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脚本・ストーリー 3.7 /5.0(74.2%) | 487位 /1087件中 |
キャスト 4.1 /5.0(81.2%) | 469位 /1087件中 |
演出 3.7 /5.0(73%) | 527位 /1086件中 |
音楽 3.1 /5.0(62%) | 742位 /1087件中 |
感動 3.1 /5.0(62%) | 531位 /1082件中 |
笑い 1.7 /5.0(34.8%) | 970位 /1082件中 |
スリル・興奮 3.3 /5.0(65.2%) | 489位 /1079件中 |
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笑い 1.7 /5.0(34.8%) | 970位 /1082件中 |
スリル・興奮 3.3 /5.0(65.2%) | 489位 /1079件中 |
座間さんの事情が明らかになって急にいい人になり、態度の急変に少し違和感を感じました。実はいい人だったけど沼田さんに言われて嫌がらせしてた…にしては、真に迫ったモンスターペイシェントぶりだったなぁと。
沼田さんも前の病院からの指示でやってた、実はかわいそうな状況で根っからの悪人ではなかった、となると、千晶先生の今までの恐怖や怒りはどこにぶつけたらいいのか、私にはモヤモヤが残りました。
陽子先生も死ぬことなかったのに、救われなかったなと思いました。
抱えている問題があるとはいえ、診察室で暴言を吐いたりネットに悪口を書いたり、夜中にどこからともなく現れては脅しのような発言をしていた座間を心配する千晶の考え方が理解できなかったです。それと沼田はお金がなくて着服したはずなのに、座間の弱味を握ってやらせたわけではなく報酬を支払っていたなら辻褄が合わない気がしました。
千晶を庇ったことで座間をいい人のように見せていたけれど、報酬に釣られてしていた脅迫や暴力や仕事の妨害という罪は消えてはなくならないはず。それに庇われたことで千晶は怪我で済み、座間がもし死んでいたら千晶は精神的に大ダメージを負うことになった気がして、座間が心の底から守ろうとしたとは素直に思えませんでした。
意識が戻ったあとの謝罪も千晶の優しさにつけこんでいるようにしか見えなかったので、座間をいい人にして終わらせるならもう少し千晶に対する行為への座間の葛藤を所々で見せてほしかったです。
あの事務局主任には裏があると思ってたけど、座間さんを操ってた犯人が彼だったことで納得。でも自分が犯した罪を見逃してもらう代償に、別の病院に潜入して悪事を働くとは、少々やりすぎ行き過ぎな感じ。座間さんもお金で操られていたにしては、真夜中に病院にやってきて千晶を脅す言葉や振る舞いは真に迫って迫力満点だったけど。そしてバれた途端に、良い人ぶりが一気に前面に出てたのには多少白ける感じ。
医者は、どんな患者が診察にやってくるか選ぶことはできないけど、もし自分が患者になったらと考えると、千晶のように親身に相談に乗ってくれる医師と出会えればどれほど心強いかと思いました。
私は途中からドラマを見始めたので、ずっと座間が嫌がらせ行為をしているもんだと思っていました。
前回見た時に少し座間に同情しましたが、まさか裏で沼田に操られていたとは!
まさに晴天の霹靂!予想外の展開でしたね~。
だから、車が突っ込んできた時に千晶を庇ったんだと後で気づきました。
大けがを負いながらも千晶に詫びる座間の姿が、開き直っている沼田と対比していて切なかったです。
ただ千晶が座間に「一緒に、歩いていきましょう」といった時、そんな事言ったらまたストーキングされるかも、と思ってしまいました。
もう座間はそんな事しないと思うんですが、あまりにドラマが急展開だったので今までの印象がまだ残ってるんだと思います。
陽子先生があっけなく亡くなってしまって、その衝撃の展開とその後の千晶たちの淡々とした日常に、ちょっと戸惑いながら見ました。いるべき人が突然、いなくなることが、ただただ悲しかった。陽子先生みたいな人が、たぶん自分を一番追いつめてしまう、自死を選んでしまう典型的なタイプなんだと思った。
医者と患者の距離感や関係性の難しさを、しみじみ考えさせられる。
医者が訴訟を抱えていることが、全然珍しいことではないと分かり、けっこう驚いた。
なぜこんなに、異常とも言えるくらい患者ファーストを唱っている病院で問題ばかり起こるんだろう。"誰か"が煽動しているのは確かだけど、高峰が職員を蔑ろにしてまで行っている患者ファーストで問題ばかり発生している結果を見てしまうと、仕事熱心とも言える高峰が座間に情報を流している"誰か"だとおかしいなとやっと気づきました。そして高峰がすんなりと退職を決意したので、じゃあ誰なんだと疑問が浮かびました。
誰に何を言われてもしつこくつけ回し続けていた座間が千晶を見て初めて逃げ出したとき、注意していたはずの沼田に座間が反発していなかっったのはなぜなのか。少し考えたら疑問に思うし、怪しむくらいしてもいいのに沼田の言葉を簡単に信じてしまう千晶には呆れます。
座間が千晶に固執したのは母親の状況が同じなのに自分と千晶の状況は違うからかなと思いました。でも"誰か"が沼田だった場合、座間を千晶に固執させた理由は何だったんだろう?その理由やきっかけが些細なことでなければいいなと思いました。
座間さんの苦しい生活には同情を覚える。お母さんと心中しようと、崖の上で泣いてる姿には心が痛んだ。友達もいなくて誰にも話せず、そのうっぷんやストレスが全て千晶に向けられたんだろうけど、だからって絶対に許されるものでもなし。彼に色んな情報を流してる犯人らしき人物が見えてきたから、座間さんは利用されてる部分も大きい感じですね。事務長が辞めた今、あの主任が主導権を握ることになりそうだけど、院内情報を流してるのは多分アイツでしょ。前職に不満があったから転職してきたって言ってたけど、今となっては本当のことを言ってたのかわからないし。そもそも不満があったからって職場を転々とするような人間は、何度でも同じことを繰り返しそう。
金田先生が患者さんに刺されるというのはかなり衝撃的なシーンでした。それよりも金田先生が妻子持ちだということにかなり衝撃を受けました。妻子持ちなのにあの色気はやばいですね!娘さんもかわいかったです。陽子先生もいなくなり、金田先生も怪我をしてしまい、千晶先生に負担が出てしまうのはかわいそうです。本当に病院を辞められるのでしょうか。立て続けに自殺や事件が起きてしまい、病院の行く先が気になります。また、院長が事務長を追い出すのも意外でした。
第6話からこのドラマを見ていますが、今まで座間って気持ち悪くって最悪なモンスター患者だと思っていました。
でも、今回の座間の涙を見て、少し同情してしまいました。
訪問介護の人やケアマネージャーが何とかしてあげられないんでしょうか?
あれでは本当に追い詰められてしまうのも無理ないな、と。
もちろん、千晶や陽子先生に対しての事は許される事では無いです。
でも、社会から零れ落ちそうなのを、必死でしがみついていたのがこういう言動になっていたのかもしれないと思いました。
知り得ないことを知っていて、出来立てのまだ乾いてもいない傷口にわざわざ塩を塗り込みにくる座間が怖いし憎さすら感じます。千晶と同じで陽子先生の選択を受け入れることさえまだ出来ていなかったので、好き放題言う座間をもっと罵ってほしいと思ってしまいました。
千晶への手紙の内容の不自然さと座間がタイミングよく現れることから、この間言い負かされた腹いせに陽子先生に引き金を引かせるような言葉を座間がかけたのではないかと勘ぐってしまいました。陽子先生の死には座間が関わってないことを祈りたいです。
私も母を亡くした時、病院側の説明に納得がいかず訴訟が頭をよぎりました。しかし、母を支えてくれた看護師さんや理学療法士さんたちのことを思い出し、それを口にせずに済みました。千晶の信頼する先輩、陽子が医療裁判を苦に自殺した時に、医師という仕事の残酷さを目の当たりにしました。家族は「人はいつか必ず死ぬ」という概念は欠落しています。がんならまだしも、血管系の病は特に治ると思ってしまうのです。しかもまだ若かった。遺族の気持ち、私にはわかります。でも、一人の未来ある医師を死に追いやった。両親の涙が本当に辛かったです。
陽子先生が死んだ理由について夫がそれらしく語っていたけど、それにしたって納得できるものじゃない。医者とはいえ職業の一つにすぎないんだから、そこまで全身全霊入れ込んで責任を感じて命がけで償うとかって、ありえないでしょ。こんな話を見聞きしたら、医師なんて仕事を選ぶのが怖くなる感じ。まして、死んだ後に控訴が取り下げられるとかって、やりきれない。
陽子が死んだことを、罰が当たったなんて言った座間は、絶対に口にするべきじゃない最後の一言を言ってしまった感じ。やってることは完全に犯罪者レベルなんだから、病院も彼を告発すればいいのに。でも結局、佐々井病院で問題が起こり続けることの諸悪の根源って、あの事務長のような気がする。何か起こっても全て当事者が悪いと言ってるばかりで、一向に何の対処もしてないし。座間に内部情報を流してる人間がいるようだけど、案外この事務長本人か、彼の部下の事務主任じゃないかな。
陽子先生の自殺の真相が分かって、誠実な陽子先生らしいなと思いました。
でも同時に「あの日、病院に手伝いに行かなければ」「佐々井記念病院に来る前に訴訟を起こされていれば」とも思ってしまいました。
そうすれば生命保険金を賠償に充てる選択をしなくて済んだのに・・残念過ぎます。
人間って本当にショックを受けると泣けないんですよね、受け止められないと言うか。
ご主人の話を聞いてから、千晶が陽子先生のDVDを見て泣いていたのを見て、少しは感情が戻ってきたんだと感じました。
そんな時に座間の狂気が・・。
一体誰が座間に情報をわたしてるんでしょう。ほんと、許せないですね!
なぜ息子の代わりに病院に来て症状を言っただけで望みの薬が貰えると思うのだろう。患者やその家族側の自分本意な行動を正面から見せられると驚くし、何とも言えない気持ちになります。
病気なのに自分の症状と向き合わなかった知恵子と覚悟を決めた母親の存在を見て見ぬふりしたい雅彦の複雑な関係を感じさせる浅沼親子と、"自分の世話をしろ"、"面倒を見る気がないならお金を残して一人で死ね"と言われて怒るどころか謝り続ける偏った依存関係にある遠山親子、端から見るだけならどちらも最悪。だけど当事者たちにしかわからない居心地の良さもあるんだろうなと思うと他人には手が出せない。
他人の人生に関わって、時には踏み込んでいかなければならない医師の大変さがよりわかって気持ちが重いです。
そんな中でも容赦なく訪れる座間に恐怖し、ラストで陽子先生が自殺を図ってしまって、救いのないストーリーが辛いなと思いました。
8050とは時々聞くけど、それをデフォルメしたようなストーリーには気分が落ち込む感じ。自分が死んだ後の息子の人生を思って刺し違えようとするとは、ゆがんだ親の愛情というのか異常にしか思えない。けれど、母親の気持ちを一切想像せず、自分のふがいなさをまだ親のせいにしてる息子は、人として情けなさすぎる。
ヨウコ先生が自殺を図ったことが、ひたすらショック。あの電話がきっかけになったのは間違いないと思うけど、あんなに他人を思いやれて医師としても立派な人が、誰にも相談できないまま死ぬのは悲しすぎる。
陽子先生の最後の姿が目に焼き付いて離れません・・
一体どうしてなんでしょうか・・裁判のせい?それとも他に何かあったんでしょうか?
とにかく物凄くショックで衝撃的でした。
これからの千晶が心配ですし、座間のお母さんの悲鳴も気になっています。
『共依存』の遠山母子は愛情の歪みを感じますが、ずっとこのままなのかな、と。
浅沼さんが遠山さんを見て「(息子に愛されて)羨ましいわ」と言っていたので、見方によっては歪みに気が付かないんだな、って感じました。
暴走を続ける座間が千晶の母親にも手を伸ばしたことを自ら暴露し、それが事実とわかって怖がりはしても施設の人に"この人が母を訪ねて来ても会わせないでください"とか"この人が来たら連絡をしてほしい"など、千晶が何の行動にもでないのが不思議でした。怖がっているのに"大それたことはしないだろう"とどこかで座間のことを真剣に考えていないように見える千晶が心配でしかたなかったです。そんな千晶のために座間が診察に来たと知った陽子先生がカッコよく座間を撃退してくれたシーンは本当にスカッとしました!
これがさらに過激な行動に出るきっかけになる可能性もあるけど、子育てと夫の不倫で悩んでた春菜と同じではっきり言わなければ座間は調子に乗る一方だし、春菜は覚悟が決まらなかったんだと感じました。
でもどこで座間は山梨の施設のことを知ったんだろう?どこかで立ち聞きしただけなのか、情報源がいるのかとても気になります。
次々と、モンスターめいた患者に遭遇する千明にはホントに同情してしまう。
ザマさんなんて完全に犯罪者レベルだし、子育てノイローゼの母親も、言いがかりをつけるだけじゃなく家にまで呼びつけるのはやりすぎ。
患者に対して、医者ってあそこまで遠慮したり弱腰にならないといけないのかと、千明の態度に疑問にも思うけど。
自分のことなのに煮え切らない振る舞いの千明に対して、ヨウコ先生は毅然とした態度で気持ちいい。
事情を知るとザマさんは可哀そうにも思うけど、それがあの挙措言動が許される言い訳には絶対ならないものね。
今回、興味があったので初めて見ました。
民放の医療ドラマのような「1話完結」じゃなくって、ずっと続く事案があるのがNHKらしいな、と思いました。
座間ってほんと気持ち悪いですね。狂気すら感じます。
どうして病院が動かないのかも不思議で、このままだと千晶に何か危ない事が起こりそうな気がしますね。
今回の春菜の気持ちは、初めて出産した女性には共感する事が多いと思います。
赤ちゃんって「泣くことでしか表せない」と頭では分かっていてもイライラしてしまうんですよねぇ
ただ、夫の浮気が「離婚」をチラつかせたらすぐに辞めたので、そこは単純すぎな気がしました。
患者さまファーストと言いながら、高峰はやっぱり患者のことなんてまったく考えていなくて腹が立つ。
西園寺が瀬戸に対して放った言葉を西園寺にとって瀬戸は近しい者になっていた、認めていたという証かもしれないと考えることもできるはずなのにそういった聞き取りはきっとしてもいないし、する気もないところが中途半端だなぁと感じます。叩くならしっかり根拠を固めてから叩けば一発なのに弱らせたかっただけなのか、一介護士としてどうなんだとわざわざ院内裁判を行って一体何がしたかったのか、いろいろ考えましたが高峰のパワハラは従業員を減らす原因にしかならない気がして真意がまったく読めないところが恐ろしいです。
さらに座間が千晶の当直日や警備員の予定まで知っていて、どう考えても病院内の誰かから情報を得ているはず。それが高峰なのか別の誰かなのかわからないけど、座間と高峰以外にもヤバい奴がいるかもと考えると怖いので、自分の利しか考えてない高峰と座間が組んでいて、一緒に退場してほしいと思いました。
西園寺さんとのことがきっかけで、病院を退職したセト君は、気の毒な気がする。頭では理解していても、人間だからヒドい言葉をかけられたら、相手がどういう状況の人であっても腹が立つもの。でもあの件でも一番ムカつくのは事務長だわ。スタッフの多くが事務長のことを苦々しく思ってるでしょうに、院長もなんであんなのを事務長としてのさばらせておくのか?
セト君は、辞め方としては後味良くなかったけど、中途半端なその場限りの情に流されて、人生を見誤ってほしくないし、まだまだ若いんだから色んな道や可能性を試すことにして大正解だと思う。
資格を持っているわけでもないのに自分の病気や症状を決めてかかる患者って本当にウザいなと、端から見てても思うんだから相手をしなきゃいけない医師の苦労は未知だなと感じました。でも千晶は違うけど患者の顔も見ずに主観的な症状だけを聞いて薬を出す医師も実際いるので、10年便秘に悩まされていた真弓なりのだけ自己防衛だったのかなと思ったりもしました。座間と一緒になって苦情を言ったりしたし千晶にとっては感じのいい患者さんではなかったと思うけど、それでも親身になってアドバイスをしていたので、いいお医者さんってお節介と思われるくらい他人に関わりに行ける人のことをいうのかなと思いました。
座間の存在はすでにホラー化してるので比較対象から除いていますが、今までの患者や真弓より患者様ファーストを掲げる高峰の方がモンスターだなと。イラつく発言しかしないので座間と同じくらい出てくるとゾッとします。
医者ってもっとエラそうに患者に相対してるものだと思ってたけど、千明を見てるとホントに腰が低すぎる感じで気の毒にすら思う。それでもあの事務長は、まだ更に患者様が一番偉いってスタンスだし、なんだか千明を目の敵にしてる感じですね。
便秘のマユミは、いかにもウンチもストレスも溜めてそうな顔つき。辛いのはわかるけど、ああいうふうに自分で勝手に症状と病名を思い込んで、医者に薬だけ出せって指示する人って普通にたくさん居そう。
自分が千明にムカついてるときは、座間に便乗して同じように誹謗中傷しておきながら、治療してもらったとたんにコロっと態度を変えて座間にも決別宣言するところは、人としてやっぱり問題ありじゃないのって思った。
カオルと同じ病室になった男性の奥さんは、自覚症状のない悪意の塊ですね。自分がどれだけ無作法で人を傷つけることを言ってるのか、まったく認識していない。独りよがりな正義とか「普通は」という思い込みを持ってるだけならまだしも、ところかまわず大声でわめき散らすのは、この人こそ入院が必要なんじゃないのって感じ。
かなりデフォルメされてるとはいえ、実際にこういう人いるよねって、見ていて目をそむけたくなった。
千明の実家の医院に通院してる、顔見知りみたいな患者もかなり失礼。自分が忘れて行ったものを届けてくれなかったからって、マリに気が利かないとズケズケ言い放つとか、無遠慮すぎるでしょ。
人間って、自己客観性がなくなると、どこまでも見苦しくて礼を失した挙措言動も平気でとるようになるのかと、ちょっと怖いような気分になる。
座間が出てくると一気にサスペンスホラーになっちゃう。座間と千晶の関係性がメインなんだろうけど正直怖すぎるし、座間が出てこないと一転してとてもリアルノな医療ドラマでストーリーに深みもあるので、座間の存在は必要なのかと思ってしまいます。
患者さま第一と掲げて千晶にパワハラ的発言までしているのに、病院がトランスジェンダーについて上手く対応できていないことには驚きました。千晶に文句言うより決めごとを作るとかやることは沢山ありそう。この頼りにならない感じが座間の暴走と繋がることを考えるとゾッとしました。
座間とは別物だけど聖子もヤバかった。個人的には哲男より揉め事を起こしそうな聖子の夫の方が同じ病室になりたくないなぁ。それに"男の部屋に女がいる"ってそういった存在を初めて知ったわけでもあるまいし騒ぎすぎ。騒げば何か得があると思ってやっている感じに嫌悪感を覚えたので、陽子がスパッと反論してくれてスッキリしました。
トランスジェンダーの病院のかかり方はとても悩ましいと思いました。女性の格好をしていても性別は男性なら男性部屋に行くしかないわけですよね。また、名前を本名で呼ばれるのも嫌でしょうね。クレームを言ってきたおばさんに浜口先生がちゃんと反論してるところが良かったです。これからちゃんと整備してあげてほしいなと思いました。でもまさかあんなに理解してくれる彼氏と別れてしまうとは思いませんでした。この結末で良かったのかな、しかも新しい彼氏できてるし、と少しもやもやしました。
昔一緒に働いていた男性が、女性患者として現れたら動揺してもしょうがないなと思いました。でも、千晶の態度はとっても思いやりのある接し方だと感心しました。ジェンダーということで、普通のことが普通ではなくなってしまう現実が、やっぱり厳しい世の中だよなと痛感しました。香織はとっても優しい人で、彼氏も良い人。だからこそとても切なかったです。香織に最後千晶が抱きつくシーンでは思わずもらい泣きしてしまいました。ただ、とにかく怖いのがクレーマー患者。ほんとあの人が出てくると一気にサスペンスドラマになってしまう。
たった450円のピラフ代で怪しげで人間性をよく知らない座間に求められるまま強い薬を処方した千晶にはがっかりです。いつ会ってもいいようにお金を用意しておいて、患者さんとして目の前に来たなら笑顔で返せばいいだけなのに。座間は千晶の弱味になると思ってやっているんだから、予想外のことをして切り返さなきゃ。予想できることじゃだめなのに、患者さん一人ひとりに寄り添いたいとか医師として勉強しなきゃとか言っている割りに千晶は見て見ぬふりが多くて、座間にどんどん侵食されそうな感じが怖かったです。
自分の死を意識して人生に諦めつけた美和のほうが周りをよく見てるように感じたし、予想外の言葉はとても重かった。死にたい訳じゃなく誰かにかまってほしかった祥子の心を動かす存在になれた結末に少し救われました。
病気の女の子と自殺したい女性との出会いが切なかったです。子役の子も演技がとても上手で泣けました。「私はいいの」というところはつらすぎでした。子どもでも自分の命について認識してしまうとは悲しいです。まさか亡くなってしまうとは思いませんでした。祥子さんも命の重さを感じることができて良かったです。ふたりが出会えて良かったですね。
また引き続き座間さんの不気味さが増してますね。。突然夜中の病院にいたら怖すぎです。彼もお母さんの介護できっと追い詰められているんだろうなと思いますが、怖いです。。
田中哲司さん演じる座間が怖いというかヤバい…。出来ることなら関わり合いになりたくない典型というか関わりたくない要素を詰め込めるだけ詰め込んでさらに不気味さを含ませたキャラだったので出てくるたびに鳥肌が立ってしまいます。ホラーテイストの演出は病院という場所柄でより恐怖感が増して、医療もののヒューマンドラマ感が消えてしまうというか怖さで忘れてしまう感じです。
田中さんは刑事などの頼りになる役柄もうまいですが、こういった一線を越えることを厭わない雰囲気を持った役柄もうまいので、1話で十分存在感を発揮していただけにこれから先の演出ではもう少し手を抜いてほしいななんて思ってしまいました。
患者様は神様ですか、というこのドラマのテーマが突き刺さるドラマですね。病院にとっては患者だけど、お客様でもあるんだよなと気づかされました。私は病院にはあまりいきたくないし、薬も使いたくないけれど、病気になる人がいなければ病院も成り立たないという現実がシビアだよなと思いました。特に真野先生のような真面目な女性だと男性患者さんになめられてしまうこともあるかもしれませんね。でも突き飛ばすのはダメだと思います。。そしてモンスターペェイシェントが怖いです!病院だと逃げられないのがつらいですね。。