Iターン

全体を通して、これは狛江の成長物語だと思いました。ヤクザ物は怖いイメージがあって苦手意識があったのですが、コミカルさが絶妙におりこまれていて楽しかったです。悲惨な状況でもムロツヨシさんが醸し出す雰囲気が、明るくさせたんだと感じました。だんだん岩切組長や、組員の人々にも愛着が沸いてきたので、最後のお別れが悲しかったです。でも、狛江の隣の座席に、岩切組長が座ってきた時は、これからも関係が続きそうで嬉しいです。昌三さん役のチワワちゃんが、良い味出していました。

狛江がヤクザの世界から脱出する事が出来て本当に良かったです。
抗争の後、血だらけの服のまま外を歩いたらやばいでしょ！っとツッコミながら見ていました。深夜に見るのはちょっと刺激が強すぎると思いましたが、唯一、岩切のペットの昌三さんの愛くるしい演技？で癒やされました。地獄の中にいる狛江にとって一番の理解者だったのではないでしょうか？
部下の為、初めて部長にビンタを食らわせた時は、スカッとしました。本気でぶつかって行けば、道は開けるのだと感じました。

今までの狛江は、いつもビクビクしていて、行きあたりばったりに行動して益々ピンチに追いやられる事が多かったが、覚悟を決めてから顔つきも変わり、かっこよくなったと思います。奥さんや娘が温かくて、嬉しくなしました。岩切組長を始め、組員のみんなとも見えない絆が出来ていて、胸が熱くなりました。あの関東から来た藤堂という男はいけ好かない感じなので、竜崎は手を切って狛江や岩切の方についてくれないかと期待しています。

どんどんムロツヨシが追い込まれるのが面白いです。
何をしても悪い方向に向いてなんでこんな状況になるんだろうと笑ってばっかりです。
ただ田中圭のヤクザ役がハマってないので、田中圭が出る度にうーんやっぱりこの人にはヤクザ役は合わないなと考えてしまうので、ドラマのストーリーが入ってこないのが少し残念です。
ムロツヨシが知らないヤクザにビビるシーンは本当に面白くて、こんな人街中で見たら絶対笑って吹いてしまうだろと妄想して楽しんでます。

全然ストーリーが展開していかなくなりましたね。同じような状況をこねくり回してる感じ。初めて見た時も、まったく夫婦の感じが出てないと感じた狛江と妻の敦子さんですが、やっぱり何度見ても「間に合わせ」という雰囲気。新婚時代の回想シーンでも、二人で腕を組んで歩いてるシーンでも、なんだか安いコントを見てる感じでした。
ホストクラブにあらわれて、向かってきたホストを一撃ビンタでやっつけた狛江さんは恰好良かった。さすが古田新太さんというべきか、ものすごく雰囲気ありますね。

狛江さんの奥さんがあの人って、二人の雰囲気には全然夫婦感が感じられませんね。久しぶりに自宅に戻ったら妻が不倫してて、そこで軽く修羅場してましたけど、なんか真実味がないというか。
静かな口調で狛江を脅す竜崎の冷徹な感じと、顔も口調も野蛮だけどどこかに情みたいなものを感じさせる岩切の、二人のコントラストが効いてますね。二人ともいつも同じようなストライプのスーツですけど。
悪徳刑事の城島の珍妙なアクセントの中途半端な関西弁が耳ざわりでした。あれだけ演技派の上手い俳優さんばかり集めてるんだから、細かいところまでちゃんと作ってほしかったです。

さえないサラリーマンの狛江が左遷にあい、しまいには仕事でトラブり、2人の組長に振り回され、しまいには舎弟になり、サラリーマンとヤクザの二重生活をする。ムロツヨシさんだからできる演技かと思います。正直1話はあまりインパクトのある面白さはなかったです。さえない男の不幸物語ていどでテレビを見たいましたが、2話で黒木瞳さんがスナックのママ役で出ているのをみて狛江とどうゆう関係になるのか少し興味がわいてきました。

「好きだよと言えずに初恋は」の歌詞がいつも印象的なところでいいタイミングでかかるのが良いです。なぜ「初恋」なのかは全くわかりません。ヤクザと広告会社と家庭とで挟まれるどんどん後に引けなくなっていく様子が面白いです。古田新太さんのヤクザの組の人たちが個性的なのでこの先もっと掘り下げられたらいいなと思います。チワワの昌三さんが可愛くてエンディングでもインパクト大なのでもっと見たい。古田さんとのギャップがやばい。

期待以上でした。面白かった！
ムロツヨシさん、さすがでした。
震える声、汗、リアルでした(笑)
古田新太さんははまり役ですね。ベタなスーツに笑ってしまいました。
田中圭さんはとにかくかっこよかった！今までのイメージを覆す演技、役者さんはすごいなあ、と。
テンポの良い展開、終始楽しんでみることができました。
毎週の楽しみになりそうです。

ムロツヨシさんは、笑いを封印した普通のお芝居をしているので、率直にいいと感じました。古田新太さんは、流石の演技力で、安心して見ることができました。田中圭さんは、イメージを脱却したスマートさで、目が離せませんでした。それにしても、業者さんが、まさかの敵対チームの電話番号をチラシに載せるなんて、酷なことするなって、この世界では当たり前なのかなって、ゾクゾクする内容とハラハラするストーリーで、心を持っていかれました。