宮沢賢治の食卓

鈴木亮平さんの心こもった俳優力に生きる勇気をもらいました。本当に素晴らしい方です。

回を増すごとにどんどん宮沢賢治になっていったと思います。特に教師になってからの大らかで距離感のない生徒との接し方は、下手をするとあざとく見えて「何か裏があるんじゃ…」というふうにも思えてしまいますが、鈴木さんの演技はとても自然で温かく見えたのが印象的でした。永訣の朝をあんなふうに叫んで読むという演出にびっくりしたのですが、トシを失った絶望と悲しみだけでなく、トシの思いをムダにしないために前向きに生きていかなければという決意も垣間見えた大熱演だったと思います。どんな役もはまり役にしてしまう、素晴らしい俳優さんだと思います。

体当たりで演技に取り組んでいる、日本有数の役者だと思います。本当にどの役を演じても素晴らしく、鈴木亮平が出てるなら見てみようかな、と思わせてくれます。演技に外れがない数少ない実力者だと思います。見るたびにうまくなってるように感じます。

すごく良いです。鈴木さん自身は背が高くてスタイル抜群なのに、歩き方や立ち居振る舞いでどこか朴訥とした雰囲気が表現されていて宮沢賢治の温かさが伝わってきます。東北訛りも違和感がなく完璧に自分のものにしていると思います。トシに向ける優しい眼差しがとてもステキです。

宮沢賢治は背が低いイメージだったので、背の高い鈴木亮平さんが演じると聞いて、え？と思っていたのですが、鈴木亮平さんの温かい人柄が溢れる演技は岩手の青年そのものでした。人情味溢れる演技が素敵で、宮沢賢治ってこういう人だったのかなと思いを巡らせながら、作品を見ています。