『御上先生』での堀田真由 (真山弓弦役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
堀田真由 (真山弓弦役) は 「2025年1月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
最後の神崎との面会シーン、弓弦の表情が2話と比べて何か憑き物が落ちたかのように変わってました。登場は毎回短い時間でしたが出るたびに目と表情が変化していて凄かったです。
ガラス越しに母親と手を合わせて、絞り出すような声で「殺しちゃった」と呟きながら泣きじゃくる姿が印象的でした。感情が溢れたような子供みたいな激しい泣き方で、自分が奪ってしまった命の重さ、犯した罪の大きさをようやく実感して、その事実に押しつぶされそうになっているのが伝わってきて、今更言っても仕方ないんだけど、こんなことになる前にどうにか出来なかったのかっていう悔しさややりきれなさを強く感じました。
面会で母から「健康でいます。弓弦に生きて会いたいから」と言われた時、渋谷の母からはそれを奪った事への自責と後悔の念があふれ出て、閉ざしていた心の壁が決壊し罪の重さに「殺しちゃった・・・」と号泣するシーンが凄く刺さりました。そしてかすれた声でガラス越しに母と手を合わせる場面が頭から離れません。
鋭い目つきとうらはらに、面会の会話の最初の「あのね」が御上や神崎の時と違って柔らかい語り口。空白のメモの5。一時停止してよーく見ると「ほんとはさみしかった」と書いて消した跡があって切ない。内面の苦悩を隠そうとする弓弦から本当の気持ちが漏れている様子が表現されていてすごく良かったです。
お母さんと面会の時、書いてきたメモの5番目が空白だった。少しの間の後でた言葉は「ほんとうにごめんなさい・・・」。メモを書いていたときは、それを書くのはきっと抵抗があったのだろう。でも対面では言えた。革命家の本に傾倒して自分の行ったことをテロだ革命だと言っていた稚拙な弓弦から、御上や神崎との対話によって徐々に変わってきた心情が、丁寧に表現されていて凄かったし、刺さりました。
自分が虐待を受けていたことを見透かされた時、殺した相手も虐待を受けていたのが分かった時、母親が不倫をしていない可能性を示唆された時、そのたもろもろ。自分の思いが揺らいで、心が崩れていく様子がこれといったセリフもないのに伝わってきて凄かったです。面会するたびに心の傷が深く広くなっていくようで痛々しい。
神崎との面会シーン、「はあ?」という一言だけの同じ台詞でも、小馬鹿にするようだったり、核心に触れられて怒りを抑えているようだったり、涙を堪えて少し震えるような響きだったりと、その時の感情で全く違う聞こえ方をするのが凄かったです。たった一言でもその時の弓弦の心の動きが伝わってくる。見ていて苦しくなるくらいの張り詰めた緊張感と狂気、きっかけがあればすぐ崩れてしまいそうな諸さが共存する何とも言えない雰囲気、空気感も上手いなと思います。
冒頭の御上とのやりとり、瞬きをほとんどせず、表情も大きくは変わらないけど、ピクっと震える口元やどんどん潤んでいく目、だらんと力の抜けた座り方、ちょっとした仕草や細かな顔の動きだけで御上に煽られて徐々に感情が昂っている様子が伝わってくる演技が凄くて見応えがありました。御上が去った後の突き刺さるような泣き叫ぶ声も印象的でした。
彼女の演技の振り幅の大きさは知ってるつもりでしたが、大きく超えられました。試験会場での怪しさ、犯行直後の顔、面会室での不敵な笑み、御上に確信を突かれた後の悲鳴のような号泣。それらがサイコパスではなく追い詰められた人間の歪みから発せられたものだと伝わってきました。セリフらしいセリフはなく、その分目線や挙動での静かで迫力のある演技で、こちらの部屋の空気まで張りつめるようでした。凄かったです。
静まり返った室内に響く低く冷たい声音や淡々とした表情、動きの少ない静かな演技だけど、何を考えているか分からない不気味さや狂気が滲み出ていて、グッと引き込まれるものがありました。真山役が堀田さんだと分かった時の衝撃と存在感も凄かったです。
最後の神崎との面会シーン、弓弦の表情が2話と比べて何か憑き物が落ちたかのように変わってました。登場は毎回短い時間でしたが出るたびに目と表情が変化していて凄かったです。
ガラス越しに母親と手を合わせて、絞り出すような声で「殺しちゃった」と呟きながら泣きじゃくる姿が印象的でした。感情が溢れたような子供みたいな激しい泣き方で、自分が奪ってしまった命の重さ、犯した罪の大きさをようやく実感して、その事実に押しつぶされそうになっているのが伝わってきて、今更言っても仕方ないんだけど、こんなことになる前にどうにか出来なかったのかっていう悔しさややりきれなさを強く感じました。
面会で母から「健康でいます。弓弦に生きて会いたいから」と言われた時、渋谷の母からはそれを奪った事への自責と後悔の念があふれ出て、閉ざしていた心の壁が決壊し罪の重さに「殺しちゃった・・・」と号泣するシーンが凄く刺さりました。そしてかすれた声でガラス越しに母と手を合わせる場面が頭から離れません。
鋭い目つきとうらはらに、面会の会話の最初の「あのね」が御上や神崎の時と違って柔らかい語り口。空白のメモの5。一時停止してよーく見ると「ほんとはさみしかった」と書いて消した跡があって切ない。内面の苦悩を隠そうとする弓弦から本当の気持ちが漏れている様子が表現されていてすごく良かったです。
お母さんと面会の時、書いてきたメモの5番目が空白だった。少しの間の後でた言葉は「ほんとうにごめんなさい・・・」。メモを書いていたときは、それを書くのはきっと抵抗があったのだろう。でも対面では言えた。革命家の本に傾倒して自分の行ったことをテロだ革命だと言っていた稚拙な弓弦から、御上や神崎との対話によって徐々に変わってきた心情が、丁寧に表現されていて凄かったし、刺さりました。
自分が虐待を受けていたことを見透かされた時、殺した相手も虐待を受けていたのが分かった時、母親が不倫をしていない可能性を示唆された時、そのたもろもろ。自分の思いが揺らいで、心が崩れていく様子がこれといったセリフもないのに伝わってきて凄かったです。面会するたびに心の傷が深く広くなっていくようで痛々しい。
神崎との面会シーン、「はあ?」という一言だけの同じ台詞でも、小馬鹿にするようだったり、核心に触れられて怒りを抑えているようだったり、涙を堪えて少し震えるような響きだったりと、その時の感情で全く違う聞こえ方をするのが凄かったです。たった一言でもその時の弓弦の心の動きが伝わってくる。見ていて苦しくなるくらいの張り詰めた緊張感と狂気、きっかけがあればすぐ崩れてしまいそうな諸さが共存する何とも言えない雰囲気、空気感も上手いなと思います。
冒頭の御上とのやりとり、瞬きをほとんどせず、表情も大きくは変わらないけど、ピクっと震える口元やどんどん潤んでいく目、だらんと力の抜けた座り方、ちょっとした仕草や細かな顔の動きだけで御上に煽られて徐々に感情が昂っている様子が伝わってくる演技が凄くて見応えがありました。御上が去った後の突き刺さるような泣き叫ぶ声も印象的でした。
彼女の演技の振り幅の大きさは知ってるつもりでしたが、大きく超えられました。試験会場での怪しさ、犯行直後の顔、面会室での不敵な笑み、御上に確信を突かれた後の悲鳴のような号泣。それらがサイコパスではなく追い詰められた人間の歪みから発せられたものだと伝わってきました。セリフらしいセリフはなく、その分目線や挙動での静かで迫力のある演技で、こちらの部屋の空気まで張りつめるようでした。凄かったです。
静まり返った室内に響く低く冷たい声音や淡々とした表情、動きの少ない静かな演技だけど、何を考えているか分からない不気味さや狂気が滲み出ていて、グッと引き込まれるものがありました。真山役が堀田さんだと分かった時の衝撃と存在感も凄かったです。