仮面ライダージオウ

時に優しく、時に面白可笑しく、絶妙なタイミングで現れて物語を動かす最重要人物。この方あってこその作品だったと思います。若手を支えて引き立て、物語に引き込んでゆくベテラン俳優の鑑。素敵でした。

特撮だからといって、大げさすぎない、着実なお芝居がよかった。この人が安定の実力で脇をかためているから、物語のリアリティが増し、大人でも見やすくなっていたと思う。実際はどうかわからないけど、楽しそうに演じているように見えたのも、グッド。

主人公の常磐ソウゴを優しく、時には厳しく接して、正しく導くその姿には胸を打たれました。
特に最終決戦の時、ソウゴが仮面ライダーであることを知ったシーンでも「行ってらっしゃい」と背中を押す所に感動しました。

ベテランの役者だからこそ、主役を引き立ててくれている。子供向きドラマということもあるからか保護者としての愛情を目一杯感じさせてくれる。また、ギャグっぽいシーンではふりきって面白さを出してくる為、脇役だけどとても愛着がわいてくる。

すっごく優しい人のオーラがめちゃめちゃ出ていて、好きだな。強面の役よりこういう人間味あふれる役の方が本物っぽい。

「君のために一度だけ言うよ」という言葉が、相手を思うが故の、優しさの中に滲み出てくる厳しさにジンときますね。

たまにしか出てこないのに、あの存在感は流石です！もともと顔にインパクトがあるので、すぐに覚えられるのも強み。生瀬勝久さんは好きな俳優さんの一人で、生瀬さんが出てくると「クスッ」と笑える♪ある意味、癒し系かも？