刑事コロンボ

2021年1月期 2020年10月期 2020年7月期
総合評価: 3.90 / 5.0 (回答者数29人) 261 位 / 580件中
※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.0 /5.0(80.6%) 253/580件中
キャスト 4.0 /5.0(80%) 396/580件中
演出 4.0 /5.0(80%) 215/580件中
音楽 4.0 /5.0(80%) 157/580件中
感動 2.1 /5.0(41.4%) 569/580件中
笑い 3.1 /5.0(61.4%) 320/580件中
スリル・興奮 3.1 /5.0(62%) 375/579件中
29コメント
29 | | ろろんぼ | 2021-01-21 14:04:01

小説では昔からありましたが、倒叙形式のミステリードラマの走りです。この形式のドラマ化が難しいのは心理描写、心理攻防が主体になるからですが、うまく映像化しています。その手法の主だったものがコロンボのとぼけたキャラクターです。雑談したり、よけいな動きをしたり捜査とは関係ないと思われる意味不明な言動、行動することで視聴者に心理面を考えさせる、理解させる天界になってます、伏線が非常に多く、見逃せないし、伏線と気づいてあたったときはとても気持ちいいです。見ごたえがあるドラマです。

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28 | | 2021-01-21 03:37:02

推理作家のアビゲイルがとっても小柄で華奢でした。こんな人にエドモンドの様な若くて健康そうな男性を殺害出来るなんて普通は考えにくいですよね。
でもコロンボは勿論、アビゲイルの秘書ベロニカもエドモンドの車の鍵を見付けた事から真相を見破ってしまったし、弁護士のマーチンも薄々感ずいている様な言い方をしていたので、優秀な人を雇っているのが仇になっちゃってる、と思いました。
そして最初はベロニカもマーチンも有能で親切で良識のある人、という印象だったので、アビゲイルがエドモンドを殺害した事を知っていて、素知らぬフリをしていたので、怖いと感じました。
そもそもアビゲイルがエドモンドを殺す計画を立てたのは、姪のフィリスをヨット事故に見せかけて殺された敵討ちですし、彼女の計画通り極東の船旅に発って欲しい気持ちになってしまいました。
と、いうのもアビゲイルはなかなか魅力的なキャラクターなんですよね。
年齢は70歳以上で身長は多分140センチ代くらい、メイクもネイルもバッチリ、体型にあった膝丈ワンピースをキッチリ着こなしていて、推理小説を書いているだけあって賢いし朗らかで、しかもバイタリティーがあって素敵です。姪が5歳の頃から育てていたのだから、もう自分の娘同然に愛していたのでしょう。完全犯罪を応援したくなっちゃいます。でもコロンボは線引きをしっかりしていましたね。プロですね。
アビゲイルの講演会で壇上に引っ張り出されたコロンボが、「自分の仕事が好きで、人間が好き。犯人に対しても好感を持ったり尊敬することもある。」と言っていて、なるほど、と思いました。
いつもコロンボは容疑者にしつこくまとわりついては邪険にされる事も少なくありませんが、それに対し気を悪くしたり怒ったりはしないのがスゴいな、と思っていました。人間が好きだから、なのですね。
殺人課の刑事なんて人の暗部ばかり見る羽目になって人間不信になりそうですが、そういう気持ちが損なわれないのは天使みたいに思えます。

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27 | | 2021-01-11 20:33:01

バーティーとブラントは高校大学職場まで一緒だったけれど、バーティーはいつも自分をからかってくるブラントに不満を溜め込んでいましたが、それならさっさと友人関係を解消したら良かったのでは?と思いました。むしろ自分にわざと嫌なことをしてくる相手となぜ会計事務所を開業する気になったのでしょう。
ブラントの能力を認めていたからでしょうか?
ブラントはシグマ協会という知能指数の高い人達の集まりに入っていて、最初はもっと自信があって余裕のある人、という印象でしたが、実は真逆のタイプなのかもしれないと思いました。
浪費家の妻の為に横領したと言っていましたが、それは相手が欲しがるものを買い与えなければ相手との関係を繋ぎ止められないという考えがあるからじゃないかと感じました。
バーティーをずっとからかっていたのも、それで自分が優位であると安心したかったからのような気がしました。
「生まれながらの天才」と言われながらも、人は賢い人間を嫌うからずっと苦しかったというブラントの言葉が印象的でした。
知能指数が高いなんて羨ましい気がするけれど、天賦の才で苦悩することもあるのですね。
でもブラントは「退屈でエキセントリックな人達」と自分以外のシグマ協会の会員を見下した発言をしていたので、やっぱり自惚れている部分もあるんだなと思いました。

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26 | | 2020-12-30 16:55:02

「公か私かどちらかを選べ」となったら公を選択してきたルース。姪のジェイニーくらいの年には弟のエドワードと共に家業を引き継いでいたという彼女が、一体今までどれほど家族のために家のために我慢してきたのかと思うと切なくなりました。
ルースの姉は自分の事を今でも美人で男性にモテる様に言いますが、それなら何故わざわざ妹の婚約者を略奪したのでしょう。お腹に子供まで宿して。恋愛は自由だとか理屈ではないとは言うけれど、酷い裏切りだと思います。
ルースが自身を美人ではない、可愛げがないと評していたのは、過去にそういう経緯があって卑屈な考えを持つようになってしまったのかもしれません。
「叔母さんが母親だったら良かったのに」と言うジェイニーの言葉をルースは信じていませんでした。
私も恋人の弟を美術館のガードマンに雇った事でゴマをすってるのだと思いました。
けれど、自分の父親は心臓発作ではなくルースに殺されたというコロンボの推測を聞いて怒ったり、ルースへの信頼感が全く揺るがない様子を見ると、あの言葉は本当だったのだと感じました。
ルースも姉とは性格が真逆だけれど、シェーファー兄弟も真逆です。兄は医者でジェイニーのような若い恋人(不倫)がいるけれど、弟は前科者で仕事が長続きしない。せっかくガードマンになれたのに美術館でタバコ吸って吸殻を平気でポイ捨てするし有り得ない!と思っていたら、コロンボも館内で葉巻吸ってました。アメリカでは普通なのでしょうか・・・。美術館といっても展示品は絵ではなく貴金属だから?でもやはり館内では遠慮してほしい・・・。

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25 | | 2020-12-22 13:03:01

ウォード演じる「刑事ルーサン」の格好を見て、まず「こんな刑事ヤダ」と思ってしまいました。
柄シャツに白いスーツに身を包み、白いハットまで被った、やたらカッコつけたキザったらしい刑事。人気ドラマの主人公らしいけれど、もし私が何かの事件に遭遇して担当刑事の出で立ちがこんなだったら、人を見た目で判断してはいけないと思いつつ、この人で大丈夫なのだろうかと不安で仕方ないと思います。
ウォード自身も役柄に合ったカッコつけた性格ですね。
空弾についた指紋を拭き取らなかったことをコロンボに指摘されてウォードは「僕はいつも何か忘れる」と言っていましたが、それで完全犯罪を試みるのはどうなのだろうと思いました。クレアにゆすられていたからそうするしかないという思考になってしまったのでしょうか。
ウォードはクレアを殺したことは後悔していないと言っていました。日本の刑事ドラマだったらお決まり文句で諭したりお説教したりしそうですが、コロンボはそういう余計な事は言わないんですよね。言っても仕方ないと思っているのか、それは自分の仕事ではないと思っているのか分かりませんが、いいと思います。
人の弱味を握ってお金をゆすり取る事と、ゆすりに耐えかねて相手を殺す事。法律で考えれば殺人が何よりも重い罪ですが、背景を掘り下げると分からなくなりますから。
食堂店のオーナーのトニーが強盗に扮したウォードの特徴を話していて、身長は「あなたくらい」とコロンボに言ったら、コロンボは「中背ですね。」んん?中背?
トニーもちょっと引っ掛かったみたいで「そうですね。中背・・・いや、ちょっと低め」と言い直していました。コロンボ本人は中背の範疇だと思っていたのですね。ポジティブ。

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24 | | 2020-12-15 21:35:01

会社の創立記念日でお酒を飲んで皆やたらハイテンション。20代の若い人たちだったら仕方ないと思えるけれど、結構ないい年の方々だとちょっといただけない。
提督が辟易するのも分かります。
根っからの船乗りで船を愛している提督と、利益主義の婿チャーリーが反発し合うのも無理ありません。
昔はセーリングを好きな人が船を買っていたのに、今ではお金持ちのステータスに成り下がってしまったと提督は言っていましたが、なんだかそれがとても切なかったです。提督にしてみれば自分の大切にしているものを汚されている感じだったのでしょうね。
「刑事コロンボ」はいつも犯人を視聴者に明かしてから真相を突き止めるのがお決まりですが、今回は犯人は最後まで観ないと分からないようになっていました。推理モノではこれが普通ですが「刑事コロンボ」では新鮮ですね。
遺体を海に遺棄したチャーリーが一番疑わしかったけれど、後半で真犯人に殺害されてしまいます。
チャーリーは提督の遺体の側に落ちていたブローチを見つけて、妻のジョアナを犯人と思い込み隠蔽工作をしたのですが、愛情ではなくと財産分与を受けられない事態を防ぐ為だったのが残念。ジョアナがアルコール依存性なのは夫婦関係のせいでしょうか?父親も夫も殺害されて、ますますアルコールに依存してしまわないか心配です。
造船の設計エンジニアのリサが提督と婚約していたのは意外でした。しかも遺産相続から自分を外してくれなければ結婚には応じないとは、格好いいですね。ちゃんと「財産目当ての結婚ではない」という証を自ら立てているのですから、これぞ純愛。けれどそれで遺言を書き換えたことが殺人の動機になってしまうとは皮肉です。
思いやりがあって人の良さそうなスワニーが、リサが提督の若い婚約者と知って笑いだしたのが嫌でした。
そりゃあ誰だって年の差のあるカップルや夫婦を見たら色々と勘繰りますけど、あれは遺言の内容が変わった理由がリサに遺す為だと思ったからですよね。
やっぱり遺産相続は厄介ですね。

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23 | | 2020-12-09 19:04:01

コロンボが登場した瞬間、いつもと違うと思ったらコートが違っていました。いつものクチャクチャのトレンチコートではなくカッチリとしたダークブラウンの品の良いコートです。カミさんからの誕生日プレゼントらしい。なかなか似合っています。コートがピシッとしていると雰囲気も変わりますね。
ただコロンボ本人は気に入っていないようで、「窮屈で頭が回らない」と脱いでしまいます。コロンボはひとたび事件の捜査に入ると他の事が疎かになりがち。新品のコートも脱いでそこら辺にほったらかしてしまったようで、署内の遺失物に届いていたのをウィルソン刑事が持って来てくれたのに「見たくないんだよ」と衝撃発言。ちょっと!カミさんがプレゼントしてくれたのにそれはないでしょ、と思っていたら窓全開の車を停めてコートをシートに戻した時に、同伴の犬に「誰かが盗んでも知らん顔しとくんだよ」と声をかけていて、そんなにそのコートが嫌なのかとショックでした。カミさんが可哀想ですよ。でも結局カミさんがコートを取り替えに行ってくれている、と言っていつものクチャクチャトレンチ着てました。カミさん偉いなぁ。そんなに気に入らないなら自分で見繕って来い!って思っちゃいます。
ジェロームが暖炉をたいている部屋で海老を食べながらワインを飲んでいるシーンで顔に汗をかいているのが気になりました。暑いなら暖炉の火を消すか、ジャケットを脱いだらいいのに。
銭の亡者で用心深く他人を信用しないジェロームは、売上の計算をする時はドアに鍵をかける上、ドアの鍵は最新式。でもマジシャンであるサンティーニは訳もなく錠を破ってしまいます。コロンボは被害者が倒れていた位置と身体の向きで、内部犯で鍵開け技術のあるサンティーニが犯人であると早々に目星をつけて、マジックショーで持ち込んだ手錠でサンティーニに勝負を挑みます。ここのシーンが印象的でした。サンティーニは観客の前で手錠を見事に外してマジシャンとしての面目は保ちましたが、コロンボの確信を揺るぎないものにしてしまったからです。
マジック用品を売っている店主さんもマジシャンのはしくれなのか、独特な語り口でした。どこか人を幻惑するような感じですね。マジックの種明かしでちゃっかりコロンボから17ドル巻き上げているしたたかさ。刑事コロンボには時々個性的で面白い脇役が出演しているのですが、面白いのに一回コッキリの出番なのが残念な所です。

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22 | | 2020-12-02 18:01:01

カミさんとの旅行でメキシコに来たコロンボ。愛車で渋滞の列をトロトロ運転している最中にウトウト居眠りをして、前の車にぶつかってしまいます。大家族のメキシコ人の父親が、事故を起こしたのが外国人と見てとるや、首が折れたフリをするからヒドイ。奥さんまでグルになって責め立てるし。慰謝料をふんだくろうという魂胆丸見えです。外国からの旅行者はお金を持っていると考えてタカりのような真似をするのは、どこの国でも有りがちかも知れないけれど。
丁度コロンボの事を知っている現地の警察官が通りかかって良かったです。英語も通じるし。しかもサンチャス警部は新聞に載ったという、コロンボが解決した豪華客船の事件の話を聞きたいと食事に誘ってくれたり、レッカー移動されてしまったコロンボの車を早く返してもらえるよう手配してくれたりと、友好的で親切な人です。けれどその為にモントーヤ牧場で起きた事件に巻き込まれる訳ですが。
モントーヤ牧場の主ルイスは、長年良く勤めてくれたエクトールに毒針で身体の自由を奪った上で、闘牛のマリネロをけしかけて襲わせ殺害。
やり方が残酷過ぎると思いました。
闘牛士だったクセに闘牛を殺人の道具に使ったのも許せない。
最初サンチャス警部はルイスが殺したのではないかというコロンボの話を信用しませんでした。
というのもルイスはマタドールとして伝説的な英雄であり、闘牛士というのはただ強いだけではなく精神性をも兼ね備えた存在だからだそう。なんだか大相撲の横綱みたいだなぁと思いました。
「仕事の虫」の事をメキシコでは「マヌケ」というのは本当なのかジョークだったのか。でもコロンボがいなかったら痛ましい事故で済んでしまった事件でしたからね。
エクトールの息子で闘牛士見習いのクーロが、闘牛の突きを食らった時に助けたのはルイスという事になっていたけれど、本当はエクトールで、ルイスはすくんで動けなかった。それをエクトールに見られてしまった事が動機だと見抜いたコロンボが凄いと思いました。まさかそれが殺人の動機になるとは。ルイスが自分の過去の栄光にすがっているのは分かったけれど、闘牛を前にして立ちすくんでしまった事を、エクトールは人に吹聴したりバカにしたりするタイプではないのに、どうしてルイスが殺意を抱いたのか到底理解出来ませんでした。ルイスがマタドールとしてのプライドが傷付いたことを恥じて自殺を選択したのならまだ分かるのですが。
クーロの協力でルイスを闘牛場に誘い出し、闘牛と1対1で対面させた事で全てを白日の下に晒したシーンが少し分かりにくかったですね。屈辱に耐えるような観念したようなルイスが黙ってパトカーに乗り込んだ後にコロンボが補足してくれなかったら訳が分からなかったと思います。

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21 | | 2020-11-22 17:01:01

ヘンダソンは、秘密の会合は秘密の場所で行うより賑やかな場所がいいと言っていましたが、遊園地にオジサンふたりだけでいると目立つ!
例えばTDLとかUSJをオジサンふたりで歩いていたら、絶対JKとかにあのオジサンふたりで来てる?あり得なくない?とか後ろ指さされるパターン!
周囲に溶け込む為なのか流れるような自然さで射的に参加して、ふたりとも一発で景品ゲットは流石CIA。ブレナーが射的で取った全長1メートルほどのパンダのヌイグルミを小脇に抱えているものだから、余計目立っていたけれど、ブレナーに声をかけられた女の子は大きなヌイグルミを貰えてラッキーでしたね。
聴き込みに来たのにバーの踊り子に見とれるコロンボ。部下のクレイマーの呆れ顔もごもっともです。仕事して!元警官のバーテンがメルビルがブレナーのことを追って店を出たのを見ていたのは昔とった杵柄でしょうか。
ブレナーがCIAだからコロンボに監視が付いたり、自宅に盗聴器が仕掛けられたりするのですが、全然気を悪くしたように見えません。
盗聴器は知らなかったみたいですが尾行されているのはすぐ気付いていたみたいで、笑顔で「このオールドカーが目当てじゃないでしょうしね」とブレナーに返すのがスゴい。神経が太いのか豪胆なのか・・・。
豪邸に住んでいて、立派な経歴と功績を持っていながら「退屈な人生」とブレナーが言ったのが実感がこもっている響きで気になりました。
有能でなんでも持っているから逆につまらなく感じるのでしょうか。贅沢って言われてしまいそう。

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20 | | 2020-11-18 20:01:02

「故国の為に」とか「英雄になれる」とか、テロリストの勧誘みたいな言葉に惑わされる人が、よく分かりません。そんなの相手が自分を都合のいい手駒に使おうとしているってバレバレの言葉なのに。純粋というか世間知らずというか。
ハビブは真面目でちょっと気弱そうな青年だったのに、なぜハッサン総領事代理のアラファ警備隊長殺害計画に乗ってしまったのか。アラファ警備隊長は有能そうな人だったし、同じくスアリ総領事館に勤めるビーナも良い人と言っていたのに、どんな甘言でハッサンの方を信用出来ると考えたのか気になりました。
ハッサンは自分では用意周到に計画したつもりなのに、早々にコロンボが天井の漆喰が落ちたことで、爆発する前に金庫が開けられていたことを見破ったことに内心では焦っているようなのが小気味良かったです。
スアリの国王陛下は、まだ若く即位したばかりらしいけれど落ち着いていて気さくでとても聡明そうでした。コロンボと少し会話しただけでハッサンにコロンボのことを「私は気に入ったよ」と言っていたので、人を見る目もお持ちなのですね。
領事館の前でプラカードを持ってデモをしていた学生たちの1人が、国王は進歩的な人だと評価して保守的な臣下たちを非難していましたが、あの人が国王ならスアリの将来は明るいのではないでしょうか。
外交官特権を理由に、どうせ裁かれないと高をくくって自供をほのめかしコロンボを嘲笑っていたハッサンでしたが、帰った筈の国王が領事館の自分の部屋に入ってきて度肝を抜かすのが爽快!
スアリの裁きを受ければ首をはねられるとあって、自ら進んで自供を認めロサンゼルス市警に連行されることを望むハッサンの必死さが滑稽でした。同胞を2人殺害して国王の座を狙うほどの野心を持っていたのだから、甘んじて厳しいスアリの裁きを受けて欲しかったですね。
ハッサンは権力にこだわっていただけで、国のことを想っていた訳ではなかったということでしょうか。
それにしても一国の王とタッグを組んで殺人犯の自供を取るなんて、大胆なことを考えますよね。ハッサンには外交官特権があったからコロンボとしてはこの切り札しかなかったのかもしれません。
最後が一番良かったです。スッキリしました。

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19 | | 2020-11-11 23:58:01

二人の男性に愛された女性グレースは、とても幸せだったと思います。
グレースがスターとして返り咲くことに執着していたのは、絶頂期にネッドの運転する車で事故に遭ってから、ネッドを介してではないと仕事が来なくなってしまった事も一因なのかも知れません。
ネッドはダンサーであるグレースに怪我をさせてしまった負い目もあるけれど、本人の言う通り彼女を愛しているからこそ、自分が罪を被って夢を見させたまま逝かせてあげることを選んだのでしょう。
元医者で夫のヘンリーは、ブロードウェイミュージカルの出資はしないと拒否すると、グレースに「強情で意地悪で役立たずな老人」と侮辱されますが、年齢的にカムバックすることは無理だと言い、愛情だけで結婚を決めたとは思っていないけれど不幸な結婚生活ではなかった筈だ、と穏やかに諭すシーンが切なかったです。彼女の結婚理由に打算があったことも知っていて尚、妻に誠実な姿はとても素敵だし立派だと思います。グレースが頭に動脈瘤が出来ていて余命僅か、記憶が曖昧になることを理解していたといっても度量が大きくなくては、ああいう対応はなかなか出来ないと思います。
ショーに反対する本当の理由は病気の為ですが、本人にそれを秘密にしていたヘンリーは、グレースが病気ではなかったらショーに出資してあげたのか?
グレースは病気ではなかったら出資を拒んだ夫を殺害しようとは考えなかったか?
色々考えてしまいます。
グレースは二人の男性に大事にされていたのに、彼女自身は自分の夢を何よりも愛しているですよね。
仕方ないことなのですが、贅沢というか・・・やはり幸せな人ですね。
銃社会のアメリカですが、刑事であるコロンボは10年射撃テストを受けていないし、そもそも銃が嫌いで携帯していないそう。一般人でも「自分の身は自分で守る」為に銃の所持が普通なアメリカで、コロンボのような銃嫌いの存在はなんだか安心します。

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18 | | 2020-11-02 03:03:01

出番は少なかったけれど、モリスがとても良い人だなぁと思いました。盲導犬を伴って散歩中に、突然自分の側で車が何かにぶつかったら目が見えず状況が分からないし不安だった思うのに、車を運転している相手に「大丈夫ですか?」と声をかけて優しいですよね。盲導犬のシェパードも可愛かったです。
犯人のコリアーの証言を引き出す為に、モリスの兄デービッドも協力してくれて、兄弟揃って人間が出来ていらっしゃる。ビシッとしたスーツ姿と髭もステキです。
ナディアは夫カールが言うには何度も浮気をしているらしい。精神的に弱くて恋愛体質、誰かに寄りかかっていないとダメなタイプなのでしょうか?同性にはあまり好かれないタイプかも。コリアーの助手で彼を想うボーデンがナディアのことをあまり良く思っていないのは、恋敵だからというだけではなさそう。ボーデンはチャキチャキのキャリアウーマンだし、ナディアとは真逆のタイプですしね。
コロンボの古い車がフランス製だったことがちょっと衝撃でした。

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17 | | 2020-10-27 18:58:01

ガードマンが在中しているなんて凄い豪邸ですよね。けれど防犯のためとはいえ自宅の中に防犯カメラがあるのは落ち着きません。今回はこの防犯カメラを利用した殺人事件でした。
エリザベスと結婚することで今の地位についたハロルドは、ミダス電子工業の業績低下 を回復させられなかったことを理由に、会長である義母マーガレットから社長を退くことを命令されます。まぁ確かに自分の娘と結婚しておきながら、あちこちに愛人がいるような婿よりも息子のアーサーに会社を任せたいと思いますよね。
マーガレットはキビキビとした感じの人ですが、彼女の子供であるエリザベスとアーサーはフワフワした雰囲気で、会社の経営はハロルドに任せきり。会社のお金で好き勝手したいハロルドにはその方が都合が良かったのかも知れませんが。
エリザベスは車椅子で生活していますが、周囲から腫れ物扱いされることは望んでいないし、母親が亡くなってからは自分が会長を務めた方が良いと思うと夫にハッキリ伝えています。フワフワしていると思ったけれどやっぱりマーガレットの娘。守られて与えられているだけを良しとしない性格なのですね。ハロルドは怒って反対していましたが、結局彼の犯行であることはバレてしまった訳だし、今後はエリザベスが会長、アーサーが社長になって会社を建て直してほしいですね。マーガレットの為にも。

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16 | | 2020-10-21 17:01:02

かみさんが抽選でメキシコ旅行を当てましたが、コロンボはいつものトレンチコート。船長も気にしていたけれど、暑くないのでしょうか?旅行なのだからもっとラフな格好したらいいのに、と思うけれどトレンチスタイルじゃないとコロンボ刑事!という感じがしませんからね。
看護師メリッサが美人で感じが良くて素敵でした。今日では看護師はパンツスタイルが主流のようですが、ナース服といえばスカートでしたね。メリッサのナース服はウエストが絞ってあって、裾はふんわり広がっているワンピースデザインで可愛いかったです。でもやはり治療をしたり動き回ることを考えたら今のスタイルが良いですが。
ダンジガーはロザンナを殺害した翌朝に手袋は海に捨てたのに、なぜ凶器の銃はリネン室に隠したのかと疑問に思っていたら、バンド演奏でホールに戻るロイドに罪を着せるにはそうした方が自然だったからなのですね。うーん、抜け目がない。確かに船室の窓って開けられないですしね。
でも最後はまんまとコロンボの策略に嵌まって自白するハメに。コロンボは結構犯人を罠に嵌める方法を使いますね。決定的な証拠がなかったり、証言を引き出す為に必要なのもあるけれど、「お仕置き」や「一太刀浴びせる」という感じもします。
被害者は不倫相手の女性ですし、ダンジガーの妻シルビアは年下の夫を本当に愛しているし、真相を知ったらショックを受けるでしょう。
だから「ダンジガーさ~ん」と節をつけながら呼んで手袋の内側の指紋をダンジガーの指と照合しようとするシーンを見て、コロンボなりのちょっとした嫌がらせかな?と思いました。

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15 | | 2020-10-16 02:53:53

この作品がなかったら古畑は生まれなかった、刑事ドラマの名作‼️
ただ、観ていて思ったのだが、犯人の見つけ方が唐突過ぎる‼️何でこの人が犯人だとわかるのだろう?少しムリがある、がそうしないとドラマが成り立たないから、ですよね?全部いいけどやっぱり別れのワインが一番‼️カミさん、一度でいいから見たかった!一度も出てないよね?

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14 | | 2020-10-08 19:37:02

1度でも前科がついてしまうと、部屋を借りたりちゃんとした仕事に就くのも大変。そんな時に救いの手を差しのべてくれる人がいたら信頼してしまうのは仕方ないと思います。
アルビンはちゃんと敬語も使えるし、約束も時間も守れる人だったので、ポールではなく本当に理解のある協力者がいたら新しい人生を歩めたのではと残念な気持ちになりました。身代金誘拐殺人の犯人に仕立てられ殺害されて、警察やモーテルの受付がかり、不動産屋にまで悪く言われて可哀想でした。
でもコロンボが酔っぱらいドーランの証言を大事にしてくれて良かったです。ドーランは小説家を志したことがあったのかと思わせるような語り口で、銃声を聴いたことを話していたのに、シラフに戻ったら一切覚えてなかったのが残念でした。これだから酔っぱらいは。
フランセスは確かにポールに対してガミガミものを言うし支配的だったのかもしれないけれど、だからってなんの恨みもない人を巻添えにして殺害するのはちっとも理解出来ません。すぐに離婚することが叶わなくても、家を出ることは可能だったでしょうし。
殺すほどフランセスにウンザリしていたくせに、人前では心配したりフランセスの死を嘆いたりと、抜け目がない。疑われないためにアルビンを殺した後に自分で自分の脚を撃ったくらいだから、なにがなんでも露見したくなかったのでしょうね。望んでいた自由が手に入る瀬戸際ですし。
写真家のポールに対し写真の知識が乏しいコロンボが、それを逆手にとって犯行を認めさせる手腕は流石でした。

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13 | | 2020-10-01 18:26:01

内部告発をする時、なぜ人は告発をする前に相手にそのことを話してしまうのか、と常々思います。事前に言っておかないと卑怯だと感じるのでしょうか?
スタッフォードの場合は、マイロを追い詰めたかったからだと思います。マイロが会社のお金をチョロまかしていたのだから怒髪天を衝くのは当然ですが、証拠を固めて然るべく処置を取るまでは黙っておいたら良かったのに。
掃除係のマーフィーが、昨日一時間かけて床掃除したばかりなのに、刑事さんたちの足跡だらけ!とプリプリしているシーンに共感してしまいました。掃除したばかりの所を汚されるとホント嫌ですよね。気持ち解ります。
トレーニング中のマイロに付いて浜辺を走るコロンボが浮いてました。周囲はみんな水着なのに、コロンボはスーツにトレンチコートだから、一体季節は夏なのか冬なのか?ロサンゼルスは寒暖差が激しいのでしょうか?
留守電や録音機能、コンピューターなどの文明がちょうど登場した時代だったらしく、それらを見てコロンボが新しいオモチャを発見した子供のような反応をしたり、欲しい情報をジリジリ待つシーンが良かったです。人が電話をかけたり書類ファイルを探したりして調べるのが普通だったから、コンピューターが紙ッペラを吐き出すのをただ待つのは心もとない感じだったのでしょうね。

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12 | | 2020-09-20 15:07:02

お金持ちであることを周知されている人は、自分に近付いてくる人間が信頼出来るか、よく見極めなければ後々ひどい裏切りに遭う恐れがあるように思いました。
マーガレットは慈善事業に莫大な財産を使い、「お金は武器と同じ。使い方次第で社会をより良く出来る。」という信念を持っていて素敵だと感じましたが、夫であるマークは全くそうは思っていなかったようですね。妻の財産を自分の好きに使えないことを不満に思っているのが丸分かりです。社会貢献されている奥様を尊敬するでもなく、お金をドブに捨てているという認識のようで
残念、というか価値観がマーガレットとは全然噛み合わないなと思いました。元々お金目当ての結婚だったのでは?と疑ってしまいます。
近所で泥棒被害が頻発していることを利用して、ふたつの殺人を誤魔化そうとしたマークは、刑事としても人としても最低だし頭が悪いと思いました。なんであんな人が次長なのでしょうね。有能な人はずっとヒラ。コロンボは出世なんて興味無さそうですが。
アーティは20の頃から窃盗を生業にしているような人で口も悪いけれど、どこか繊細さを感じさせる人です。「殺人は泥棒の面汚し」というポリシーがあって、社会的地位のあるマークよりもずっと信頼出来るように思いました。殺人の濡れ衣をきせられようとしている事を知ったアーティが、自分の身の潔白を確信しているコロンボと手を組んで、マークたちを罠にかけるのが良かったです。これぞ先手必勝ですね。
出所した人が正職に就けるよう尽力していたマーガレットも、ほんの少しは浮かばれたのでは、と思います。

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11 | | 2020-09-05 13:26:01

近頃は人形ロボットというと、より人に近い外見のものが造られているような気がします。
IQの高い天才ばかりが集められている人口頭脳学研究所に所属するスティーブ少年が作製したロボットMM7は、ずんぐりムックリとしたシルエットで昭和のアニメに出てきそうな感じで可愛らしいです。マーシャル所長のアリバイ工作に使われてしまって可哀想。でも自分から進んで完璧なアリバイを話し出してしまったのは、コロンボがドアに付いた靴のクリームに気付いたことで焦ったのかもしれませんね。
賢い人でも殺人を完璧に遂行して隠し通せるわけではない、というかコロンボが有能なのでしょう。
名前が付いていないコロンボの飼い犬は、怠けグセでずっと座ったままで動かないらしく、訓練学校をクビになってしまうほど。散歩もしたがらないのでしょうか?健康面が心配。人懐っこい犬で、車の整備士さんの顔面を舐め回して仕事のジャマをしてしまうシーンが微笑ましいです。
マーシャルの息子ニールは、分子構造論を人から盗んだことを後悔していますが、それを告白出来ないことを他人のせいにしていて最低。ニールのことを心配して親身になっていたマーガレットは夫を失ったばかりで辛いでしょうに、未熟な青年とその父親のヒステリーの被害に遭っても終始大人の対応をしていて、たいした人だなぁと思いました。

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10 | | 2020-08-29 11:01:01

グリーンリーフがアリバイ工作しているシーンとマロリーが口述で原稿を作成しているシーン、そしてエディが殺しに来るシーンがマンガのコマ割りの様に映像が編集されていましたが、ちょっと見辛かったです。けれど当時にそういった技術があったことには少し驚きました。同時進行で3つの映像を流すことで緊迫感を強調したかったのでしょうか。
「グリーンリーフ」ってなんとなく爽やかな感じのお名前ですが、グリーンリーフ自身はちっとも爽やかじゃありません。狡猾で気取っていて、冷酷。なぜレタスの仲間の「グリーンリーフ」を名前にしたのでしょう。イギリスでは悪っぽい名前なのでしょうか?
レストランのパーキングスタッフに蔑ろにされるコロンボが見ていて可哀想でした。「こんなボロじゃ誰も盗まないよ」なんて失礼ですよね。店の前に駐車しっぱなしじゃ邪魔だろうから何処に停めたら良いか訊いているのに。
でもコロンボ自身は気を悪くした様子もなく受け流していて度量が大きいと感心してしまいます。ただ単に事件の謎解きのことで頭がいっぱいだった可能性もあるけれど。

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9 | | 2020-08-14 20:07:01

職業病ですね。もちろん良い意味で。歯科医院で治療中でも殺人事件のニュースを聞き逃さないコロンボの刑事としてのアンテナが凄い。
それにしてもコロンボと同じイタリア系の歯科医さん。「イタリア人といえばイタリアマフィアと思われる」という愚痴が止まらない。よほどそのネタで日々嫌な思いをしているのでしょうか。グチグチした語り口調でないのは良いけれどお客さんに聞かせる話ではないような・・・。
上院議員に立候補しているヘイワードは、妻ビクトリアの誕生日に選挙参謀のハリーを殺害。しかもよりによって妻の秘書リンダと不倫していて、妻への情は皆無。けれど選挙を勝ち抜くには夫婦円満をアピールする必要があり、不倫を続けながら夫婦関係の修復を図るヘイワードの欲深く計算高い性格が嫌。
ビクトリアはヘイワードがハリーの死を嘆いていたのは演技だと見破っていたのに、それが選挙のためとも知らず結局夫の甘言にほだされてしまったのがつまらないなぁと思いました。相手の自分への愛情が失われていない、と信じてしまうのはビクトリアがまだハリーを想っているからなのでしょうけれど。
リンダと少し会話しただけでヘイワードと不倫関係であることを見破ったコロンボは本当に勘が鋭い。
それともリンダが分かりやすい?
コロンボは古くなった愛車がウィンカーやヘッドライト、ワイパーの調子が悪くなっても新しく買い換える気はないようです。愛妻家の人は車も長く大事にするのですね。

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8 | | 2020-08-01 13:07:01

冒頭から怖い。手術室でマーチソン博士がメスを持ってブルブル手を震わせているからマッドサイエンティストかと思いました。
小じわが消えるクリーム「ミラクル」を開発していて、それが成功したと思ったらデータが間違っていたと分かってショックを受けていたのですね。それにしてもマーチソン博士は化粧品会社代表のビベカに心酔しているのか、「ミラクル」が失敗して怒られるのが怖かったのでしょうか?「女王陛下」なんて呼んでまるで召し使いのような芝居がかった振る舞いが最初はちょっと異様に感じましたが、ああゆう話し方が博士の素なのですね。個性的でチャーミングな人で、ちょっとコロンボと共通してると思いました。
商売敵のラングとビベカの静かな悪口の応酬も怖かったですね。乱暴な言葉で怒鳴り合うケンカよりも冷ややかな分、恐ろしいかも。
マーチソン博士の助手のカールは、実は分子式と「ミラクル」をラングに売る為にデータをすり替えたけれど、自分を捨てたビベカへの復讐でもあったとは。それほど本気で想っていたのでしょうけれど、執念深いなぁと思ってしまいました。自分はビベカよりも若いし「ハンサム」と言われる容姿なのだから復讐よりも自分の幸せを考えたら良かったのに。
シャーリーはビベカに「アンタみたいになりたい」と言い、殺人を黙っている代わりに重役のポストを求めますが、実力もキャリアもないのに役だけ貰っても仕方ないのでは?と思いました。
ビベカの重役の椅子を用意しておくという嘘を信じてシャーリーが「絶対に誰にも言わない」と笑顔で言った時はゲンキンだなぁとも思いましたが、その単純さも軽率さもシャーリーの「若さ」を表していますよね。この時のビベカの後ろめたそうな表情が印象的でした。

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7 | | 2020-07-10 15:18:01

冷酷無慈悲な犯人にムカつきました。野心が強い医師のメイフィールドは、共同研究を自分のものにするために自分のことを優秀な外科医として信頼しているハイデマン先生を、手術用の糸をすり替えて殺害を目論みます。
医療ドラマなどでは野心家の医者はよく登場しますが、このメイフィールドは野心ためには殺人も厭わないので恐ろしい。手術の前から彼を警戒していた看護師のシャロンは、賢く勘の良い女性だったのに、それが仇となって殺害されてしまって悔しかったです。
しかもシャロンの死後、彼女の家にモルヒネを仕込んで、麻薬中毒患者に横流ししていたせいで殺されたように見せ掛けるなど、頭が回ります。憎たらしい。プロ意識を持って看護師をしていたシャロンを侮辱していますよね。
ハリーもマリファナを止めて真面目に働いて頑張っていたのに、メイフィールドに巻き込まれてしまって可哀想でした。
メイフィールドにとっては自分以外の人間がどうなろうと、どうでも良かったのでしょうね。
野心や名声に執着するよりも、人の命を救うことに執着してくれていたら良かったのに。
手術を見ることを嫌がっていたコロンボが、ハイデマン先生が急変してメイフィールドが執刀しているシーンでは、上から気迫のこもった表情で見張っていて、刑事としての執念を感じました。

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6 | | 2020-07-03 11:10:01

「刑事コロンボ」は最初に犯人を視聴者たちに明かしてしまうストーリーですが、今回は被害者が手違いで殺されてしまったと思わせる仕掛けと、殺人犯である大女優ノーラの秘密のネタが糸口として散りばめられていて面白かったです。
たまにこういう変わり種があるのも「刑事コロンボ」の良いところですね。
それにしても信頼していたノーラに殺され、婚約者のバークスにも悲しんでもらえなくてジーンが気の毒でした。そもそも他人を恐喝してお金をせしめるようなバークスのどこにジーンが惹かれたのか分かりません。バークスが元妻たちから慰謝料を催促されていることも知らずに求められるままにお金をあげてしまったのだとしたら浅はかだと思います。ノーラの秘密も長く黙秘していたのに、そのノーラに秘密漏洩を恐れられ殺されてしまったのだから可哀想。スキャンダルに鼻が利くバークスを好きにならなければ殺されることもなかったかも知れません。
結婚前から女優ノーラのファンであるカミさんに、電話で引き合わせたいコロンボ。いつもタイミングが合わず留守で残念でした。カミさんが女優のノーラとどんな話をするか聴きたかったです。

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5 | | 2020-06-26 13:16:06

夫婦そろって俳優のニックとリリー。仲は良さそうだけれど、素敵なご夫婦には見えませんでした。リリーは演出家の言うことを訊かず、ヒステリックに怒鳴っていたのに、ニックが来たとたんご機嫌。変わり身が早すぎる。
ふたりは「マクベス」の役を得るためにプロデューサーのロジャーにハニートラップを仕掛けたのがバレて、勢いあまって殺害してしまったのですが、たまたまロンドン警視庁の視察にコロンボが来たのが運の尽きでしたね。
ロスでも刑事であることを疑われるコロンボですが、案の定ロンドンでも不審者扱いされてしまいます。本人は全く意に介しませんが。でも事件ともなれば鋭い観察眼を持ってして犯人に辿り着くので、ロンドンの警部たちも驚いたでしょうね。
ロジャーの豪邸にいたお巡りさんが、コントに出てくるお巡りさんのような風体に訛り口調で和みました。
リリーはロジャーの葬式で泣き崩れてみせたのですが、わざとらしくて、自分たちが殺した本人の柩の前でよくやるなぁと思いました。ニックがマスコミに「リリーはロジャーに娘のように可愛がられていた」と言って、「そんなに年離れていませんよね?」と反論されていて、ですよね!と思いました。リリーはロジャーをジジイなんて言っていたけれど、年齢変わらないように見えます。だから尚更ロジャーはハニートラップだったと知って激怒したのかも知れませんね。
視察に来たのに事件に首を突っ込みつつも、合間合間でロンドン観光を楽しんでいるコロンボが可愛かったです。写真ちゃんと撮れていると良いですね。

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4 | | 2020-06-22 21:55:01

エリックの寝室のコーディネートが凄かったです。蒔絵のタンスに仏像に天蓋ベッド。和洋折衷、というよりもゴチャ混ぜという感じでした。あんな部屋では落ち着かない。
ハンロンはアリバイ工作のためにスタジアムの売り子に変装しますが、昔は男性が売り子をするのが普通だったのか、女性の売り子が居ないようだったので意外でした。
エリックの家も大きいけれど、プールも大きい。しかも滑り台付き。夫婦二人暮らしなのに、と思ったら妻の留守中に乱痴気パーティーするためなのですね。そのプールで殺されてしまったのは皮肉だなぁと思いました。
ハンロンはエリックの妻、シャーリーに好意を持っていたのか、とても紳士的な対応でした。他の人には威圧的で短気な様子だったのに。
コロンボいわく、カミさんは怒りっぽい人らしいですが、コロンボが色々雑だからというのもあるのかもしれませんね。

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3 | | たら | 2020-06-15 17:16:01

ジャービスの野望をコロンボが見事に見破り悪を挫く痛快なストーリーであった。
コロンボが、崖から転げ落ちたりするなど、趣向の違う点も魅力であったが、冷静沈着で淡々とトニーを利用し最後に殺してしまう犯人、そしてアリバイも完璧というところから、見事に解き明かす。
今回のストーリーの機転は、ウィルソン刑事の熱心さと科学操作である。
最初は科学操作のと熱心さが鬱陶しいと思っていたコロンボも、犯人を追い詰めるヒントになる。
ウィルソン刑事のやる気が、空回りしており、作品にエッセンスを加えており、素晴らしい。

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2 | | 2020-06-11 15:21:02

妻のキャシーの寝室にも、不倫相手の部屋にもトニーの写真が飾られていたことから、トニーは女性に愛されるタイプだったのが窺えました。けれど叔父のジャービスの口車にのってお金を手に入れる為に失踪を自作自演するなんて、叔父を信頼していたにしても、あまり頭が良いようには思えません。キャシーの方が叔父にハッキリと不信感を持っていて、しかもそれを本人に隠そうともしていないのが良いですね。
コロンボが事件現場に入ろうとしたら警官に止められ、刑事と知って驚かれていたのが可笑しかったです。警官から見てもコロンボは刑事に見えないのでしょうか?毎回事件を解決して大活躍なのに。

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1 | | 2020-06-06 15:33:01

指揮者のアレックスが気取り屋で女ったらしで、いけすかない感じでした。愛人でピアニストのジェニファーに離婚か、ふたりの仲を公表することを求められ殺害を企む訳ですが、そんなリスクを負うくらいなら遊びなら遊びと割りきる相手と付き合うか、はなから愛人なんてつくるべきではない。
奥様の母親のコネと財力で指揮者として成り上がったから、ジェニファーの言うような天才ではないと自覚していたのでしょうね。
浮気がバレて後ろ楯を無くし、今の地位を無くすこと、自分の才能が無いことがハッキリしてしまうのが怖かったから、ジェニファーを殺してしまう方が遥かに簡単に思えてしまったのかもしれません。
ジェニファーが殺されてしまった時に、オウムが鳴いて騒いでいるのが可哀想でした。恐ろしいことが起きているってちゃんと解るんですよね。
それにしてもアレックスが寄った車の整備会社のトイレが汚くて、なんできちんと掃除しないのだろうと思いました。全体的に薄汚れていて、あんなトイレ使いたくない。

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