※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.7 /5.0(93.4%) | 24位 /1088件中 |
キャスト 4.6 /5.0(91.6%) | 135位 /1088件中 |
演出 4.5 /5.0(90%) | 57位 /1087件中 |
音楽 4.4 /5.0(88.4%) | 61位 /1088件中 |
感動 4.5 /5.0(90%) | 21位 /1083件中 |
笑い 3.6 /5.0(71.6%) | 219位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.8 /5.0(76.6%) | 209位 /1080件中 |
脚本・ストーリー 4.7 /5.0(93.4%) | 24位 /1088件中 |
キャスト 4.6 /5.0(91.6%) | 135位 /1088件中 |
演出 4.5 /5.0(90%) | 57位 /1087件中 |
音楽 4.4 /5.0(88.4%) | 61位 /1088件中 |
感動 4.5 /5.0(90%) | 21位 /1083件中 |
笑い 3.6 /5.0(71.6%) | 219位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.8 /5.0(76.6%) | 209位 /1080件中 |
大団円でした。観終わったとき、いいドラマだったなとしみじみ思いました。最後に力を振り絞って小夏を生かした助六とみよ吉、真実を口外せずに小夏を育ててきた八雲さんと松田さん、それぞれ小夏を大切に思っているからこその行動に目頭が熱くなりました。本当は墓場まで持っていくつもりだっただろうに全てを打ち明けたのは、八雲さんと小夏の間の溝を与太郎ちゃんが少しずつ埋めてくれたおかげなのかな。与太郎ちゃんが八雲さんに弟子入りしてくれて本当によかった。最後の最後に九代目八雲を三代目助六が襲名したことで、長年の因縁にも決着がついてスッキリしました。
子供を産んだ小夏ちゃんが、どんどん母親の顔になっていく様子に共感を覚えました。産むまでのエピソードに「恐怖」を思うシーンが描かれていたので、怖さからの愛情を傾けている様子には「母親になっていく」ナチュラルさを感じました。特に、八代目や助六たちのいる控え室での寿限無の披露の場面が印象に残っています。小夏ちゃんの母親感も、血のつながりのない助六さんの本当の父親のように子供を思う姿には、親バカだなと感じました。
また、いつもは無愛想に見える八代目が、孫を丁寧にしつけている様子を見ると、血のつながり以上の愛情を感じました。微笑ましいストーリーだったと感じます。
一生涯をかけた隠し事とは人をどんな心持ちにするのだろう。それは思い返すたびに痛みと後悔をもたらす、八雲を苦しませるだけのものだっただろうか。隠し続けてきた事柄を日の目の元にさらした時、彼はどんなことを思うのだろう。新たな後悔を背負い込むのだろうか。秘密から解放されて晴れ晴れと笑うのだろうか。それとも自分だけの宝物を手放した時のように、別離の寂しさを味わうのだろうか。つらいばかりの記憶などなく、分け与えても軽くはならない。だからこそ始末に負えない。
最初は期待せずに見ていましたが、いつになく心にしみいるドラマで目が離せなくなりました。主演の岡田将生さんや山崎育三郎さんが落語という古典芸術を、見事に演じていて特に岡田さんは幅広い年代の役を粋でかつ艶やかに演じていて、そうした演技力がなんとも楽しみなドラマです。回が進むにつれ、道を究める上での悲しい過去のお話と、現在未来に向かう人間模様が明らかになってきて、そこにある切なさや温かさに心奪われています。そして、ゆずの主題歌もまたドラマにマッチしていて、この時期にふさわしいドラマになっていると思います。
与太郎と小夏の関係にはらはらします。妊婦の小夏が畳で寝ているときに八雲が、おさない小夏を落語で寝かせる助六の記憶を思いだし同じように小夏に落語を聞かせるシーンにぐっときた。八雲は助六にはなれない。助六のような落語はできない。だか、八雲が似せて小夏に助六を思い出させることはできる。そのもどかしさ、小夏の求める父、助六の姿があることとを感じた。
与太郎は、小夏と一緒になろうといったが、小夏は一度断り、与太郎が助六の名前をもらうとき、八雲に教わった噺をしたことで小夏は小夏の父をみた。そこで与太郎は助六になれる、小夏の求める父の落語ができるというところに、二人の関係が見えた気がした。
八雲が与太郎が最後に伝授したのが「芝浜」だったのが、個人的に感動ポイントでした。
その与太郎の高座の「芝浜」がヒントになって、小夏が記憶を取り戻しそうになっているのが、すごいな、と思います。しかし、ここにきてどんでん返しなんて、ちょっとズルいですね。原作を知らない目で見ると、八雲が語った思い出がねつ造なんてわからない作りになっているので、いままでの同情を返して!と言いたい気分です。でもそれがいい作りのドラマ、ということですよね。
菊比古が来てくれたことで、助六が落語にもそれ以外のことにも積極的に動くようになって、そんな父親の姿に小夏は喜んで、そんな二人と過ごすことで菊比古も心が満たされてっていう誰もが幸せを感じていた数日間が本当に良かった。縁側での二人落語もお互いの得意なとこをこれでもかってくらい楽しく魅せてて、このシーンがずっと続けばいいなと思った。だからこそ後半のみよ吉と菊比古と助六のそれぞれが求めているものが違っていたことで、最悪の事態を招いたシーンがより悲劇的だった。小夏を含めて4人とも幸せになれなかったなんてせつない。
始まったばかりの頃は、少々キャストが若すぎるんじゃないかと思ったけど、過去話になったら全く違和感なし、
俳優さんの実年齢よりも若い頃の話のようですが、しっくりはまっています。
仲間との差を思い知り、自分の居場所を見失いかけるのは、いつの時代も同じなんだな。
異性との関係に居場所を求めてしまうのは、必ずしも良いこととはいえないけど、それを励みにできるのなら良しとしてもいいのかもしれない。
前回よりも、落語がうまくなっているように感じるのは、演じる俳優さんの力なんだろうな。
主人公の菊比古が若い頃に落語について思い悩んださまが描かれていて、またストーリーの中で重要な人物となる女性「みよ吉」との絡みも出てきて、これから更に面白くなっていく段階にあると思います。菊比古もみよ吉もお互いに惹かれあっている様子があり、助六もあんな美人で色気のある「みよ吉」が近くにいて気にならないわけはないんじゃないのかと注意深く見ていました。助六がみよ吉をチラチラ気にして見ている様子を見ると、これはやっぱり三角関係になるのか?!と目が離せない展開ですね。
第1話では50代の八雲ということで特殊メイクだった岡田将生くんの顔が気になって仕方がなかったんですが、今回は青年期ということで素顔の岡田くん、そして2代目助六役の山崎育三郎さんとの絡みが美しくて、とってもよかったです!
ストーリーは原作の漫画にほぼ忠実で、それでいてわかりやすいので漫画で読み落としていたことに気付かされたり、ドラマを見てからまた漫画に戻っても面白いです。できることならもっと落語のシーンが見たいですね。
原作とアニメファン目線だと実写ドラマは厳しく見がちだか、非常に面白く仕上がっていた。個人的には落語シーンが一番の魅力だと思うのでできればもっと長く描写が欲しかった。できれば一話につき一局ほしいくらいに。キャスティングは小夏の成海璃子さんがあまりに幼く見えてアネゴ感がたりないのが残念。でもそれを気にさせないほど主人公八雲役に岡田将生さんが年老いた役も若い役もしっくりさせていて驚いた。与太郎の「与太郎さ」もよく出ていて非常に面白いドラマ。ただ原作からアレンジで与太郎が前座をつとめることを三日前に知るシーンになっていたがその描写は謎だった。べつに原作通り前日でもよかったのでは?
ドラマの内容自体そんなに明るい内容ではありません。落語の部分で笑えるところはあるかもしれませんが、大笑いするところもありませんでした。
基本的にドラマ自体は重たい雰囲気で作られている感じですが、引きつけられる内容でした。
謎とされている部分がこれから解き明かされて行くと思いますが、この重たい雰囲気はそんなに変わることはないと思います。
もしかしたらそのようなドラマが好きではない人には合わないかもしれません。
合う合わないがはっきりしたドラマだと思います。
これからどのように展開するのかはわかりませんが、次の展開が気になるドラマではありました。