小さな巨人

捜査１課長を演じる香川照之の存在感と顔だけの演技が凄すぎます。大げさな表現ですがそれがかえって感情を揺さぶられます。

物凄い眼力で相手を睨みつける…。子供なら、泣いちゃいそうなくらいの迫力です。敵と思っていたら、突然味方になったり…。そしてまた敵になったりと、こちらも翻弄されてしまいます。このドラマの男優さんは、全員が力の入った演技を要求されていそうですね。血圧が上がりそうで心配になりますね。

歌舞伎の見栄を取り入れたような目力と言い回しが最高。

父の後を継いで歌舞伎役者になったが、後発なので、昔から猿翁の弟子だった人たちから反感を買っていて、歌舞伎界の風当たりが強いせいか、「歌舞伎役者でもあるんだぞ！」と周囲に知らしめるような、歌舞伎のセリフみたいな大げさな台詞回しに違和感を感じ、演技は迫力があって良いと思うが、彼の頭の良さ、狡猾さがうかがわれて、もっと自然に演じればよいのにと思いました。

つい笑ってしまうほど、大げさで、かなり癖のある歌舞伎のような演技ですが、香川照之さんらしくてとても良いと思います。見入ってしまいます。いい人なのか悪い人なのかまだ分かりませんが、憎めない感じがします。

すごいピリピリとした雰囲気で悪人っぽい部分を演じていますが、回を追うごとに実は主演の香坂の敵ではないのでは？と思ってなぜか憎めないです。セリフが大げさな時に少し、歌舞伎っぽい部分が入るのもまた面白いです。

演技が上手すぎて、いつも目を見張ります。
独特の言い回しや、顔の表情に目が釘付けになります。
役柄もいつもピッタリで、香川照之が出演しているから、そのドラマが面白いということが多いです。
ちょっとやり過ぎなところもあるけど、右に出る人はいないです。

歌舞伎役者なので、雰囲気と顔の表情、目力がとても威圧感があり好きです。
ドラマの役、捜査一課長の雰囲気が似合っています。表情だけでなくセリフの間や言葉の強弱がとても上手い。
バラエティー番組でのギャップもたまらなく、見入ってしまう役者さんです。

捜査会議で指揮するセリフを聞いても、あざとく部下を出し抜けにした時のセリフの言い回しが何度聞いても歌舞伎っぽくなっちゃっているんじゃないのかと、ちょっとわざとらしく聞こえてしまう。歌舞伎役者だから仕方ないのかな。このドラマに限ってなので。

香川さんがいるだけで場面が引き締まり、所轄の敵なのか味方なのかいまいちよく分からないダークで胡散臭い雰囲気がドラマを面白くしていると思います。怒鳴る場面が歌舞伎っぽい台詞回しになるのが気になりますが、なんかわざとやってそうな気もします。

半沢直樹に続き、悪役を演じていてやはり今回も板についている感じがします。
半沢直樹での香川さんの悪役は伸び伸びしながらも最後やられた際の無様さがとても見ていて爽快感が得られました。
今回もまだ結末は予想できませんが、悪役として伸び伸びと演技している感じがあり、とても良いと思います。

さすがの演技としか言う言葉が出ません。ものすごいいやらしさと嫌味な感じが伝わってきます。自分を支持する部下しか手元に置かず、支持をしない部下には権限でどん底にまで突き落とす。見ていてとてもイライラしてくるほど伝わってくる演技力です。なんとしてでもこの嫌味な一課長を成敗していただきたいです！