※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.3 /5.0(86%) | 143位 /1087件中 |
キャスト 4.2 /5.0(84%) | 365位 /1087件中 |
演出 4.2 /5.0(84%) | 170位 /1086件中 |
音楽 3.3 /5.0(66%) | 645位 /1087件中 |
感動 3.7 /5.0(74%) | 196位 /1082件中 |
笑い 2.2 /5.0(44%) | 810位 /1082件中 |
スリル・興奮 4.4 /5.0(88%) | 47位 /1079件中 |
脚本・ストーリー 4.3 /5.0(86%) | 143位 /1087件中 |
キャスト 4.2 /5.0(84%) | 365位 /1087件中 |
演出 4.2 /5.0(84%) | 170位 /1086件中 |
音楽 3.3 /5.0(66%) | 645位 /1087件中 |
感動 3.7 /5.0(74%) | 196位 /1082件中 |
笑い 2.2 /5.0(44%) | 810位 /1082件中 |
スリル・興奮 4.4 /5.0(88%) | 47位 /1079件中 |
加地が無事なのか、巡谷が何を考えているのか、ちゃんと逮捕されるのかなどが最後まで謎だったりして、ドキドキハラハラしました。夏蓮が両親の過去のことで不安やトラウマを抱えながらも、最後まで刑事として執念深く巡谷を追い詰めていった姿勢は凄いです。それでいながら、取調室ではあえて巡谷に 2人で楽しかったささやかな思い出などを語ったりと、人間味の溢れるセリフが心を打ちました。音楽ポッドと加地の好きな音楽が要のところで登場したのにも、ドラマの細かさを感じて感心しました。
首魁の居場所を突き止めることができず一同、脱力するのもつかの間、軟禁された加地が虫の息で夏蓮に電話してきたシーンからの急展開は見ごたえ十分だった。逮捕シーンは正直、かなりあっけなかったのもその後の取り調べで語られる供述から人間像を浮き彫りにすることが目的だったと気づかされたよ。そして、まさかの廻谷が振り込め詐欺の方法を確立した張本人という展開。しこも理論が独自過ぎたのも聞いてて気分が悪くなってきたよ!
不遇な運命をたどり、振り込め詐欺のかけ子でありながらも警察サイドの加蓮と情報交換する加地が巨額な詐欺を連発。まさか行動でアンサーを返してくるとは!これには黙っていない加蓮たちがもう一歩のところで加地を追い詰めるシーンはかなりスリリングなシーンだったね。そして、誰も分からなかった詐欺の頂点に立つ首魁の居場所を突き止めた緊張感は画面越しにもビシビシ伝わってきた。一方、やっぱり怪しかった廻谷は図らずも加蓮と親密な仲になったのにラストはどうなってしまうのか?
振り込め詐欺の大元を叩かないと根絶はできない、と息巻く加蓮に対して、庶民の安心を優先するように指示を下す上層部との軋轢など。加地を追い詰める大捕物も含めて見ごたえ十分な内容だった。敵とも味方とも取れない加地と加蓮との間に存在する幼少期のトラウマが不意にフラッシュバックしたり、複雑な人間関係が折り重なるように怒濤の展開を導く様子は次回が最終回と思えないほどのスピード感だったよね。ドラマに登場するそれぞれの人物像が丁寧に描けている分、感情移入しやすいのが良いね。
今宮が加地を助けたいと思っているのがひしひしと伝わってきた。でも加地は店長が殺されたことへの怒りや自分もそこに近い立場にいることへのおそれ、弟を守れなかった不甲斐ない自分、お金さえあればというやるせない気持ちがごちゃまぜになって振り込め詐欺に全力を尽くしてしまう様子が哀れだった。ふたりの気持ちはまったく正反対で、これまではどうにか協力して振り込め詐欺を撲滅する方向なのかと思ったけど違うらしいことにショックを受けた。
夏蓮の過去が見えてきて、思いのほかシビアな内容だったので、驚きました。夏蓮が攻撃的なくらい、捜査に邁進することで悲しみを払おうとしている様子が健気で、木村文乃の演技力に感心しました。
同時に、颯人の方も組織のシビアな面に直面していて、2人の運命が交わっていく様子に、ドキドキしました。
廻谷が人の良さそうな様子を見せていながら、徐々に本性を見せてきたので、予想が当たったので「やっぱりな」とちょっとうれしかったです。
このドラマで刑事たち側が主体な理由がよくわかる内容で、良かったです。今宮夏蓮や森安が、刑事として詐欺を撲滅できないことを心から悔しがっていることがよくわかりました。また、犯罪は上から叩かないと末端を逮捕しても被害がなくならないこと、一般市民が詐欺の結果犯罪者になってしまうこともありうることが分かって、恐ろしかったです。元教師の老人が、ボケているというよりも心から元生徒のために役立ったつもりでいることに、切なくなっている夏蓮の気持ちがよくわかりました。
もうちょっとドキドキ、ざわざわっとするシーンがあるかと思っていたのですが、結構刑事ものなのに淡々とした印象のドラマ展開です。基本はサギデカというだけあって、木村文乃さんが中心の警察からみた詐欺集団であったり、詐欺被害に合われた被害者の視線ではあるのですが、もう少し切羽詰まったような、何かに追われているような刑事ものならではのゾクゾク感がドラマで演出されていると、なお見ごたえのなる作品になるのではなか、と思いました。
第1回ということで、もちろん期待しましたが、楽しい面白いというドラマでないことを知りました。振込め詐欺をテーマとして、その中で人物の生い立ちを絡めて人間像を描いていましたが、振込め詐欺の内容には、ドラマであってもフィクションという感じがしませんでした。NHKとしては振込め詐欺の実態を丁寧に描き、視聴者にその特徴を理解してほしいという意図があるように感じました。ですので、振込め詐欺の部分については、ドキュメンタリーのようで淡々としていました。その他の部分では、捕らえたかけ子の生い立ち、かけ子になった動機、犯罪意識についてがほとんどでしたが、一話の時間内では内容を深くすることができなかったようです。そのかけ子は、振り込め詐欺の上層部を捕まえるために、泳がせ(釈放)となりました。第2回以降の劇的な展開を楽しみにします。起業家の廻谷については、今回は詳細が分かりませんでしたが、ひょっとして、振り込め詐欺に関係があるのかと思ったりもしました。
タイトル通り、名前の分からない男。なるほど、そういう攻め方で詐欺の捜査を進めるのか、と半分勉強しながら見ていました。今まで刑事ものというと「捜査一課」が主流で警察でも花形なイメージだけど、詐欺を担当するのは知能的な犯罪の「捜査2課」が担当。あまり馴染みのない世界なだけに、詐欺の手口や内偵捜査の1つと呼ばれる突き上げ捜査ってどんな攻めかで特定してくのか。警察の目は決して許さないぞ!というスタンスでドラマが描かれていて、引き込まれそうな世界観に感じました。