マイ・セカンド・アオハル

設定が大学生なので、軽いドラマなのはわかるけど、軽すぎた。後半は登場人物みんなが少し変わった人たちに見えてしまった。

ラストも３４歳でプロポーズ断り続けるって。
出産がゴールだと思ってる？その歳で初めての育児が一番大変なのに。この主人公、どこまでも感覚がのんきな人だなーと思ってしまった。建築学びなおしたときに20代疎かにしたこと反省した流れがあったから、それなら、ちゃんと今を考えろよ！と思ってしまった。

結婚・育児を経験してる人間からすると、最後はなんかもやっとした。
結婚って、自分のことだけじゃないからね。相手の未来も考えることになるから。
まー、相手が10個下だからなんとでもなるってことなのか。。

なんか、二人がこれから幸せになれるとは思えなくて、ごめんなさい。最後後味が悪かった。

それなりによい

ま、何はともあれハッピーエンド、良かったです。恋愛ものってベタですけどできればハッピーエンドで終わってほしい。変化球など望んでないので良かったです。10歳下の彼にあれほど好かれてこの上ない幸せだろうな。白玉佐弥子として独り立ちしたいって気持ちも素敵。ただこういうのがスタンダードになってしまうと結婚したり出産したりっていつしたらいいんだ？って考えちゃいますよね。行き着いた先の人類のテーマかもしれないな。

そっかー別れたかー。それも拓の下した誠実な選択かもしれない。20歳すぎの男子には荷が重すぎるでしょ。これが男女逆ならいくらでも待たせることはできるけど、30歳すぎの女性には難しいかな。たださえこさんだって学校を卒業したら働きたいだろうしそこまでは遠距離恋愛してても良かったと思うけどね。日向さんは拓がいなくなってやっと自分の思いを伝えられたのに、ここで拓が帰国なんてかませ犬感が半端なくてかわいそうだわ。

30歳で大学生になって就職するころには34歳。就活には聞いてはいけないことになっているけど、その年齢だと結婚とか出産とか気になって採用する方もやりずらいだろう。前回お母さんが言っていたようにそのリミットは変えられない。やりたい仕事をセーブして妊活に入るという上司も出てきた。そう考えると女の人が夢や仕事に打ち込める時間って少ないんだなと思う。うまくいってるカップルにありがちな遠距離問題。このカップルはどう乗り越えるのか楽しみでもある。

爽やかですごくいい。拓と佐弥子ってよくある思い込みからの突っ走りがなくて、ちゃんと素直に相手の話を聞いて行き違ってしまってもきちんと謝ることができるすごく素敵なカップルだなと思いました。恋愛ものって変に気持ちを隠してすれ違ったり変な事故を起こしがちだけど恋愛ってそんなにドラマチックなことじゃないんだよね。日々相手を思いやりほっこりと平和な恋愛もいいもんだ。ただ相手の家族のゴタゴタに首を突っ込むのはまだ早いかなと思った。

2人のいちゃつきっぷりがかわいくて微笑ましくてなんかいいもの見せてもらったなーって感じ。真凜が厳しめだったけど寮側の人間ってこともあるけどお父さんの不憫さも心の中にはあったよね。カップルの少しのいざこざを無理やり歳の差のせいにするのは止めたほうがいいかな。今や姉さん女房なんて珍しくもなんともないし。付き合いたてのカップルなんて少しのことで別れるだなんだって騒ぐのは想定内、そこで急にやる気出しちゃった日向さんが気持ち悪い。

キスして半年！！長くない？？うぶなのかなんなのかはっきりさせないまま同居とか、今の人は忍耐強いなと思った。キイナちゃんの時も思ったけど、拓がイケメンすぎるから余裕ぶっちゃって気持ちをぶつけないのが1番の問題だったと思う。気持ちが通じてよかったね。でも付き合ったらそのオアシスみたいなシェアハウスを出て行かなきゃいけないんだよね。それが辛すぎる。別れたら戻ってきていいのか？でもそれじゃ周りの人が気まずすぎる‥余計なことを考えました。

佐弥子と拓は思ったより早く、くっつきましたね。付き合ってハッピーエンドではなく、年齢差ゆえの行き違いも描きたいのでしようね。別に女性が10歳上の恋愛はありだし、その過程で年齢差がいろいろ気になるのも仕方がないだろうとは思います。でも付き合っていると、だんだん年齢差なんてあまり気にならなくなっていくものだけどね。少なくとも年齢にこだわっているうちはダメ。たとえ同じ年齢でも、経験や精神年齢みたいなものは相当に違う。ただ「同じ年齢」っていう先入観で、なんとなく理解できる気になっているだけ。このままだと二人の関係が見つかっただけでなく、いろいろありそうです。

もう遅い、それは拓自身の気持ちへの回答だったような気がする。多分佐弥子が来る前と来た後では拓が変わってしまったのだろう。それは微妙な変化だとしても、もう気持ちのレベルで繋がりかけていたキイナには気づくレベルだったのだろう。それでも告白を待っていた乙女心。12時になった時2人きりだったんだし最大のチャンスだったのにそれを見送った拓が悪い。それは故意とまではいかないけれど拓の中で絶対的な存在がキイナではないと揺れていたのかもしれない。恋って難しいな。

拓とキイナだけど、恋愛はタイミングの問題でもあるから、こういうこともあるのかもしれない。でもキイナの選択の仕方は選択肢AとBがさほど違わない場合のやり方。もしどちらかにバイアスがかかっていれば、そうはならない。であれば、そもそももう一方の男性をキープして、拓の告白を待っていたということは、普通なら拓の方により比重があった筈なわけで、遅くなったとはいえわざわざ待っていた方に告白されたのだからそれを受けない理由はないと思うのだけど。女心の微妙な機微を描いたというより、この後の拓と佐弥子のキスシーンのために用意された逆算設定のエピソードだなと感じる。そして日向の元妻、説明として凄い人だとしているから凄いんだろうなという感じで、フラットに見たらただ迷惑な人。少なくとも佐弥子が言うほど魅力的ではない。もちろん何を魅力とするかは人それぞれなんだけど、ドラマだからね。視聴者の多くにそう見えないと意味がない。果たしてこれでどれくらいの人が魅力的と思ったんだろうか？

佐弥子って素直だしおおらかだよね。だから10歳も年下の人たちに囲まれてもすぐに馴染めるのだろう。ただその10年の中で経験したものって全然違うと思うから、私なら素直にアドバイスは聞けないと思う。アルバイトだってしなきゃやっていけない人に、アルバイトをする必要のない人が意見するのはただ腹立たしいだけだし余計なお世話です。そしてこないだ見たキスは鼻くそ取ってもらってただけ？？え？鼻くそとる方が難易度高いんですけど？って思ったのは私だけですかね？‥

もちろん年下に学ぶこともたくさんある。特に建築についてのことなら小笠原の方が学んでる年数も多いから納得できる。でも社会経験がまったくない20歳が、社会経験が10年以上ある30歳に人生観について語り、それに納得してしまうのはどうなのだろう？人生において一番大きなギャップがあるのは学生と社会人の間。いかに無味な10年を過ごしたと思っている佐弥子でも、「1周多く回っているだけ」って聞きようによってはすごく失礼な言葉です。「1周無駄に回った」という意味にも取れるから。それでもほだされるのは、佐弥子が色ボケしている証拠かな。

あらら、拓とキイナのキスシーンがありましたね。そこって恋愛禁止でしたが公然の秘密だったのでしょうか。狭いシェアハウスで佐弥子が入ったことでまた関係性が変わるかと思うとドキドキしますが、アラサーの夢みたいなみんなが佐弥子を好きになるとかは逆に興醒めしてしまうのでやめてほしいです。大学は勉強だけするところじゃない、は本当にそうだと思います。ただ楽しいだけでもない。みんなと切磋琢磨して新たな感性が目覚める、そんな瞬間を見られればいいなと思います。

いかにも大学生らしいアオハルがスタートしましたが、みんなおしゃれですね。他人の目があるシェアハウスだからというのもあるのでしょうけど、昔の地方の大学生はもっとダサかった。デザインというとおしゃれな感じだけど、建築系だからね。部屋には色んなものが積み上がっているのが普通だったし。とりあえず佐弥子はアラサーでもうまく皆に馴染んだようです。でもやはり恋愛的な部分にはちょっと違和感があるかな。むしろ佐弥子が見ているヒラリー・クリントンの演説のように、ガラスの天井を突き破る大人の女性の姿が見たいです。

まだまだこれからですが期待を込めての評価です。
キイナと拓の今後の動向が気になる。

親が高校卒業したら家業を継ぐもんだと思っているところが格差なんだよなーと思った。お金もそうなんだけど、大学に行くのが当たり前の地域と高卒で働くのが当たり前の地域では全く思考が違うからね。本当なら入試の日に骨折しても来年があると言うんだろうけど、なんとなく流されて30。それはそれであることだなと思いました。ただ30過ぎて大学入り直して卒業していい企業に入れるのかは別の話。前半苦労の連続だったのに大学に入ってからはいい仲間に出会えたみたいだし急にハッピーな展開に戸惑わなくもない。

まず実家は持ち家で、あれだけ部屋数もあれば「貧しい」とは言えません。土産物屋だから日銭だし、安定的ではないにせよ、貧しい分類には入らないと思う。本気でやる気があれば、アルバイトしながら浪人して奨学金ももらう方法があるし、すべてを諦めるほどの事情ではなかった気がするのだけど。結果論として30歳になり、後悔ばかりだから、青春をやり直そうっていうのは安直すぎるかな。お笑いの「天丼」みたいに、都合よく交通事故が人生の岐路として重なってしまうのも安直。もちろん学び直しは今よりもっとやりやすくなって欲しいし、良いことだとは思います。青春のやり直しというテーマより、大人の学び直しをメインにした方が良かったような気がします。