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脚本・ストーリー 4.4 /5.0(87.6%) | 106位 /1161件中 |
キャスト 4.6 /5.0(91.6%) | 137位 /1161件中 |
演出 4.3 /5.0(85.8%) | 147位 /1160件中 |
音楽 4.3 /5.0(85%) | 110位 /1161件中 |
感動 4.3 /5.0(85%) | 61位 /1156件中 |
笑い 3.7 /5.0(74.8%) | 187位 /1156件中 |
スリル・興奮 3.3 /5.0(65.2%) | 515位 /1153件中 |
脚本・ストーリー 4.4 /5.0(87.6%) | 106位 /1161件中 |
キャスト 4.6 /5.0(91.6%) | 137位 /1161件中 |
演出 4.3 /5.0(85.8%) | 147位 /1160件中 |
音楽 4.3 /5.0(85%) | 110位 /1161件中 |
感動 4.3 /5.0(85%) | 61位 /1156件中 |
笑い 3.7 /5.0(74.8%) | 187位 /1156件中 |
スリル・興奮 3.3 /5.0(65.2%) | 515位 /1153件中 |
実の親だって子供の病気は代わってあげられない。それが辛いのは理解できるけれど、治ってほしいとか昔みたいにって思うのは親のエゴ。何にも知らないでというか知ることもしないで傷口に塩を塗るようなことはしないでほしい。親でも合わない人はいる。付き合いは無理をしなくてもいいと思う。鈴さん親子の関係も微妙だったね。司に面倒を見させようなんて図々しい。司が出て行ってしまった後お粥を持ってきてくれるさとこさんの優しさが嬉しい。悲しくても誰かとご飯を食べる幸せがあれば乗り越えていけるよね。
司は鈴さんの娘にあんな風にお金を渡されそうになったら出ていくしかないかな。
どれだけ居心地が良くても、介護から逃れられなくなるし、好意じゃなくて義務になってしまうし。
娘は鈴さんの今後の心配と、司に面倒かけている後ろめたさから良かれと思ってやっているのだろうけれど、自分の気持ちを解放するためでもあるからね。
司が出ていってしまったことで、彼女は嫌でも親と関わらなければならなくなる。
さとこの母は、さとこの心配をしているのだけれど、やはりそこは自分の気持ちの押し付けでもある訳で。
丈夫に産めなかったことへの後ろめたさが隠れてはいるのだけれど、かつて好きだったものを食べれない人の前に並べるのは褒められた行為じゃない。
並べたことで、自分は心配しているということを可視化したかっただけに見える。
母子というのは難しいことが多いのだけれど、根本に寄り添う気持ちがないとこういう風になるんだよなと思ってしまう。
2組の母親と娘という構図が鮮やかに描かれていました。
鈴さんと娘の透子ですが、透子の浅ましさとか失礼さにはうんざりさせられるけど、娘なりに母親を心配してはいるのだろうね。そしてさとこと母親の惠子も惠子の無神経さや強引さにはうんざりだけど、根底には健康に生んでやれなかったという娘に対する罪悪感がある。結局は血はつながっていても別々の個人だから、相容れないところはある。だからこういう適当に突き放すような距離感は必要なんだと思う。
司は透子にあんなことを言われ、鈴さんと近づきすぎたなと感じたのだと思う。そこもまた距離感の問題だ。
結論も行動もそれぞれだけど、それが人間だし、そんな中で折り合いをつけていく。それは人同士だけでなく、さとこと病気にもいえる。
どんなラストになるのか、楽しみです。
団地は今や高齢者しか残っていないところも多くコミュニティも密といえば密だけどそれは昔からの付き合いってところも大きい。そして人と同じく建物も高齢化していて修繕も大変なのだ。そういうところも含めての説明があるのがいいよね。鈴さんは今の生活が気に入っていてさとこにずっとそばにいてほしいと思ったから部屋をあげるなんて言ったんだと思う。ただそこは不動産だからね、子供は黙っていないでしょう。普段寄りつかない実の子がしゃしゃり出てくるでしょうね。
心が落ちるとカラダも沈む。
そうなると麦巻さんは塩むすびになっちゃうんだね。
遠巻きに心配しているのを見ると、やはりこの会社は雰囲気が良いな。
みんなが自然体に見えるし。
八ツ頭さんたちのお礼の会食が鈴さんのところというのも面白いけれど、たぶん鈴さんは社長さんに今の麦巻さんの生活見せたかったんだろうね。
たとえお金が足りなくても、カラダが辛くても、いろんな人たちが関わってくれてお節介焼いてくれてなんとか生きていける。
人と比べると焦ったりすることもあるけれど、あの場所は今の麦巻さんにとっては良い場所なんだよね。
そして世話を焼いている鈴さんも実は楽しかったりして。
今の部屋をあげるという話。
さすがに家族が黙ってないと思うのだけれど、大丈夫かな。
部屋をくれると言ってもね、固定資産税もかかるし、部屋の設備の故障や不具合も自分の負担になる。
それに次は建て替えとか言っているわけで、修繕費の積み立てだけで間に合うはずもないから、自己負担額は田舎で新築マンションを買えるくらいになるんじゃないのかな。
まあ終の棲家だとは考えず、とりあえず10年くらい安心して暮らせる場と考えれば、家賃10年で300万円なら悪くないのかもしれないけど。
そして鈴さんの娘さん登場。いろいろ面倒くさいことになりそうだね。
鈴さんにとって司に出会ったことやさとこが引っ越してきたことはとても幸せなことで、その2人のおかげでまたさらに出会いが増えて賑やかになっているのにさとこが移住するなんて言うから本当はすごく寂しかっただろうね。なつきは合わないなと思ったらすぐに環境を変えるタイプみたいだけど、それができない私はそこに留まっている人の気持ちにすぐ感情移入してしまう。年寄りからしたら旅立つ若者の袖を引くことはできないから寂しさに耐えるしかない。今回は鈴さんの気持ちになってしまった。
さとこは移住も副業もそうだけど、今、決めつけてしまわない方が良いと思う。
一生つきあわなきゃいけない病気との、まさにつきあい方というか、ペース感というか、今はそれを学ぶ時期なんだろうと思うけどね。たまたま通院日の少し前に風邪を引いたりすれば、いろいろな数値が上がったり下がったりするのは、あるあるだから。一喜一憂しすぎると気持ちが萎える。とにかく徐々に今の自分になれるしかない。
八つ頭と反橋は良かったね。まだ始まったばかりだけど、お互いに少しだけ日常の何かが変わった。他人の変化は劇的に見えがちだから、さとこも焦らないで、何かを見つけられればいいね。
弓ちゃんちの問題は団地や狭いうちあるあるで、親も人の部屋を借りてあげるくらいなら弟が眩しくないようにカーテンくらいつけてあげればって思うよね。親に余裕がないのか余力がないのか、そこでしか生きられない子供はそこのルールに従うしかない。残酷だ。そして司も親の妄想に縛られている1人だ。でもさ顔も見たことがない父親の影響なんかあってたまるか!って思うよね。血がなんだよ!人生に1ミリも関わってこなかった奴なんかとっとと忘れていいよ。いないならいない方がいいこともある。いい妄想で生きていこう。
司の過去について語られましたが、鈴さんの言う通り、少し日干しする時間があれば、柿が熟成し、一味変わり、効能も変わるように、何かが変化するかもしれませんね。
今の世の中はスピード重視で、多少のバグがあっても、とりあえずリリースするって時代。でも干し柿でも漬物でもお酒でも、じっくり寝かせないとダメなものもある。
さとこも山登りというか、トレッキング程度だけど、良かったと思います。結局、やれる範囲ってやってみないとわかんないしね。
弓ちゃんだけど、これはひとつの現実だと思う。親次第なんだよ、教育環境って。だから高学歴の親の子どもは高学歴になるケースが多く、なかなか親の学歴を上回る子どもって少ない。でもそこに文句を言っても何も変わらない。さとこに部屋を借りようと積極的になり、自ら動きだしたことは、彼女にとって大きな自立の一歩だと思います。
なるほど、宿泊はテントではなくて宿屋を使えばだれでも楽しめるレジャーになる。
空気もおいしいし、天気も良ければ気分転換には最適だといえるだろう。
それにしても麦巻さんの母親はひどいな。
弓ちゃんの家族もそう。
それぞれ違いはあるけれど、傷つけているという意味では同じだ。
弓の母親は麦巻さんに対してはきちんとしていたけれど、弓ちゃんに対しては守ってくれない。
弓ちゃんに部屋を貸すことで麦巻さんは少し役に立っているという実感が持てて嬉しいのだろう。
でも薬の量が増えないといいなと思う。
今回はちょっと心がチクチクする場面が多かったな。
体力が厳しい中で副業ってどうするのかと思ったけれど、なるほど一室を貸し部屋にするのか。
団地の人限定なら心配事は少ないし、なかなか悪くない。
それでも、準備大変だっただろうな。
自由に動けないという意味では自分も同じだから。
収入に焦る気持ちも、もどかしい気持ちも良くわかる。
でも、不自由だからこそ見えるものもあるんだよね。
高校生の彼女。家庭環境に少し難ありかな。
学校での居場所もなさそうだし。
自分と関わってくれる大人が現れて、少しずつ明るい方へ向かえばいいな。
見終わって、しばらく余韻で心があたたかいのが嬉しいドラマだ。
なつきと弓という新メンバーが加入。なつきに関してはさとこの知らない間に司や鈴さんと仲良くなっちゃいそうでドギマギしているさとこがかわいかった。弓ちゃんは家庭で得られないものをさとこやなつきからもらえそうな感じがほっこりする。家庭がうまくいかなくても学校で居場所がなくても第三の居場所があればそれでいい。昔ながらの付き合いは敬遠されていつの間にかどう付き合ってきたかも忘れてしまったように見える。適度なおせっかいができる人になりたいなと思う。
良質な普通が一番、は刺さりました。ホラーやサスペンス、不倫や裏切りなどなかなか重く暗いドラマが蔓延する中で、このドラマはほっこりします。そんなに高級料理でも食材でもない普通のご飯が人を幸せにするという価値観を見せられました。毎日のご飯への見方を変えてくれました。
ドラマの内容の前に、桜井ユキさんと土居志央梨さんが「虎に翼」以来の共演です。どちらも朝ドラとはまったく違うイメージで、さすが女優だなと感じました。ふたりの共演はこの後も楽しみです。
さて内容の方ですが、さとこの気持ち、それなりの病気をしたことがある人ならわかりますよね。世の中、なんだかんだ言っても体力勝負のところがある。元気な人はそれに気づかないけどね。副業というのもやはりなんだかんだと体力が削られます。
がんばれとは言いたくないから、とにかくさとこを応援したいです。
こういうのを見ていると人は一人では生きていけないという意味がよく分かる。いや、一人でも生きていける、だけど病を得て一人だとどうしても鬱々しちゃう毎日に誰かと話すことで気がまぎれる。会話の中で誰かが誰かの問題を解決してしまったりしてまた新しい縁が生まれたりする。そうやっていい気が流れ心が健やかになっていったり、一人では見られなかった景色を見ることができる。それが団地の五階からの景色であり、みんなで見た星空だったりする。お説教はどこにもなくそういうものだと感じさせてくれるところがいい。
梅シロップって、なんというか他の飲物と全然違って、どれだけ苦しかったりしんどかったりしても唯一飲めるのよね。
濃さも好きに調整できるし、本当に不思議な飲物。
長くかかって数字では測れない効能を持つものって世の中にはたくさんあって、それは先人たちの知恵であったり経験であったり。
そういうものを大切にして生きるって悪くないなと最近特に思う。
長い年月に守られているというか、なんというか心に余裕みたいなのができる。
たしかに収入も大事。
でもあんな風に少しずつ優しい人たちに囲まれて生きる方がきっと振り返って楽しいし生きやすい。
さとこが少しずつ、本当に少しずつ薄皮を剥がすように元気になっているのが嬉しい。
あとはお母さん問題か~
これはなかなか厄介なのよ。本当に。
「良質の普通がいい」というのは名言だし、しみじみ同感です。
病気とかして療養すると、時間感覚とかペースとか、日常なら歩幅みたいなものが、他の人たちや元の自分と変わってしまうことがあるよね。でもそれが今の自分のペースであって、大事なのはまさに「良質の普通」を楽しむことだというのは、すごくよくわかります。
さとこが嫌がらせをしてきた同僚に対して怒らなかった件だけど、怒るのってひどく体力がいるからね。体がしんどい時はその気力もなくなる。だからといって許しているわけでないというのも、そうだろうなと思います。怒らないのと許すのとは別次元の話だし。
このドラマの脚本家や演出家は死んじゃうほど大変なわけじゃないけど、他の人よりも何かを制限される環境の人のことがよくわかっている。今の時代に必要な優しさを感じるドラマですね。
今季ベストはこの作品。
初回から神ドラマだと思っていたが、今日も良かった。
同じようなテイストの「団地のふたり」が中国で大人気らしい。
この作品も人気になるだろう。
「バニラな毎日」も良い作品だったが、
何気ない日常を描いた作品に癒される。
体の不調はメンタルをやられそしてまた体調に戻ってくるの悪循環、すごく分かる。体にいいものを食べてねってよく言われるけど本当にそれを考えるのって普段から余程意識が高くなきゃ不健康になってからが多いと思う。この先ずっと曇り空の毎日を送るなんて気持ちが保たない。心と体が喜ぶものを食べたいのは当然の展開だよね。そこに薬膳に詳しい青年やちょっとおせっかいだけどそれが心地よいおばあちゃんと出会うなんてツイてる!まだ神様に見放されたわけじゃない!さとこ、がんばれ!
蒸したさつまいもを食べた時のあのホッとする感じ。わかるな~
スイーツと呼ばれるものと違って、ご褒美感はないんだけれど心には確実に効く。
薬膳に興味を持って本を買ってやってみるのも良くわかる。
でも高くつくのよね~と思っていたら、やはりそこにも触れていて。
旬のものを食べるのだし、昔は旬のものは安く食べれたのに大量に作れるものが基準になっちゃって相対的に高いって感じ。
地元の産直の売店でも近くにない限り、なかなか旬のものを食べ続けるって難しい。
とうもろこしのひげを集めるのの方が難しいとか、そういうツッコミも楽しいし、小さなほっこりをもらえるドラマだなと思う。
知らなかった疾患を知ることができて為になるし有意義な作品で素晴らしいと思います。一点すごい違和感なのが週4パートの独身女性が23区内であんな広くてしっかりしたマンションには到底住めないので、ドラマとはいえ現実味がなさすぎるのでもうちょっと考えて欲しいです。キラキラ生活を見せるドラマでもないのであのセットにする必要性も感じない。引っ越し先も団地とはいえ5万円であの広さは無理があると思う。
膠原病は大変だしね。二十代前半から特定疾患で一生付き合わなきゃいけない病気を抱えている身内がいるし、自分もいろいろ病気をして生活に制限があるので、さとこの気持ちはわかります。時々、未来なんて考えてどうなるんだろうって、自暴自棄というのではなく、もやもやした気持ちになりますしね。
薬膳との出会いはもちろんだけど、司とか鈴との出会いの方がさとこにとっては大きなものになっていきそうです。こういう押しつけがましくない触れ合いが人を助けるのだと思うけど、現実には無いから羨ましくもありますね。
まだ30代なのに一生付き合わなければならない病気を患った麦巻にとって、薬膳との出会いは暗いトンネルに射した光、希望なんだろうなあ。それに薬膳料理でもそうでなくても、誰かが食べる人の健康を思って丁寧に作ったご飯ってそれだけで美味しいし、心も身体もあったまる気がする。しんどそうなシーンが多かったけど、スープを飲んでる時は本当に幸せそうな良い顔をしていたので、美味しいご飯と薬膳と、団地で出会う個性豊かな人たちとの関わりで麦巻にもっと笑顔が増えると良いなあって思いました。
さとこの言葉ひとつひとつが心に刺さる。
急にわからないカラダの不調に見舞われて、日常だけでもアップアップなのに周りからの心無い言葉。
理不尽な言葉に立ち向かう気力さえない。
それが、身内からまで容赦なく浴びせてくるのだから苛立ちやストレスが常に同居してしまう。
医者は病気は見てくれるけれど、生活の困りごとまで見てくれるわけじゃない。
意外と医者からの言葉で傷つくことだってある。
細かいことを丁寧に描いているなとわが身を振り返って比べてみる。
あんずを口にふくんで少し安心して咳が止まる。
不安と安心って不調を増幅したり軽減したり、ほんの少しのことだったりするのに大きく作用する。
薬膳との出会いもだれど、あの大家さんがいるってこと自体がさとこの心に大きいんじゃないかな。