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脚本・ストーリー 2.9 /5.0(57.8%) | 871位 /1087件中 |
キャスト 3.6 /5.0(71.2%) | 754位 /1087件中 |
演出 2.9 /5.0(57.8%) | 868位 /1086件中 |
音楽 2.7 /5.0(53.4%) | 902位 /1087件中 |
感動 2.9 /5.0(57.8%) | 641位 /1082件中 |
笑い 2.8 /5.0(55.6%) | 562位 /1082件中 |
スリル・興奮 3.0 /5.0(60%) | 635位 /1079件中 |
脚本・ストーリー 2.9 /5.0(57.8%) | 871位 /1087件中 |
キャスト 3.6 /5.0(71.2%) | 754位 /1087件中 |
演出 2.9 /5.0(57.8%) | 868位 /1086件中 |
音楽 2.7 /5.0(53.4%) | 902位 /1087件中 |
感動 2.9 /5.0(57.8%) | 641位 /1082件中 |
笑い 2.8 /5.0(55.6%) | 562位 /1082件中 |
スリル・興奮 3.0 /5.0(60%) | 635位 /1079件中 |
最後の大暴れ、面白かったなー。あの住人たちだもの、これくらい暴れてくれなきゃ終われないよ。そしてその後みんなスンと澄まして暮らしているのが尚面白い。復興住宅の五万の家賃を渋っていた人たちがあんなセレブみたいな服を着てスーパーにお買い物なんて行けるわけがないけど、それぐらい夢見たっていいよね。その部分は平成狸合戦を思い出すようで面白かった。あのかつこちゃんがトップスって言っちゃうんだから世の中何があるか分からないよねー。オカベだけが取り残されたようでかわいそうだったな。
まあね、この世界に入り込んでみれば誰もが欠点がありながらも人間らしく悩んだり笑い飛ばしたりしながら生きる様を見てこの幸せを壊していいのか?って思う部分もあるけどね。でもこの生活は税金の上で成り立ってるのよね。それも忘れちゃいけない事実よ。現に災害前までは一人でなんでもやってた人が避難所で炊き出ししてもらえるもんだからそこがいい、一人は寂しいって言ったりするんだって。人って慣れる動物だもんね。でもやっぱり人の努力におんぶに抱っこの生活は続いてはいけないんじゃないかな。
妊娠がわかったかつ子ちゃんはオカベを刺した。突拍子もないような行動だったけど、ちゃんと理由があった。言葉がなかなか出てこないかつ子ちゃんが言葉を選びながら、自分はどうなってもいいけど自分が死んでオカベに忘れられるのが嫌だって言った。これはオカベが好きってことだよね。だけどオカベには伝わらない。もどかしいけど和やかな雰囲気で歩く2人だからこれから少しずつ気持ちは伝わっていくだろう。おばさんがかつ子ちゃんをずっと信じてくれていたのもよかったなー。
おばさんが入院中におじさんに手を出されてしまうかつ子ちゃん。誰にも言う心配がないこういう子は被害に遭いやすい。それでも妊娠すれば隠しておけなくなる。かつ子ちゃんも妊娠に気づいてどうしていいか分からなくてオカベに会いに行ったのだろうか。ただでさえ狭い部屋でおじとおばとこのまま暮らしていけるとは思えない。かつ子ちゃんはどうなるのだろう。タツヤの家族も深刻だ。だけど母はタツヤと離れる決心をした。今は辛いけどタツヤにとってはその方がいい。でもすぐにお金の無心には来るだろうな。
リッチマンが喋り続けるのはこんな世界にいるはずじゃないと妄想の世界に浸りたいから、食事をもらいにいかないのもプライドがあってのことなのだろう。子供は賢く1番の相棒だった。それなのに自分の判断ミスで死なせてしまった。どれだけ悲しくてどれだけの絶望を見たのだろう。想像するだけで悲しかった。あのままでいいはずがないのにそこから動けなかったのかな。そうこうしているうちに子供は死んだ。だけど私は神様のところに帰ったのだと思う。リッチマンは橋の下で何を思うのだろう。
今の時代ここまで本気で相手に思うことを言って大の大人が取っ組み合いのケンカになっちゃうってあるのだろうかと思った。なかなかの奥さんだけど他人が口出すことじゃないし嫌なら二度とその家には行かなきゃいいだけなのにぶつかる意味が分からない。どうしてこんな人と夫婦をやってるんだろうと不思議に思う人は確かにいるけど2人には2人の歴史があってお互いがそれで良ければ誰かが口を出すことじゃない。ワイフのバラ寿司がほんとに綺麗でなんだか切なかった。
酔っ払った旦那が向かいの家に入っていってお互いパートナーを交換しながらも普通に生活している2組の夫婦と、元アイドルの妻が毎年父親が違う子供を産んでも穏やかに笑いながら暮らす旦那。牧歌的だけでは片付けられないいかれ具合だけど、当人たちは意にも返さずそれなりに幸せそう。不倫がダメとか托卵だとか、この人たちを見ていると当人同士がよければほんとにどうでもいいんだなと思う。凝り固まった価値観を緩められた気がした。
半助が期待されていたのはその集落での面白おかしい出来事を小説にする文才ではなくてただのスパイ活動だったってことが1番の落胆ポイントですよね。確かにホームレスの親子が勝手に家を作って生活するのはいけないことだけど、それを勝手に壊していいというのは違うと思いました。家を壊しておいて炊き出しだのなんだのって支援策を出されたって不信感は拭えない、やり方が違う。寄り添うって言いながら家を壊すって怖すぎる。だけどどうしたらいいのか分からない問題でもあり考えさせられた。
なんて救いようのない話だろう。あれで兄が死んでしまえばまだ救いはあったのに。それよりなによりナニで死ねば良かったのは兄なのに。次男がコツコツ貯めた貯金は全て自分のために使うんだと思ったのか?そうだとして何が悪い。変な優しさがあってここから自分だけ抜け出すのはずるいんじゃないかって思考になるともうどうにも動けなくなる。この先も母と兄が生きている限り搾取は続く。妹や弟も心配だろうけどタツヤだけ逃げて幸せになってもいいと思うけどな。