※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.4 /5.0(88.4%) | 88位 /1088件中 |
キャスト 4.3 /5.0(86.6%) | 271位 /1088件中 |
演出 4.1 /5.0(81.6%) | 236位 /1087件中 |
音楽 3.8 /5.0(76.6%) | 296位 /1088件中 |
感動 4.3 /5.0(85%) | 55位 /1083件中 |
笑い 3.8 /5.0(76.6%) | 151位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.2 /5.0(63.4%) | 547位 /1080件中 |
脚本・ストーリー 4.4 /5.0(88.4%) | 88位 /1088件中 |
キャスト 4.3 /5.0(86.6%) | 271位 /1088件中 |
演出 4.1 /5.0(81.6%) | 236位 /1087件中 |
音楽 3.8 /5.0(76.6%) | 296位 /1088件中 |
感動 4.3 /5.0(85%) | 55位 /1083件中 |
笑い 3.8 /5.0(76.6%) | 151位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.2 /5.0(63.4%) | 547位 /1080件中 |
子役たちの演技が上手いなぁと思った。永作博美はドラマで久しぶりに見たような気がするが、やっぱり存在感があり華もあり実力のあるいい俳優になったと思った。気の強い勝気な女性の役が上手かった。高橋一生も優しい声が役に合っていて思っていたよりもずっとよかった。この家族の問題は複雑で、誰も悪人がいないのにそれぞれの想いが歯車が合わずに心が離れてしまって、どうやって問題を解決するか逆に難しいと思っていたが、やっぱりすっきり爽快に解決とは思えなかった。
塾経営という、一般人はあまり経験しないような設定だったけど、「ああ、なんかこういう事あるよなあ」って気がしました。夫婦とか親子とか、長い年月の間には、仲が悪くなって離れて暮らしたり、口もきかなくなったりする時期もあったり。でも、時が経って、わかりあえる日が来たり。身内だからこそ、肝心な事に触れないまま過ごしたり。高橋一生さんと永作博美さんが夫婦役ですが、実年齢が10歳も違うのに、なんかちょうどいい感じで、改めて永作さんの童顔にも感動しました(笑)。お二人は、若い時代から老齢期までをずっと演じられましたが、二人の老けメイクは、ちょっとわざとらしいかなとも思いました。それも面白かったけど。
最後まで笑えるところもあり、考える部分もたくさんあるストーリーでした。
波乱万丈の夫婦生活で、一時期離れたところもあったものの、そのおかげで吾郎の人間の幅が何重にも広がり、執筆活動の肥やしになったことは言うまでもないです。
千明のキャラクターもすごく個性があり、信念を貫く女性の姿を強烈に表現していたと思います。
意思を貫く強い姿勢は、見ていて気持ちの良いものでした。家庭は手抜きになっていましたが、娘たちはそれぞれの道を進み、素敵な人生だと感じました。
戦後復興の「価値観」と時代の変遷に伴う価値観と、社会背景と求められる価値がズレると当然、国民個々の家庭の中でもズレが生じるんだなぁとしみじみ思わされたドラマだった。最低限必要な教育とは何かをかなり明確に伝えてくれたドラマでもあるので現代人の多くは見ていて損はないと思う。若い子が持つエネルギーが正しく使われないと思えてならない昨今、苦労しないで育ってしまった親に育てられる子供の不幸は意外と知られていないような気がする。
『みかづき』の最終話。
みかづきというタイトルがどこから来たのか、なぜみかづきなのか、そこがはっきり分かり、千明をずっと支え、夢を追うことを一緒に駆け抜けてきた吾郎の想いが詰まっていて、二人が出会った頃から、塾を二人でやり始め今に至るまでの回想シーンはとても感動的だった。
一人では何も出来なかった、千明がいたからここまでこれたという吾郎。
千明を失った哀しみをこらえながら『みかづき』を執筆したのだなと思うと、心が温まり感動できるドラマだった。
ついに完結、いつもよりも多めにポロポロ泣いてしまいました。
屋上の「お疲れさまでした」のシーンでも、病室のシーンでも、セリフはあまり多くないのに気持ちの交流がとてもよく伝わってきて、さすが高橋一生と永作博美だな、と感心してしまいました。
「みかづきだからこそいい」というのも、いい話だな、と思います。
塾創成期としてもラブストーリーとしても、価値観を戦わせて行って、しかも相手のことも認めているという素敵な夫婦でした。
とうとうこの日が来ちゃった。このドラマにはほんとに「ありがとう」と言いたい。心から見てよかったと思うし作ってくれて「ありがとう」と感謝してしまう。その気持ちでいっぱいだ。人には、いつだって優しくあれねばならないなぁと心底思った。数字が持つ価値は人間が使いこなしてこその「価値」だ。偏差値、学歴。どこにこだわろうと人の勝手だがそれで人生と時間をつぶしてはならないことを千秋一家全員が訴えていたように思えるドラマだった。高橋一生と永作博美はほんとに見事に演じあげたと本当に感心した。
最高のドラマでした。全5話では短いと思ったけれど「もう少し」見たいと思うくらいのちょうど良いボリュームでした。千明という女性はとても魅力的で、恋人でありながら共に教育のことを語り合い、上を目指してきた同士で、離れた時もあったけれどそれを乗り越えてまた一緒に歳を重ねることができて、いつでも「満ちよう満ちようとする三日月のような」というセリフでこのタイトルに納得させられました。病室での会話、若い頃から過ごしてきた日々の回想シーン、残された吾郎の寂しそうな姿に人はいつか死んでしまうという当たり前のことを思わされ、涙が出ました。
最終回を目前にしてまるで全編がクライマックスのようなプレ最終回特有の臨場感を持って楽しめた回。聡明な千明がほとほと頭を抱え肩を落とすほどの苦難の連続の中、私の目には仏壇の中の頼子の遺影がまるでボンボリのように柔らかな光を放つかのような温かさで印象に残った。とことん苦境に落ちても姿勢を乱さない千明も偉い。人間は修羅場でこそ真の姿を現してしまうものだからね。そして千明もただの「可愛い女」である一面を見せてくれた。吾郎と出会えた喜びの涙が全部語っていたように感じた。
何年も音信不通だった吾郎がとても自然に千明の目の前に現れ、しばらく見られなかった吾郎と千明の可愛らしいやり取りと、吾郎の優しい笑顔がまた見れて良かった。高橋一生のあの笑顔が見たくて、再会シーンは見ながらニヤニヤしてたはず。
千明が苦戦していたことも、たったのひと言で解決してしまった吾郎。さすが吾郎さん!人柄が滲み出てる。
手料理をしたことがない千明が吾郎が帰ってきたことで挑戦したことも、ほのぼのと描写されていてとてもいい回でした。
ちょっと緊張感のある夫婦関係がリアルで面白かったです。夫婦経営の事業から始まる家族生活がうまくいってるのは、高橋一生演じる吾郎の適応能力が高いからなんだろうな、と思いました。蕗子が教育に関して厳しい母親よりも、義理の父親を相談相手に選んでいるということが、なかなか興味深かったです。永作博美演じる千明は、本当は心優しいのでしょうが、母親以外の家族に見せている面があまりに硬くて、色々と損をしているのかな、と思わせてくれました。
「みかづき」という題字の意味が、現代の孫を出すことで、疑問なく最初から出てしまったので、さすがドラマ、うまいなぁと思ってしまいました。全体的にドラマがコミカルになっていて、見ていてワクワクしてくる雰囲気でした。資格のない天才教師、という設定だったはずの高橋一生の役が、思いのほか自然体の女性に自堕落な男だったので、魅力が遺憾なく発揮されている感じで、すっかり気に入ってしまいました。可愛い顔をして強引な永作博美演じる千明も面白かったです。