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脚本・ストーリー 2.6 /5.0(52.4%) | 1014位 /1195件中 |
キャスト 2.9 /5.0(57%) | 1063位 /1195件中 |
演出 2.5 /5.0(50.8%) | 1036位 /1194件中 |
音楽 2.6 /5.0(52.4%) | 987位 /1195件中 |
感動 2.4 /5.0(47.6%) | 934位 /1190件中 |
笑い 1.9 /5.0(37%) | 1026位 /1190件中 |
スリル・興奮 3.2 /5.0(64.6%) | 549位 /1187件中 |
爆発事件や立てこもり事件などの一連の事件は、結局は通り魔事件の被害者の周辺の人が笹清を私刑したいがために起こしたかく乱のための事件だったのか。
時々、被害者よりも加害者の方が守られているかもと思ってしまうことあるけれど、だからといって他の人を傷つけてまで犯人を奪取して加害するというのはどうにも同情できないし理解できない。
しかも警察官。
どこかで踏みとどまれなかったのだろうか。
不破がどんどん真相に近づいていくから恐ろしくなって刺したのだろうけれど、そういう行為は笹清と同じだと気づけなかったのだろうか。
驚異的な不破の回復力で事件は解決したけれど、このドラマだと警察は何をしていたんだろうかと思ってしまう。
日本人はおとなしくなりすぎたのかもしれない。適度に声をあげていればここまで過激なことは起きないと思うけど、誰かが引き金を引き賛同者が続々と出てきたらあちこちで無差別殺人が起こるかもしれない。そんな未来が来ないと言い切れないことが悲しい。ただ自分たちは恵まれない世代だといい同士をあおりつつ、自分は犯罪は精神病だから無罪だは通らない。やったことの報いはちゃんと受けないとね。盛り上がってしまった炎をどうやって消すのか、そこが見ものだと思う。
ロスト・ルサンチマンが大阪地検に立てこもった。
仁科課長の機転で犯人がマシバという男であることがわかった。
しかし、マシバがロスト・ルサンチマンではないことは仁科課長の手にハンカチを巻いたり心優しいところが見えるところからも見え隠れしていた。
一体だれが後ろで操っているのだろう。
弟が過労死した理由も不破によって明らかにされて、マシバは投降した。
しかし、全国の検察が狙われ、不破までも刺された。
マシバのように操られている人がたくさんいるということなのだろう。
主人公であるから不破が亡くなることは無いのだろうけれど、最後の映像を見るとだいぶ危なそうに見える。
こういう無敵の人ってこれからどんどん増えるだろうね。もちろん報われなかった世代の鬱憤もあるだろうし、人と人との結びつきが弱くなって踏みとどまる何かが圧倒的に足りなくなっているのもあると思う。自由に付いてくる自己責任ってやつが厄介で、転げ落ちた人を救う術もない。ただ無敵の人に殺される名前も知らない人たちが不憫でならない。幸せそうに見えたから?悩みなんて見えるところに書いてあるわけじゃないのに勝手なことを言わないでほしい。やってやったと満足げな犯人が本当にムカつく。
無敵の人か。
犯人側に共感して行動する人が出るというのは元首相襲撃事件を思い起こさせる。
今回は無差別殺傷事件と郵便物爆破事件の合わせ技。
裏でいろいろ画策している人物がいるのだろう。
上手く人の心を操り行動させる。
そういうのに乗せられたくはないなと思ってはいても、実際には巧妙で、守るものがなく追い込まれている人は乗ってしまったりするのだろうか。
簡単に本当かどうかわからない他人の言葉が大量に見れてしまう今。
そんなものが見れなかった時代の方が心が安寧だったなと思ってしまう。
森友問題をどう揶揄してどう料理してくれるのだろうと思ったが人情話になってしまい、しまいには殺人事件になってしまった。もっと架空の世界なんだから遊び心が欲しいよね。スカッとする話じゃなくて残念。妹を庇って亡くなった姉は自分の意思で決めたことだから満足だったかもしれないけど、妹はどんな20年を過ごしてきたのだろう。あの時から進めない気持ちでいたとしたら居た堪れない。誰がどうしていたら良かったのか、それぞれ考えながらの20年だったろうね。
白骨死体を隠すための選定地外しだったのはわかるけれど、まさか中学生だった妹を守るために亡くなりゆくのを見守り埋めて隠したとは。
当人が望んだこととはいえ、関係者すべてがこれまでの20年が地獄だったのではないだろうか。
不破は二人が必死に守ってきた秘密を暴いた訳だけれど、それは非情なようでありながら関係者の荷物を下ろす手伝うことにもなった。
隠し続けるってことはかなりしんどいことだろうから。
それにしても検察での手柄争いとか醜くて。
不破の能面はどうかと思う部分もあるけれど、淡々と冷静に私情を挟まずというのは信頼感はあるなと思った。
何年か前の事件を思い出す内容だなと思いながら見ていたけれど、思わぬ方向へ行きそうだ。
検察内部での文書改ざん問題に飛び火。
それも金銭授受はダミーっぽい。
どうしてももう一つの候補地に目を向けさせないための工作。
それは最後に見つかった二体の白骨死体が関係するのだろう。
そこに大規模な工事を入れさせないために、もう一つの候補地を安くしたのだろう。
白骨死体は誰なのか。
どう二人は関係しているのか。
意外と面白くなってきた。
警察のお偉いさんは資料を紛失しただけで身内を何人も切らなきゃいけなかったと憤慨していたのが悲しかった。その資料ひとつひとつに大事な事件の証拠があってどれも無くしちゃいけないものだったとなぜ分からない。その証拠がなかったために違う事件が起きてしまう。自分の身内が殺されたのにのうのうと悪びれずに犯人が生きていたら気が狂いそうだ。それを庇うために嘘をつくおじいちゃんが悲しい。孫のためなら登れない階段も登れると這いつくばる。その姿をお偉いさんに見てほしかった。
娘を弄ばれて失ったことはとてもつらいことだと思う。
殺したいほど憎いということまではわかる。
でも、殺すだろうか。
娘は殺してほしいと思っているだろうか。
ましてや、他の誰かを犯人に仕立て上げてほしいだとか思っていないだろう。
巻き添えを食った女性は、ある意味娘から男を取った人に当たるかもしれないけれど死ななければいけないようなことをしたわけではないだろう。
罪をなすりつけ、不破まで銃撃し、保身に働いているから、何の同情もわかない。
本当にひどい事件だと思った。
確かに自分の娘が弄ばれて自殺に追い込まれたら相手を殺してやりたいと思う。でもそこは立派な職業の人なんだから、そんなことをすればどんな道を辿るのか分かるでしょ。だからこそ完全犯罪を狙ったみたいなんだけどそうじゃないでしょ。人を呪わば穴二つって言うんだよ。その人を殺したら自分も罪を償うなり死ぬなりしなきゃ。それを関係ない人まで殺して隠蔽のために関係ない人を犯人にしようとして、挙句不破まで狙った。娘は草葉の陰で泣いているだろうよ。
理屈っぽくて取っつきにくそうな検事だけれど、一本筋の通っている人物なのかな。
感情が表に出ないということを周りが能面と評しているのだと思うけれど、一方に肩入れしないという意味なら公平で良さそう。
ただ、周りの人は振り回されるよね。
表情は動かずとも、説明は欲しいところ。
事務官がそのうち微妙な違いを理解し通訳的立ち回りになるのだろうか。
上川さん好きだけど、ちょっと初回は苦しい感じがした。
タイトルが笑かしに来ていたのでてっきりコメディかなと思っていたら上川さんが大真面目にやっていてびっくりした。でも能面っていうより仏頂面で、何考えているか分からないのは一緒だけど違うよね。能面って見る人によって前にも悪にも見えるけど、おじさんの仏頂面はただ自分がなにかしたんじゃないかと心配になるだけ。事件の関係者に話を聞きに行っちゃうのもいろんなドラマで検事がやってきたことだし新しさがない。事務官の成長記として見たらいいのか?面白くなるかなー?