882件中 |
笑い 2.9 /5.0(57.8%) | 467位 /881件中 |
スリル・興奮 3.0 /5.0(60%) | 541位 /879件中 |
ここら辺の南海キャンディーズの話は聞いたことがあるのでそこまで驚きはなかったけれど、山ちゃんの売れたい欲へのストイックさはすごいなと思います。もちろん相方としたら迷惑だし山ちゃんをいつも窺うようなしずちゃんはかわいそうだし、そもそも俺は天才の横にいる普通の人でいいってあの覚悟はどこに行った?って思うけどね。若林の方は春日に救われた面がたくさんあるんだなと今更ながらに知りました。若林が闇雲に引っ張ってそれを全肯定してくれる春日がいる。最高じゃないか。
いつ売れるのか売れ方も分からない中でもがくのは並大抵ではないだろう。目標とするM1を見て南海キャンディーズに圧倒されて自分の未熟さに心許なくなり、春日に進退を聞いた若林。春日は相変わらずのんびりで大らかさは若林を救ってきたけれど、それは時にはジレンマを引き起こす。辞めたいか?と聞いてものらりくらり、それまで俺が決めないといけないのか!とジタバタする若林は子供が拗らせているようでもあるけれど、なんだか気持ちは分からなくもない。誰かにもう辞めていいよと言われたい。辞めたことを誰かのせいにして楽になりたいんだよね。そこで辞めていたら今はない。そう思うと決められないよね。成功するって分かっている今ならわかるけど難しいな。
あれだけ自分自分!って思ってきた山ちゃんが自らその階段を下り、自分は天才の隣にいる人でいいっていうのはすごく良かったなー。そしてそれを聞いて山ちゃんは天才だと思っているというしずちゃんもすごく良かった。それにしてもボケとツッコミならボケの方が面白くていいポジションなんて思ったことなかったからびっくりした。しずちゃんだって錦鯉のまさのりさんだってそれをちゃんと回してくれるツッコミがいて成り立つのだろう。むしろツッコミの方が好きだけどなー。
海の幸のトマトソースパスタに思わず涙ぐんでしまいました。谷さんは前田健さんなんですね。素敵なオマージュです。みんな死んじゃえ!とか何もかもうまくいってなくて不幸だと思っている若林は1人にしたらほんとに死んでしまいそうですが、もがいている中でもちゃんと見てくれている人はいてセイフティーネットになっているんだなと感動。春日さんの動じない力やどう考えても幸せという心の安定した人が近くにいて良かったです。コンビって不思議な縁だなと改めて感じました。
足軽エンペラーというコンビもガチンコに出ていたことも知らなかったので面白かったです。ガチンコは当時見ていたのですが、尖った人しか出てない印象だったのでキレるコンビは需要があっただろうなと思いました。ただコンビ間は最悪、あれは愛のあるしごきというものなんでしょうか?山里のレベルに達していないからということなんでしょうか?部活動で起こる罵詈雑言や体罰にも通じるものが感じられました。相手を責めていれば自分の弱さから目を背けられるというのが真実でしょう。それを分かっていても繰り返すというのが人間らしいけど、キレた相方にお巡りさんも目を瞑ったところが個人的に好きでした。
最初からずっと春日とコンビを組んでる若林に比べて、山ちゃんはまたしてもコンビ解散。ほとんど同じ流れで相方を怒らせてしまうのはキツいよね。和男くんのキレ方は相当溜まりに溜まった怒りでヤバかったな。でもピン芸人としてステージに立たざるを得なかった山ちゃんは、さすがに猛省したのでは。「イタリア人」のままだったら、その後のお笑い人生は無かっただろうからね。それにしても若林も山ちゃんも、両親に影響されてクセが強くなった感もあるけど、芸人としての歩みをきちんと家族に報告していて、反対されたりしながらもちゃんと応援してもらってるなぁと思う。
やっぱり盛り上がらない。2人は人気者かもしれないけど、その成り立ちをどのくらいの人が興味あるのかっていうところだよね。確かに若林さんと山里さんは同じお笑い芸人なのに地道に春日さんと2人で芸を磨いてきた若林さんと王道の学校に通って芸人を目指してきたアプローチの違いなどいろんな方法があるんだなーと興味深くはあるけれどお笑い芸人になりたい人以外言ってしまえばどうでもいい話なんだよね。そしてゴールが見えないのも盛り上がらないところだと思う。しずちゃんが登場してきたからあと一回は見てみようかな。
面白くなりそうなのに面白くない、そんな感じ。これならzipでやってた錦鯉のドラマの方が面白かったかも。元々そこまで面白いエピソードがなかったんじゃないのってぐらい小さいネタをかき集めてどうにかストーリーにしている印象が否めない。ただいるよねって思うキャラの書き方が上手だと思う。若林の理不尽なお父さんやそのお父さんが暴れた時のおばあちゃんの反応とか、山里のお父さんのような貫禄十分の先輩とか。脚本家さんは小ネタをいい話に仕上げる腕はあると思う。ただそれをどこに導いていくのか、いつ面白くなるのか、心配だ。
先に言ってたナレーションの通り劇的に面白くもなければサクセスストーリーでもない。特色は出したもののごくごく普通に悩める、まだ何者でもない若林と山ちゃんの話。なんだー面白くないじゃんと思いながら見ていたけど、山ちゃんが好きな子に振り向いてほしくて一生懸命考えているうちに好きな子が他の子とカップルが成立してしまった時の渾身の喋りとか若者の報われなくても一生懸命なところにグッと来た。変な方向に一生懸命なのもなんかいいよね。知らず知らずのうちに春日とペア感を出してくるあたりもエモかったな。