漂着者

ヘミングウェイが自分の命を盾にしようとしてもまるで当たり前かのような動じなさ、最後は"全部台本でしたが何か？"みたいな表情が憎たらしくて、騙されたところがあるとすれば全部この方の表情のせいだったと言っても過言ではないと感じました。

前話の口元は笑ってるのに全然笑ってない顔の印象が強く、今話では出演シーンも少なく、ヘミングウェイにも下手に出ていて真面目な顔を崩さなかったのでまた殻に篭ってしまった感じがしました。それが何を表してるのか知りたくないけど知りたいと思わせる存在感がすごかったです。

わざとらしいくらい笑ってないのに口角を引き上げた無理な笑顔が多くて印象的でした！自分の受け継いだことがやっと上手くいきそうだと喜んでいるようにも見えたし、悪魔という言葉が本当に似合う笑顔でゾッとしました。

総理に対しても言葉は丁寧なのに見下すような態度が隠れてる気がした。あの総理は信じなきゃいけないものを信じてなかったから仕方ないのかもしれないけど、ヘミングウェイが死ぬと言っても動揺がなかった様子が怖かったです。

「知らない」からの「裏で繋がってました」はさすが。表情が本当に読めない。逆に読めるところが怖いくらいです。全てを知っている琴音には敬意があるような感じがあり、ローゼンという存在の謎がさらに深まったことにゾクッとしました。

いいね！

冷静さと不気味さ、程よくミックスされた微笑。さすがです。ぴったり。

無表情なわけではないのに白色の服装とよくわからない整え方をした髪型、そして話し方によって表情がないように感じ、とても不気味です。
ヘミングウェイを待っていたという割に敬う態度もなく、記憶がないことに苛立っている気配を感じさせる話し方が印象的でした。