※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.1 /5.0(81.4%) | 272位 /1088件中 |
キャスト 4.1 /5.0(81.4%) | 461位 /1088件中 |
演出 3.7 /5.0(74.6%) | 486位 /1087件中 |
音楽 3.7 /5.0(73.4%) | 404位 /1088件中 |
感動 3.7 /5.0(74.6%) | 182位 /1083件中 |
笑い 2.3 /5.0(45.4%) | 780位 /1083件中 |
スリル・興奮 2.9 /5.0(57.4%) | 727位 /1080件中 |
人生最後を迎えるとき、人は何を思うのかを深く考えさせられました。人は誰しもかならず後悔を抱えて生きている。その後悔があるなかに、必死で生きた証があるのだと。また、最後のとき、最後の望みを叶えてくれる人たちが現れ、自分のために一生懸命になってくれるって究極の幸せだと感じました。その幸せを与えられる側もまた幸せを得られ、前を向いて生きていくことができるのだと。生きていく素晴らしさに気づくことができる作品でした。
真実を知って怒っている理由を、寺本が真剣に取り組み、父親が和子の後を継ぐよりやりたいと夢見た訪問看護という仕事を利用したからと言ったときにとても胸が苦しくなりました。
サイレントエンジェルの活動がどんなに素晴らしかろうと自分の立場を明かさず、寺本に当たり前のように話しかけていた和子のしたことに腹がたつのは当然だと思った。でもサイレントエンジェルの活動で本当に寺本がしたかったことができたのも事実で、やめてしまったらきっとずっと後悔し続ける性格だとわかった上で和子のしたことを責めるなと諭した島田の想いが温かくて涙が出ました。
結局おばあちゃんだと知っていることを明かしていたけれど、和子がそれを聞いて少し微笑んだようなホッとしたような表情を見せたので、和子の"なにも言わないで"という以上の願いが叶った瞬間を最後に見ることができ、悲しさを伴った作品だったけど最後は笑顔になれたのがよかったです。
最終回らしくとても感動的な内容でした。前回、寺本くんがお父さんが自殺している、という話をしていたので、もしかしたら和子さんとの関係があると思っていましたが、お孫さんだったんですね。自分の息子が家族を置いて自ら命を絶つなんていうのは本当につらい過去だと思います。和解することができて安心しました。今回のさすらいをみんなで歌っていたのは素晴らしかったです。皆さん歌手活動もされているので歌が上手でしたね。きれいな風景と相まって心が洗われる思いでした。
人生の最期を豊かにしてくれるお仕事ってほんとに素晴らしいお仕事だよね。まさに天使だわ。もう一度だけ家に帰りたい、もう一度だけペットを抱きたい、そんな些細なことさえなかなか叶えられず死んでしまったりするし。これからお一人様がどんどん増えるし、高齢者が増えてるからそういうサービスが充実する世の中になってほしいな。心の綺麗な役が志尊淳さんぴったりでいい配役だった。弱さと強さを持ったお孫さんにしたいNo. 1かもしれないね。
とっても心があったかくなる最終回でした。
和子さんが病気だろうな、とは予想してましたが、テラちゃんが孫だったとは想定外でしたねぇ。
和子さんの最後の願いが『寺本春紀には内緒にしておく事』でしたが、テラちゃんが介護ステーションで「僕の大好きなおばあちゃんです!」といった時にジーンとしました。
「サイレントエンジェル」を立ち上げ、幹枝さんや武本さん・三井さんの最後のお願いを叶えて、島田と時恵のわだかまりも取れて。
ここまでした和子さんには、テラちゃんや島田たちと楽しい最期を過ごしても罰が当たらないと思います。
ただ、1話~3話までがサスペンス調だったのが、4・5話はガラッと変わったのが気になりましたね~どっちかに統一しても良かったかもです。
巡礼というか過去と向き合う時間が必要だったのは島田と時恵で、死を意識して記憶も曖昧になりながら残していく者たちをどうにか繋ぎ合わせようとした三井の優しさに心が温かくなりました。
時恵はどうしても島田が憎いと言っていたけれど、自分が背中を押して息子とともに出掛けるように言ったことを悔いているようにしか見えなかったし、島田が息子に警察官として格好いい姿を見せたかったという本音を聞けなかったがためにずっと苦しんでいたのかなと思い、葬儀で二人が寄り添うことができて本当に良かったと感じました。
島田さん自身の過去を振り返るところが見ていてとてもつらかったです。息子にいいところを見せたかった、という本音がとても胸に響きました。奥さんがあなたを恨んでしまう、というのも考えるとつらい言葉です。恨んでも息子は帰ってこないのに。それでも夫婦として一緒にいるのはつらいんだろうなと感じました。それをきちんと見守るメンバーの目もとても優しくて見ていて心が温かくなりました。少し過去を乗り越えることができて良かったなと思いました。
今回は、今までの「スリリング・サスペンス」要素が消えてて「ハートフル」に感じました。
島田の元妻・時恵のお父さんからの依頼で、みんなで巡礼の旅にでましたが、和子まで一緒なのが「?」でしたが。
親として「格好いいところを見せたかった」って凄く分かります。結果としてそれが聖哉を死なせることになった島田ってずっと辛かったでしょう。
その過去の『棘』のように引っ掛かっていた部分が、お義父さんのお陰で取れた感じがして良かったです。
ラストで和子が救急車で運ばれていたので、和子の謎が来週明かされそうですね。
45年も前に聞いた作り方を思い出しながら作った爆弾だからそんな上手く爆発するのかという疑問はあったけど、爆発しないという確証もないのに武村を抱き抱えて離さなかった島田は亜花里の言う通り、死んでもいいと思っていたように感じました。
人の最後の願いを叶える財団法人というのは建前で佐藤が"あなたしか"と固執する島田が外に出て人と出逢い自分の過去と向き合うことが佐藤の最後の願いなのか、島田を巻き込んだ理由が他にあるのか裏があるような気がしてしまいました。
今回の依頼主の武村さんは戸籍がないホームレスなのかと思いきや、ものすごい過去を持っていてびっくりしました。それを探る過程にドキドキさせられました。まさか自宅の地下に爆弾部屋を抱えているとは驚きました。寡黙な人ほど何をやっているかわからないものですね。武村さんがどうしてそんな事件を起こしたのか、そして彼の小説にはどんな内容が描かれていたのか、をもっと掘り下げてみてみたかったなと感じました。今回は江口さんの歌が心に染みました。
いよいよ最後の願いを叶える『サイレント・エンジェル』が始動しましたが・・
脚本が端折られているのか、最初に島田が「気になる人がいる」と武村さんに繋がったのに違和感がありました。
「願いを叶える」と言っても、今回は見てて切なさが残りましたね~
『自分の価値が知りたかった』のかもしれない武村さん、せっかく書いた小説をけなされ、爆弾は嘘を教えられ・・
せめて少しくらい、良い思い出のシーンがあっても良かったと思いました。
「生活の柄」って歌は知らなかったですが、調べたら歌詞が武村さんや生活に困窮している人にぴったりでしたね。
幹枝が過去を振り返り、依頼解決かと思ったのに山本克美の一言で全てがパァに…。
組長に会うためだけに体を張った島田の頑張りは何だったんだと唖然としました。この人じゃないならこっちかもと他にも心当たりがあるなら先にそちらから調べれば、組長に会う必要はなかったのでは?と突っ込まずにはいられませんでした。
それにあんなに組長に会う前は帰ろう帰ろうと言っていたのに発作が出た幹枝を病院に戻すことなく、目的を叶えると決めた寺本の看護師としての心変わりにも驚きました。でも意識の戻った幹枝に息子だと嘘をついてほしいと頼んだことで、それでいいのかという思いはありながらも幹枝に無理をさせない決断だったのかとわかりホッとできました。
その後、山本が命の終わりが近い幹枝を想って嘘をついた事実には胸が締め付けられる思いでした。そして幹枝が寺本たちの優しさ受け入れ、山本の嘘を見抜いていたことがわかるラストには涙が溢れてしまいました。
まさに「そう来たか」って思わされました。
てっきり幹枝さんの息子は山岡先生だと思っていたので、山本組長は無いな、と。
島田から頼まれた山岡先生の『優しい嘘』は、幹枝さんの心にはあまり届いてない様に見えました。
なので、組長の『優しい嘘』って、もしかしたら幹枝さんは気が付いていたのかも、と思います。
そして和子の本当の目的が分かりましたね~
島田たちが『最後の願い』をかなえる為に、これから始動することになるとは予想外でした。
主演が江口洋介さんという情報だけで見始めたので江口さん演じる島田のキャラクターとタイトルのギャップに見る番組を間違えたかなと思いました。それに勝手に1話完結ものだと考えていたこともあって島田が体を張った末に幹枝と山本克己が顔を合わせてはい終わりという中途半端なラストに、嘘でしょと声が出てしまいました。
依頼人の賠償美津子さんをはじめ、ガン患者役が梶芽衣子さん、ヤクザの組長役に六平直政さんと出てくるキャストさんがとても豪華だったので続きは気になりますが、中地半端に繋げていく展開は続かないでほしいなと思いました。
実際にヨーロッパなどでは『最後の願い』を叶えてあげるボランティアがあると、ドラマを見て初めて知りました。
探偵の島田と助手の亜花里がどちらも優秀で素晴らしいです。
特に島田がちょっとくたびれているところが良いですね~渋くってかっこいい!
幹枝の願いを叶えるために出かけたら、急に「息子に会いたい」って・・絶対に最初からそのつもりだったな、と思いましたね。
気になるのが和子の存在です。
入院中に隣のベットだっただけで、300万も払って幹枝の『最後の願い』をどうして叶えてあげようとしているのか?
お金持ちの道楽とはとても思えないです。