『危険なビーナス』での戸田恵子 (矢神波恵役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
戸田恵子 (矢神波恵役) は 「2020年10月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
最初は怖くてなんでこんな役を戸田恵子さんがやるんだろう、と思ってましたが、だんだん温かい優しさを感じるようになりました。拍朗さんと距離が近づいていくところが不思議な感覚でした。過去の恋人の話は切なかったです。お父さんに毒を盛った、という話も狂気じみていて怖かったです。
掴みかかって揉める祥子たちを「いい加減になさい!」と一喝する姿が格好良かったです。ただ騒ぎを鎮めるというだけでなく、歪んだ矢神家の面々に苛立ってうんざりしているような嫌悪感を感じたのも印象的でした。一族の前で全てをさらけ出してからは、表情も穏やかで何だかスッキリした雰囲気になっていて、「前よりも本心が見える気がする」という伯朗の台詞に説得力があったのも良かったです。
「4人よね、康治さんの家族は……」とのセリフで、一気にキャラクターへの見方が変わったのは自分だけではないはず。常に和服をまとい、不気味な雰囲気を醸し出して、何を考えているか分からなかっただけにこのシーンがグッときた。
康治を看取るシーン、感動しました。波恵さんがあんなに感情的になっている姿を初めて見たかも。優しい笑顔も家族愛が感じられて良かったし、ゆっくり大きな声で話しかけるところも康治にしっかり言葉を届けようという思いが伝わってきてグッときました。伯朗が「お父さん」と呼びかけるのを聞いた時の驚きと嬉しさが入り混じったような表情もとても良かったです。
「そんな無粋なことは致しません」と伯朗に告げる時の当然でしょうというような表情が印象的でした。最初から盗み聞きするなんて発想すら無かったように見え、矢神家を取り仕切る長としての品格とプライドが感じられました。伯朗の詮索にも相変わらずポーカーフェイスだけど、佐代が愛人だったという話を聞いた時だけはちょっと目が泳いでいて、2人の複雑な関係性を物語っていたのが興味深かったです。
どんな時も落ち着いてドンと構えていて、厄介な矢神家の人間たちを取り仕切る説得力があります。ポーカーフェイスで淡々と喋るけど決して機械的ではなく、どこか人間味が感じられる深みのある声も魅力的です。伯朗に「私の役目は矢神家を守り発展させること」と語るシーンも、本当にそれが生きる使命というか、遺産がどうこうと欲丸出しの他の人たちとは違って、全て矢神家のために行動しているんだろうなと伝わる重い責任を背負う覚悟が感じられたのも良かったです。
矢神家の跡取り娘ともいえる立場にふさわしく、貫禄もあるし聡明な人という印象。冷淡なのかと思えば時々、人の心をしっかり読んでそこに寄り添うような温かさも見せて、不思議な魅力のある女性ですね。でも、兄が殺されそうになってるのを知りながら、伯朗頼み?で彼の動きを傍観するかのような態度をとるとは、この人もお兄さんが死んでも良いと考えてるのかな?
5話で伯朗と康治の話をするシーンがとても良かったです。表情も声もいつもより穏やかで柔らかく、懐かしむような哀愁もあって、今語っていることは本心なんだろうなと感じられ、波恵なりの兄への愛情が伝わってきました。「兄はあなたの父親になりたいわけではなかった」とか結婚に反対した話など、取り繕うことなくストレートな表現で語るけど、口調に棘がないので思ったままに本音を言っているのが分かるし、康治の命を救おうと動いていた件も含めて、実は信用出来る人物なのかも…とちょっとキャラの認識が変わる演技だったと思います。
警察に圧力をかけるシーン、要望が通るのを確信しているような余裕っぷりが嫌味ったらしくて良かったです。落ち着きのある話し方なのに威圧感があって、相手が自分に従うのが当然という考え方が滲み出ているところもいかにも「上級国民」ぽかったです。座っている時のピンと伸びた背筋やペンの持ち方、着物での立ち居振る舞いなど、ちょっとした所作にも品があって育ちの良さが感じられるところもさすがです。
ちゃんと厳格な家の主の風体を醸しだしていた。和服と銀髪姿も似合っていて、いい人なのか悪い人なのかまだ分からないが、コミカルな演技は今回は見る事ができないだろう。 でも眼鏡をかける所作など細かい所も感じが出て良い。
戸田恵子さんの高飛車な演技はワンパターンだなぁと感じました。今、NHKで再放送している朝ドラ「純情きらり」と何ら違いを見いだせません。後者は名古屋弁なのですが、印象は同じです。今後、印象に変化があればまた違ってくるのかもしれませんが。
存在感と貫録がさすがで、一族の中にいても一際目を引きますし、その場にいるだけで場面がビシっと引き締まります。着物姿も品があってよく似合っています。上品さだけでなく、楓たちを下に見ているような、良家の人間特有の傲慢さが見下ろすような眼差しや口調から滲み出ているところも良かったです。
大家の総領娘という雰囲気や権高い感じがすごく出てる。抑制の効いた喋り方もいかにも頭が良い感じだし、着物姿や立ち居振る舞いも貫禄がある。妹で後妻の子の祥子がヒステリックな感じだから、波江さんの肝の据わりっぷりや度量の大きさが、よけいに際立ちますね。
最初は怖くてなんでこんな役を戸田恵子さんがやるんだろう、と思ってましたが、だんだん温かい優しさを感じるようになりました。拍朗さんと距離が近づいていくところが不思議な感覚でした。過去の恋人の話は切なかったです。お父さんに毒を盛った、という話も狂気じみていて怖かったです。
掴みかかって揉める祥子たちを「いい加減になさい!」と一喝する姿が格好良かったです。ただ騒ぎを鎮めるというだけでなく、歪んだ矢神家の面々に苛立ってうんざりしているような嫌悪感を感じたのも印象的でした。一族の前で全てをさらけ出してからは、表情も穏やかで何だかスッキリした雰囲気になっていて、「前よりも本心が見える気がする」という伯朗の台詞に説得力があったのも良かったです。
「4人よね、康治さんの家族は……」とのセリフで、一気にキャラクターへの見方が変わったのは自分だけではないはず。常に和服をまとい、不気味な雰囲気を醸し出して、何を考えているか分からなかっただけにこのシーンがグッときた。
康治を看取るシーン、感動しました。波恵さんがあんなに感情的になっている姿を初めて見たかも。優しい笑顔も家族愛が感じられて良かったし、ゆっくり大きな声で話しかけるところも康治にしっかり言葉を届けようという思いが伝わってきてグッときました。伯朗が「お父さん」と呼びかけるのを聞いた時の驚きと嬉しさが入り混じったような表情もとても良かったです。
「そんな無粋なことは致しません」と伯朗に告げる時の当然でしょうというような表情が印象的でした。最初から盗み聞きするなんて発想すら無かったように見え、矢神家を取り仕切る長としての品格とプライドが感じられました。伯朗の詮索にも相変わらずポーカーフェイスだけど、佐代が愛人だったという話を聞いた時だけはちょっと目が泳いでいて、2人の複雑な関係性を物語っていたのが興味深かったです。
どんな時も落ち着いてドンと構えていて、厄介な矢神家の人間たちを取り仕切る説得力があります。ポーカーフェイスで淡々と喋るけど決して機械的ではなく、どこか人間味が感じられる深みのある声も魅力的です。伯朗に「私の役目は矢神家を守り発展させること」と語るシーンも、本当にそれが生きる使命というか、遺産がどうこうと欲丸出しの他の人たちとは違って、全て矢神家のために行動しているんだろうなと伝わる重い責任を背負う覚悟が感じられたのも良かったです。
矢神家の跡取り娘ともいえる立場にふさわしく、貫禄もあるし聡明な人という印象。冷淡なのかと思えば時々、人の心をしっかり読んでそこに寄り添うような温かさも見せて、不思議な魅力のある女性ですね。でも、兄が殺されそうになってるのを知りながら、伯朗頼み?で彼の動きを傍観するかのような態度をとるとは、この人もお兄さんが死んでも良いと考えてるのかな?
5話で伯朗と康治の話をするシーンがとても良かったです。表情も声もいつもより穏やかで柔らかく、懐かしむような哀愁もあって、今語っていることは本心なんだろうなと感じられ、波恵なりの兄への愛情が伝わってきました。「兄はあなたの父親になりたいわけではなかった」とか結婚に反対した話など、取り繕うことなくストレートな表現で語るけど、口調に棘がないので思ったままに本音を言っているのが分かるし、康治の命を救おうと動いていた件も含めて、実は信用出来る人物なのかも…とちょっとキャラの認識が変わる演技だったと思います。
警察に圧力をかけるシーン、要望が通るのを確信しているような余裕っぷりが嫌味ったらしくて良かったです。落ち着きのある話し方なのに威圧感があって、相手が自分に従うのが当然という考え方が滲み出ているところもいかにも「上級国民」ぽかったです。座っている時のピンと伸びた背筋やペンの持ち方、着物での立ち居振る舞いなど、ちょっとした所作にも品があって育ちの良さが感じられるところもさすがです。
ちゃんと厳格な家の主の風体を醸しだしていた。和服と銀髪姿も似合っていて、いい人なのか悪い人なのかまだ分からないが、コミカルな演技は今回は見る事ができないだろう。
でも眼鏡をかける所作など細かい所も感じが出て良い。
戸田恵子さんの高飛車な演技はワンパターンだなぁと感じました。今、NHKで再放送している朝ドラ「純情きらり」と何ら違いを見いだせません。後者は名古屋弁なのですが、印象は同じです。今後、印象に変化があればまた違ってくるのかもしれませんが。
存在感と貫録がさすがで、一族の中にいても一際目を引きますし、その場にいるだけで場面がビシっと引き締まります。着物姿も品があってよく似合っています。上品さだけでなく、楓たちを下に見ているような、良家の人間特有の傲慢さが見下ろすような眼差しや口調から滲み出ているところも良かったです。
大家の総領娘という雰囲気や権高い感じがすごく出てる。抑制の効いた喋り方もいかにも頭が良い感じだし、着物姿や立ち居振る舞いも貫禄がある。妹で後妻の子の祥子がヒステリックな感じだから、波江さんの肝の据わりっぷりや度量の大きさが、よけいに際立ちますね。