サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

年齢不詳の色気があって、とても良い雰囲気ですね。上司としては少し部下は苦労しそうなエキセントリックさを感じますが、心理学を使った捜査官としてはとてもふさわしいイメージです。実際にこのような人が警察にいるのかわかりませんが、いて欲しいなぁと感じてしまいます。

過剰なまでのわざとらしさと冷静な時とのギャップがあの美人な顔から発せられるのでいい！
そんなに好きな女優さんじゃなかったのに、こんな演技もできるんだと好きになりました。
あんな美人に「大脳辺円系ちゃん」なんて言われたら罪を認めちゃいます。

最近は刑事役も多い栗山さんですが、知的な雰囲気もあるのでこういう役柄はまずまず似合っています。容疑者の心理反応を見極めるためや距離感を縮めるために、あえていろいろなタイプの人間を演じてみせますが、ちょっとあざとい芝居ではあるものの、舞台のほとんどが取調室内というドラマなので、リアルすぎては画面がもたず、飽きてしまいますから、バランスとしてはちょうどいいのでしょう。なのでいいキャスティングだし、いい演技だと思います。

容疑者の行動を逐一見逃さず、次々と観察して、取り調べを展開させていく姿には憧れる。観察するときも目線が美しく鋭く、自分が取り調べを受けてる容疑者なら、全て見透かされるようで恐ろしくて、目をふせたくなる。いい演技だったと思う。