恋する母たち

まりの事を心から好きだから、子供も含めて全て受け入れてくれる懐の深さがかっこいい！
よほどの覚悟が無ければ、弁護士の旦那を相手に戦う決意を持てないはず。
あれだけ想われるなんて、まりは心から幸せだと思うし、離婚して丸太郎と一緒になれて本当に正解だと思う。

最初にまりさんに近づいたのは下心満載な気がしましたが、話が進んでいくにつれて真剣なんだなということが伝わってきました。軽そうに見えるけど真剣なところが素敵です。空港に現れたシーンはまりさんへの愛の覚悟を感じました。

あらすじを見て食い付いたドラマでしたが、この方の演技力に改めて驚いたドラマといった印象が強いです。普段はお茶らけキャラ、仕事になると真剣な顔の落語家、恋愛のことになると男の顔で、仲里依紗さん演じる”まり”を落とすといったテクニックを持つ丸太郎さんに毎週トキめいています。さすが舞台出身！と演技力にも驚き。不倫ドラマなので、不倫＝イケナイ関係と分かりつつも、ドラマ内＆自分にとっては非現実的な世界を毎週楽しみに見ています！

ただのお調子者かと思っていたけど、やっぱり肝が座ってる。まるちゃんがどんどんカッコよく見えちゃってこまっている。最後のわたしが全部丸ごと面倒見るから！でノックアウト。あんなこと言われたらぐらっと揺れちゃうよね。ブレない男らしさがかっこいい！！

まりを追いかけまわしながらも、実は単なるレクリエーション的に恋愛ごっこを楽しんでるだけかと思ってたけど、子供も含めてまりを自分が引き受けるとは何とも度量の大きい男という感じ。まりの息子のためにレコード会社の人を紹介するとかも、口だけじゃなくて本当にすぐに動いてあげてたし、やっぱりデキる人って職種を問わず行動が早いのねって思った。

まりは、丸太郎が自分を好きだと思ってるけど、丸太郎のまりに対する気持ちは、ペットでも可愛がるような感覚に思える。寸前で止めてしまったベッドでの続きを最後まで達成したら、案外あっさりと興味をなくすんじゃないのという感じ。丸太郎が本気で相手にするにしては、まりは精神的に幼稚すぎるしね。

まりに電話やメールで頻繁にコンタクトして、一生懸命に口説いてるのは、たぶん単なるフりというか、彼自身の娯楽なんでしょうね。多少でも本気の恋愛感情を抱いてるなら、まりと夫との関係に嫉妬もしそうなものだけど、そんな様子は全然ないし。ちょっと好みの女性を見つけて、なかなか落ちない相手をいかにしてモノにするか、ゲームみたいに楽しんでるだけって気がする。

本当の落語家さんのような動きと喋りで、最初から最後まで一度聞いてみたいと思うほどのはまり役。決してイケメンではないのに、グイグイと女性に近づくパワフルさと図々しさが、何故だか嫌いにはなれず、むしろ引き込まれてしまう。

決してカッコよくないけど、まりちゃん同様惹かれています。なんだろう色気？はあまり感じないな。でも大人の余裕かな？決して長くはない腕だけど、包容力は大きそうなのが魅力かな。真剣に芸に打ち込んでいる姿も素敵だな。

最高に魅力的な男性で惹きつけられる。

まりちゃん、まりちゃんって付きまとって彼女に夢中になってる風を装ってるけど、実は芯の部分では冷めてるんじゃないかとも思う。人妻との禁断の恋をしてる自分が好き、という感じ？街中の路地のような場所でキスしたあとに自分の新作ＤＶＤをプレゼントするとか、なんとも自己愛が強い人ですね。本当にまりちゃんが好きなら、自分の作品なんかじゃなくて、彼女が喜びそうなものを贈ると思うけど？

本職は本当に落語家なのではないかと思わせる話術や立ち振る舞いは見事だと思います。また、ぐいぐいと積極的にアプローチしていく恋愛巧者ぶりは様になっていて良かったし、こういう感じでやるのかと勉強になりました。

落語家の役ですが、落語をしている時の言い回しが大げさで、本当の落語家にはイマイチ見えなかったです。落語をしていない時の普段を演じる演技も、全て大げさで、見ていると、圧迫を感じてしまうので、苦手でした。

料亭で、まり達だけに落語を披露するところなど、きっとかなり一生懸命練習したんだろうなと想像させるくらい上手でしたね。それに、いかにも江戸っ子の落語家っぽく洒脱な印象。
アタシと言うときと、ボクと言うとき、自分の呼び方を使い分けてることで、その時々どんな立場や心情で喋ってるのかが伺えて面白い。