※まだ評価はありません。
| 脚本・ストーリー 3.9 /5.0(77.6%) | 400位 /1203件中 |
| キャスト 3.9 /5.0(77.6%) | 632位 /1203件中 |
| 演出 3.6 /5.0(72.6%) | 562位 /1202件中 |
| 音楽 3.3 /5.0(65%) | 704位 /1203件中 |
| 感動 3.3 /5.0(65%) | 458位 /1198件中 |
| 笑い 3.9 /5.0(77.6%) | 147位 /1198件中 |
| スリル・興奮 4.1 /5.0(82.6%) | 133位 /1195件中 |




4.00 / 5.0 (回答者数9人) 242 位 / 1201件中
| 脚本・ストーリー 3.9 /5.0(77.6%) | 400位 /1203件中 |
| キャスト 3.9 /5.0(77.6%) | 632位 /1203件中 |
| 演出 3.6 /5.0(72.6%) | 562位 /1202件中 |
| 音楽 3.3 /5.0(65%) | 704位 /1203件中 |
| 感動 3.3 /5.0(65%) | 458位 /1198件中 |
| 笑い 3.9 /5.0(77.6%) | 147位 /1198件中 |
| スリル・興奮 4.1 /5.0(82.6%) | 133位 /1195件中 |
事件にはまだ裏がある。布施を堕落させたのはネルラだった。まぁそれは芸術家だし微妙な塩梅で成り立っているものだからどこをどうすれば良かったのかは難しいところだろう。ネルラ一家はともすれば結束が強すぎて近寄りがたくもなりそうだけど、そうならないのは男たちが割と幸太郎をすぐに受け入れ変わっているとか意固地な印象を受けなかったのが大きい。なんだか最後までネルラという人物を考えさせられる不思議なドラマだった。
やっぱりレオだったか。ネルラが布勢に首を絞められているのを見たら焦るよね。大事な家族が殺されてしまうと思って殴ったのだろう。こんな不幸な事件はない。その現場に駆けつけた考はレオを庇い罪の上書きをした。このまま事故死で終わってくれればこの波乱はなかったのに。罪は罪、だけどあまりにも後味が悪い。そしてレオを守ることだけを忠実に守ってきた家族の崩壊。ネルラの主張はあんまりだけど、それがその一家の考え方なのだ。もう幸太郎はあの家族には受け入れられないのだろうか。
確かに自分が犯人だと言い出そうかと悩んでいる時に事故死と片付いたなら無理に言い出すって選択肢はなくなるかなー。で、今頃になって再捜査が始まって家族が疑われていると知ったら自首するってある意味辻褄は合う。動機もあるし、だけど引っかかる。燭台の形で考の犯人説が崩れそうだけどそれなら真犯人は??考が自分を犠牲にしてまで守りたい相手はレオしかいないと思うんだよね。人一倍家族思いの考、どんな気持ちでおにぎりを握ったのだろうと考えてしまった。
いくら気が動転しているとしても痛みで転がっている父親を前にして、助けを呼ぶなら旦那じゃないのか?スマホを持っているのにすぐに旦那に連絡を取らなかったのは、幸太郎としてはショックだよね。後先なんて考えていられなくて車に乗った知り合いがそこにいると思って頼ったんだとは思ってもいい気分はしないだろう。だけどそれがネルラなんだよね。中年になっても好きな時に遊ぶ女もいてそれなりのステータスがある男が執着するに相応しい。振り回されている男たちが面白い。
お父さんはフリーなんだから恋愛するのは自由、でもそのパートナーが嘘をついていたとなれば話は別。そこで相手を罵るわけでも訴えるわけでもなく潔く身を引きいい人なんだなーと印象づけてからの殺人犯説!!話の展開が面白い。ネルラの描写もすごい。幸太郎の事務所まで押しかけてきたかと思えば、悩んでいる幸太郎より先に自分から離れたりする。こういう人を魔性の女と呼ぶのだろうか。ずっと事件を追っている刑事だけが若すぎて違和感がある。
自分の家族の前でも幸太郎さんが好きと言い切りあんなにラブラブだったのに壊れる時って一瞬なんだね。隣に並びたくないという変な理由で少し離れた位置に立って撮ったウェディングドレスの写真が微妙にこの先の不穏な空気を写していたなんて想像の先にある脚本が面白い。でも幸太郎は殺人犯かもとも疑われるネルラに最後までちゃんと寄り添っていたよね。でも肝心のネルラがなんにも話してくれなくなってしまってはどうにもならない。ここからどんなところに連れていかれるのかワクワクしている。
昨日まで大の字で寝ている妻を無防備な姿を見せてくれる愛おしい存在として見ていたのに、殺人犯かもしれないと思ったら人を殺したかもしれないのによくそんな格好で寝られるなと気持ちが変化する。ネルラという自分の妻が分からなくなる。面白い展開です。謎は深まるけれど毎日か忙しく回っていくところも好き。仕事を全力でこなしながらも常に頭から離れない疑念。日常のすぐ隣にある事件は他人事と言えるだろうか。あなたの見ているその人は本当にその人ですか?と問われている気分だ。
春ドラと違って夏ドラは不作だね。
残ったのはこの作品だけ。
さすが大石静というべきか、
さすが松たか子というべきか、
さすが阿部サダヲというべきか。
大石さんによると最初に考えたタイトルは
「ネルラという妻」だったらしい。
反対されて「しあわせな結婚」になったとの事。
絶対「ネルラという妻」の方が良いと思う。
結婚とはタイミング。モテなかったわけじゃなく自身で独身を選択してきたのに病気になったことで弱気になり、そんな時に出会ったネルラと結婚しちゃうんだから人生何があるか分からない。幸太郎目線で追うとそんな感じだが、ネルラから見ても同じだろうか。ネルラは警察にマークされている。幸太郎と出会ったのは偶然?それとも法的に強い味方が欲しかった??そしてなによりネルラは殺人犯?正直おじさんとおばさんのイチャイチャは見たくはないがストーリーは面白いと思う。