※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 3.4 /5.0(68.4%) | 649位 /1088件中 |
キャスト 3.8 /5.0(75%) | 672位 /1088件中 |
演出 3.5 /5.0(69.2%) | 631位 /1087件中 |
音楽 3.3 /5.0(65%) | 672位 /1088件中 |
感動 3.3 /5.0(65%) | 430位 /1083件中 |
笑い 2.9 /5.0(57.6%) | 525位 /1083件中 |
スリル・興奮 2.2 /5.0(44.2%) | 957位 /1080件中 |
脚本・ストーリー 3.4 /5.0(68.4%) | 649位 /1088件中 |
キャスト 3.8 /5.0(75%) | 672位 /1088件中 |
演出 3.5 /5.0(69.2%) | 631位 /1087件中 |
音楽 3.3 /5.0(65%) | 672位 /1088件中 |
感動 3.3 /5.0(65%) | 430位 /1083件中 |
笑い 2.9 /5.0(57.6%) | 525位 /1083件中 |
スリル・興奮 2.2 /5.0(44.2%) | 957位 /1080件中 |
ジェンダーとか、結婚観とか、その後の子どもとか、現状ではまだなかなか理解されない生き方を、ともことあいこがいろいろ問題提起をしてくれるドラマでした。ある意味で、彼女たちの生き方は理想論であり、社会が受け入れるには難しい部分も多いスタイルだけど、自分たちが生きやすい社会を作りたいのならば、彼女たちのように抗い、挑戦するしかないと思います。そのような社会的な部分を抜きにしても、彼女たちの生き方はドラマとして充分に面白いし、それをしっかり表現出来ていました。好き嫌いは分かれるとは思いますが、是非男性にも見て欲しい秀作でした。
子供が小さい頃本当に足りないと思ったのは人の手だった。だからあいこが言っていた人生の友、一生付き合っていく大きな家族みたいな存在がいてくれたらどんなに心強いかと思う。今の少子化だってなんでも親2人で背負おうとするから大変なのであって、血縁はなくても気心知れた大きな家族のような存在があればもう少し余裕が出てくると思う。この恋愛や結婚、子供を持つことなどをいろんな価値観から考えるドラマは面白かった。いろんな大人の中で育つみゆちゃんは幸せだなと思う。
今何かを発信するって大変だよね。ともこだって紙の絵本なら気に入ってくれた人が手に取って買う、そして感想が言いたければ連絡先探してっていうプロセスがある。そのプロセスを踏む中でちょっとした悪口ならそこまでする動力が惜しくなるからしない。ただネットで公開とかすれば瞬時に作者につぶやくことだってできるから悪口もダイレクトに届けることもできる。それを読むって辛い。ともこが全速力で走ったのはそんなノイズをかき消すためだったのだろう。鋼のメンタルが求められる。でもともこは1人じゃない。あいこがいて本当によかった。
食堂でお母さんと呼び止めたことであんなにくどくどと言われたら二度とその店には行かない。じゃあの場合の正解はなに?すみません!か店員さん!が正しい?ババアと言われたとか暴言吐かれたわけでもないのに意識しすぎでしょ。だからジェンダーの問題ってめんどくさい。子供の問題もそう。単純に産めるのには期限があるってだけ。そこをみんなが知っているならわざわざ聞くことではない。多分締め切りはあるのに決められないから言われるとモヤモヤするってだけでは?最近少数派が傷つきました!っていろんなこと出してくるけど少数派だから擁護されるってことはない。初めからおんなじ思想でおんなじ人なんていないのだから多数派でまとめないでほしいし、正直めんどくさい。
別居婚という解決策といい、子どもをどうするかなど、これは女性側の理想論かもしれない内容だけど、少子化の根本にはこういうことがあるんだと思う。食堂で年を取った女性が誰かの母親とは限らない、とすっぱり返したおばさんがいたけど、私は男で、奥さんの希望もあり、結婚したけど子どもはあえて作らなかった側なので、その気持ちはわかる。人間みんな誰かの子どもだけど、親とは限らない。産んでおかないと後悔するなんて暴言だと思うし、あいことゆきのように互いの人生を見つめ、よく話し合い、自然に子どもが欲しいと思える社会が健全なんだと思う。まさにともこの言う通り、子どもも人生の仲間として受け入れられる環境作りが求められているのかなと感じます。
今回ばかりは親の目線で見てしまいました。長男が結婚して彼女の姓になりたいと言ったら?結婚するけど同じマンションの別の部屋ですと言ったら?家事は一切しませんと言ったら??なかなかはい、そうですか!それで結構ですと言える親はいないと思う。ゆきのお母さんのようにそんなこと考えたことないので戸惑うし正直悪くはないけど心配かな。それが多様性と言うことなのか?新すぎてついていけない。自分達を押し通すだけでなく分かってもらう努力も必要かなと思った。
結婚は楽しいばかりじゃないからね。同棲ともまた違うし。たとえば1+1が2になるだけならやめた方がいい。その合計が3とかプラスにならなくても、1とかマイナスでもいいので、そんなおかしな関係を楽しむなり、許せるなり、とにかく苦にならない落としどころみたいなのがあって、そこがしっくりくる相手でないと、ただため息の数が増えるだけだと思う。でもその落としどころを探るのはちょっとだけ手間がかかる。なのでゆきとの暮らしを思い、自然なため息にショックを受けたあいこの気持ちはわかるけど、結婚出来ないと告げるのはまだちょっと早いかな。恋愛に夢中になり、互いに見つめ合って歩み寄る努力ではなく、パートナーとして同じ方向を向いて歩けるかどうかの努力は、もう少し試してみた方がいい。
うーん、あいこの思い描いている理想の結婚がよく分からない。結婚に憧れているって言ってるけど具体的に考えてないから苗字が変わるってだけでジタバタする。苗字も変えたくない、家事もしたくないは一般的に通らないでしょ。ともことの生活では一変してリラックスムードで仕事もバリバリできちゃうならあいこは嫁が欲しいタイプなんだと思う。自分のタイプも分からずに婚活してるって自分で自分の首を絞めているようで滑稽に映る。ゆきも無理やり合わせているみたいだしうまくいかないだろうな。
あいこが結婚すると言うことはともことこの生活が続けられないばかりか、ともことしては生活の基盤まで失うようなものだから寂しいだけじゃなく落ち込むだろうなと思いました。ただ夫婦でもないので応援するしか道がないのも辛い。ともこの受けた計り知れないショックと折り合いをつける過程が丁寧に描かれていて良かったです。寂しい気持ちと応援する気持ちは一緒に抱えられるってセリフが胸に刺さりました。子供が巣立つ時、思い出したいと思いました。
永遠に続く形なんて存在しないんだけど、その日が幸せだと、それがどこまでも続くような錯覚をしてしまうのは人間のサガなんだろうと思います。だからともこが、プロポーズされたあいこに対して、素直におめでとうが言えなかった気持ちもわかります。内山田が言った「寂しい気持ちと応援する気持ちは一緒に抱えられる」というのは名言ですね。同じように人間は複数の思いを一緒に抱えられる生き物です。だから最後にあいこが自分自身の言葉に違和感を持つのもわかります。今度はあいこが考える番です。
預金残高が増えないようになっているシステムかって、本当にそう思いますよねえ。確かにそんな状況について誰を責めていいのかわからないっていうのはよくわかる。でも仕事が終わってからギャラが下るっていうのは、いくらなんでもひどい。まあフリーだと確かにそういうのもあるんだろうけど。あいこの言い分はともこにとって間違いなく勝者の理論です。問題なのはこの勝者というのも、何だかよくわからない。そもそも職業によって、どうしてこんなに収入の差が出るかを考えると、はっきりとした価値の差でも、ましてや能力の差でもない。案外、社会って曖昧なところで決まっている。イソクマ生活は素敵だけど、ともこの最後の夢みたいに、相手が結婚とかいうことになるとすぐに崩壊する。でもこの目の前の幸運を楽しむしかないのでしょうね。
自分に見合う報酬をもらえないのであればやめればいい、そんなのこっちから願い下げ!って言いたいけどやっぱりそれはともこが言ってたように勝者の理論だよね。買い叩かれる場面って世の中には多くて、持ちつ持たれつなんて言葉があるけれど良いように使われていることが多いんじゃないかな。立場の違うともことあいこはぶつかることもあるけれど、相手を嫌いになっちゃうほど傷つけたりはしないしすぐに仲直りできる。理想的な関係で羨ましい。
男として、なんて言うとともこに突っ込まれそうだけど、ゆきの気持ちもわかるし、しんたの気持ちもわかる。でも答えはしんたが言った「自分の感情に鈍感になったら誰かの感情も大切にできない」ってところにあるのだと思います。それにしても「月がきれいですね」はアイラブユーの訳語だったわけで、しんたの失恋話のちゃんとフリになっているところは、なかなか文学的センスがある脚本です。また女性陣の言う男が評価して本物みたいな幻想は、男だけど同意しますね。ロックバンドのQUEENだって、CHEAP TRICKだって、世界で最初に支持したのは日本の女性たち。そんなのたくさんある。つまるところ男だの女だの言う前に、自分の感情や誰かの感情に向き合うことが大事なんだと思います。
前回が女としての生き方だったとしたら今回は男としての生き方の回だったと思います。女の子が女の子だからって言われたのと同様に男の子だからっていろんなこと言われて育ったはず。大した根拠もないのに昔からどうしておんなじようなことが繰り返されてきたのか、考えると不思議ですよね。泣くなって言われて泣くのを我慢してしまうと泣いている人を見るとなんで我慢できないんだとイライラする人がいる。自分の感情を大事にできないと人の感情も大事にできないっていうのはそういうことなのかなと腑に落ちた。自分中心は良くないけれど、適度に自分を大事にするのも大切なんだろうな。
あいこの先輩のようにサラッと生きられる女性になれるだろうかと考えてしまった。寿退社が主流でそれまでの腰掛けと言われていた時代から頑張って道を広げてきた先輩たちがあって今がある。でも注目されたのはその道でのびのび活躍している後輩。嫌味の一つも言っても後輩は我慢できると思うけど、そんなことは全然思ってなくてかっこいい。ドラマの中では若いうちにしか回ってこないチャンスがあると言っていたが、あれはいつでもある話。人生のうちで今が一番若いのだから掴めるチャンスは掴んでいこうと思った。
年齢の問題って、いくつであってもその時々で考えることがあります。世間は年相応の生き方という、どこにモデルがあるかわからない謎の平均値を求めてくるし、職場も「若手だから」「ベテランだから」という、その人個人とは関係のないくくり方をしてくる。ドラマの中で一番リアルに響いたのは「若いうちにしか回ってこないチャンスがある」という言葉ですね。それは人生も終盤に近づかないとわからない真理のひとつです。それと今の若い人たちは昔に比べて環境が良いというのも間違いありません。たとえコロナみたいなものがあっても、昭和なんかより今の方がずっと世の中は過ごしやすい。それが人間たちが絶えず変化し、積み重ねて来た証なのだと思います。
そっか。知らない感覚だったけど、ただ恋愛をしたくないと思っているだけなのに欠落したような何か間違っているような感覚になるんだね。でもさ誰でもひとつくらいはコンプレックスを持ってるもんで、恋愛しないことぐらいで誰かが否定するのは間違っている。まぁ唯一母親くらいは心配するかもだけど、それは一人で年老いていくことを心配するぐらいでしょ。それは友達でカバーできる。異性にキャーキャー言ってた子だって最後は女同士ってまったりってこともある。悩むだけ若いのか?と、とうに悩む時期を過ぎた私は思う。
「一般論」って「平均」と同じで、結局誰のことを指しているのかよくわかりませんよね。仲が良い男女に勝手にハートマーク付けて、きゃあきゃあ言ってるのも若いうちだけ。そういうのを見ていて、なんか違うと感じるともこの気持ちは男だけどよくわかります。とはいえ人間同士、完全な理解なんて無理。ともこの言う通り「理解できなくても見守る」っていうのが、本当の優しさだと思います。そして「自分の手元にあるものだけで充分」という気持ちもわかります。まさに足るを知るってことですよね。まったく同感です。
仲良さげな男女が一緒に歩いてるとカップルだと思いこんでしまったり、女同士の共同生活って揉めそうって決めつけちゃったり、偏見のつもりはなくても、私自身も普段の生活の中で自分にとっての「普通」「当たり前」の尺度で物事を判断しちゃってるなって3話を見て自省しました。途中、二人の喧嘩フラグが立ってて案の定あいことともこが初めてギクシャクしてしまってヒヤっとしたけど、相手のことをよく考えて素直に気持ちを言葉に出来る二人だから、ドロドロした面倒くさい展開にならずに済んでホッとしました。
ゆきが言った我慢するよって一言が後々響いてくると思うなー、怖いなーと思いながら見ました。絶対にやりたくないなら家事をすることが苦じゃない相手を探せばいいのにと思ってしまう。恋愛の延長線上に結婚を望むのはいいけれどあいこに賛同する相手ってなかなか自然発生はしてくれないと思うんだよね。そして頑なすぎるのも良くないと思う。この人じゃなきゃって人が現れたなら自分も歩み寄らなくてはうまくいかないでしょう。恋愛はうまくいっても結婚までは遠いと思うな。
経験上、恋愛に家事能力はマストかといえば、そんなことはまったくないと思う。結婚生活もそう。でももし結婚して一緒に暮らすようになって、相手が具合悪くなったりすると、何とかしてあげたいと思うものだし、そういう時、料理ができないというのがすごくもどかしくなって、最低限のものはできるように努力したりもする。だから絶対なんてなくて、何事も程度や状況の問題。いちいち細かいことを付き合わせてて一歩ずつというのはちょっと違うと思う。そんなことしていたら時間がかかりすぎる。それだけ人って多様な面がある。一歩前に出ようとするからぶつかる。それこそ柳のようにそこにいればいいのだと思う。それこそあいことともこの関係のように、自然に距離感が生まれると思う。
恋愛体質で好きになったら一直線なあいこと、アロマンティックで同居人の彼氏との距離感にも真剣に悩む慎重なともこ、笑いのツボも恐怖ポイントも全然違うし、ホント正反対な二人だけど、何だかんだ同居生活も上手くいって楽しそう。あいこがゆきに料理が苦手、やりたくないと正直に言えたのも良かった。ゆきの「我慢する」って言葉がちょっと引っかかるけど…。あいこは喜怒哀楽はっきりしていて分かりやすい子だけど、ともこは穏やかで控えめで、イマイチ本来の性格が伝わってこないので、次回はともこの仕事ぶりや交友関係をもっと深く見てみたいなと思いました。
あいこもともこも色々と抱えていて悩んでいるけど、必要以上にウジウジしないし、二人とも自分の悩みやモヤモヤとちゃんと向き合って一生懸命頑張っていて、応援したくなります。登場するご飯もどれも美味しそうだし、BGMがうるさ過ぎず落ち着いているのも、疲れた週末の深夜に丁度良い。あいこの元婚約者、妻が家事をやって毎日手料理作ってくれる「普通の家庭」が理想なのに、あんなにオープンに「家事しない、料理苦手」って断言してるあいこと何で婚約したんだろう。結婚すれば自分のために変わってくれるとか思ってたのかな?どのみち、価値勘違い過ぎてダメになってたっぽいから具体的に進む前に流れて良かったのかも。心機一転、正反対の二人がどんな共同生活を見せてくれるのか、楽しみです。
ともことあいこの二人暮らしは家事全般が得意なあいこと、暮らしには必要なお金を稼ぐ能力があるあいこのデコとボコが揃ったいい関係だから成り立つのだと思う。あいこが婚約破棄されたのはそこが一致しなかったからでしょ。恋人としては楽しいけれど結婚は死ぬまでの生活だから。あいこが一生ご飯を作らないって言うなら自分が作るって男性を探せばいいだけ。譲れない条件が誰しもあるから仕方ない。楽しそうに始まった二人の生活だけど、ともこはいいとしてもあいこはまだ結婚に未練があるはず。いい人ができたらこの関係は終わってしまうよね?そこを思うとなんだか切ない。