『下剋上球児』での鈴木亮平 (南雲脩司役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
鈴木亮平 (南雲脩司役) は 「2023年10月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
自分1人が頑張って生徒を引っ張る時期も必要だけど気づけば子どもたちが共に手を取り合って協力できるようになっていた。そんなシーンを目を細めて多くは語らず見守っているところが良かったです。叱るシーンがほとんどなかったのも印象的。こんな監督が増えたらいいな。
劣勢になっても諦めず、互いに声をかけあって士気を高める選手たちを眩しそうに見つめる表情がとても良かった。野球の技術だけでなく、彼らの内面の成長を実感している誇らしさや喜びが伝わってきました。雄叫びをあげたり頭を抱えたり、思わぬファインプレーに笑ってしまったり、選手たちの活躍に一喜一憂する熱い姿も印象的で、準決勝の時のような正々堂々ではなく「どんな手を使ってでも勝ちたくなってきた」と何としても生徒たちを甲子園に連れて行きたいと欲が出てくる説得力があったのも良かったです。
生徒たちを鼓舞していたけど差し迫ってきたら追い立てるようになっていく。それだけ真剣なんだってことを伝わったし緊迫感が増してよかった。そして試合後賀門先生と向き合った時は昔の野球をしていた頃の生徒の顔に見えた。使い分けが本当にすごい。
試合中の鬼気迫る表情や「帰ってこい!」と叫び続ける必死な姿、勝利が決まった時の力いっぱいのガッツポーズと男泣き、試合後の心底ホッとしたような柔らかな笑顔。選手たちとともに戦っているんだなと伝わってくる熱い姿が格好良かったです。賀門を前にすると一瞬で監督の顔から生徒の顔に変わるところもさすがだなと思いました。
生徒の頑張りを誰よりも評価しているし褒めて伸ばしてきた南雲先生にとって背番号を発表する場面はみんなに順位をつけるようで辛いのだろう。みんなの熱い視線を受けるのが辛いのかいつもより厳しい表情で言いにくいことも踏まえながら生徒に伝えていくところがいいなと思いました。
驚くのは演じている鈴木さん、まったく野球経験はないそうです。この役のためにキャッチボールから練習したという話をしていました。確かにキャッチボールの仕方やノックの仕方は、上手いとは言えません。でもしっかりそれなりに見えるというのがすごい。特に監督ぶりは多分、いろいろ高校野球の監督の姿を観察したものなのだろうなと思います。教員っぽさはインテリの鈴木さんらしい雰囲気があったし、義父の漁師の手伝いもそれらしく様になっていました。本当に大したものです。
準決勝のスタメンを発表する時の、無表情を貫こうとしているけど気持ちが少し滲み出てしまっているような、何度も下唇をグッと噛みしめて冷静さを保とうとする姿が、鬼になりきれない南雲の人の良さと生徒たちへの深い愛情を感じさせました。山住とスタメンについて話し合っている時の辛そうな顔や、夜遅くまで険しい表情を浮かべて布陣を考える姿など、1つでも多く試合をさせてあげたい、そのためには勝つしかないという強い思いが伝わってきて、外された椿谷や翔が腐ることなく、その思いを受け止めて覚悟を決める展開に説得力があったのも良かったです。
モチベーションの下がる部員たちを「ザン校の歴史変えたんだよ」と鼓舞したり、一人ひとり何処がどう成長したのかしっかり把握していたり、悩みがある生徒には道が開けるまで親身になって寄り添ったり、行動も言葉も熱血なんだけど、それがただの綺麗ごとに聞こえないのが凄い。この人についていけば本当に甲子園行けるんじゃないかっていう頼もしさと謎の説得力があって、部員たちや山住が信頼して慕うのも分かります。不正を犯してしまう弱さや狡さ、情けなさなど、格好良いだけではない人間臭い姿もしっかり魅せてくれて、実際に南雲が存在しているような地に足のついたリアリティが感じられるところもさすがです。
正義感が強くて人格者で生徒一人ひとりと向き合う熱意があって…という非の打ち所がない良い先生ぶりも嫌味がなくて良かったけど、不正を働いて結果的に同僚や生徒を裏切ることになってしまったり、突っかかってくる小柳についムキになって言い返したり、狡さや情けない一面も丁寧に演じていて、より人間味溢れる魅力を感じさせてくれるところがさすが上手いなと思います。ひっそりと控えめに試合を見守っていたけど、段々気持ちが急いてくる様子が落ち着かない手元や真剣な眼差しから伝わってくるのも良かったし、タッチアウト直後の「よーし!」という力強い叫びも熱い南雲先生が帰って来たって感じがしてグッとくるものがありました。
鈴木さんの持つ圧倒的な正義感みたいなものが南雲先生を悪く見せないところだと思いますが、その人がどうして犯罪と分かっていてその道を選んだのかが見えてきません。一年留年してもその次の年には教師できてただろうにね。久しぶりに生徒と会えて泣いちゃうところが人情味があっていいなと思いました。
特に何の説明がなくても、その表情や話し方、佇まいを見ているだけで皆に信頼されて慕われる人っていう説得力があるのが凄い。やってること犯罪だし、気の毒なのは彼を信じていた生徒たちや家族で南雲本人に同情する気はないけど、誰よりも親身になって生徒たちと向き合う姿を見てきたから、どうしても嫌悪感を抱けず、何かしら救いがあって欲しいとつい願ってしまうところも鈴木さんの演技力ゆえだなと感じます。
横田の後ろで次々指示を出す姿や迷いのない口調がすごく頼もしくて、この人についていけば勝てるのではないかって思える説得力がありました。大声出して気合入れたり選手を力強く鼓舞する姿もめちゃくちゃ似合う。自分の過ちに苦しんで葛藤する姿も、自業自得で同情の余地はないんだけど、生徒たちにも慕われていて面倒見もよく教師の素質十分だし、頑張っている生徒たちに心底申し訳ないっていう気持ちや後悔が強く伝わってくるから無下に出来ないっていうか、何とかならないかなって応援したくなる人間的な魅力が滲み出ているところもさすが上手いなと思います。
喧嘩相手のサラリーマンに丁重に謝罪しつつ「被害以上の賠償を求めるならこちらも争うことになる」と毅然とした態度を見せる姿が頼もしくて格好良かったです。南雲の誠実さと正義感の強さが感じられました。生徒一人ひとりをよく見ていて親身になって接しているし、実際とても頼りになるし、本当に素敵な先生だから余計に彼が犯した過ちが悔しくて歯痒い気持ちになってしまいます。
教室でのシーンがすごく好きです。頑張ってる子には頑張っているところを褒めて温かく見守る。他の子にも興味が湧くような声がけをする。子供たちに寄り添う姿が素敵。だから野球部のみんなもついてくるんだろうなと思えます。
根室へかける言葉や気遣いに押しつけがましさがないところが良かった。親身になってくれて熱心なんだけど鬱陶しさがなく、根室が恐縮しつつも素直に南雲の好意を受け入れるのも分かります。「困ったことがあったら言ってくれよ」という台詞が口先だけに聞こえず、この人なら頼っても大丈夫という安心感があるところも良かったです。
がっしりした体格で逞しくて上背もあって、スポーツ経験者という説得力があります。試合を見ていてつい立ち上がってしまったり、ピンチに追い込まれるとついアドバイスをしてしまう姿も捨てきれない野球への情熱が感じられて良かったです。親身になって生徒と接するし、試合中も熱くなって声を出したりするけど、昔ながらの王道の熱血教師って感じではなく、理性的で生徒たちと適度な距離感を保っているように見えるところも、今時の教師らしさがあって良かったと思います。
その恵まれた体は元高校球児と言っても通じるものがあるでしょう。爽やかで清潔感があって主役にぴったりです。家族とのシーンも本当に穏やかで食器を洗うシーンさえ好感が持てるなーと思いました。野球にはトラウマがありそうですが、体が覚えていてつい教えに行っちゃうところがよかったです。
自分1人が頑張って生徒を引っ張る時期も必要だけど気づけば子どもたちが共に手を取り合って協力できるようになっていた。そんなシーンを目を細めて多くは語らず見守っているところが良かったです。叱るシーンがほとんどなかったのも印象的。こんな監督が増えたらいいな。
劣勢になっても諦めず、互いに声をかけあって士気を高める選手たちを眩しそうに見つめる表情がとても良かった。野球の技術だけでなく、彼らの内面の成長を実感している誇らしさや喜びが伝わってきました。雄叫びをあげたり頭を抱えたり、思わぬファインプレーに笑ってしまったり、選手たちの活躍に一喜一憂する熱い姿も印象的で、準決勝の時のような正々堂々ではなく「どんな手を使ってでも勝ちたくなってきた」と何としても生徒たちを甲子園に連れて行きたいと欲が出てくる説得力があったのも良かったです。
生徒たちを鼓舞していたけど差し迫ってきたら追い立てるようになっていく。それだけ真剣なんだってことを伝わったし緊迫感が増してよかった。そして試合後賀門先生と向き合った時は昔の野球をしていた頃の生徒の顔に見えた。使い分けが本当にすごい。
試合中の鬼気迫る表情や「帰ってこい!」と叫び続ける必死な姿、勝利が決まった時の力いっぱいのガッツポーズと男泣き、試合後の心底ホッとしたような柔らかな笑顔。選手たちとともに戦っているんだなと伝わってくる熱い姿が格好良かったです。賀門を前にすると一瞬で監督の顔から生徒の顔に変わるところもさすがだなと思いました。
生徒の頑張りを誰よりも評価しているし褒めて伸ばしてきた南雲先生にとって背番号を発表する場面はみんなに順位をつけるようで辛いのだろう。みんなの熱い視線を受けるのが辛いのかいつもより厳しい表情で言いにくいことも踏まえながら生徒に伝えていくところがいいなと思いました。
驚くのは演じている鈴木さん、まったく野球経験はないそうです。この役のためにキャッチボールから練習したという話をしていました。確かにキャッチボールの仕方やノックの仕方は、上手いとは言えません。でもしっかりそれなりに見えるというのがすごい。特に監督ぶりは多分、いろいろ高校野球の監督の姿を観察したものなのだろうなと思います。教員っぽさはインテリの鈴木さんらしい雰囲気があったし、義父の漁師の手伝いもそれらしく様になっていました。本当に大したものです。
準決勝のスタメンを発表する時の、無表情を貫こうとしているけど気持ちが少し滲み出てしまっているような、何度も下唇をグッと噛みしめて冷静さを保とうとする姿が、鬼になりきれない南雲の人の良さと生徒たちへの深い愛情を感じさせました。山住とスタメンについて話し合っている時の辛そうな顔や、夜遅くまで険しい表情を浮かべて布陣を考える姿など、1つでも多く試合をさせてあげたい、そのためには勝つしかないという強い思いが伝わってきて、外された椿谷や翔が腐ることなく、その思いを受け止めて覚悟を決める展開に説得力があったのも良かったです。
モチベーションの下がる部員たちを「ザン校の歴史変えたんだよ」と鼓舞したり、一人ひとり何処がどう成長したのかしっかり把握していたり、悩みがある生徒には道が開けるまで親身になって寄り添ったり、行動も言葉も熱血なんだけど、それがただの綺麗ごとに聞こえないのが凄い。この人についていけば本当に甲子園行けるんじゃないかっていう頼もしさと謎の説得力があって、部員たちや山住が信頼して慕うのも分かります。不正を犯してしまう弱さや狡さ、情けなさなど、格好良いだけではない人間臭い姿もしっかり魅せてくれて、実際に南雲が存在しているような地に足のついたリアリティが感じられるところもさすがです。
正義感が強くて人格者で生徒一人ひとりと向き合う熱意があって…という非の打ち所がない良い先生ぶりも嫌味がなくて良かったけど、不正を働いて結果的に同僚や生徒を裏切ることになってしまったり、突っかかってくる小柳についムキになって言い返したり、狡さや情けない一面も丁寧に演じていて、より人間味溢れる魅力を感じさせてくれるところがさすが上手いなと思います。ひっそりと控えめに試合を見守っていたけど、段々気持ちが急いてくる様子が落ち着かない手元や真剣な眼差しから伝わってくるのも良かったし、タッチアウト直後の「よーし!」という力強い叫びも熱い南雲先生が帰って来たって感じがしてグッとくるものがありました。
鈴木さんの持つ圧倒的な正義感みたいなものが南雲先生を悪く見せないところだと思いますが、その人がどうして犯罪と分かっていてその道を選んだのかが見えてきません。一年留年してもその次の年には教師できてただろうにね。久しぶりに生徒と会えて泣いちゃうところが人情味があっていいなと思いました。
特に何の説明がなくても、その表情や話し方、佇まいを見ているだけで皆に信頼されて慕われる人っていう説得力があるのが凄い。やってること犯罪だし、気の毒なのは彼を信じていた生徒たちや家族で南雲本人に同情する気はないけど、誰よりも親身になって生徒たちと向き合う姿を見てきたから、どうしても嫌悪感を抱けず、何かしら救いがあって欲しいとつい願ってしまうところも鈴木さんの演技力ゆえだなと感じます。
横田の後ろで次々指示を出す姿や迷いのない口調がすごく頼もしくて、この人についていけば勝てるのではないかって思える説得力がありました。大声出して気合入れたり選手を力強く鼓舞する姿もめちゃくちゃ似合う。自分の過ちに苦しんで葛藤する姿も、自業自得で同情の余地はないんだけど、生徒たちにも慕われていて面倒見もよく教師の素質十分だし、頑張っている生徒たちに心底申し訳ないっていう気持ちや後悔が強く伝わってくるから無下に出来ないっていうか、何とかならないかなって応援したくなる人間的な魅力が滲み出ているところもさすが上手いなと思います。
喧嘩相手のサラリーマンに丁重に謝罪しつつ「被害以上の賠償を求めるならこちらも争うことになる」と毅然とした態度を見せる姿が頼もしくて格好良かったです。南雲の誠実さと正義感の強さが感じられました。生徒一人ひとりをよく見ていて親身になって接しているし、実際とても頼りになるし、本当に素敵な先生だから余計に彼が犯した過ちが悔しくて歯痒い気持ちになってしまいます。
教室でのシーンがすごく好きです。頑張ってる子には頑張っているところを褒めて温かく見守る。他の子にも興味が湧くような声がけをする。子供たちに寄り添う姿が素敵。だから野球部のみんなもついてくるんだろうなと思えます。
根室へかける言葉や気遣いに押しつけがましさがないところが良かった。親身になってくれて熱心なんだけど鬱陶しさがなく、根室が恐縮しつつも素直に南雲の好意を受け入れるのも分かります。「困ったことがあったら言ってくれよ」という台詞が口先だけに聞こえず、この人なら頼っても大丈夫という安心感があるところも良かったです。
がっしりした体格で逞しくて上背もあって、スポーツ経験者という説得力があります。試合を見ていてつい立ち上がってしまったり、ピンチに追い込まれるとついアドバイスをしてしまう姿も捨てきれない野球への情熱が感じられて良かったです。親身になって生徒と接するし、試合中も熱くなって声を出したりするけど、昔ながらの王道の熱血教師って感じではなく、理性的で生徒たちと適度な距離感を保っているように見えるところも、今時の教師らしさがあって良かったと思います。
その恵まれた体は元高校球児と言っても通じるものがあるでしょう。爽やかで清潔感があって主役にぴったりです。家族とのシーンも本当に穏やかで食器を洗うシーンさえ好感が持てるなーと思いました。野球にはトラウマがありそうですが、体が覚えていてつい教えに行っちゃうところがよかったです。