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| 脚本・ストーリー 4.1 /5.0(82.2%) | 252位 /1243件中 |
| キャスト 4.7 /5.0(93%) | 103位 /1243件中 |
| 演出 4.2 /5.0(84.4%) | 175位 /1242件中 |
| 音楽 4.5 /5.0(90.8%) | 43位 /1243件中 |
| 感動 4.2 /5.0(83%) | 87位 /1238件中 |
| 笑い 4.1 /5.0(82.2%) | 86位 /1238件中 |
| スリル・興奮 4.0 /5.0(80%) | 177位 /1236件中 |




4.24 / 5.0 (回答者数46人) 136 位 / 1240件中
| 脚本・ストーリー 4.1 /5.0(82.2%) | 252位 /1243件中 |
| キャスト 4.7 /5.0(93%) | 103位 /1243件中 |
| 演出 4.2 /5.0(84.4%) | 175位 /1242件中 |
| 音楽 4.5 /5.0(90.8%) | 43位 /1243件中 |
| 感動 4.2 /5.0(83%) | 87位 /1238件中 |
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ヘブン先生の「松江は寒い」という引っ越し理由の嘘(天候としては嘘じゃないけど)について、フミは気付いて司之介へと伝え、タエさんもそれを察した。勘右衛門はわかっていてそれではダメだ堂々としていろという気持ちもこめてあえて窓を開けたのかなと思う。そして皆、これまで頑張ってきたトキに対する思いやりからの引っ越しだから、黙って同意したのだろうね。
問題は松江の未来のために燃えている錦織だけど、トキを悪者に、あるいは犠牲にしたくないヘブン先生は、トキのためにその真実を語らないと決めたのだろう。
とはいえ互いに親友と語り合った二人だし、きっと理解してもらえるんじゃないかな。
トキはヘブンさんと一緒に出歩く時までストールを頭からすっぽり被って隠れるようにしているのか。
タエ様の家に入ってすぐにヘブンさんが窓を閉めていたのは、まだまだ普通には生活できないことを感じさせられる。
司之介たちが熊本行きを反対しない理由も、タエ様が一旦考えさせてほしいというのもヘブンさんがどうして熊本に仕事を見つけてきたのかが透けて見えるからだろう。
今までも少し鈍いところのあったトキだけに、少しの違和感があったとしても最初の寒いの言葉にこだわってしまっている。
そしてもう一人鈍い人がいる。
この時代の男性だから、家のあれやこれやで街中を歩くことはないだろうから仕方がないのかもしれないけれど、さすがに舞い上がりすぎな気もする。
県知事閣下から知らされて慌ててヘブン邸に駆け付けるけれど、ヘブンさんは寒いからの一点張り。
さすがにあの姿を見たら、トキも理由が別にあると感づいただろうか。
誰のせいでもないのだけれど、生まれ育った大切な場所でありヘブンの憧れの場所が住みにくい場所になってしまった。
こればっかりは元に戻すってことはできないと思うから余計につらい決断しかなさそうだ。
ヘブンさんはトキの心の変化に気づき、守るために熊本へ行くことを決めたのだろう。なんて優しい旦那様。正直にトキに言ってしまえばとも思うけど、自分の心が傷ついていると認識させてしまう行為でもあるのでしないのかな。トキは異常とも思える拒否っぷりだけど、ごくごく狭い範囲で生きていた当時の人からしたら突拍子もない提案で戸惑ってしまうのだろう。だからと言って一族全員を連れて行くならなんていうのはちょっと図々しい気もするけどね。そういう意味ではラシャメンも的外れではない気がする。
ヘブンさんの口から熊本の名前が出た。
松江が寒いからというけれど、きっと最後のトキの買い物に出かけるシーンが意味しているところが原因なんだろう。
騒動は収まってもトキの心の傷は治っていないし、なんなら冷たい視線は未だにトキへ降り注いでいるのかも。
ヘブンさんはトキを守りたい。
でも、本当のことを言ったらトキのせいになってしまうし、松江のことを好きなヘブンさんに遠慮してしまうかもしれない。
おフミさんのあの表情は気づいたのでは。
ヘブンさんもきっと必死で周りを説得するだろう。
一方、そんなことになっているとは思いもせずニヤニヤと幸せの真っただ中にいる錦織さん。
その落差が大変なことになる気しかしない。
ヘブン先生がトキの反対や錦織の思いも振り切り、熊本に行くというのは、松江の冬が寒いというだけでは説得力が弱い。アメリカで住んでいたシンシナティは絶対に松江より寒い。もちろん家の構造とか暖房の違いはあるけどね。
だからきっとそれは口実で、いまだトキが顔を隠して町を歩く不自由さやトラウマに気が付いていて、
彼女のことを思い、松江を離れてみるべきだと考えたのかな。それは差別によりシンシナティで傷つけられ、ニューオリンズに移ったヘブン先生自身の体験が裏付けになっているんじゃなかろうか。
それがこのドラマでの正解のような気がする。
とりあえず散歩も買い物も問題なくできたし、トキとしてはひと安心でしょう。久しぶりの怪談も良かったし。
最後のヘブン先生の言葉からして、いよいよ松江から熊本へ行くのかな。それにしてもそんなに松江の気候って厳しいのかな?まあ単純に気温だけじゃわからないところもあるしね。
他の家族はどうするんだろう?サワも錦織も心配だ。懸念事項が山積みとなりそうだ。
ヘブンさんとトキの散歩は穏やかなもので、その中で徐々に笑顔を取り戻していく。
でも、ちゃんと散歩できている、という実感はあっても楽しみとか幸せとかとは少し違ってしまっているような。
嫌がらせから解放されたと言っても、誰かにターゲットが移っただけで、誰かの犠牲の上で自分たちの平穏が成り立っている。
それにもう町の人たちは騒動以前のフラットな感情では見てくれていないだろう。
上辺は平穏だけれど、みんながどう思っているかが気にならないとは思えない。
心の少しずつの疲弊が夜の金縛りという形で出たのだろうか。
司之介は騒動の最中も耐え仕事を続けていた。
負けたくないという気持ちもあっただろうが、騒動が収まると糸が切れてしまったのだろう。
それに何より昔なら隠居していても良い年齢だし、辞めたことは納得感がある。
同じように自分の心に問いかけたヘブンさんが松江を去ると言い出した。
錦織さんの校長就任もヘブンさんが居ればこそ。
揉めることは必定だけれど、どうか友情が壊れないでほしいと願う。
車夫の永見も言っていたけど、まさに「人の噂も七十五日」ですね。でもまさかそれを上書きしたのが、知事の食い逃げとはww。まあそれも誤解というか、政敵のプロパガンダのようですが。とにかくいつの時代でも、人は情報に流されやすいということでしょう。
これでしばらくは落ち着いた日々が過ごせるといいですね。トキを散歩に誘う、ヘブンの心遣いも素晴らしい。堂々と二人で幸せそうに歩いて見せればいい。それが一番の対抗策だと思います。
車夫さんが言っていたように「人の噂も七十五日」だった。
他人は誰かに固執して噂をしているわけではないから、その時の流れに身をまかせて噂をしているに過ぎない。
ゴミを家に投げ入れるような過激な人は少しはこだわるかもしれないけれど、それでも一時の正義感でしかないだろう。
洋妾より県知事の方が自分の身に影響がある存在だからそっちに流れるのは当然な流れ。
せっかく他者の目が他に向いて実害がなくなっても、異人である自分と結婚したために大切な人に怪我をさせたと自分を責めてしまうヘブンさんと、そう言われた笑顔に陰りが見えるトキさんの心の傷の方が心配だ。
久しぶりの散歩と聞いて少し笑顔が明るくなったトキさん。
少し心の奥のオリのようなものが消えると良いのだけれど。
演者の人選が絶妙。笑いを必ずどこかに仕込んでいて、コントのようなところがある。(ちょっと、行き過ぎなところもあるが・・)また、欠かさず見ていたのは、やさしく個性的な人柄のヘブンさんが魅力的だからでもある。あと2か月弱で終了かと思うと、寂しい。
この時代の結婚なんて家同士のものだったし、お金が絡むものも相当あっただろう。
それでも国際結婚がまだ珍しかった時代、以前知事さんも言ってたように戸籍の問題もあるし、結婚したと言っても苗字が変わってないみたいだから籍は入れてないっぽいし、借金をヘブンさんが返したということは身を売ったと捉えられても仕方がなかったのかもしれない。
それだとしても怪我をさせられたり、ごみを投げ込まれたりするようなことじゃないと思うのだけれど。
怒ってヘブンさんが出ていったら、松江の人たちにとっても困ることにはならないのだろうか。
苦しいときの親友の存在はありがたいなあと思う。
サワの顔を見たとたん気が緩んで号泣だった。
ヘブンさんが味方なのは当然として、家の外にも味方がいると分かっただけでもどれほど心丈夫だろうか。
他にもスキップ兄弟や白鳥俱楽部の面々まで。
一時のことでも心が晴れたのではないだろうか。
それにしても買い物もままならないのは困ったことだ。
どうしても食べてはいかなければいけない。
見ていて心が苦しく深く沈んでしまう。
サワたちがトキを心配してやってきたのは、友だちやよく知る人たちだからであって、別に松江の人たちが良い人たちだからではないよね。あ、松江の方々、これはあくまでドラマなので、リアルな話ではないのであしからず。
それにしても何が起こったんだろう?急に町の人たちが理解を示したとか、改心したなんてことはあるはずがないし。ちょっと予想がつかないけど、少しは落ち着くといいね。
憶測や他人の目を経由しているのに、誰もが確かな真実であるかのように知ったかぶりをするのは、昔もネット時代の今も変わらない。
しかも誰も大男で外国人のヘブンには直接いやがらせをせず、弱い立場のトキに石を投げつける。これも今のいじめと変わらない。
外国人が来て、自分たちも恩恵を受けているのに、理解する努力よりも安易な拒否をしようとする学生も首を傾げる。
時代に関係なく、日本社会にありがちなヘイトが詰まった回でした。
そりゃあヘブン先生も怒るよね。こうなったら物書きなんだし、新聞に自ら投稿したらどうかな。
らしゃめんムーブ再び、ですか。まあ時代が時代だし、ドラマでは再燃のように描かれるけど、陰では絶えずらしゃめん扱いする人がいた筈。
史実によれば結婚後、松江にいたのは1年足らず。寒い松江の冬に耐えられなかったのかもしれなけど、興味本位の視線も嫌になったのかもしれないね。まあそれは当時の日本ならどこでも変わらないとは思うけど、生まれ育った町というのはいろいろと微妙なこともある。
旅立つまでに、いろいろ波立つものが小さくなればいいのだけど。
やはりサワはトキのようなシンデレラ、他力本願ではなく、確実に自分の力でこの環境から抜け出したいと願っているのだろう。トキのように家柄もなく、病気の家族を抱える彼女にとっては、ゆるぎない確かな方法でないと安心できないんだと思う。
まあしっかり教員試験に合格して、もし庄田の気持ちが変わっていなければ、その時に改めて関係を築くしかないかな。
庄田もせめて試験を待って告白すれば良かったのに。そこが「半分弱」かな。
おサワにはこれまでひたすら一人でもがいてきた時間があって、積み重ねてきた努力があって。
それがすべて失われるように感じたんじゃないだろうか。
庄田がもう少し段階を踏めばと残念な気持ちになる。
この時代、結婚したら当然家に入るものだっただろうし、家の仕事を手伝うということはあっても、女性がひとりで自立して働くという考えそのものがなかったんじゃないだろうか。
おサワがどうして自立しようと思い立ったか、それははっきりとしたことはわからない。
「身を売るか結婚するか」と言われ続けてイヤになったというのもあるだろう。
男に人生を委ねる不確かさを身近に見ていたというのもあるかもしれない。
おサワが「一緒に働ける…」と言っているのに被せる形で庄田は結婚を口にしている。
その言葉の意味を受け止めてあげて欲しかった。
おトキのせい…にするくらいしかないおサワの心のうち。
それほどに庄田の申し出を断る理由なんてなかったんだと思う。
馬追の「すいっちょん」という声を「好いっちょる?」みたいな言い回しにひっかけて、庄田からサワに対する思いを引き出そうと迫るヘブン先生とトキが微笑ましかった。このシーン、どうやら演じるトミーさんと高石さんのアドリブだったらしい。いやはや素晴らしかった。
「はんぶんじゃく」は字幕で「半分弱」と出ていました。なるほど、そうだったのですね。ついついかつて活躍していた女優の范文雀さんを思い出してしまいました。年齢がバレますね。
トキとサワはちゃんと話せてよかった。小さなわだかまりも、こうして時間を作ることで、さっと流れてしまう。それが親友ですね。
サワと庄田は初々しいね。ふと自分が初めて異性とデートをした時のことを思い出しました。
幼馴染だけど、トキは異性との初デートどころか、バツイチでリッチな外国人と再婚。一時とはいえ東京にも行って、その時に庄田とも先に会っている。そういう出来事の積み重ねが、サワの心がざわつくポイントなんだと思う。
結局、なんだかんだ言ってトキは武家の娘。同じ長屋に住んでいた幼馴染だとしても、やはり根本的に差がある。でもそこを超えたところにある友情に意味がある。そこら辺を落としどころにして欲しい。
おトキとおサワの関係と、錦織と庄田の関係。
仲が悪いわけではないけれど、どう接して良いのかわからない。
年とともに立場も変わってきて、余計に難しくなるというのが同じなんだろうな。
庄田があんな風に穏やかで良い人そうなのに、女性と二人きりの食事が初めてだというのには驚いた。
もっと飄々と軽々と生きているように見えていたから。
もしかしたら恐ろしく根は真面目な人なのかもしれない。
おサワと庄田が良い感じなのは嬉しいのだけれど、おサワには自力であの長屋を出てほしいと思ってしまうのは現代から見るからだろうか。
ヘブンとおトキが、庄田とおサワと散歩中に出くわす。
少し心緩やかに話せると良いなと思ってしまう。
大盤石と言われながら、錦織は帝大を卒業しておらず、教員免許も持っていなかったのか。
庄田はもちろんそれを知っているだろう。サワに語っていた友人もシンデレラも間違いなく錦織のことだろうし。
でも庄田はサワと同様、ひがんだり嫌ったりしているわけではないと思う。そりゃあ羨む気持ちがないわけじゃなかろうけど、それと同じくらいに苦労を知っているだろうから。なので錦織の後釜を断ったのは、錦織が気に入らないというより、友人として思うところがあるのではないかな。
何にしても実力と見識をかって、錦織を校長にしようとする江藤知事はなかなかの人物だね。こういう人がいなくなっていることも現代日本の硬直化につながっている気がする。「教育は人なり」と言うけれど、多様化の時代だからこそ、免許以前にいろいろな経験を積んだ教員が必要なんだと思う。
トキの気に病む様子に、ヘブン先生までがマジックを見せて元気づけるのは微笑ましいですね。
その原因というべきサワですが、なみの言う通り、自分の力で抜け出して欲しいなと思います。それだけの努力をしているし、それだけの能力も意欲もある。
手伝うというか、本人曰く「利用していい」優秀な人物も出てきたことだし、それこそ「盤石」な形で教師に合格して欲しい。そのためにはトキとの関係を放っておいてはダメだね。
頑張れ、サワちゃん。
おサワさんもトキのことが恨めしい訳でも妬んでいる訳でもなく、ただただ自分との距離に困惑していてどう接したら良いのか、何を話せば良いのかわからないのでしょう。
ひたすら置かれた場所で頑張って周りに流されてきたトキと、自分の置かれた場所をじっくりと見つめて未来を拓くための道をもがいてもがいて掴み取ってきたおサワ。
生き方のベースが違うから、大人になるとだんだんと距離ができるのは仕方がないのかな。
でも、長く一緒にいた親友なのだから、どこかで交わるといいのだけれど。
大盤石の錦織さんの後継は半盤石の庄田さん。
錦織さんは少し浮かない顔をしているけれど、東京でふたりの間に何かあったのかな。
ちょっと性格が反対方向のふたりに見えるから、ヘブン先生との相性も微妙かもしれないな。
え?もしかしてサワも恋愛がらみのオチ?どう見ても英語教師の後任予定くんはサワに興味がある感じだったよね。実は昔、どこかで会っているとか?
でも個人的にはサワは安易に恋愛オチにして欲しくないなあ。別に恋愛がダメというんじゃない。彼女は自立して歩いていける女性であって欲しい。その上で恋愛っていうのなら構わないんだけど。その方がこの時代の女性たちの生きざまが見えてくると思う。
サワからすれば、なみの不安さえ、ひとり置いていかれることへの焦りと苛立ちになったんだろう。トキにもなみにも、上から目線で見られている気になってしまった。人ならたいがいの人が抱く感情だと思うよ。でもだからこそ孤独になってはいけない。じっくりトキと話をするといい。できればなみとも。
なみの気持ちもよくわかる。そもそもお嬢様だったトキならば川向うに戻る感覚でも、彼女にとっては大きな大きな決断だ。
錦織も含めて、それぞれの決断をして欲しい。
梶谷さんの記事のせいで今度はトキが時の人に。
英語の練習を始めたとこなのに、何か喋って!って。
ただの無責任な興味本位だし、まるで見世物のようだ。
台所のかまどの裏の隙間に落ちたお箸。
そんな些細なことでもニュースになり人が群れる。
そんな中、サワが薬舗の2階にあるサロンで教員試験の勉強をし始めた。
きっとヘブンやトキと鉢合わせすることになるんだろうな。
ナミさんにも見受けの話がきて、それぞれに少しずつ未来が見えてきているように見える。
それでも恨めしいといった面持ちで川の向こうを見ているふたりを見ると怖さとか恐れもあるんだなと感じてしまう。
サワは学ぶ環境を見つけ、なみは見受けしてくれる人がみつかった。二人とも形は違うけど、自分で自分の行くべき道を切りひらいているね。
サワが「トキのように」という言葉に反応し、強く否定したのは当然だ。トキは関係なく、サワは自分で選択し、自分で歩いてきたのだから。だから友だちだろうと強く否定していいし、自分の道を誇っていい。
なみもいろいろ思うことはあるようだけど、体を張って、器量を磨いた結果、見染めてくれた人がいたわけで、全然誇っていい。
この二人の幸せを祈っている。
せっかくの初めての西洋料理も見られながらだと食べた気がしなかったというのは可哀そうだ。
そして、その記事のせいで好奇の目にさらされて落ち着いて買い物もできない。
家にいても記者が日参する。
どこにも逃げ場がないし続くとしんどくなるんじゃないかな。
こんな生活が通常運転だったヘブンさん。
どれだけ落ち着かなかったかトキがやっと思い至る。
そんな中でも記事を求める記者のために英語レッスンなんてしてあげてしまう心の優しさ。
決してうらやむような生活とは思えないけれど、借金の心配をしなくてよくなっただけでもヨシなのか。
どんな生活にも苦しみも楽しみもあると川の向こうにも伝わればよいのにな。
なみとサワの対比が何とも言えませんでした。
なみはいい男を見つけて今の環境を変えたい。サワは勤勉に学び、自分を磨いて今の環境を変えたい。一見するとなみは江戸からの古い形、サワは明治の新しい形に感じるけど、現状二人は同じところにいる。
どっちが正しいとか間違っているとか、新しいとか古いとかではなく、社会的に女性たちがおかれた状況の厳しさを感じる。それは今も少なからず言える。
どちらも幸せになって欲しいけど、誰もが幸せになれる世の中なんて人類史上一度もないからね。せめてドラマの中でくらいは悪くない人生をと思ってしまう。
初めての洋食でフォークとナイフに戸惑うというのは、昭和世代ならあるあるだよね。特に昭和世代だとそれなりの年齢になってからの体験だし、みんな周囲をきょろきょろ伺いながら、恐る恐る使ったものです。なぜか知らないけど、ご飯はフォークの背に乗っけていたしww。
まあヘブン先生に日本を体験させるだけでなく、松野家の人たちに西洋を体験してもらうというのはいいんじゃないかな。
よく日本人は明治まで肉食禁止だったとか言うけど、鶏とか軍鶏は問題なかったし、「薬喰」と称して、実際にはイノシシとかウサギとか食べていた。家康は井伊家から献上される牛肉の味噌漬けを好んでいたし、島津家は豚肉の味噌漬けを徳川吉宗に贈っている。そもそもあれだけ飢饉があったのに獣肉を食べないはずはない。
とはいえ日本ではステーキみたいな食べ方はしないし、食べ方とカトラリーの違いに驚いただろうね。
血のつながりとか、国籍は関係なく、夫婦だから家族だから言いにくいことってあるよね。食べ物だと、気を遣って「これ美味いね」と言ったものが、調理した妻や母親の中では好物に変わり、何かあるとそれが食卓に上るので、実はそうでもないと言えないままでいる、なんてこともあるし。
なんでもかんでも「嘘は嫌」「嘘はダメ」という考えには賛成しないけど、こうやってコミュニケーションをとることで、関係性というのは深まるもの。つくづくコミュニケーションを放棄して対立するのは人としての営みではないなと思うね。
どうしたらキスマークのようなケチャップ汚れを付けれたんだろうというのはさておき。
そりゃ、食べ慣れない日本食ばかり、食べにくいものばかりが続いたら、どうしたって満腹度は下がるというもの。
山橋薬舗には西洋のものがたくさんあって、英語は話せないようだけれど西洋の料理の材料も手に入りそう。
トキさんを悲しませたくなくて、おそらくこっそりと西洋のものを食べていた。
ただそれだけなのだろうけれど、隠していたことと、司之介の笑えない冗談のせいでトキのヤキモキ具合が募っていた。
本来ならおサワさんにでも相談したいようなことだったかも。
おサワさんにとっての今のトキの生活は信じられないものだったのだろう。
遠くの星の人間みたいに感じてしまったんだろうな。
このまま友人を無くすとしたら悲しいな。
サワの気持ちは単なる嫉妬とか羞恥心ではないだろう。トキはあの立派な家に移って、喜びはしても戸惑いをまったく見せなかった。それが根っからの貧乏育ちなら、すみっこの方で戸惑っていた筈だ。トキには幼少期に裕福だった記憶があるし、雨清水家で働いていた時も、傳やタエに可愛がられ、生け花なども身に着けている。つまりトキはなんだかんだ言っても上流階級の人間だった。
でもサワは生まれながらに貧しかった。お金持ちの生活にあっさり馴染んでいるトキに、ああ私とは違う世界の人なんだ、と思うのは責められない。
それは社会的格差というものが、どういうものなのかを強く感じさせる。格差というのはそれくらい残酷な壁だ。だからこそ憲法にはあえて「社会的身分や門地」によって差別されないと明記された。まあ近年は格差社会と言われるし、これからこういう封建時代に戻ったかのようなことを、実際に体験する人たちも増えてくるかもしれないけど。
胸が痛くなるけど、名シーンだったと思う。
近所どころか松江中の人たちが入れ代わり立ち代わり引っ越し祝いを持ってくる。
それも本当に日本人になったのか確かめようと興味の眼鏡をかけて。
ヘブンさんの疲れようは相当なものだろう。
他にも人はいるのに、すべてをヘブンさんが請け負っている状態。
逃げ出したとしても仕方ないと思える。
嘘ではなく建前、と錦織さんは言っていた。
それの意味するところ役割をヘブンも身をもって分かったのではないだろうか。
不器用と言い訳しながら車夫が「薬舗」の名前を口にした。
少なくとも息抜きできる場所があって良かったと思ってしまう。
おやおやヘブン先生、行先からしてこれはビールかな?
まあ結婚して最初の関門は、お互いの食生活の違いに合わせられるかどうかだからね。国際結婚ならなおさらそのギャップは大きくなる。しかもヘブン先生は松野家の婿みたいな感じになっているし、和食ばかりではなかなかしんどくはなるだろう。
トキもビールを買いに行ったりしていたし、理解してあげて欲しいけど、問題は解決策。そこがなかなか浮かばない。松野家みんなで洋食にチャレンジするか?
ヘブンが最初から飛ばして日本式でやろうとしているのが危なっかしい。
異文化に染まって生きるって、生半可じゃないのよ。
日本の中ですら、違う地域で生きるのって覚悟もいるし無理しがちだしストレス溜まっていくのに。
好かれたいという気持ちはわかるけれど、そのうち爆発しないか心配になる。
正座できるようになった。
日本人になれるように頑張っている。
これくらいに書いてあげないと可哀そう。
記者さんが盛りすぎで書いてるせいでもあるのだけれど。
西洋式もとお願いした「キス」をトキに拒まれて、ヘブンは悲しかっただろうな。
せめてふたりの時くらい「ヘブンさん」と呼んでキスもさせてあげてほしいな。
明治時代の女中は、住み込みが普通で、世間からは、妾同然の評価を受けていた。NHKは、清純ドラマを旨とするから、史実を曲げてお時は通いの女中としている。それこそ偏見。事実通りのながれで、人間愛を描いてほしい。
昔、「007は二度死ぬ」という映画で、主演のショーン・コネリーさんが日本人の漁師に変装するんだけど、丈の短い浴衣に、彫りの深い顔、胸毛がボーボーの姿で登場し、丹波哲郎さんがどこから見ても日本人だみたいなセリフを吐き、多くの映画ファンが呆然とし、苦笑いを浮かべたのを思い出した。
脚本としては社会の多様性と郷に入っては郷に従えという、現代社会も抱える二面性をコミカルにあぶりだそうとしているのだろうと思う。
でもつい最近まで「外国人なのに頑張っている」というような基準が日本人にはあって、結局はこっち側の人ではないという意識が強かった。たとえば移民の多い国に住むと、誤った言葉遣いや発音はしつこいくらいに直される場合が多い。でも日本人はそう厳しくは言わないのは、そもそも他所の人だからという意識があるから。特に地方ではそう。
更にヘブン先生が抱く日本の「内側」へのとまどいを、丁寧に表現して欲しいなと思います。
お金のために結婚すると思われたくなかった。
これってわかる気がする。
でも、これから先の時代の昭和のはじめ、戦争中でもおこっていたことなんだよね。
お金のため、食べ物のための婚姻。
仕方ないとはいえ、心がふさぎそうな気がする。
せっかくの怪談仲間、気の合う相手だからね。
夜な夜なトキの言葉で怪談を語ってきただけあって、おそらくトキの言葉はヘブンは大方わかっただろう。
ふたりの母の謝罪の意味するところは分からなかったかもしれないけれど、その後のタエがもう一人の母という説明でわかったのだろう。
おフミママさんとおタエママさん、に対してダメというトキは子どものようだった。
ヘブンのおかげで変な肩ひじ張った関係は終わった。
ある意味黒船が開国迫ったのと同じような感じになったのが面白い。
ヘブン先生は旧弊な松野と雨清水両家の因習を破壊したまさに黒船だった。そういう脚本家の意図はわかる。でも日本語もろくにわからない異人が、あの状況を理解出来るとは思えないし、強引すぎる。錦織は通訳してなかったしね。もし通訳したとしても言語化しただけでは難しい文化や歴史背景を伝えるのは難しい。そこを無視せず、もっと人の機微をしっかりと丁寧に描いてもよかったんじゃないかな。
難しいことは難しいと理解するのは大事なこと。何でもかんでも簡単にまとめられるとか、要約できると思うのは傲慢だと思うよ。丁寧に時間をかけることでしか理解できないこともある。日本人ならなんでもアメリカ的なファスト文化を求めないで、もう少し丁寧に紡ぐことを表現して欲しかった。
ようやく錦織がトキの事情を少し伝えてくれたけど、ヘブン先生は納得できていない様子。この時代の国際結婚だから日本と外国との風習の違いというのはあるだろうけど、現代でも違う地方の出身同士だと、ああ同じ国でもこんなに違うのかと思うことはある。
そもそもアメリカでもある意味で異邦人だったヘブン先生だから、そういう違いはよくわかっているだろう。なので彼の苛立ちの根本は、家族になるのだから隠し事はしないで欲しいという気持ちなんじゃないかな。
それにしてもタエさん、三之丞に甘すぎ。
三之丞があんなでなければ、おタエ様は実母だけれど表向きは親戚ということになっていますと説明するだけで済むのだろうけれど…
社長業をやっているフリをしている実の弟だけれど親戚の家の息子でトキが何故か養っているという訳の分からない説明をしなくてはいけない。
全部ぶちまけてしまえば楽なんだろうけれど、おタエ様にあんな風に頼まれて頭下げられちゃったらできないよね。
こういう時こそ空気読めず配慮がぶっ飛んでしまう司之介の出番な気はするけれど、それじゃヘブン先生の信頼は戻らないだろう。
昔の日本人は表面を取り繕って体裁を整えることを大切にしていたけれど、やっぱり現代から見ても嘘で塗り固めているようにしか見えないし、日本通のヘブン先生でもさすがに理解はできないだろうね。
このままだとふたりの気持ち以外のことで関係が壊れてしまいそうで心配になる。
おじじ様の恋愛がここに結びつくとは思ってなかった。自分も恋する気持ちが分かるからトキとヘブンの気持ちが本物なら応援する、おじじ様って純粋で素直なんだろうね。だから世の中が変わっても自分の信じた武士の道を捨てられなかったのかも。まさかそちらの恋も成就するなんて思っても見なかったけど、待てよ?そしたら扶養人数が増えちゃうんじゃないの??なんて余計な心配か?そして三之丞‥銀次郎は社長になっとるぞ。まだ石積み坊やじゃないだろうね。
人間味があり、また台詞に味わいや笑いがある大好きなドラマです。滞在記を書き終えてヘブン先生が、執筆しなくなったら、トキとの日常はどうなるんだろう。ヘブン先生は、家事をしないけど、外国でも家事は女性の仕事なのだろうか。
異人に対して恋心を抱くということが信じられないほど異人さんとの距離があった時代のことなのだとタエ様の表情を見ていて思った。
それにしても司之介は相変わらず考えなしで話をしてしまう。
トキが最後まで隠しておきたかった事だろうお金のことをペラペラと…
フミさんがなんであんなに怖い顔をしているのかも察する能力がないんだろうな。
ただ、トキがヘブンさんと結婚すると言った時の怒った顔が娘想いの父の顔だった。
根っこは悪い人じゃないんだろうけれど…
司之介は相変わらずだけれど、勘右衛門さんは以前とは違って考え方も変わっていた。
「好きになったなら仕方なし」というのは、自身が恋をしているからだけではなくてトキの頑張りをずっと見てきたからだろう。
あれだけ異人嫌いだったラストサムライがトキの背中を押したというところがとても嬉しかった。
おやおや勘右衛門も色恋には勝てなかったようですね。びっくりするほどご都合主義な展開だけど、まあ朝から嫌な気持ちになりたくもないので、この程度の甘さで良しとしましょう。とりあえずトキも良かったし。それにしてもヘブン先生、ちょっと嫉妬深いし、キレすぎじゃない?
問題はタエにトキからの支援がバレてしまったこと。もらしたのは司之介だけど、でもこれについては三之丞の責任が大きいよね。せめて少しは何かを身に着け、自立できる準備でもしていれば救いになるのだけど。
2家族の生活の面倒を見ているトキが心配するのはお給金のことなんて切ないね。このドラマ風に言えばうらめしい。でもヘブン先生は異人の自分にトキをもらえるだろうかと心配している姿を見ると早く打ち明けてほしいと思ってしまう。明日はとうとう打ち明ける時かな?愛よりお金になるかはたまた逆か、家族に打ち明けるシーンはどんな展開になるのかとても楽しみだ。
当然というか、この時代の婚姻は家同士のものであったのだから家族の承認を得ることは最も大事なことだっただろう。
そんな中、ヘブン先生のことをペリーと呼び続ける勘右衛門をはじめとする家族に言い出すことの難しさは計り知れない。
木刀とは言え、振り回す騒ぎも想定される。
そして、女中でなくなったなら、当然給金は出ない。
親の借金の返済に充てていた10円と雨清水家に渡していた10円をどうするのか。
ヘブン先生に正直に言うしかないと思うのだけれど、話した時のヘブン先生の反応が怖い気持ちもある。
間に挟まれて不穏な一夜を過ごしたトキ。
さすがに懲りたのか家族に話すと意気込んでいる。
家族の反応はどうだろう。
意外とあっさりOKが出そうな気もする。
トキから借金のことをヘブン先生に説明するのは、心情的なもの以上に、言語的に難しいよね。できるだけ色恋だの他人の家に関わりたくないのはわからないではないけど、錦織がそのあたりのことを説明してあげたらいいのに。
でも一番の問題は借金よりもタエさんたちの方。借金ならヘブン先生が返してくれるかもしれないけど、タエたちへの支援となるとね。そこをどうするのか気になります。
観ている方はヘブン先生が外国に戻ることなんて想像してもいないけど、来年のお正月にはいないとか滞在記を書き終えたらとか言ってたもんね。きっかけはときとの結婚で錦織さんやリヨさんではなく複雑だろう。錦織さん置いてけぼりのプロポーズを見ればどれだけ舞い上がっているかは一目瞭然。恋の力ってすごいよね。登場人物やセリフを極力絞ってゆったりと時間を持つところが贅沢だなと思う。こちらの心拍数まで整えてくれるようでとてもリラックスして見ていられるんだよね。
杵築の浜でのヘブン先生の高揚っぷりを見ると、どれだけ神々の世界に憧れていたのか良くわかる。
そこへトキを呼び寄せ、大切な話があるという。
日本滞在記が書きあがること。トキと錦織への感謝。そして書きあがってもトキの隣に居たいということ。
たしかにトキにとっても錦織にとっても大切な話だ。
錦織を友人と呼び、そしてその友人の前でトキに隣に居させてほしいという。
言葉が上手く言えなくても、何が言いたいのか、どういえばよいのかを察して教えてくれるトキはヘブン先生にとっては代えがたい人なのだろう。
出雲の大社でふたりひそかに誓い、それを見届ける錦織。
お正月に相応しいおめでたい回だった。
そして、いつもの家に戻ったときのあのヘブンさんの様子が可笑しい。
思わず畳に寝っ転がって伸びをしたときの香りを思い出す。
トキの思い出したこととは雨清水と松野の家族のことだろうか。