スキャンダル専門弁護士 QUEEN

とてもきれいで出演していると華やかでよいのですが、毎回どのドラマでもあまり演技がよいと思えません。特に今回のようなお堅い役柄には一切はまっていませんでした。やり手女性記者感があまり出せていなかった。クール感がイマイチ迫力ないというか、つんけんする感じがあまりハマらないし、それでいて毎回ストーリーの展開に必要な役どころなので、やっぱ菜々緒とかにやってほしかったな。ほかの主要キャスト人がとてもなじんでいてよかっただけに、泉里香だけ浮いていた感じでした。

モデルと、インディードのCMのイメージしかなくて、ちゃんと演技をしているのを見るのは、このドラマが初めてだった。単純に演技うまい！と思いました!!台詞が棒読みじゃないのはもちろん、表情もとても良いなぁ、と。役柄も合っていて、主役の竹内結子に次ぐ、カッコいい女性だった。

最初の頃よりは台詞まわしも表情も役に馴染んできたと思いますが、やはり調査会のシーンでベテラン俳優さんたちの中にいると一人だけ素人っぽく浮いていました。台詞がない時の表情や佇まいに緊張感がないというか、氷見や吾妻の話を聞いているように全然見えない。ただボーっと座ってるだけに見えてしまったのが残念でした。

氷見と対峙するシーンは竹内さんの貫録とオーラに気圧されてますが、同世代の与田とのやりとりでは強気でふてふでしい態度やちょっと小馬鹿にしたような、取引の主導権を握ろうとするしたたかな感じがよく出ていると思います。ちょっと気だるそうな低めの話し方も相手との壁を感じさせ、慣れ合いはしない東堂のドライさが滲みでていて良いですね。

和久井の会見中に柏木の動画を見せる時の嫌味ったらしい表情や、氷見に吾妻の記事を送りつける時のドヤ顔など、敏腕記者の押しの強さや厭らしさを頑張って出そうとはしているようですが全然深みがないですね。お嬢さんが無理して強がってるようにしか見えないし、氷見と対等な立場で話が出来る人物とは到底思えません。

最初は演技もオーラもイマイチだなと思っていましたが、回を追うごとにだんだん演技が良くなってきたと思います。記事を書くよう情報提供をしてきた氷見たちに「オマケが欲しいです」と交渉してくるシーンなど、試すような口調や表情にしたたかさや狡さ、アクの強さが滲み出ていて、存在感が増してきたように感じました。

主要キャストが少ない中、ベテラン女優さん達に囲まれているのが気の毒です。演技力云々の前に声の出し方や表情・佇まいなどが素人くさくて、竹内さんや水川さんと一緒に芝居をしていると力量に差があり過ぎて違和感があります。

大人しくて良い子そうな雰囲気があって、与田に「性格悪い」と言われるくらいのアクの強さやしたたかさ、女の嫌な面が全く感じられません。台詞も棒読みだし表情の作り方も単調で、無理して悪ぶってるように見えてしまって役柄に全然合っていないと思います。

出番が少ないから仕方がないのかもしれないですが、イマイチ印象に残りません。可愛いんだけど華がないのか目を引かないし、台詞の声もふわふわしていて口先だけで喋っている感じがします。スクープを狙う敏腕記者らしいガツガツしたところも感じられないし、氷見と対等な関係に見えないところが残念です。