※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 2.1 /5.0(42%) | 1037位 /1090件中 |
キャスト 3.0 /5.0(60%) | 934位 /1090件中 |
演出 2.4 /5.0(48%) | 989位 /1089件中 |
音楽 2.7 /5.0(53%) | 914位 /1090件中 |
感動 2.9 /5.0(57%) | 663位 /1085件中 |
笑い 1.4 /5.0(27%) | 1049位 /1085件中 |
スリル・興奮 2.8 /5.0(55%) | 779位 /1082件中 |
脚本・ストーリー 2.1 /5.0(42%) | 1037位 /1090件中 |
キャスト 3.0 /5.0(60%) | 934位 /1090件中 |
演出 2.4 /5.0(48%) | 989位 /1089件中 |
音楽 2.7 /5.0(53%) | 914位 /1090件中 |
感動 2.9 /5.0(57%) | 663位 /1085件中 |
笑い 1.4 /5.0(27%) | 1049位 /1085件中 |
スリル・興奮 2.8 /5.0(55%) | 779位 /1082件中 |
雨は太陽を生かすために自分の五感を差し出し、太陽は雨に五感を戻すために自分の命を差し出した‥。究極の愛ってことか?太陽を生かすためには雨は五感を失うんだからそれだけ人の命は重いってことでもあるだろう。2人が純粋すぎて強すぎるし重いんだよ。恋愛なんかめんどくさいししなくてもいいかもなんて思っている人が多いんだから、そういう層にしたらやっぱり恋愛なんて無理って思っちゃうと思うなー。太陽が死ぬことを父親もあれだけ懐いていた妹もすぐに了承するのもなんだか辻褄合わせみたいで変だと思った。
全体を通して、悲劇のための悲劇で、カタルシスのために、視聴者にこれでもかと意識的に泣かせようとするシーンやエピソードを詰め込んだ結果、毎回3分の1以上はキャストの誰かが泣いている。それってどうなのだろうと思う。更に雨も太陽も互いに愛しているがゆえに自己犠牲を是としているけど、それは愛しているなら自己犠牲は当然という危険な思想につながり得る。これはひとつ間違えると、自分が死んだあとの世界でも自分以外は愛するなと呪いをかけ合っているようなもの。少なくとも過剰な自己犠牲を美とする感覚は特攻隊と変わらない。若さゆえの憐憫や超越感を永遠だと思ってはいけない。世界は変わらない美しさよりも、変わりゆく美しさの方が多いのだから。
最後の味のマカロンもすんでのところで感じられなくて、今回の花火も後少しのところで見られなかった。私なら激怒するかもしれない。ここまでする意味ってあるの??もう風が強くなって雨が降り出した時点でほとんど無理ゲーになってて車も渋滞もしてるし、何が何でも見せたくないんだなって思ってしまう。ただの意地悪じゃん。神も何もあったもんじゃない。それでもお互いの優しさでカバーし合える2人は素敵だけど人間の心ってそこまで強いかね。なんかほんと意味わからん。
千秋の決断は本当に泣けました。雨の優しい嘘もここまでつないでくれた人たちの思いを感じてのものだろうし泣けました。でも根本的にここまで悲劇を重ねることにどんな意図や意味があるのでしょう?いわば悲劇のための悲劇であり、ただ視聴者を泣かせようということ以外に目的はない気がするのですが。それが悪いとかダメだとか言うつもりはありませんが、人は死ぬために生まれて来たみたいな論理と同じで、身も蓋もない気がします。もう少し失うことで得られるような話ではない、何かが欲しい。
今回初めてこのファンタジーで泣けました。案内人にもちゃんと血の通ったところがあって物語に引き込まれました。2人の見たかった風景。千秋は一家団欒で、日下は自分を捨てた彼女の未来。千秋は4人で食卓を囲めて良かった。日下は雨に奇跡を提案しながらすごく突き放した印象を持っていたのであの過去に納得。きっと人を信じることを止めてしまっていたのでしょう。それが雨と太陽を見て変わっていったから彼女の絵を見に行くことができたのだと思う。絵のタイトルに涙が止まらなかった。
まずは案内人である千秋が救われた形になりましたね。雨の心遣いと太陽の機転で再び家族を感じられたし、陽平の思いを受け取ることができた。春陽の雨に対するやり方は気に入らないけど、朝野家は本当に良い家族だなと思います。そして日下もまた救われたようです。日下と千秋に起こった再びの奇跡。案内人の二人を巻き込み、奇跡を呼び起こしたことで、雨と太陽にもご褒美のような奇跡が舞い降りるのでしょうか?まずは太陽の花火に期待しましょう。
千秋が太陽と2人きりで話したシーンであれ?もしかして?と思ったらやっぱりお母さんでしたね。ということは日下さんは雨の親族?お父さんでしょうか?1ヶ月間の嘘の結婚生活か。結婚なんて紙切れ一枚なんだから2人が愛し合っていれば嘘じゃないけどね。それにしても妹‥。高校生の時も反対してたよね。それがお姉ちゃんとか馴れ馴れしく呼んできたかと思ったら、別れてくれって‥。これが相手側の親族にいた場合相当やばいよ。恐怖しかないわ。
春陽、ちょっと酷いよね。彼女の言い分は決して兄のためじゃなく、結局は自分のためだし、そんなに母親との約束を大事にしたいのなら、今からでも自分自身が花火師になれば良い。相手に求めるのではなく、自分で手を染めるべき。でないとただのいじめと変わらない。太陽の選択を無視し、雨を排除したところで、正解はつかめないし、優しい太陽はそうしないだろうと甘えているだけで、普通なら顰蹙と軽蔑を向けられるのがオチ。そんな常識もわからないとしたら愚かとしか言いようがない。そしてまたも雨の自己犠牲精神が発動。おいおい。いい加減にしろとぼやきたくなる。
現代の医療でいろんなことが分かる中、奇跡とどう折り合いをつけるのかがちょっと注目ポイントではあったんだけど検査入院したのにその後はうやむやになりましたね。本当ならモルモットのように管理入院になるでしょう。ま、ファンタジーですからそこはスルーですね。そして触覚がなくなるって1番イメージできない。ファンタジーには都合のいい脳内保管と想像力が思ったより必要なのだと痛感しています。あなたのために奇跡を背負ったと言われた太陽が1番不幸だと思う。
太陽に話しちゃうんだね、奇跡のこと。それってどうなのかな。奇跡って見方を変えればある主の呪いみたいなもの。そもそもこの奇跡は雨の一方的な思いなのに、あんな話を聞かされた太陽は、雨のことが好きとか嫌いとかいうことじゃなくて、自分が悪いし責任があるという重い十字架を背負わされることになり、彼を縛り付ける呪いになる。雨はそれがわかっていたから、太陽から離れようとしていたんじゃなかったの?相思相愛になったから何でも許されるみたいな雰囲気になっているけど、下手をすると救ってやったんだんだから、私を捨てるなという呪いに変化し得るんじゃないかな。
自分の命がもう尽きるのに、孫娘はこれから進行性の病と闘わなくてはいけないとする。自分にできることはなんだろうと雪乃さんは本気で考えただろう。そこで自分が死んだ後に雨ちゃんを支えてくれる人たちをできるだけたくさん用意しておこうと思ったんだね。おかげで雨ちゃんはお母さんには今までの本音を全部ぶつけることができたし少し間も縮まったよね。そして声も残した。でもいつかその声も雨ちゃんは聞けなくなってしまうのだろう。救いはどこにあるのかとても心配だ。
雪乃さん、凄いね。娘と孫とどちらも包み込む、深くて大きな愛情が感じられました。家族って、最初から普通にあるって思いがちだけど、実は少しずつ形を成していくものであって、血がつながっているから即ち家族というわけじゃない。逆に言うと、いつからでも家族にはなれるから、やり直す事も可能だし、遅すぎるということもないのだと思います。雨も少しずつ母親と本当の家族になれたらいいですね。あとは雨の「病気」の問題ですか。どうなることやら。
それでも生きていてほしい誰かがいるって幸せなのかな。雨ちゃんが五感を失うから結婚するという未来がなくなってしまう?いや、元々の運命ならば太陽くんは死んでしまっているから雨ちゃんと結婚できないんだよね。本当にこんなことは言うべきか分からないけど、運命通りにした方が諦められるってこともあるんじゃないか?太陽くんがいない未来で雨ちゃんは他の誰かと幸せになる道だってあったはずなんだよ。太陽くんだって自分のせいでなんて知ったらどうなるか。変えられるから不幸になるってこともあるんだろうな。
日下だけどバスの中でフラッシュバックするシーンがあった。あれは彼が人間だった時代のものだろう。もしかしたら彼も雨と同じように奇跡を手にし、代わりに大切なものを失った過去があるのかもしれません。雪乃が末期のガンで、雨は再びの奇跡を願うけど、もしそれが起こったとしても、彼女はもう何も持ってないと思うんだけど。それってどこか自分に価値はあるという意識が深層にある反応で、嫌なヒロイズムだなと思う。結局、司とかの後押しがなければジ・エンドだったわけで、その他力ぶりも首を捻ってしまいます。
最初の太陽くんの運命を変えてから唯一良かったことと言えば、太陽くんがちゃんと告白してくれたことだけでしょうか。でもこれから起きることを恐れてその告白も受けられないし、ただ太陽くんが生きていてくれさえすればいいと思ってるにしてもいいことが無さすぎて報われないことに虚しくなります。救いようのない展開に暗くなってしまって見るのが辛い。せっかくの長崎の観光名所巡りもこんなふうに使われるとは残念です。雨ちゃんのこれから待ち受ける苦難を見届けることができるか不安です。
ファンタジックな設定に過剰なヒロイズムを乗っけた展開ですね。まあ超常的な何かに願いをかなえてもらうには必ず対価がいるというのは、ファンタジーというよりもむしろフォークロアだけど。何にしても雨がここまで嘘をつき、ある意味で傷つけあうように別れて、これで良かったというのはあまりに身勝手なヒロイズムだなと思います。勝手に助けたんだから、それで完結するというのは違うと感じる。ある意味、運命を捻じ曲げたんだから、その責任の取り方は最後まで捻じ曲げ続けることなんじゃないかなと個人的には思う。
おばあちゃんは自分の命が残り少ないことを知っていて雨ちゃんが自立できるように焦ってるのかな。仕事を探せと言ったり太陽くんに支えてくれと言ったり、自分が亡き後のことをすごく心配しているのが伝わってくる。そんなおばあちゃんが五感がなくなっていくと知ったらどうするだろう。自分なら代わってあげたいと思うだろうな。その罪だか罰だかを全部背負って死んでいきたい。雨ちゃんは太陽くんの告白を断った。あの一瞬を思い出に生きていくなんて辛すぎる。どうしたらハッピーエンドになるのか分からなくて辛い。
まぁね目の前で大切な人の消えそうな命がある時に自分の何かと引き換えに今なら救えますって言われたら救ってくださいと言っちゃうかもしれない。ただ太陽は大切だけど家族でも恋人でもないんだよね。雨がなにも言わないで少しずつ不自由になっていく中、太陽はずっと寄り添ってくれるのだろうか?ちょっと自己犠牲がすぎるというか重たいと思う。パティシエにとって命とも言える味覚をなくした。その直前に太陽と母親に最後のお菓子を作る。この絶望しかない物語の救いはどこにあるのだろうか。
人によって価値観って違うのはわかるし、雨の自己犠牲は儚いがゆえに美しくも感じるけど、やはり間違いだと思う。雨にとっての太陽は、彼女の中の太陽であり、どこか現実の彼を見てはいない。彼女が彼を救い、かつてその逆もあったとしても、一方的な自己犠牲は結局誰も幸せにはしないと思うんだけどね。味覚を失い、パティシエになる夢も潰えた。あえて自分を壊してまで得られるものに、何の価値があるのか。散る美しさを語るのは、咲き誇るものが対照としてあるからだと、改めて思ってしまう。それにしても雨とか死神みたいな奴とか、なんだか伊坂幸太郎の「死神の精度」を思い出すなあ。
雨がザー子で太陽がピーカンだなんてニックネームが昭和だなとベタな恋愛ものを想像していましたが、死神が出てきて急展開。自分の命を10年分あげるとかを想像していたらまさかの五感をひとつづつ奪っていくって怖すぎでしょ。まさかの月9でホラーですか?なかなか頭がついていきません。長崎の名所が綺麗に映っていてとても素敵ですが、長袖の時期の精霊流しや雨を引き止めるためとはいえ人混みの中からの爆竹など強引さも目立ちました。そういうとこがこれから足を引っ張らないといいなと思っています。