※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 3.6 /5.0(72%) | 549位 /1088件中 |
キャスト 4.4 /5.0(88%) | 232位 /1088件中 |
演出 4.0 /5.0(80%) | 258位 /1087件中 |
音楽 3.2 /5.0(64%) | 692位 /1088件中 |
感動 3.4 /5.0(68%) | 333位 /1083件中 |
笑い 4.0 /5.0(80%) | 90位 /1083件中 |
スリル・興奮 4.2 /5.0(84%) | 97位 /1080件中 |
脚本・ストーリー 3.6 /5.0(72%) | 549位 /1088件中 |
キャスト 4.4 /5.0(88%) | 232位 /1088件中 |
演出 4.0 /5.0(80%) | 258位 /1087件中 |
音楽 3.2 /5.0(64%) | 692位 /1088件中 |
感動 3.4 /5.0(68%) | 333位 /1083件中 |
笑い 4.0 /5.0(80%) | 90位 /1083件中 |
スリル・興奮 4.2 /5.0(84%) | 97位 /1080件中 |
最終回にして、復讐の鬼になっている元夫婦から嘘を見抜き、かつ説得するという重要なケースで、見ごたえがありました。
夫と妻、被害者と加害者が共犯では、見ぬくこともしにくいですよね。絵麻の普段の手管がまったくうまくいかないときの、栗山千明の逡巡の演技がよかったです。
一瞬、安井順平演じる元夫が、かつて娘さえも殺した精神異常を装う殺人鬼というふうに見せかけてからの、真相に向かう事件の展開が、とてもスリル満点でした。
楯岡絵麻が行動心理学を使って、相手の言動に対し
なだめ行動やマイクロジェスチャーから嘘か真かを
判断し、そこから事件の真相に迫る、と一見、斬新に
見えるが、やってる事は火サスの「取調室」に
バラエティで紹介された心理学による嘘の見破り方を
チョイ足しをしているだけで、他の推理ものとなんら
変わらない。とは言いつつも、推理物好きには充分である。
記録係の西野とのやり取りだって、よく見るベタなケンカに
近いものであるが、それでも、なぜか微笑ましく思えてくる。
みんながギャグのようなわざとらしいオーバーリアクションで見ているだけでも面白い!
それでいて、話はしっかりしてるし犯人側の人たちは冷静な押さえた演技なので警察側とのギャップがまた笑えます。
ある程度は説明も入っているので推理できるのですが、それより一歩踏み込んだ真実があるのでなるほど感があります。
そして、回を増す毎に強敵が表れてどう責めるのかが楽しみになります。
西野の成長やもしかしたら恋の行方も気になります。
主人公と被疑者の対決が見ごたえがありました。取り調べ中の楯岡絵麻(栗山千明)と、被疑者の霊能者・手嶋奈緒美(堀内敬子)のやりとりが良かったです。いつもなら被疑者との対話から絵麻が真相を見抜くのが早いのですが、今回は手嶋が嘘をついているしぐさをしないことから取り調べが手詰まりになってしまい、話の半分を過ぎても真相がわからないという展開にどきどきしました。最後の5分でやっと実際の犯人が判明するという急展開には驚きました。被疑者の手嶋は数年前に夫と別れており、おそらくそこから人生の歯車が狂っていったのだろうなあと思いました。彼女は自分の行為でとり返しのつかないことが起きてしまった責任を一生背負っていかなければならなくなりました。ある意味、気の毒な人だなと思いました。
行動心理から犯人の嘘と本音を読み解いていくという、アメリカのドラマではよくあるパターンの内容。しかし基本的に取り調べの様子だけで物語が進んでいくため、尋問の真偽を見極め、徐々に追い込んでいく緊張感は、まるで「十二人の怒れる男」のような感じです。主人公は行動心理から読み解く限界も心得ているようで、そこを推理力で突破していく点はドラマの盛り上がる部分として評価できます。そもそも証拠能力のない手法に頼る捜査だし、これだけで犯人を追い込むのは無理があるのだけれど、ドラマとしてはそこそこ面白いと思います。