エルピス —希望、あるいは災い—

最初の余裕たっぷりで人を魅了するような立ち振る舞いから最後に向けては徐々に余裕がなくなり自分が操っていたはずが操られているような不安が少し見え、最後にはシャープというよりげっそりしたような表情が印象的でした。斉藤も葛藤しているんだろうなと感じました。

引き合わせたのは岸本だけど、恵那と必要以上に親しくなったのはただの恋心ではないだろう。恵那も敵わないと思わせる斎藤の魅力にこちらも骨抜きです（笑）レストランでの会話、イケボでそんなこと囁いたら落ちるわな（笑）

表の顔じゃない恵那だけが知っているであろう顔がたくさん見られて面白かった。恵那の言うように最低なんだけど、最低だけでは片付けられない色気や優しさがあって憎めない。それを全部ひっくるめての最低なんだろうな。

うわー、色気がダダ漏れーと思って見てました。若い子がやる壁ドンなど小手先のテクニックではなく体全体から溢れ出るフェロモンがすごい！（笑）そして恵那からふいに抱きつかれた後の仕草がかわいくてまた心を持っていかれた。堂々としていた男性が玄関でウロウロするって可愛すぎる。

その爽やかな笑みは清廉潔白といったイメージがよく合いますが、同時に胡散くらい空気も持っていてとても気になる存在になっています。明るく路チューのことも話すあたりは自分にはダメージがなかったからだと思うし、浅川さんのことを思うとちょっとだけイラッとしました。

鈴木さん自身が見るからに聡明そうだから、政治部官邸キャップというポジションにあるデキる男という役柄がピッタリ。サバサバした口調やキレのある立ち居振る舞いからも、斎藤という人物の有能ぶりが伝わってくる感じ。