オトナ高校

とてもはまり役だったように感じます。会社ではある程度の地位がありつつも、オトナ高校に入学してしまうというのが、妙に安易に想像できるルックスがぴったりでした。後半にドMに生まれ変わりつつも、大人の男性もうまく演じていて本当にコミカルの使い分けがうまいマルチな俳優さんだと改めて思いました。

トリビアの泉、昼間のワイドショーでの司会を見ているので、ドラマの役柄もそのまま「ザ高橋克美！」で楽しいです。下ネタがらみであっても、カッツミー！のフレーズで吹っ飛ばしてくれそう。俳優なら静かでシリアスな演技もみどころでしょうが、視聴者としては楽しく明るくなる人柄が一番。本人の印象とぴたりと合っているので星３つです。

役柄の設定ははちゃめちゃですが、普段テレビで見るお茶目なイメージのキャラクターを演じていて自然な感じがしました。若い俳優さん達の中にいても違和感がなく、愛すべき存在になっていてこんな上司がいたら面白そうだなと思いました。ドラマの内容はあまり好きになれませんでしたが、高橋さんのセリフや行動は嫌悪感がなかったです。

世の中にいるんだけど、自ら公言しないような設定の役柄を高橋克実さんならではのコミカルさと可愛い表情で演じてくれていて見ていて楽しいです。主人公よりも高橋さんばかりに目が行ってしまうし、卒業できるように頑張れ！と応援したくなります。こう言ってはなんですが、ドラマの役での設定が高橋さんの見た目に合っていて演技もリアルさがあっていていいなと思います。またなかなか過激なセリフが高橋さんの口から飛び出るのが斬新です。

とんでもない法律の実験対象のもと主人公の上司兼クラスメートという不思議なポジションを演じる高橋克実さん、会社では上司ならではの威厳を保ちながらクラスメートとなると主人公と同じシンパシーを感じあうというこのギャップはこのドラマの最大の見どころであり視聴者を楽しませてくれるポイントでもあります。やたら歳が離れているという設定のためやたら固く部下に接しながらも、クラスメート時のときの高橋克実さんはバラエティ等で見せるやや哀愁漂うこのドラマのキーパーソンとなって、主人公達のドラマ展開を支援してくれるでしょう。

よくコミカルな役はやっているので、面白いのはわかっていましたが、今回はさらに振り切った役だったので大爆笑でした。童貞だけどそういう風に見せないように、大げさな身振り手振りやモテる風を装う感じ、言動がわかっていて見ると相当おかしかったです。