※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 3.5 /5.0(70.4%) | 599位 /1087件中 |
キャスト 4.0 /5.0(80%) | 489位 /1087件中 |
演出 3.5 /5.0(69.6%) | 622位 /1086件中 |
音楽 3.2 /5.0(63.8%) | 703位 /1087件中 |
感動 3.7 /5.0(74.2%) | 189位 /1082件中 |
笑い 3.2 /5.0(63.8%) | 363位 /1082件中 |
スリル・興奮 3.4 /5.0(67.6%) | 425位 /1079件中 |
脚本・ストーリー 3.5 /5.0(70.4%) | 599位 /1087件中 |
キャスト 4.0 /5.0(80%) | 489位 /1087件中 |
演出 3.5 /5.0(69.6%) | 622位 /1086件中 |
音楽 3.2 /5.0(63.8%) | 703位 /1087件中 |
感動 3.7 /5.0(74.2%) | 189位 /1082件中 |
笑い 3.2 /5.0(63.8%) | 363位 /1082件中 |
スリル・興奮 3.4 /5.0(67.6%) | 425位 /1079件中 |
タイトルバックの傘の演出があって、父に向けた傘のセリフがあって、最終回で羽男が石子の目隠しのように使ったのが傘。いろんなところに傘が使われて素敵な演出でしたね。自分の前髪やカッコつけることばかりに囚われて視野が狭かった羽男が、石子の受験の日に早起きをしてあの信号が渡れるだろうかと心配しながら見守りに行ったなんて思うと感慨深いものがありました。石子が信号で止まった時、誰かが手を引いて歩いてくれないかなと思っていましたが自分の足で歩き出すことが大事だったのですね。抱き締めるより手を引くより大きな愛を感じました。
御子神のような法の裏をかこうとする人間は、たとえ懲役刑になっても反省はしないだろうし、むしろ社会的に葬られる方がこたえるだろうけど、御子神の吸い殻だけでは煙草を吸っていたという証拠にしかならないから、ポイ捨てをした瞬間とそこを立ち去る姿が残されていないと立件は無理でしょう。根気のいる作業ですが、1日20本くらい吸うとして、今は灰皿のない場所も多いし、確かに50件以上の証拠固めも難しくはないかもしれません。でもやはり法律の限界を感じさせますね。「法は道徳の最低限のものである」という言葉を思い出します。いずれにせよ石子はきっと司法試験に合格するでしょう。仕事のパートナーとしてより良い関係が結べそうです。視聴率はもうひとつだったようですが、有村架純の存在感を改めて感じる、今期の中では意外に面白いドラマでした。
弟を庇いたい気持ちは分かるけど、弁護士の助手として働いた経験があるなら安易に罪を認めてはいけないってことくらい分かってそうなもんだけどね。お兄ちゃんが警察に捕まっていることをどのくらい理解しているのか分からなかったけれど、お兄ちゃんに会えるまで名前の蒼の字を書き続ける弟がとても健気で素敵でした。兄弟愛は素敵だったけど、ラスボスに繋がるための事件だと思うとちょっと無理があってガチャガチャした印象になってしまったかなと思いました。
大庭ですが、殺人という罪の重さがわかっているなら、弟を守るために終始黙秘ならばわかるけど、自分で罪を認めてしまうというのは、あまりにも愚策です。短い期間とはいえ、法律事務所でバイトをしていたのだから、それくらい考えるべきだし、ここまでの流れからして石子と羽男をもっと信頼すべきだったと思います。これではここまで積み上げたプロセスが無意味になってしまいます。御子神らの事件とつなげるため、ちょっと強引に大庭を世間知らずキャラにした感じがします。終盤にきて石子や羽男のキャラが少し変わり、ドラマ全体のテンポも良い意味で軽くなりましたが、今回はいろいろと無理があったかなと思います。
「あなたが誰かに差し出した傘の後ろでお母さんはずぶ濡れだった」なんてすごい表現なんだろう。誰かに向けた優しさが全部吹っ飛んでいくような辛さが感じ取れる。それほど憎いと思う瞬間があるのもほんと。だけど一緒に食卓を囲む穏やかな瞬間があるのもほんと。そんないろんな感情がないまぜになってそれでも紡いでいく、家族って凄いよね。石子がなんでお父さんに敬語だったのかが明かされた今回。怒るのって疲れるんだよね、それでも一線を引くためにずっと敬語を使っていたんだろうなと思うと切なくなった。
人は社会的な同意を得るために戦い、新たな権利を獲得してきたという歴史があります。今では当たり前な女性の国政参政権は80年前もたっていないし、プライバシーなんて50年もたっていません。「知る権利」があれば「知られない権利」もあるという羽男の主張は、秘匿権であり、もしドラマで言っている通り、勝訴の判例がないとしたら、日本の司法の古くささの証明と言えるかもしれませんね。さて石子と父親の和解は進んでいますが、羽男の方は逆にもつれてきたようです。更には大庭が放火殺人の容疑者になっていました。大庭は誰かをかばっているのでしょうか。だとしても放火殺人はとても罪が重い。かばうなんて見合わないと思うのですが。
家庭や学校に居場所がなくて吹き溜まりのようなところに集まる若者って昔からどこにでもいるんだよね。虐待やネグレストはダメだけど親がどんなに良かれと思っていてもそれが子供にとっていい環境とはいえないもんだし、そういう子たちをゼロにすることはできないだろう。ただそういうところには悪いことを考える奴もいるわけでもっと悪い環境になってしまうこともある。今回はたまたま羽男たちと接点ができたから良かったけれど、大人はわかってくれないと思わないで助けてと言える子になってほしい。
優秀な石子が司法試験に落ち続けた理由がわかりました。いわゆるPTSDですね。それが司法試験と紐づけられてしまっています。こうすればいいという解決方法があるわけではないだけに苦しいですね。若い子の家出や非行ですが、確かに大人にも問題があるし、特にDVなどは話にならないけど、家出して甘い声をかけてくる同年代の中にも、殺されたKのように悪辣な奴もいます。本当に頼るべき相手は誰なのか?それを見極めるのは困難だけど、大人だけを一方的に敵視するのは不毛だと思います。そして大庭が勤める会社ですが、こういうセミナーとかやる会社って絶対に怪しいですよねえ。
事故物件に誰かをあてがって次の人には告知なしで住まわせるってなんか聞いたことある。事故物件を隠し杜撰な管理で体調不良の原因を作った不動産屋は完全に黒だけど、保活のために人を陥れるのもヤバいでしょ。しかもどこにでもいる優しい感じの奥さんがやってるってこっちの方がよっぽど怖いよ。自分が辛い時ほど他の家庭が幸せそうに見えたりするからね。ただこの問題に関しては弁護士さんを入れてよかった、これはドラマのミラクルかもしれないけど個人ならここまでたどり着かなかっただろうと思った。
テコ入れなのか、若干テイストが変わりました。石子と羽男の会話のテンポが上がり、軽めの笑いをこれまでよりも増やしているようです。前者は二人のコンビ感をより強調するためでしょう。後者は最近のドラマは軽妙な笑いを入れるのが定番なので、その要素を強めたというところでしょうか。さて幽霊マンション騒動ですが、不動産屋が短期間社員などを住まわせて、心理的瑕疵に当るものをごまかすという手法が昔はあったけど、法改正で3年間は告知しなきゃいけなくなったし、シックハウスの対策をしなかったりというのは完全にアウトです。意外だったのは石子と大庭がつきあいはじめたこと。石子と羽男じゃないんですね。果たして二人はこのまま続くのでしょうか?
素直に好きというには自分のことを考えると気後れしてしまう気持ち、分かります。恋をするって素敵だけれど大人すぎる分いろいろ考えてしまいますよね。ただ勝手な意見だけど年老いた単身の父や母が毎日単調に暮らしているよりも友達や恋人がいてくれて充実した日々を送っていてくれたら子どもたちは嬉しいと思います。おしゃれしてレストランもいいですね。
さて告白の告白から入る慎重派の大庭くんも素敵なのですが、やっぱりさらっと見守っていてくれる羽男さんが気になります。どっちのイケメンか決めるなんて酷すぎる(笑)石子いいなー。
毎週楽しみ!芸人がドラマにでるとドラマの雰囲気を乱すので嫌いですが、このドラマの小田さんはいい感じにおさまっています○
かつてニュータウンと呼ばれたところは、すでにオールドタウンで、それまで仕事しかやってこなかった定年退職者が、微妙な人間関係の機微や個々人のライフスタイルの違いに気づかず、ご近所トラブルを起こすというのは、よく聞く話です。まあこのケースは当事者同士が素直に向き合っていれば、余計な波風を立てなくて済んだのですが。それは羽男の不器用な優しさにも言えます。姉とか妹がいる男って、意外と変化に気づくんですよね。気づかないと面倒なことになることもあるし(笑)大庭の告白ですが、石子は断りそうな気がします。おそらくまだ司法試験合格は諦めていないと思うし。
電動キックボードということでしたが、衝突の動画を見るとバイクとの事故に相当するくらいの当たり方でびっくりしました。自転車でも保険に入る時代ですからこういう乗り物も保険が不可欠ですね。保険と共に事故に遭った時どうするかという知識ももっと啓蒙した方が加害者のためにもなると思いました。子供の場合だと警察を呼ぶまで思考がたどり着くかどうか。相手が救護は必要ないと言えばそのままにしてしまいそうです。親子で見ていたのでいい話し合いの場となりました。普段と違うめるるちゃんも良かったです。
セグウェイの時も論議があったけど、そもそも電動キックボードって日本の道路事情には合ってない。乗るのなら被害者はもちろん加害者のためにも、自賠責だけでなく任意保険にもしっかり加入すべきですね。石子の推測通り、羽男の姉にうまく誘導されたどうかはわかりませんが、口が悪いけど、姉なりに羽男を心配しているのは間違いないようです。姉の前で頑張れたことは、少し羽男の自信になるでしょう。それにしてもこの事件のケースで、執行猶予はつくにせよ懲役2年ですか。石子の言う通り電動キックボードの事故は増えそうですし、無免許だと過失運転致傷罪でも最高刑は懲役10年。執行猶予は3年までだから実刑の可能性大。なのでこういうドラマで取り上げることが、今後の警鐘になればいいのですが。
これまた流行っているファスト映画ですか。ファンだから、自分が1番作品や監督を愛しているから、愛情を持ってやっているからと善意ばかりを並べて迷惑をかけているということを分かっていない人。善意ってところがタチが悪い。その坊やも自分の大好きな監督が被害に遭っているということを知りやっと罪と向き合えた。でも会って許してもらえるなんてまだまだ甘い。自分の作り上げた世界観にズカズカと土足で入ってきたんだから許されるはずはないのに。監督の「許さない」と言う言葉に静かだけど強いメッセージが込められていた。謝れば許されるなんて甘い。そのどこまでも埋まらない溝を自分で掘ったことを知ってほしいと思った。
「神は細部に宿る」と言います。ディテールにこそ個性があり、主張がある。たとえば物語の筋なんて、大方のパターンは出尽くしています。本当にすべてが新しいものなんて存在しないし、存在したとしても理解できないはずです。だからこそディテールの違いが重要になります。ファスト動画やただのあらすじだけで、その作品をわかった気になっている人は、単にインデックスを増やしているだけ。それで知った気になって感想まで書き込むのは、ネット時代の悪癖と言えます。でんでんさん演じる山田監督が吐露した、大人げないけど許せないという感情は、クリエーターの人たちのまさに代弁だと思います。そこに説得力がありました。羽男の家族が登場しましたが、姉の言うように本当に父親は見たいものだけを見ているのでしょうか?羽男の記憶力が天才レベルなのは間違いないし、足りないのは経験と自信。それを得ていずれ開花することを願っているようにも見えるのですが、どうなのでしょうね。
面白くないわけではないけど、個人的にはコメディはもっと大袈裟にデフォルメするくらいの演技の方が良い気がします。なんだかすべてが中途半端な感じがして、笑うにしても、納得するにしても、薄笑いになるし、「うん、まあね」という気持ちになります。正直、石子はもっとがちがちに硬くていいし、羽男も一見軽薄なくらいでいいと思うのだけど。さて、いわゆる親ガチャという奴ですが、正直、親と考えが一致するなんてことはそう多くない。親子だから理解し合い、仲が良いとは限らない。生きて来た時代が違うし、経験も価値観も違う。うまく一致しているように見える場合だって、本当はどこかでお互いに譲り合っている。まさに瑛子と孝多のように。親子でも他人。コミュニケーションは必要です。
「中学受験は親のエゴ」って言葉に衝撃を受けた親はたくさんいたのではないだろうか。それに重なるようにハッパをかけて生徒たちをやる気にする塾の映像にくらくらした。期待をかける親と期待に応えたい子供のパワーバランスが崩れた時、悲劇は起こる。ただどちらかというと私は小学受験や有名幼稚園受験の方が生き方を狭める親のエゴだと思うけどね。ゲームの課金や親ガチャといったキャッチーな話題が散りばめられているのがこのドラマの良さ。そこに赤楚くんの切ない視線が入ると最強だ。
「みなさん、声を上げればいいんです!」って言われた時、そっかーと目から鱗だった。でも我に返ってなんでだっけ?って考えた時、悩んだ時弁護士なんて存在は思い浮かびもしないし相談は無料でも着手金やら成功報酬やら未知数のお金がかかるからだと思いついた。
題材としてはよくあるパワハラや、お店の盗電といった身近な話題でよかったと思う。盗電なんて結構あると思うし注意喚起にもなっただろう。ただ石子と羽男っていう分かりやすいキャラクターを生かしきれたかというとまだまだな気が。そこが伸びれば面白いと思う。
全体的に作りが古臭い感じがします。たとえば屋上から石子が羽男に電話するシーンがありましたが、なんだか携帯電話が普及し始めた時代のドラマみたいです。またここまで悪質なパワハラで、自分が「なさけない」なんて思う世代は、もう少し年齢が高そうな気がします。いずれにせよまだ初回ですが、脚本と演出がいまいち。町弁なのだから喫茶店での充電の件みたいな日常に潜むトラブルをもっと丁寧に描いた方がよかったのでは。キャラクター設定も石子はそこまで別に頭が固いようには感じないし、羽男も言うほど軽やかでもない脚本になっています。ここからの奮闘を期待しますが、これで視聴率が取れなくても有村さんや中村さんのせいにはしないで欲しいです。二人共、芝居としては充分に上手いので。