ネメシス

控えめでありながら、極度の心配性。しかし、ハンドルを握ると性格が180度変化してしまう黄以子。わき役でありながら放つ存在感と医者モードとのギャップが何とも言えず、見れば見るほど黄以子の虜になりました。

このキャラクターは、八景島でのシーンでは刑事たちの後ろに隠れたりするほど小心者なところがあるのに、車を運転する時だけはやたらと強気になるという点がポイントだと思います。だからこそ、その落差にメリハリが必要だと思うのですが、大島さんは声のテンションが変わらず、性格の変化も曖昧です。残念ながら演技技術が未熟で、どこかコントのような軽さしか残りません。

まったくもって物語に必要ない存在なのに一挙一動がうるさくて、悪い意味で非常に気になります。脇役はどうあるべきなのか、一から考え直したほうがいいのではないでしょうか。原作の流れ上必要なのかもしれませんが、キャラごと1話で切ってよかったと思います。