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| 脚本・ストーリー 4.1 /5.0(82.6%) | 241位 /1271件中 |
| キャスト 4.7 /5.0(93.4%) | 78位 /1271件中 |
| 演出 4.3 /5.0(85.4%) | 162位 /1270件中 |
| 音楽 4.6 /5.0(91.6%) | 35位 /1271件中 |
| 感動 4.2 /5.0(83.8%) | 81位 /1266件中 |
| 笑い 4.1 /5.0(82.6%) | 81位 /1266件中 |
| スリル・興奮 4.0 /5.0(79.2%) | 218位 /1263件中 |




4.25 / 5.0 (回答者数52人) 130 位 / 1268件中
| 脚本・ストーリー 4.1 /5.0(82.6%) | 241位 /1271件中 |
| キャスト 4.7 /5.0(93.4%) | 78位 /1271件中 |
| 演出 4.3 /5.0(85.4%) | 162位 /1270件中 |
| 音楽 4.6 /5.0(91.6%) | 35位 /1271件中 |
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トキってさ、やっぱりあんまり賢くないんだよね。英語は勉強というものをしてきていないから学習するっていう方法を知らないだけなので除外するとして、異国の人と暮らすことや将来のこととかまるで想像できていないのよ。本当なら司之介が粗相した時に一家丸ごと放り出されても仕方なかったのにそういう身内を正すこともできずおんぶに抱っこ。ヘブンさんがいくら日本贔屓でも少し英語を頑張るとか西洋に関心を持って寄り添ってもいいと思う。これじゃただの玉の輿だよ、トキじゃなきゃってところが見たい。
なんとDaigoさん、奥さんと朝ドラ共演ですか。おめでとうございます。で、役が藪医者って、妙に似合っている感じがするww。
どうもヘブンさんの煮え切らなさというか、覚悟のなさがトキを追い詰めているね。生きていく中で一気にごちゃごちゃと様々な決断や覚悟を迫られることがある。でも腹をくくるべきポイントは、自分が一番何を大事にしたいのか。
金や地位、安定ならさっさとひとりでアメリカに帰ればいい。トキに対して薄情だけど、自分はその程度の卑劣な人間だ受け入れるしかない。トキや家族を大事にしたいなら、まずは働くしかない。文筆を続けたいのなら、身を削って削って絞りだすくらいじゃなきゃ、覚悟とはいえない。
トキには英語を覚えろと求めるわりに、本質的なところで自分には甘いよ、ヘブンさん。
トキ、英語覚えるの下手じゃない?まだセンキョーとしか話せないってやばい。怪談はすぐに覚えて諳んじることができるのに、英語に関しては全く覚えることができない。苦手を通り越して耳が悪いのではないかと心配になるレベルだ。実際には夫婦でしか分かり合えないごちゃ混ぜの言葉を話していたと聞いた。より2人の世界が強調されるからせっかくなら物語に取り入れて欲しかったな。誰かを下げるんじゃなくてもっと違うやり方があると思う。
物語の展開が遅い!一体何年計画でやっているのか、一生をやらなきゃいけないわけじゃないけど一つのエピソードが長すぎる。言い伝えとは不確かなもので厄年だって根拠やエビデンスを求められて答えられる日本人は少ないだろう。なんとなくおどろおどろしく語ってもヘブンさんにはそれだけでは通じない。村の人の呆気に取られたような顔が面白かった。さてさて眠気に襲われているトキ、それは呪いじゃなくてご懐妊だろう。来週からはもう少しテンポよく進むだろうか。
ヘブンの同僚の奥様は日本人でありながら英語がペラペラ。
家に招いていただいても全く会話がわからない。
トキは微笑みを絶やさないことぐらいしかできない。
ヘブンはあなたも素敵な奥様だと囁くけれど、英語で意思の疎通ができる夫妻を前に少し羨ましいのだろう。
同僚はそれなりの教育を受けた方を奥様にした。
それが良かったのなら県知事閣下のお嬢さまと一緒になればよかったのだ。
それでもトキが良かったのは、トキの日本ならではの振る舞いや考えが好きだったから。
だとしても隣の芝生は青く見えるし、トキに英語を頑張らせようとする。
その気持ちもわかるんだけれどね。
微妙なことを伝えたいときもあるだろうし、英語で話したいこともあるだろう。
だからといってトキは満足に小学校も出てないのだからハードルは高いよね。
なんだって原因が分からない時代、不幸が続いたら慰めるよりも忌み嫌うことがあったのは本当だろう。次々と亡くなるなら感染症の疑いもあるし寄らない方がいいと言うのは分からない中でも本能的なものかもしれない。でも呪いってなんだよ。その呪いをかけたのは人間、それに囚われ身動きが取れなくなっているイセを解放したのもまた人間の言葉だったのは興味深い。トキは温もりを利用してイセの呪いを解いた。これからは良いことがたくさんあると言われた時のイセの顔が忘れられない。言霊ってあるんだろうな。
ありきたりな言い伝えでは満足できないヘブンたち。
本を書くためというのは読者を納得させられる根拠みたいなものが必要ということなのだろう。
簡単に湧き上がる疑問は少なくとも読者も持つだろう。
疑問がそのままなら本の世界には没頭できない。
そういう意味ではイセの語った身の上は、言い伝えを信じなかったために兄が亡くなったと思われること。
慌てて人形の墓を作ったけれど、次から次へと不幸が襲ってきたこと、どれも実体験を伴っている。
そして、トキがその不幸を解き放とうとした行動もヘブンの心を捉えただろう。
ただの呪われたがりだとトキは言ったけれど、きっとイセの不幸の中に自分の昔の姿を見ていたのは間違いないだろう。
その心の中をヘブンは日本らしいと見ているのだ。
そしてヘブンがトキに移った呪いを人形に移す。
あの人形がまた意味を持ってくるのだろうか。
襖をうるさく開け閉めすると寿命が縮むって言い伝えにしてはかなり弱い。霊柩車を見たら親指を隠せぐらい弱い笑。たっぷりと間を取って怖がらせるように言ったけどエビデンスを聞かれちゃ、そりゃ黙るしかないよね。寿命なんて人それぞれでそれが伸びたか縮んだかなんて分かるわけないんだからね。悪いことをすると鬼が来る的な話だろう。司之介はもう絡まないでほしい。お金にだらしないのは死んでも治らないからお金から遠ざけて静かに隠居しててほしい。
結局のところ司之介は無理に荒金にお金を預けていたのか。
荒金の予想通りお金は増えず失う結果になった。
増えた分だけだったのが不幸中の幸いなのだろうか。
フミが集めた分厚い本も役には立たず、結果お金が減ることになったのはある意味似た者同士なのかもしれない。
トキと学生たちが連れてきたのが「言い伝え」に詳しいふたり。
根拠がない「言い伝え」と、すでに知っていた「言い伝え」で少しガッカリしているようにも見える。
でも、連れてきたふたりが言い争う様子そのものの方が伝承が今を生きている感じがして面白い。
どうして呪われるというのか明日以降に出てくるのか。
学校がなくなるってことで作家にシフトしていく流れになるのか。島根の頃から怪談がずっと続いてライフワークのようになっていくのかと思っていたけどそうじゃないんだね。とはいえトキが題材探しの中で影のある気になる女性に会っちゃうのは運命っぽくていいな。またここから怪談の世界に入っていくのかと思うとワクワクする。個人的にはおくまちゃんが不幸が移るから座っていた位置を叩かないとって言ってたのが気になる。あれも掘り下げてほしいな。
せっかく熊本へ移り住んだのに、慣れないうちに仕事が無くなるかもと言われたら動揺して当然だ。
でも、ヘブンには書く仕事もあるわけで、良いものが書ければそれなりに生活できるのかもと思われる。
書く生活を主にしようとしても、今度は無くなるかもしれない先生業が忙しくなるのは良くあることだ。
人生は本当にままならないと思わされる。
家族総出でヘブンの執筆のための題材探しを始めるのだけれど、台所にたくさんの物が並んでいる状態はいつぞやらの物ボケを思い出させる。
本屋の帰りに寄ったお地蔵様。
そこで出会った女性の言葉にトキ自身がときめいている。
感性の似ているふたりだから、ヘブンの興味の題材は彼女の話す言葉の内にあるのだろう。
ヘブンが先生の職を失ったらみんなが路頭に迷うと思って大騒ぎの面々。フミやトキは家計を把握し、生活費を稼ぐために動き出す。って熊本に来て前よりお給料増えたのに貯金してなかったの?司之介はまた博打に出るし見ていられない。お金を持ち出すような人がいるのにお金の場所を変えていないところにもイライラが募る。基本的に松野家がアホすぎるんだよ。だからヘブンに寄生しているようにしか見えなくて不快。学生の方がよっぽどしっかりしてるよね。
ヘブンが書けなくなっていた時期からの脱却材料としての焼き網事件なんだと思うけどもたついてザワザワした印象しか残さなかった。何かと疑いの目を向けながらも、女中と言ってもおくまは家族だって言ったり薄っぺらさが目立って信用ならない家族だなって思った。家族を疑うような疑心暗鬼の心も誰かを思うためにつく優しい嘘も使う日本人は人間らしくて素晴らしいって結ばれていたけれど、それって日本人だからってことはないよね?ヘブンが惹かれたのがそんなところなら世間知らずなんじゃない?って思ってしまった。
まだ焼き網で揉めてるの?あんなにお金持ちなんだからすぐに新しいのを買ってきたらいいじゃない。書生が面白がって推理し始めたから家族がギクシャクしちゃってめんどくさい。そりゃおくまちゃんだって居心地悪かろうよ。始まった頃はもっと怪談が聞ける独特な雰囲気の朝ドラだと思ってわくわくしてたのに、ただわちゃわちゃとしたコントを見せられてすっかり輝きもなくなってしまった。トキも武士の娘歴より貧乏娘歴の方がよっぽど長いし不釣り合いなんだよね。
本当にヒリヒリした人生を歩みたいなら家族を捨てて1人で博打でも打ってのたれ死んだらいい。ヘブンのお金で借金を作るなんて甘すぎる。格だなんだと言っていた爺様が育てた息子は立派なクズになってるって笑えないよ。それで今度は焼き網がなくなったって??あと一カ月ちょっとで終わろうとしているのにこんなにグズグズしてていいのかね?全く面白くない。暇で死にそうならば子供作って子育てするのが1番かも。ATMにされているヘブンがかわいそうだわ。
司之介、失敗を目的で投資したの?それでヒリヒリって何よ。貧乏時代のヒリヒリ感が良かったわけ?
そもそも貧乏なんて、ヒリヒリするものじゃないよ。ヒリヒリする感情なんてすぐに無くなる。「貧すれば鈍する」って言うけど、貧乏はいろんなものを鈍らせる。繊細すぎるものは必要ない。そうしないと生きていけないから。
もし司之介にヒリヒリ感があったのだとしたら、トキらに苦労させて、自分は案外のうのうとしていたということ。
貧乏ってそういうものだよ。
ならば余計に家族を巻き込むなと、誰かが厳しく諌めないと。パン焼き網がなくなった探偵ごっこに流れている場合じゃないと思うんだけど。
こんな展開になるなら司之介は松江に置いてきたかった。日頃することがない大人が2人もいて司之介1人の悪さひとつ止められないなんて情けない。これがバレてヘブンさんに一家丸ごと捨てられても文句は言えないのに、全く危機感がないよね。前々から借金を返してくれたことに対してそこまで頭を下げた印象もなく、トキがラシャメンだと噂されたのは自分のせいだと落ち込むこともなかった人だものね。こんな展開は見たくなかったな。
おいおい、司之介。あんた、やっぱりダメ親父か。それとも破滅思考の阿呆なのか。
小豆相場って、リスクが大きい先物取引の中でも、危ない奴のトップクラスだ。素人が手を出していいものじゃない。そもそもヘブン先生のおかげで暮らしはちゃんと成り立っているわけで、刺激が足りないというのなら、もう少しまっとうに出資してもらって仕事を始めればいいのに。
ホント、こういう奴の考えることはよくわからない。
自分たちのことを誰も知らない新しい環境に身を置く。
顔を隠すショールも要らなくなったし、以前のような暗さはない。
でも、あまりにも環境が違いすぎて変わりすぎて、みんなが無理をしているようにも見える。
ヘブンさんが女中を雇ったのは今まで無理をさせたトキを楽させるためだろう。
高給に応えるためにトキたちに手伝わすわけにはいかないとクマは言っていたが、おそらくはトキの時と同じようにアメリカ基準の給料を支払っているのだろう。
クマが悪い訳ではないし、もちろんヘブンやトキが悪い訳ではない。
とても生真面目で融通が利かない人たちが集っただけだ。
これから棲み分けができていくのだろうと思う。
ただ、司之介はどうしたもんだろうか。
生きがいというか張り合いがないと言っていたが、どう見ても家のお金を持ち出した上、借金までして、再び詐欺にあうようにしか見えない。
本当に懲りないヤツだなあと思うし、トキの負担にならないで欲しいと思ってしまう。
思い切って松江を出てきたけど、ヘブンさんがあれこれ思い出すのは錦織さんの気遣いあふれる日々とは切ないね。家族もあれだけ借金に追われる生活をしていたから急に何にもしなくていいと言われてもどうしたらいいか分からないよね。贅沢な悩みだけど不自由でつまらない。でも住めば都と言うじゃないか、まだまだこれからよ。熊本下げで始まった月曜日、九州の人はヤキモキしてるだろうね。
熊本編スタートですが、西南戦争で古いものが焼失してしまつた熊本を、モデルとなったハーンは嫌ったそうです。それでも松江より長くいたわけだし、人との関係も作られたでしょう。何よりも新しい怪談と出会えるかもしれません。
まあこの時代にありがちな、古き日本は切り捨てての近代化みたいな言葉も聞かれましたが、今の日本も日本回帰のようにみえて、実はアメリカ的な方向に向かっている気もします。
暇を持て余す松野家の人たちもどうするのか、楽しみです。
今週は一家が熊本に行くヘブンショックに揺れた1週間。中でも錦織とサワのショックは大きかっただろう。嫁に行った時から離れていく感覚があったサワとは違い、これからも一緒に歩んでいくものだと思い込んでいた錦織のショックは計り知れない。笑顔でお見送りなんてできるはずもない。このまま永遠の別れなんてならないよね?いつか笑顔で昔話ができますように。
ヘブン先生は多くを語らず、それを「人生」と言い切った。もしトキへの投石などを正直に語れば、松江の人を非難することになるし、でも同時に松江に呼んでもらえて感謝しているから、すべてを飲み込み「人生」と評したのは、いかにも文学者らしい。
一方の錦織は自分の経歴を正直に語り、校長になるのを辞退した。それはヘブン先生が去ることもきっかけだろうけど、それ以上に体調の異変を感じていたのだと思う。労咳、今で言う結核は、まだ当時は死病。だから急ごうとしていた。でも急ぐ必要がなくなり、静かに部屋に籠った。鈴虫みたいに。そして鈴虫と同じく、あとわずかで命が尽きるのだろう。
切ないね。
錦織さんが病弱だったというのは最初の方で触れられていたし、途中お酒を飲まないことも出ていた。
それでもモデルの方のように結核で、止血止めを飲みながらみたいな表現は出ていなかったから、このまま体弱いけれど元気な設定だと思っていた。
ヘブンさんと別れることが決定的になって、見送り行かず少し弱っているシーンに続いて喀血。
弱気になったことで病気が進んだとでもいうのだろうか。
ヘブンさんとの生活が心の支えだったのは間違いないだろうけれど。
錦織さんの横顔が弱々しく悲しげで、どことなく生気がなかった。
ヘブンさんは錦織さんとお別れしましたと言っていた。
校長になれなかったことはヘブンさんのせいではないとも。
自分から帝大卒でも英語教師でもないことを暴露していた時、少し庄田さんが涙ぐんでいるようにも見えた。
試験を境に光と影が入れ替わる。
その抗えないものを一番近くでわかっている人物だったからこそなのだろう。
ヘブンのトキへの深い愛情を感じると同時に蚊帳の外に置かれてしまった錦織の寂しさを同時に見せる脚本がすごい。私はどんなに思っても家族の枠に入れず弾かれてしまう錦織に感情移入してしまう。虚しくて寂しい。敷居の外で真実を立ち聞いてしまう距離感が絶妙、そっと置いていかれる虫の声が錦織の泣き声にさえ聞こえてしまいそうだ。この世は素晴らしくて恨めしいとはこのことかと思い知る。誰かの幸せの影で誰かが泣いている。明日は錦織さんに救いがありますようにと願っている。
やはり年寄りたちはみんなヘブン先生の隠された思いに気づいていた。勘右衛門は「嘘」と言ったけど、松江が寒いのは本当だから嘘をついていたわけではなく、ただ本音は隠していただけ。だから「本音を言え」が正解だったじゃないかな。
ようやくヘブン先生の思いに気づいたトキと錦織だけど、トキはともかく錦織はどう振る舞うのだろう? 友情あふれるシーンを期待したい。
相変わらずのペリー呼びだけれど、勘右衛門の中には確かな信頼が感じられる。
それは今までの日常の中で育まれたものでもあるし、ラシャメン騒動の後もトキを気遣っている様子が見えることもあるだろう。
勘右衛門に促されてヘブンはトキにストールなしでも街中を歩けるか?と尋ねた。
意地でも歩けると答えたかったに違いない。
涙、それが答えだ。
ラシャメン騒動は勘違いから始まっているとはいえ、根底には差別がある。
差別の行きつく先の悲劇をヘブンは知っているからこそ、トキが壊れてしまう前に熊本へ連れ出したかったのだろう。
家族がバラバラになることを誰も望んでいない。
でも、みんながトキを思い、周りの目から自由になることを願っている。
本当の理由を偶然知ってしまった錦織は、これでは反対できないだろうな。
ひっそりと置かれた本と虫かごが悲しかった。
ヘブンは素晴らしい、トキの闇に気づき守ろうと一生懸命行動している。本当のことを言えば雨清水だって爺様だってお金を出しているのはヘブンなのだからついて来いの一言で終わるのに、話を頭を下げてお願いして回る優しさがある。でもどうして錦織にその優しさを分けてあげないのだ。事情を話せば1番の味方になってくれるのに水くさい。錦織は今でも十分傷ついているのに、後で事情を知ったら打ち明けてくれなかったことに更に傷つくだろう。錦織を失意のまま病気にしたくはないな。
クランクアウトしたと聞いた。楽しみにしていた朝ドラが見られなくなるのは、悲しい。トミーさん、また日本で演技してほしい。
知らない土地へ行くということ。
誰も知らないということは、自分を知る人も誰もいないということ。
おサワの言葉が胸に響く。
誰も知らない土地へ行って一からやり直してみたいと思ったことがあったのだろうか。
貧乏で病気の母を抱え逃げることもかなわない。
だからこその気づき。
勘右衛門もタエ様も近しい人はヘブンの想いにたどり着く。
湖畔にたたずむトキもまた、自分の心の中の傷とおサワの言葉の意味を思い返し、ヘブンの優しさにたどり着いたのではないだろうか。
ヘブン先生の「松江は寒い」という引っ越し理由の嘘(天候としては嘘じゃないけど)について、フミは気付いて司之介へと伝え、タエさんもそれを察した。勘右衛門はわかっていてそれではダメだ堂々としていろという気持ちもこめてあえて窓を開けたのかなと思う。そして皆、これまで頑張ってきたトキに対する思いやりからの引っ越しだから、黙って同意したのだろうね。
問題は松江の未来のために燃えている錦織だけど、トキを悪者に、あるいは犠牲にしたくないヘブン先生は、トキのためにその真実を語らないと決めたのだろう。
とはいえ互いに親友と語り合った二人だし、きっと理解してもらえるんじゃないかな。
トキはヘブンさんと一緒に出歩く時までストールを頭からすっぽり被って隠れるようにしているのか。
タエ様の家に入ってすぐにヘブンさんが窓を閉めていたのは、まだまだ普通には生活できないことを感じさせられる。
司之介たちが熊本行きを反対しない理由も、タエ様が一旦考えさせてほしいというのもヘブンさんがどうして熊本に仕事を見つけてきたのかが透けて見えるからだろう。
今までも少し鈍いところのあったトキだけに、少しの違和感があったとしても最初の寒いの言葉にこだわってしまっている。
そしてもう一人鈍い人がいる。
この時代の男性だから、家のあれやこれやで街中を歩くことはないだろうから仕方がないのかもしれないけれど、さすがに舞い上がりすぎな気もする。
県知事閣下から知らされて慌ててヘブン邸に駆け付けるけれど、ヘブンさんは寒いからの一点張り。
さすがにあの姿を見たら、トキも理由が別にあると感づいただろうか。
誰のせいでもないのだけれど、生まれ育った大切な場所でありヘブンの憧れの場所が住みにくい場所になってしまった。
こればっかりは元に戻すってことはできないと思うから余計につらい決断しかなさそうだ。
ヘブンさんはトキの心の変化に気づき、守るために熊本へ行くことを決めたのだろう。なんて優しい旦那様。正直にトキに言ってしまえばとも思うけど、自分の心が傷ついていると認識させてしまう行為でもあるのでしないのかな。トキは異常とも思える拒否っぷりだけど、ごくごく狭い範囲で生きていた当時の人からしたら突拍子もない提案で戸惑ってしまうのだろう。だからと言って一族全員を連れて行くならなんていうのはちょっと図々しい気もするけどね。そういう意味ではラシャメンも的外れではない気がする。
ヘブンさんの口から熊本の名前が出た。
松江が寒いからというけれど、きっと最後のトキの買い物に出かけるシーンが意味しているところが原因なんだろう。
騒動は収まってもトキの心の傷は治っていないし、なんなら冷たい視線は未だにトキへ降り注いでいるのかも。
ヘブンさんはトキを守りたい。
でも、本当のことを言ったらトキのせいになってしまうし、松江のことを好きなヘブンさんに遠慮してしまうかもしれない。
おフミさんのあの表情は気づいたのでは。
ヘブンさんもきっと必死で周りを説得するだろう。
一方、そんなことになっているとは思いもせずニヤニヤと幸せの真っただ中にいる錦織さん。
その落差が大変なことになる気しかしない。
ヘブン先生がトキの反対や錦織の思いも振り切り、熊本に行くというのは、松江の冬が寒いというだけでは説得力が弱い。アメリカで住んでいたシンシナティは絶対に松江より寒い。もちろん家の構造とか暖房の違いはあるけどね。
だからきっとそれは口実で、いまだトキが顔を隠して町を歩く不自由さやトラウマに気が付いていて、
彼女のことを思い、松江を離れてみるべきだと考えたのかな。それは差別によりシンシナティで傷つけられ、ニューオリンズに移ったヘブン先生自身の体験が裏付けになっているんじゃなかろうか。
それがこのドラマでの正解のような気がする。
とりあえず散歩も買い物も問題なくできたし、トキとしてはひと安心でしょう。久しぶりの怪談も良かったし。
最後のヘブン先生の言葉からして、いよいよ松江から熊本へ行くのかな。それにしてもそんなに松江の気候って厳しいのかな?まあ単純に気温だけじゃわからないところもあるしね。
他の家族はどうするんだろう?サワも錦織も心配だ。懸念事項が山積みとなりそうだ。
ヘブンさんとトキの散歩は穏やかなもので、その中で徐々に笑顔を取り戻していく。
でも、ちゃんと散歩できている、という実感はあっても楽しみとか幸せとかとは少し違ってしまっているような。
嫌がらせから解放されたと言っても、誰かにターゲットが移っただけで、誰かの犠牲の上で自分たちの平穏が成り立っている。
それにもう町の人たちは騒動以前のフラットな感情では見てくれていないだろう。
上辺は平穏だけれど、みんながどう思っているかが気にならないとは思えない。
心の少しずつの疲弊が夜の金縛りという形で出たのだろうか。
司之介は騒動の最中も耐え仕事を続けていた。
負けたくないという気持ちもあっただろうが、騒動が収まると糸が切れてしまったのだろう。
それに何より昔なら隠居していても良い年齢だし、辞めたことは納得感がある。
同じように自分の心に問いかけたヘブンさんが松江を去ると言い出した。
錦織さんの校長就任もヘブンさんが居ればこそ。
揉めることは必定だけれど、どうか友情が壊れないでほしいと願う。
車夫の永見も言っていたけど、まさに「人の噂も七十五日」ですね。でもまさかそれを上書きしたのが、知事の食い逃げとはww。まあそれも誤解というか、政敵のプロパガンダのようですが。とにかくいつの時代でも、人は情報に流されやすいということでしょう。
これでしばらくは落ち着いた日々が過ごせるといいですね。トキを散歩に誘う、ヘブンの心遣いも素晴らしい。堂々と二人で幸せそうに歩いて見せればいい。それが一番の対抗策だと思います。
車夫さんが言っていたように「人の噂も七十五日」だった。
他人は誰かに固執して噂をしているわけではないから、その時の流れに身をまかせて噂をしているに過ぎない。
ゴミを家に投げ入れるような過激な人は少しはこだわるかもしれないけれど、それでも一時の正義感でしかないだろう。
洋妾より県知事の方が自分の身に影響がある存在だからそっちに流れるのは当然な流れ。
せっかく他者の目が他に向いて実害がなくなっても、異人である自分と結婚したために大切な人に怪我をさせたと自分を責めてしまうヘブンさんと、そう言われた笑顔に陰りが見えるトキさんの心の傷の方が心配だ。
久しぶりの散歩と聞いて少し笑顔が明るくなったトキさん。
少し心の奥のオリのようなものが消えると良いのだけれど。
演者の人選が絶妙。笑いを必ずどこかに仕込んでいて、コントのようなところがある。(ちょっと、行き過ぎなところもあるが・・)また、欠かさず見ていたのは、やさしく個性的な人柄のヘブンさんが魅力的だからでもある。あと2か月弱で終了かと思うと、寂しい。
この時代の結婚なんて家同士のものだったし、お金が絡むものも相当あっただろう。
それでも国際結婚がまだ珍しかった時代、以前知事さんも言ってたように戸籍の問題もあるし、結婚したと言っても苗字が変わってないみたいだから籍は入れてないっぽいし、借金をヘブンさんが返したということは身を売ったと捉えられても仕方がなかったのかもしれない。
それだとしても怪我をさせられたり、ごみを投げ込まれたりするようなことじゃないと思うのだけれど。
怒ってヘブンさんが出ていったら、松江の人たちにとっても困ることにはならないのだろうか。
苦しいときの親友の存在はありがたいなあと思う。
サワの顔を見たとたん気が緩んで号泣だった。
ヘブンさんが味方なのは当然として、家の外にも味方がいると分かっただけでもどれほど心丈夫だろうか。
他にもスキップ兄弟や白鳥俱楽部の面々まで。
一時のことでも心が晴れたのではないだろうか。
それにしても買い物もままならないのは困ったことだ。
どうしても食べてはいかなければいけない。
見ていて心が苦しく深く沈んでしまう。
サワたちがトキを心配してやってきたのは、友だちやよく知る人たちだからであって、別に松江の人たちが良い人たちだからではないよね。あ、松江の方々、これはあくまでドラマなので、リアルな話ではないのであしからず。
それにしても何が起こったんだろう?急に町の人たちが理解を示したとか、改心したなんてことはあるはずがないし。ちょっと予想がつかないけど、少しは落ち着くといいね。
憶測や他人の目を経由しているのに、誰もが確かな真実であるかのように知ったかぶりをするのは、昔もネット時代の今も変わらない。
しかも誰も大男で外国人のヘブンには直接いやがらせをせず、弱い立場のトキに石を投げつける。これも今のいじめと変わらない。
外国人が来て、自分たちも恩恵を受けているのに、理解する努力よりも安易な拒否をしようとする学生も首を傾げる。
時代に関係なく、日本社会にありがちなヘイトが詰まった回でした。
そりゃあヘブン先生も怒るよね。こうなったら物書きなんだし、新聞に自ら投稿したらどうかな。
らしゃめんムーブ再び、ですか。まあ時代が時代だし、ドラマでは再燃のように描かれるけど、陰では絶えずらしゃめん扱いする人がいた筈。
史実によれば結婚後、松江にいたのは1年足らず。寒い松江の冬に耐えられなかったのかもしれなけど、興味本位の視線も嫌になったのかもしれないね。まあそれは当時の日本ならどこでも変わらないとは思うけど、生まれ育った町というのはいろいろと微妙なこともある。
旅立つまでに、いろいろ波立つものが小さくなればいいのだけど。
やはりサワはトキのようなシンデレラ、他力本願ではなく、確実に自分の力でこの環境から抜け出したいと願っているのだろう。トキのように家柄もなく、病気の家族を抱える彼女にとっては、ゆるぎない確かな方法でないと安心できないんだと思う。
まあしっかり教員試験に合格して、もし庄田の気持ちが変わっていなければ、その時に改めて関係を築くしかないかな。
庄田もせめて試験を待って告白すれば良かったのに。そこが「半分弱」かな。
おサワにはこれまでひたすら一人でもがいてきた時間があって、積み重ねてきた努力があって。
それがすべて失われるように感じたんじゃないだろうか。
庄田がもう少し段階を踏めばと残念な気持ちになる。
この時代、結婚したら当然家に入るものだっただろうし、家の仕事を手伝うということはあっても、女性がひとりで自立して働くという考えそのものがなかったんじゃないだろうか。
おサワがどうして自立しようと思い立ったか、それははっきりとしたことはわからない。
「身を売るか結婚するか」と言われ続けてイヤになったというのもあるだろう。
男に人生を委ねる不確かさを身近に見ていたというのもあるかもしれない。
おサワが「一緒に働ける…」と言っているのに被せる形で庄田は結婚を口にしている。
その言葉の意味を受け止めてあげて欲しかった。
おトキのせい…にするくらいしかないおサワの心のうち。
それほどに庄田の申し出を断る理由なんてなかったんだと思う。
馬追の「すいっちょん」という声を「好いっちょる?」みたいな言い回しにひっかけて、庄田からサワに対する思いを引き出そうと迫るヘブン先生とトキが微笑ましかった。このシーン、どうやら演じるトミーさんと高石さんのアドリブだったらしい。いやはや素晴らしかった。
「はんぶんじゃく」は字幕で「半分弱」と出ていました。なるほど、そうだったのですね。ついついかつて活躍していた女優の范文雀さんを思い出してしまいました。年齢がバレますね。
トキとサワはちゃんと話せてよかった。小さなわだかまりも、こうして時間を作ることで、さっと流れてしまう。それが親友ですね。
サワと庄田は初々しいね。ふと自分が初めて異性とデートをした時のことを思い出しました。
幼馴染だけど、トキは異性との初デートどころか、バツイチでリッチな外国人と再婚。一時とはいえ東京にも行って、その時に庄田とも先に会っている。そういう出来事の積み重ねが、サワの心がざわつくポイントなんだと思う。
結局、なんだかんだ言ってトキは武家の娘。同じ長屋に住んでいた幼馴染だとしても、やはり根本的に差がある。でもそこを超えたところにある友情に意味がある。そこら辺を落としどころにして欲しい。
おトキとおサワの関係と、錦織と庄田の関係。
仲が悪いわけではないけれど、どう接して良いのかわからない。
年とともに立場も変わってきて、余計に難しくなるというのが同じなんだろうな。
庄田があんな風に穏やかで良い人そうなのに、女性と二人きりの食事が初めてだというのには驚いた。
もっと飄々と軽々と生きているように見えていたから。
もしかしたら恐ろしく根は真面目な人なのかもしれない。
おサワと庄田が良い感じなのは嬉しいのだけれど、おサワには自力であの長屋を出てほしいと思ってしまうのは現代から見るからだろうか。
ヘブンとおトキが、庄田とおサワと散歩中に出くわす。
少し心緩やかに話せると良いなと思ってしまう。
大盤石と言われながら、錦織は帝大を卒業しておらず、教員免許も持っていなかったのか。
庄田はもちろんそれを知っているだろう。サワに語っていた友人もシンデレラも間違いなく錦織のことだろうし。
でも庄田はサワと同様、ひがんだり嫌ったりしているわけではないと思う。そりゃあ羨む気持ちがないわけじゃなかろうけど、それと同じくらいに苦労を知っているだろうから。なので錦織の後釜を断ったのは、錦織が気に入らないというより、友人として思うところがあるのではないかな。
何にしても実力と見識をかって、錦織を校長にしようとする江藤知事はなかなかの人物だね。こういう人がいなくなっていることも現代日本の硬直化につながっている気がする。「教育は人なり」と言うけれど、多様化の時代だからこそ、免許以前にいろいろな経験を積んだ教員が必要なんだと思う。