アオハライド Season1

うん

えーー高校生くらいって付き合うとか好き！とか告白して気持ちをはっきりさせるの好きだよね。相手の気持ちが分からないまんま抱きついたりキスしたりするのはちょっと分からないなーと思っちゃいました。しかもそんなに経験がないのにライブ中でのアクシデントみたいなキスを軽く流せる高校生なんていないでしょ。書いてる人が大人なんだろうなと思っちゃったらなんだか白けてしまった。なんでこんな終わり方なんだろうと思ってたら続きもやるのね。なんだかモヤモヤしたまま終わってしまった。

カップル成立まであと一歩というところで邪魔が入るのはラブストーリーのお約束。この一ヤマは必要なのかな？ただの回数稼ぎに見えてしまって間伸びした印象。2人ともモテて大変ねーとは思ってもそれが大事なエピソードには思えない。さっさとくっつかないから余計な人物増えちゃったじゃんって感じ。あと田中兄の方も気持ち悪い。生徒に言い寄られているのが分かっているのに、その生徒を下の名前で呼ぶとかありえないでしょ。どういうつもり？とテレビに突っ込んでしまった。

もう洸も双葉も後は好きって言うだけってところまで来ている。観ている限り2人がお互いに出している好きの気持ちがダダ漏れていてこちらまでこそばゆくなる。こういうあと一歩ってところが一番楽しいんだよね。ゆうりはきちんと自分の口から告白できたし、断られるのは辛いけどスッパリフラれたんだし自分の気持ちさえ切り替えられれば次の恋ができるよね。青春っていってもここまで素敵な青春が過ごせる子も少ないだろう。ただただその世界観に浸りながら素敵だなと思っている。

洸くんの学ぶ意欲の低下はお母さんの死だったのか。本当は何にもしたくないんだろうな。大きな喪失感で立ち止まりたいけど、日常は同じスピードでやってきてどんどん進んでいく。それについていけない時ってあるんだよね。でも今はしんどいけれど友達もいるし恋だってできそうだし、流れに身を任せて楽にしているうちにどこかに辿り着くもんだよ。お母さんがいないから頑張れない時期を越えて、お母さんに見ててねって言えるようになってほしいな。

友達と好きな人が被っちゃう問題って学生時代なら結構経験した人がいるんじゃないかな。懐かしいなーと思いながら見ていました。最初に宣言するもん勝ちみたいになってしまうけど、正々堂々と自分もって言えたのはよかったね。ついでに先生のことが好きだって告白しちゃう村尾さんもなかなかいいキャラしてます。そして洸の頭の匂いを無意識で嗅いじゃう双葉！（笑）頭より先に体が動いちゃう年頃なんでしょうね。微笑ましいなー。

なかなか無理があるシュチュエーション、これが漫画を実写化するとこの弊害かな。まず5人だけでプール掃除はない笑。だいたい学年総出でやったりするよね？人が足りなすぎて思わず笑ってしまうほど。しかも2時間って‥そのうち1人は早々に捻挫で戦線離脱だし、更衣室までってすごいバツゲームだよね？そして早朝の学校屋上での日の出。学校行事でそれだけの人数抜け出したら先生クビになるわ笑。5人だけで見る朝日が特別なんだよね。晴れ晴れした顔見たらツッコミはどうでもよくなってしまった。

青春だねー、元の漫画も昔やった映画も観たことないから先入観なく見れて面白い。なにより出口さんがかわいい、表情も豊かで年相応で無理してない感じがすごく自然にうつるから自分も同じ世界に入り込みやすい。友達に嫌われないことはとても大事でつい言いたくもない悪口を言ってしまう気持ちもわかる、でもそんなのはなりたい自分じゃないことも分かっている。それを見透かすコウ。些細な日常の中でなりたい自分に近づくようにもがく双葉が愛おしい。