女子的生活

ジェンダーレスなどが出る今の時代だからこそありそうな脚本だなと思います。女子のあるあるや、こういうやついるいるというような部分がたくさん出てきて、女目線はもちろん共感出来るところが多く男目線からも女性の気持ちがわかり楽しく見ることが出来ると思います。
わりと短めのドラマだったので、まだまだ続きが気になったりそれぞれの主人公のその後が見てみたくなります。

あえて完成度の低い女子を演出しているかのような志尊淳さんが、良かったと思います。きれいすぎるより、ちょっと残念な感じで、女性に憧れていたんだなということが、よく表れていました。見かけは男性が女装をしているだけですが、気持ちは本当の女性より女子らしく、かわいいところが多くて、見習わなければと思いました。

主人公のミキをはじめとした色々なタイプのトランスジェンダーの人たちがいるというのを再認識出来たし、どんな生活かを垣間見れた。何よりも、志尊淳がきれいで可愛らしい上に、時々吐く男や女の立場に立ったコメントが明け透けで面白かった。

身体は男性だが心は女性、トランスジェンダー小川みき役の志尊淳さんを初めて見てびっくりしました。まさにクール・ビューティーな女性そのもの、見事にハマっていました。脚本もよくできていて、特にみきが地元に帰った時の父と兄とのやりとりが感動的でした。一番好きなエピソードです。

志尊淳さんが、もともと好きだったのですが、ますます好きになりました。まさかＮＨＫでこんなドラマをやってくれるとは…と驚きましたが、いろいろな立場から見られる良いドラマだと思います。出演者のファッションも参考になるものが多いので、チェックしています。

トランスジェンダーの心情って、こんな感じなのかなぁと思いながら見ています。現実として交流したことがないので、これがリアルなのかどうかもわかりませんが、とにかく色んな角度から、深く物ごとを見ているんだなぁと思います。よく見るテレビの中のおねえさま方が、毒舌だけど核心ついてるコメントをされるのは、こういう背景があるからなのかな、と納得したり。
このドラマを見てて感じたのは、意外と男とか女とかのボーダーを引いてるのは、周りじゃなく本人なのでは？ということ。「男って単純で可愛いよね〜」というセリフや、男っぽいのがうつったとか、男ってこう、女はこう、という概念が強いような印象を受けました。それがいいとか悪いとかではないけど、女の私でもそこまでは考えなかったわ…というほど性に敏感。
いわゆるストレートの人の中には、後藤くんやミキの会社の人たちのように、男だから女だからじゃなくて、その人個人と関わろうとする人たちもいると思いますし、自分もそうでありたいと思います。そして社会全体がそうなればいいなと思います。ミキのお父さんがそう変化したように。
志尊淳くんのミキは、見た目も中身もとても可愛く、反面策士で毒も吐く、魅力的なキャラクターだと思います！

ずいぶんと社会的に受け入れられてきたとはいえまだまだ辛い思いはたくさんしているんだろうなと思いました。弱者っぽい、おとなしそうだからと攻撃してくる人はたくさんいるし、お兄ちゃんに自分の存在が家族を一生苦しめるなんて言われたら。子供の幸せを願わない親はいないとお父さんが言ってくれたのが涙涙でした。

もともとトランスジェンダーに興味があったので楽しみにしてました。みき役の志尊淳さんが凄くきれいでそれだけでも興味が持てました。
特に1話目が面白かったです。合コンの女子同士のやり取りと、悪のりした女子同士のゲームか見ててドキドキしました。
朝、黙ってホテルから出てきてしまったので付き合わなかったのかと思ったけど、2話目以降はみきの彼女として出てきてたのでやっぱり付き合ったのか！と思って安心？しました。
全4話？なので残念ですが、最後まで楽しみです。

主人公が性別的には「女子」でないのに、女子の生活を赤裸々に描いているのが凄い。
合コンのシーンでは、目の前に男子たちがいるのに、携帯のメッセージで「ありえない」とやりとりしたり。
あとは、主人公(小川)の先の見えない故の不安感も伝わってきて、私は知らない世界故に面白い。
あと、はじめはびっくりしつつも、小川に理解を示す、高校友人の後藤もいい味出してる。

ハッシュタグを使う演出やキラキラ女子特有のセリフまわしがどうにもダサかわいくて内心ツッコミを入れながら見てしまうドラマ。
2話では、かまって男のミニーさんをどう矯正していくのかと思ったら、まさか目覚めさせてしまうとはミキ恐るべし！！
男だからとか女だからとか関係なくミキのかっこよさに憧れてしまう回でした。

近年LGBTやセクシャルマイノリティーに対する世間の変化が必要とされる中で、このドラマのストーリーの濃さにとても引き込まれました。重いテーマを扱っているのに、コメディー仕立てで、とても楽しめました。
志尊淳さん演じるみきの明るさと女の子の中で違和感なく生活を楽しむ姿にホッとしつつ、家に転がり込んできた町田啓太さん演じる後藤くんというイケメンだけど普通の男子という設定の男どちらも魅力的でした。

ＬＧＢＴの主人公ではありますが、心は「女子」そのものだということを、観ている間中感じていました。
彼女のブログがフィーチャーされることで、いい方向に行くのかどうか、ちょっと不安になる展開がドキドキしてしまいます。

志尊淳さんの女装を見ているだけでも楽しいです。まず脚がとても綺麗です。顔も本当の女性より綺麗でした。アパレル業界勤務という設定なので、ファッションもおしゃれです。話の内容的にも、トランスジェンダーを隠すとか悩むとかではなく、公表した上で生きているところが新しいと思いました。小柴風花さんの、ほっこりなのにしたたかなキャラクターも良かったです。